昨日は白子から寺家にかけて行われていた事業「匠の里」に行っていました。伝統産業会館に車を停め白子方面までぐるっと歩き、伊勢型紙資料館や伊勢型紙職人の方のところを見て回っていました。資料館では若松地区でも過去には多くの職人の方々がいらっしゃったことをお聞きしたり、伝統産業会館では産業振興部長と少し懇談をしたりしていました。
そんな中、伊勢型紙職人で道具彫りをされている今坂千秋さんのところにお伺いしていろいろとお話を聞いているとき、ある道具が気になりました。
なにかというと、この写真の中央にある文鎮のような道具、これは道具彫りに使用する道具を職人の方が自ら作るために使用するものです。この型を使い、薄い鋼からたがねを使って形作っていくということで、非常に重要と言えるものです。
この道具のことをお聞きしていると、この道具を手に入れるだけでもかなりの苦労が今の時代にあることがわかりました。同じように作っても火入れの具合で、すぐに型の角などが丸まってしまい使い物にならないとのことでした。また、道具彫りの道具を作るための鋼も最近はよいものが手に入れにくいとのことで、ものづくりのまち鈴鹿として考える点があると思いました。
また、伊勢型紙に使う柿渋を使った和紙も、染めの道具として用いることに適したものが手に入れにくいということで、もともとの美濃和紙だけでなく他の産地のものを使ったりすることもあるとのことでした。
このようなことをお聞きしていると、鈴鹿の文化と伝統産業としての伊勢型紙を持続的に継承していくためには、伊勢型紙で作られるものだけでなく、伊勢型紙と関係する道具などにも考えを広げることが大切なのだと思いました。
職人の方々や業者の方々といった民間だけでなく、生活文化が変化している現在、関連の自治体との連携などの形で鈴鹿市のかかわりを考え直すことも必要だと感じました。
そんな中、伊勢型紙職人で道具彫りをされている今坂千秋さんのところにお伺いしていろいろとお話を聞いているとき、ある道具が気になりました。
なにかというと、この写真の中央にある文鎮のような道具、これは道具彫りに使用する道具を職人の方が自ら作るために使用するものです。この型を使い、薄い鋼からたがねを使って形作っていくということで、非常に重要と言えるものです。
この道具のことをお聞きしていると、この道具を手に入れるだけでもかなりの苦労が今の時代にあることがわかりました。同じように作っても火入れの具合で、すぐに型の角などが丸まってしまい使い物にならないとのことでした。また、道具彫りの道具を作るための鋼も最近はよいものが手に入れにくいとのことで、ものづくりのまち鈴鹿として考える点があると思いました。
また、伊勢型紙に使う柿渋を使った和紙も、染めの道具として用いることに適したものが手に入れにくいということで、もともとの美濃和紙だけでなく他の産地のものを使ったりすることもあるとのことでした。
このようなことをお聞きしていると、鈴鹿の文化と伝統産業としての伊勢型紙を持続的に継承していくためには、伊勢型紙で作られるものだけでなく、伊勢型紙と関係する道具などにも考えを広げることが大切なのだと思いました。
職人の方々や業者の方々といった民間だけでなく、生活文化が変化している現在、関連の自治体との連携などの形で鈴鹿市のかかわりを考え直すことも必要だと感じました。