日本の安全にとって最も危険な国は中国ではなく北朝鮮である。軍事的には中国の方がはるかに脅威であるが、これらの国と日本の間には貿易や投資等で経済的に密接な関係がある。
輸出入で見ると、中国にとって日本は輸出相手国としては6.8%、輸入相手国としては8.3%を占めている。金額的には輸出では14百億ドル、輸入では13百億ドルに達する。また、日本への投資も20百億円程度にたっしている。日中が戦争状態になればこれがなくなり、互いの経済に大きな悪影響を与える。
少なくとも、これだけの損失を覚悟してからでないと互いに戦争はできないことになる。両国の経済関係が相互依存的になればなるほど、心情的には互いに不信感があり、領土等での対立があっても戦争にまでは至らない。
一方北朝鮮との関係においては、貿易面でも投資面でも利害関係という面ではほとんどない。
つまり、両国間には経済的な歯止めは存在しないと言える。これは危険な状況である。
輸出入で見ると、中国にとって日本は輸出相手国としては6.8%、輸入相手国としては8.3%を占めている。金額的には輸出では14百億ドル、輸入では13百億ドルに達する。また、日本への投資も20百億円程度にたっしている。日中が戦争状態になればこれがなくなり、互いの経済に大きな悪影響を与える。
少なくとも、これだけの損失を覚悟してからでないと互いに戦争はできないことになる。両国の経済関係が相互依存的になればなるほど、心情的には互いに不信感があり、領土等での対立があっても戦争にまでは至らない。
一方北朝鮮との関係においては、貿易面でも投資面でも利害関係という面ではほとんどない。
つまり、両国間には経済的な歯止めは存在しないと言える。これは危険な状況である。