日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

ヨーロッパは低賃金につられ移民を導入し文化と国を分裂させた。

2018-10-30 10:11:35 | EU

28日の独地方選で大敗を喫したキリスト教民主同盟を率いるメルケル独首相が29日、2021年の任期満了をもって首相の職を退くと記者会見で発表した。


今年12月の党首選に出馬しない意向も明らかにした。 ドイツでは、中道派の主要党がいずれも有権者の支持を失い、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」と、左派「緑の党」がそれぞれ全国的に支持を伸ばしている。


ドイツをはじめとするヨーロッパの先進諸国は人道的立場から移民を許容したかのように主張しているが、実際のところは移民のもたらす低賃金労働に惹かれて移民を容認したにすぎない。 そのことを何よりも身にしみて知っているのは、これらの国の若者や低賃金で働かざるを得ない労働者である。


彼らの仕事がより低賃金で働く移民労働者に奪われ。彼らの労働の価値は年々低下している。 また、多数流れ込んできた言葉も話せない異教徒の移民により、職を奪われるだけでなく、彼らが依拠してきたヨーロッパのよき伝統が壊されていく。


移民による低賃金労働者の増加で利益を得るのはグローバル企業だけであり、労働者にとって移民は職を奪う競争相手にすぎない。 また、伝統的な地域コミュニティにとっては移民は異分子であり、伝統的な地域文化の破壊者である。 政府がどんなに人道を強調しても、それは多くの労働者や市民にとってはきれいごとにすぎず、自分の生活を直接脅かす脅威の前では、人道的配慮などは二の次である。


ヨーロッパで反移民感情が高まり、それが政治勢力として大きな力を持つのは必然である。理想では肌で感じる生活実感には勝てない。


ドイツでメルケルがやめるのは必然であり、今後ヨーロッパでは純血主義や伝統主義が大きな勢力としてヨーロッパを席巻することは間違いない。


日本も低賃金労働につられ、何の将来構想もないまま外国人労働者を増やせば、ヨーロッパの混乱の後を追うことになる。 はげみになりますので、クリックをお願いします

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ヨーロッパでテロが発生するのは必然

2017-05-24 10:33:29 | EU
イギリス中部マンチェスターのコンサート会場で22日午後10時30分爆弾テロが発生し、警察発表によると、22人が死亡、59人が負傷した。


フランスやドイツ、ベルギー等ヨーロッパではテロ事件が相次いでいる。テロの旅にイスラム国は存在をアピールしているが、別にイスラム国ガヨーロッパのテロの温床というわけではない。


ヨーロッパでテロが多発するのは、ヨーロッパが国民が共有できるアイデンティティーを失っているからにほかならない。

かってヨーロッパはキリスト教、民主主義、資本主義、ヒューマニズムという共通のアイデンティティーを住民全員が共有していた。

ヨーロッパでは人間の平等や人権、ヒューマニズムや博愛、動物愛護、環境第一主義といった理想主義が多くの国民の支持を受けてきた。

その前提としてあったのが豊かなヨーロッパであった。植民地時代に世界から収奪した富により、ヨーロッパでは国は豊かであり、国民もまたその豊かさを享受することが可能であった。

しかし、その前提は失われつつある。グローバル資本主義と理想主義がもたらした大量の移民の存在により、キリスト教的なヨーロッパの価値観は国民共通の価値観ではなくなってしまった。

また、移民流入による失業問題と賃金の二極化により、理想主義的なヨーロッパを支えてきた中産階級は没落しつつあり、建前としての平等よりも本音としての差別の方が、より多く国民を捕えつつある。

中東や貧困ヨーロッパからの移民及びその子供は、日々受ける差別と低賃金による生活苦で社会に大きな不満を抱くことになる。

一方でネイティブのヨーロッパ人は移民のせいで仕事を失うか低賃金労働に甘んじざるをえない現状に大きな不満を抱いている。

ヨーロッパでは社会が経済的にも宗教的にも分裂しており、その差はますます拡大する方向に動いている。この状態が続いている限り国民の不満は増加し続け、海外からではなく国内からテロリストを輩出し続けることになる。
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イタリア国民投票に見る、格差拡大で建前のきれいごとを維持できなくなったヨーロッパ社会

2016-12-05 10:00:30 | EU
第二次大戦後続いた人類の幸せな時代が終わりつつある。共産主義に対する対抗策して生まれた修正資本主義は戦後の欧米社会と日本に空前の幸せな社会をもたらしていた。

修正資本主義の時代には労働者は中産階級となり、企業はその中産階級相手に大量生産した商品を販売することで多額の利益を得ることができた。

その結果、豊かになり余裕のある国民は理想を求め、特に欧州において平等や人道主義、動物愛護、死刑廃止等々の様々なきれいごとの建前が社会のあるべき姿として幅をきかせてきた。

しかし、ソ連の崩壊による共産主義の衰退と同時に、資本主義は修正主義の時代からグローバル資本主義に変質を始めた。

グローバル資本主義においては、企業は国家の制約を離れ、賃金の安いところで雇用生産し、購買力のあるところで販売し、税金の安いところに拠点を設けている。

修正資本主義においては、労働者と顧客は同じ層であり、賃金を上げることは売り上げの増加に結びつくことが多かった。しかし、グローバル資本主義においては労働者と顧客は別物であり、賃金は安いことがベストであり、企業側に賃上げの必要性は何もない。

結果的に賃金の安い新興国での雇用が増え、先進国で生産する場合でも雇用は移民や非正規労働者等の低賃金労働者で賄われる。

その結果、先進国では失業率が増大し、国民は大金持ちと、貧困層に二極化し年々その格差が拡大している。

移民との雇用競争と貧困化がEU内での移民排斥運動の原動力となっている。衣食住に満足していてこその理想主義であるが、貧困化による不満拡大により、建前としての理想主義はその価値を失いつつある。

かって敗戦国ドイツで発生したユダヤ人排斥とナチス運動は、今度はヨーロッパ全域に拡大しEUの崩壊、移民排斥と極右政権の拡大という形で現れる可能性は否定できない。


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中東難民は現在の民族大移動、人道の建前に固執するとヨーロッパ文明は滅びる。

2016-10-27 10:37:12 | EU
ヨーロッパが難民問題で揺れている。シリアに代表される中東・北アフリカの政治的混乱で多くの難民がヨーロッパに押し寄せている。

当初は人道的見地から無条件で難民受け入れをしてきたヨーロッパ各国も、多くの難民の入国による混乱から難民に対する対応が変わりつつある。

100万人以上の難民がヨーロッパに達し、さらに多くの難民がヨーロッパを目指している。これはまさにローマを滅ぼした民族大移動をほうふつとさせる。彼らもまたフン族により故郷を奪われた難民であった。

違いは当時はまとまった部族として移動してきたのに対し、現在は個人として移動していることにある。

しかし、中東難民はそもそもヨーロッパ文明とは相いれない。彼らはキリスト教ではなくイスラム教を信仰し民主主義の経験もない。

彼らがヨーロッパに定着しても彼らがヨーロッパ人になることはない。ヨーロッパ内部に異質なイスラム社会を形成するだけである。

難民の方が圧倒的に出生数が多いことから、しだいに難民の比率が高くなり深刻な対立が生まれることは想像に難くない。

人道主義はヨーロッパの最も重要な建前であるが、無制限に難民を受け入れていけば、かってローマ文明が過去の存在になったように、現在ヨーロッパ文明はいずれ地上から消え去ることになるたろう。
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