鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

型紙のことを考える

2014年08月29日 23時24分09秒 | Weblog
そういえば、先だっての子安観音さんでのお迎え法会の際、伝統産業会館で六谷泰英さんが伊勢型紙で彫られた弘法大師様の姿と般若心経を美濃和紙に転写する行事があり実際にやってみました。

これほど大きなものではなくしおり程度の大きさで、しかもデザインももっと容易なもので伊勢型紙を彫ることはあるのですが、その型紙を使って転写する作業はなかなか経験することがなく、自分でも新しい経験でした。
もちろん、作業は単なる転写だけではなく、きちんとお経を読むことなども入っており、作業自体がありがたいものでした。

19日から21日までの日程で鈴鹿市伝統産業会館を中心の会場として、伊勢型紙をテーマにしたi-clubが開かれていたのですが、白子高校から4人、いなべ総合学園高校から2人の生徒さんが参加し、伊勢型紙をテーマにしたイノベーション教育に取り組む事業にも微力ながら協力させて頂いていました。
■i-club(ホームページ)


この写真は、一日目の作業の様子。型紙について「気づく」取り組みの様子です。参加していた高校生の学生さんたちは、このような作業と合宿形式の経験をする中で、日に日に変わっていく様子が見て取れました。


このように自分たちの班ごとの活動を共有発表しながら、


最後は自分たちのアイディアをまとめ、一般の傍聴者もいる中で発表するという作業に。彼らのアイディアは型紙を活かしたカレンダーだったのですが、会場からの質問にもきちんと答えられるくらいに自分たちで取り組んでいたことがよくわかりました。

今年の夏はこのように、伊勢型紙についていろいろと取り組むことが多かったのですが、その過程の中で、自分自身もあらためて多くのことを学びましたし、気づきも得られました。

というところで冒頭の作業に戻るのですが、これからの鈴鹿市における型紙の取りくみを考えるとき、やはり、道具として伊勢型紙を使うことを意識した取組を取り入れることが大切だと思います。そのためには染めの部分などについても、市内で取り組むことを広げるなどもあるかもしれません。

鈴鹿に暮らす私たちは、あまりにも近い存在だからこそ“ 伊勢型紙はこういうものだ ”という固定観念を持ってしまっているかもしれません。技術を生かした工芸品としての伊勢型紙のイメージが強い部分がありますが、私たち自身も、染型という道具としての伊勢型紙のあり方にも目を向け考えることが、今だからこそ大切だと思います。
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議会定数について

2014年08月29日 08時59分25秒 | Weblog
8月25日の議会改革特別委員会で、前年度、削減と現状維持の両論併記とされていた鈴鹿市議会の議員定数について、今年度の委員会としては現状の定数維持という方向でまとめるということになりました。

私の所属する会派 すずか倶楽部では私と鈴木議員が委員として出席、「社会情勢の変化や、行財政改革の動きがあることも勘案しながら定数減、報酬について大幅な定数削減の際は増額の検討もありだが、定数削減幅が小さければ現状維持、定数削減により生まれる財源を議会事務局の充実にあてる。」という方向性で、定数は削減の立場をとりました。
残りの委員の意見は要約ですがおおよそ以下の通りです。

*****************

「・市民の意見を聞く、現状維持。」
「・定数と報酬について現状維持。」
「・報酬と定数について、結論は明確に出ていない。第三者機関に答申を求めてはどうかという意見でまとまった。委託してはどうか。」
「・現状維持。委員会のあり方として、特別委員会で行う場合は一致しない場合は現行通りということで、わかれる場合は賛否は取らなくてよいのでは。」
「・定数について、現状維持。いろいろな立場の人が出る間口が広がることがよい。報酬は意見が不一致、いろいろな立場のところに議員がたっていることがふさわしくて、職業的な議員はいらないから報酬は下げるベきだという意見と、現状維持という話。」
「・通年制を念頭に定数は現状、報酬大幅アップ。」
「・現状維持。定数削減であれば報酬アップということであったが、報酬アップは市民の理解が得られるかわからない。」

■結果・・・議員定数、議員報酬ともに現状維持という結論で今回の特別委員会のまとめとする。

*****************

会議では、同僚の鈴木純議員から「採決をとらずに、現状維持とするのか。市民にわかりやすいということで、採決を取りわかりやすくすべきでは。」という意見が出されましたが、他の委員から「特別委員会では意見が分かれた場合は、採決をとらないということで進めてきているルールがあり、それで行くべきではないか。」という意見があり、今回の特別委員会では採決ではなく、意見の大勢が現状維持ということで、委員会の意見とするということになりました。


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