前回に引き続き、鈴鹿ブレインヴィレッジの話題です。
耕作放棄地を開墾して生産されたサツマイモを活用して、食用だけでなく、エネルギー源としても活用しようという今回のプロジェクトです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/41e0c8ffaed0f709dbc9d1022160273d.jpg)
(写真は6月2日時の説明ボードです)
例として、食用に適しにくいイモについて、スライスしてチップ化し、それを燃料にするということで、そこから熱を電気に変換することが提示されています。そうすれば、理論上カーボンフリーの燃料になるので、地球温暖化に対しては問題はすくないということで考えられます。
現在は、どのくらいのチップの量で、どのくらいの熱量を出すことができるのかなどを調べていくということでしたので、それが進めば多様な活用法が検討されるのではないかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/90/25d5060e9e42760d6ef0343666a53a95.jpg)
(当日展示されていた芋チップを燃やす窯です)
また、今回のイモ生産では、焼酎の生産も考えられているとのことで、それを考えると大人の燃料としてだけではなくて、燃料用エタノールとして活用することや、醸造段階の残渣を燃料や家畜の餌などに活用することはできないかなどの広がりもあるかもしれません。ただこの場合は、醸造と蒸留をするための施設が、鈴鹿市内にあることが必要なのではないかと考えますが。。。初期段階では、委託ということでいいのでしょう。
大切なのは、関心を持ち、どう活用するのか、みんなで知恵や意見を出しあっていく過程だと思います。
バイオ燃料つながりではBDF(バイオディーゼル燃料)について、三重バイオ燃料普及協議会さんが数年前からてんぷら油(植物油)の回収とBDF生産に取り組まれています。
三重バイオ燃料普及協議会 = http://www.earth-friendly-mie.jp/
BDFは軽油とほぼ同じように使える燃料で、ドイツをはじめとしたヨーロッパでの活用が広まっています。ただ、今のところ国内では法律の関係上、自己責任で使う以外は軽油に最大20%混合する形でしか販売することができず、協議会さんのほうでも出口の活用に困られていると聞きます。新型のエンジンなどでは利用しにくいと聞きますが、農作業用の機械などではどうなのかと考えるところです。
ちなみに、6月2日の際は大型の発電機を持ってこられていましたが、いわゆるディーゼル排ガス臭さを感じることはありませんでした。
BDFについては京都の市バスでの実証実験や、菜の花プロジェクトhttp://www.nanohana.gr.jp/
のような取り組みが全国に広がっていますから、こちらも耕作放棄地との関連などから参考になる事例だと思います。
一見すると、別々の取り組みのようですが、バイオマスというくくりで考えれば、どちらも同じ流れの中にあるものですから、自治体として考えるときは、やはり、どのような形でそれぞれをつなぐことができるのかということを、現場の方々も含めて考え、議論し、本格事業としてだけではなく、どんどん実験的に検討すればいいのではないかと思います。
他の件で市職員の方と話していた時に、「失敗をすると議会さんのほうから追及される」というようなこと聞きましたが、真剣にまちのことを思い、議会も含めてですが、いろいろな人たちと議論して考えられた企画について、少しの失敗で責める考えは私にはありません。逆に、そのような企画であれば、失敗も含めてシェアする気持ちになります。
しかし、失敗やリスクを恐れるばかり萎縮した政策になってしまい、議論して改善するよりも、殻にこもるようなことになることはするべきではないと思います。萎縮した結果、まちが活気づかないほうが、市民にとって大きなマイナスになるのではないでしょうか。その場合、いくら失敗は小さく見えても、本質的には大きな問題と思います。
話はそれましたが、ごみ焼却からも発電し実際のところは売電しているということから考えても、バイオ燃料の取り組みについて、そのような観点から考えられないかということがありますし、ハウス栽培での燃料として、農業全般での活用を考えて、自治体として支援するということがあってもよいのではないかと思います。
耕作放棄地を開墾して生産されたサツマイモを活用して、食用だけでなく、エネルギー源としても活用しようという今回のプロジェクトです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/41e0c8ffaed0f709dbc9d1022160273d.jpg)
(写真は6月2日時の説明ボードです)
例として、食用に適しにくいイモについて、スライスしてチップ化し、それを燃料にするということで、そこから熱を電気に変換することが提示されています。そうすれば、理論上カーボンフリーの燃料になるので、地球温暖化に対しては問題はすくないということで考えられます。
現在は、どのくらいのチップの量で、どのくらいの熱量を出すことができるのかなどを調べていくということでしたので、それが進めば多様な活用法が検討されるのではないかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/90/25d5060e9e42760d6ef0343666a53a95.jpg)
(当日展示されていた芋チップを燃やす窯です)
また、今回のイモ生産では、焼酎の生産も考えられているとのことで、それを考えると大人の燃料としてだけではなくて、燃料用エタノールとして活用することや、醸造段階の残渣を燃料や家畜の餌などに活用することはできないかなどの広がりもあるかもしれません。ただこの場合は、醸造と蒸留をするための施設が、鈴鹿市内にあることが必要なのではないかと考えますが。。。初期段階では、委託ということでいいのでしょう。
大切なのは、関心を持ち、どう活用するのか、みんなで知恵や意見を出しあっていく過程だと思います。
バイオ燃料つながりではBDF(バイオディーゼル燃料)について、三重バイオ燃料普及協議会さんが数年前からてんぷら油(植物油)の回収とBDF生産に取り組まれています。
三重バイオ燃料普及協議会 = http://www.earth-friendly-mie.jp/
BDFは軽油とほぼ同じように使える燃料で、ドイツをはじめとしたヨーロッパでの活用が広まっています。ただ、今のところ国内では法律の関係上、自己責任で使う以外は軽油に最大20%混合する形でしか販売することができず、協議会さんのほうでも出口の活用に困られていると聞きます。新型のエンジンなどでは利用しにくいと聞きますが、農作業用の機械などではどうなのかと考えるところです。
ちなみに、6月2日の際は大型の発電機を持ってこられていましたが、いわゆるディーゼル排ガス臭さを感じることはありませんでした。
BDFについては京都の市バスでの実証実験や、菜の花プロジェクトhttp://www.nanohana.gr.jp/
のような取り組みが全国に広がっていますから、こちらも耕作放棄地との関連などから参考になる事例だと思います。
一見すると、別々の取り組みのようですが、バイオマスというくくりで考えれば、どちらも同じ流れの中にあるものですから、自治体として考えるときは、やはり、どのような形でそれぞれをつなぐことができるのかということを、現場の方々も含めて考え、議論し、本格事業としてだけではなく、どんどん実験的に検討すればいいのではないかと思います。
他の件で市職員の方と話していた時に、「失敗をすると議会さんのほうから追及される」というようなこと聞きましたが、真剣にまちのことを思い、議会も含めてですが、いろいろな人たちと議論して考えられた企画について、少しの失敗で責める考えは私にはありません。逆に、そのような企画であれば、失敗も含めてシェアする気持ちになります。
しかし、失敗やリスクを恐れるばかり萎縮した政策になってしまい、議論して改善するよりも、殻にこもるようなことになることはするべきではないと思います。萎縮した結果、まちが活気づかないほうが、市民にとって大きなマイナスになるのではないでしょうか。その場合、いくら失敗は小さく見えても、本質的には大きな問題と思います。
話はそれましたが、ごみ焼却からも発電し実際のところは売電しているということから考えても、バイオ燃料の取り組みについて、そのような観点から考えられないかということがありますし、ハウス栽培での燃料として、農業全般での活用を考えて、自治体として支援するということがあってもよいのではないかと思います。