鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

地方政治のキーパーソン

2014年10月28日 22時05分20秒 | Weblog
先日、知り合いの方からお誘いをいただき、
鈴木英敬知事の話をお聞きする機会がありました。
話の内容は、三重県におけるスポーツと、三重県が直面している人口減少についてでした。
非常にわかりやすく話され、かつ、その場にいた方々に訴える内容でした。
自分としては、やはり人口減少についての話がツボで、
人口減少のスピードをたとえを入れながら話されたのはさすがと思いました。
そしてその課題に向かうのはどの世代か、
力になっていくのはどのような人たちなのかという話をされたことは、
自分としても言葉にしていなかった部分で気づきがありました。
知事になるまでの流れは流れとして、
やはり鈴木知事は、今の地方政治のキーパーソンの一人だと思います。
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学校図書館のICT環境について

2014年10月28日 13時12分08秒 | Weblog
昨日、9月議会での討論と文教環境委員会の懇談を踏まえて、教育指導課に学校図書館のICT環境整備についての考えを聞きに行きました。結論としては、検討はしているということでしたが、平成27年度予算に計上されるかは微妙なところのようです。説明を聞いていたところ、学校図書館へのインターネットの接続環境がケーブル1本だけのものであり、そのままではタブレットなどを接続することを考えたときに不十分であるから、その点について検討を行っているためということでした。
窓口で聞いていただけなので、深くまで話はしませんでしたが、良くいえば慎重すぎてちょっとずれていると感じました。
今、鈴鹿市内の学校図書館にはICT環境がほとんど整備されていません。図書館そのものが情報発信や収集の拠点となるべき時に、そのことに対応できる環境がないことは、生徒の学びにとってマイナスでしかないはずです。ということは、タブレットの導入による通信負担を考える前に、今ある設備を活用して学校図書館のICT環境を整備することを早期に推進すべきはずです。どうもそのような観点が弱いように感じました。

教員1人1台のパソコンもタブレットを導入しての教育も、これから先を考えるとき大切なことだと思います。
しかし、学校図書館のICT環境を整備することは、生徒にとってより大きな意味があると考えます。

ネット環境で言えば、今の回線をルーターで分岐させて窓口用に1台、生徒の閲覧用に2台程度使用できるようにすることからでいいのではないかと思います。
先日の懇談でも、教職員の方々が調べ物をするときにパソコン室にネット環境があるため、学校図書館ではなくパソコン室を利用することが多いという話がありました。このことは、学校図書館の位置づけからすれば大きな課題であるはずです。というのは、先生方が調べ学習などを進めようとするとき、ネットの情報と学校図書館の蔵書状況をリアルタイムでリンクさせることが難しいからです。つまり、生徒にとっても調べ学習のために学校図書館が使いづらい状況ではないかという音が容易に想像できるはずです。
そのことの改善を第一に考えれば、推進する根拠はありこそすれ、慎重になりすぎる要素はないでしょう。ネット環境については、教職員パソコンを導入する際にどのみち必要になることですから、学校図書館を別に考えることもないはずです。

次に調べ学習と関連して、先だっても触れましたが、電子黒板、ワープロソフトや表計算ソフトそしてプレゼンソフトと、できれば描画ソフトや画像編集ソフトも導入し、調べ学習や課題探求学習と発表に活用できる環境をつくるべきです。ホームページ作成ソフトも入っていいかもしれません。
もちろん、発表資料をつくるという作業のためには、パソコンを使う前に手書きなどで資料を作成するという準備の授業の充実が必要だと思いますし、手書きでの作成そのものを否定するのでもありません。しかし、作成した資料を使って発表したりするということは、今の世の中、かなりの場面で日常化していることだと思います。また、この点に関しては、生徒の活動はもちろんなのですが、今後ICTを活用した授業展開を考えるとき、教職員の方々の授業用資料の作成や、電子黒板を利用した授業内容の確認などでも利用できることが考えられます。ソフトに関しては、このような用途を考えたときに必要と考えられるものです。
このことについても生徒の立場から考えれば、学習活動の充実の観点から早急に取り組むべきことだと思います。逆に言えば、環境を整備して教育活動につなげないほうが、鈴鹿の教育にとって課題ではないかと思います。

導入に関して、中学校10校、小学校30校の学校図書館の整備ということになりますが、デスクトップパソコン3台とA3印刷可能なプリンタ2台、ワープロソフトや表計算ソフトそしてプレゼンソフト、電子黒板(プロジェクターもありか)という構成で考えて、機器の導入に関してのコストは補助金などを考慮に入れなくても財政調整基金から十分に対応できる金額と考えます。ランニングコストに関しては、教育の充実のために増額となっても妥当な部分と考えます。

しかし、このような学校図書館のICT環境の充実は、機器の導入でよしとするものではなく、あくまで生徒の教育を充実するためであり、授業で活用する手法などを研究するべきとも思います。子ども議会を定例で開催することや、授業参観にあてる日のうち1日を子どもたちの研究発表プレゼンにあてるなども考えられるでしょう。このような場面に、大学生の支援を求めることがあれば、鈴鹿の教育が魅力的になるのではないかと思います。
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