鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

審議を傍聴していて

2014年11月15日 08時09分57秒 | Weblog
昨日、総務委員会が開催され、継続審査となっていた「請願第3号 集団的自衛権行使のための立法措置を行わないことを求める意見書に関する請願書」と「請願第4号 特定秘密保護法の施行延期を求める意見書採択に関する請願書」、そして「請願第9号 鈴鹿市議会議員の定数削減を求める請願書」の請願3件が審査されました。
結果は、請願3号は賛成2人反対5人で、4号については賛成1人と反対6人で不採択なりました。
請願9号は継続審査に賛成5人反対2人で継続審査となりました。

請願9号の審査で、若干気になった点がありました。
委員の中から「前回も請願者が来ていないため意見を聞きたい」という主旨の発言があったのですが、実際は前回の審査の際、委員会の場には請願の紹介議員も請願者も傍聴としてその場にいました。ただ、請願提出側からの意見陳述の要請も行っていなかったことと、総務委員会側からも説明を求められなかったため、当日の発言として残っていなかったというところが正しい状況ではないかと思います。それと前回の委員会では、参考人招致の話は出ていませんでした。
そのことを踏まえての発言だったのかという点が気になったということです。


今回のことから、請願について請願者と紹介議員が個人として議会の動きにアクセスすることも大切とは思いますが、請願の審査にあたっては紹介議員からの説明を必須とするということや、審査日程を請願者に伝えることはもちろん公に告知するということについて、議会として改善を加えることを検討して良いと思います。
また委員会の審議内容や議題について、委員会に所属していない議員には現在のところ伝えられていませんが、この点についても、すべての委員会の日程と内容を、会派を通じてということではなく、議会事務局からすべての議員に同時発信という形に改善する方がよいのではないかと考えます。
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いろいろな視点から考えては

2014年11月15日 07時26分48秒 | Weblog
目の前に見える社会的課題に対して、
問題だ課題だと叫ぶことばかりになってしまって、
本質の議論を省いていないだろうかと思います。
課題に対して一方向からの見方だけでは、
課題は解決しないのではないでしょうか、
同じことを繰り返すのではないでしょうか。
遠回りでも課題について引いた視点から多くの原因を考えてみること、
それを一覧に並べて考えることが必要だと思います。
本来は議会がその場として機能することが大切なのだと思います。

たとえば子育ての課題について、少子化、高齢化、人口減少の世の中で、
なぜその課題が起こっているのかを考えることは大切だと思います。
産まれてくる子供の数より高齢者が圧倒的に多い時代でなぜ子育ての負担が多いのか、
いろいろな可能性や要素を考えるべきだと思います。
現役世代が減り高齢者が増加することで、現役世代の負担が増えることは事実でしょうが、
逆から考えると、現役世代を支えることを高齢者もできるはずでしょう。
なぜ子供より大人が多い世の中で子育てが息苦しいのか、
自分の親との関係も含め考えてみてよいのではないでしょうか。

ともかく、課題のことに熱心に取り組むことや、
課題について熱弁を振るう人がいることも大事ですが、
少し引いたところから課題のことを考える人がいることも、
同じくらい課題の解決には大事だと思います。
ひとつの答えがすべてではなくて、
一番よいだろうと思う選択をしていると考えれば、
他の選択肢の中にある可能性を活かすこともできるはずだと思います。




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