日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

今日本人が学ぶべきは西郷ではなく大久保利通(2018年の大河が西郷隆盛らしい)

2016-08-31 09:58:17 | 歴史
「2018年の大河は『西郷隆盛』に内定した」という情
報が駆け巡っている。

西郷については過去に何度もドラマ等でとりあげられ
ているが、今の日本を取り巻く世界や社会情勢を考え
る時、明治維新を題材として取り上げるべき人物は西
郷ではなく大久保である。

過去のドラマでは西郷の魅力については様々語られる
が、それは具体的な行動によって裏付けられたものと
いうよりは、西郷伝説に沿った一種神がかった西郷の
魅力に帰されることが多く、現在日本人の参考にはな
らない。

また、明治維新後の鹿児島への帰国、征韓論争での敗
北と鹿児島への下野、西南戦争への参加と敗北等、ど
れをとっても戦略的には大失敗であり、あまりにレベル
が低く反面教師としても学ぶべき点はない。

どうしても西郷をドラマ化するなら、伝説的な君子として
の西郷ではなく、相楽総三を利用し江戸焼打をし、後に
相楽をニセ官軍として処刑した、権謀術策家としての実
際の西郷について描くべきである。

実際のところ明治維新を描くなら西郷ではなく大久保を
主人公にすべきである。

大久保は何もないところから、自らの力で権力者久光を
改革運動に巻き込み、藩を動かし、西郷や小松と協力し
討幕を実現しただけでなく、明治政府を指導し日本をア
ジアで唯一の工業国となる礎を築いた。

大久保の人を動かす説得力・行動・謀略、新しい改革を
実施する為の組織構築力・決断力・行動力、危機的外
交側面での胆力・決断・行動はどれ一つをとっても今の
日本の政治家に欠けているものであり、今の時代が必
要としているものは明らかに西郷ではなく、大久保であ
る。

西郷は過大評価されてきたが、大久保はその功績の割
には大衆的には過小評価されてきた。

NHKが今回幕末・明治をドラマ化するのであれば、西郷
ではなく大久保であるべきだ。

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