Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

iPhon Style3. iPhone13proの試写2.

2022年02月02日 | Kyoto city

 

 トップ画像は、ポートレートモードだ。背景がボケる事が必要だが、ちゃんとボケてくれる。このモードは焦点距離77mmにほぼ固定され、光学レンズの85mmとか90mmの画角だ。結構使える機能である。

 2番眼の画像は、焦点距離最大、つまりデジタルズームの最大値が406mmなのだろう。当然描写は無理がある。こういうときはphotoshopで大いに修正すればよい。まあそれでも画像は荒れているけど、ブログアップが640dpiなのでこれでよいか。

 3,4番目の画像は望遠レンズで撮影した。単焦点レンズとはいえ、操作性はズームレンズと一緒だ。

 つまり高画素のデジタル一眼レフで撮影したから、ブログには最高画素でアップさせたいというのが人情だが、デジタルでは適切な方法とはいえない。最高ではなく、最適画素数で十分。goo blogでは640万画素をお勧めている理由がわかる。

 「重厚長大」という言葉が昭和の頃にあった。本来重化学工業の特質を言い表す言葉だったが、どっしりとして大きいさま、重く厚く、長く大きい意味から。物や人の性格などについていう(三省堂新明解四字熟語辞典)、と定義がある。

 この四字熟語はIT分野で用いられることではなかったが、最近adobe系ソフトをみると次第に多様な使い方ができるように進化してきために、データ量が重くなってきた。これも重厚長大化現象とみてよい。

 そのためにPCも処理能力の高さが求められて進化している。こうした現象をみれば、パソコン関係も重厚長大化現象があり得る。

 重厚長大化の典型例は撮影データである。機材の高画素化にともない1枚の画像データ量が大きくなってきた。だがそんな高画素撮影画像を豪華写真集でも出すなら必要な仕様だが、一般的な私達は何処で使うのだろうか?。

 そうであれば、特段高画素である必要はない。iPhone13proの1200万画素で十分。その方がデータか軽く取り回しやすく、そして共同研究の場面では共有しやすい。そんな軽いデータでも学術論文では十分な仕様である。データを軽くし軽薄短小で正解。

 最初にiPhone13proを見たとき、何を3つの単焦点レンズつけてアホなことを・・・、と思っていたら操作性は写真のズームレンズの比ではなく、画面上を指をひろげるだけで、超広角から望遠までシームレスに変えられる便利さになれると、写真のズームレンズとかボタンをつっつく気分ではない。

 

京都市

1)ISO320, 焦点距離77mm,露出補正0,f/2.8.1,1/40

2)ISO1250, 焦点距離406mm,露出補正0,f/2.8,1/24

3)ISO1600, 焦点距離147mm,露出補正0,f/2.8.1,1/17

4)ISO2000, 焦点距離120mm,露出補正0,f/1.5,1/11

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iPhon Style2. iPhone13proで試写

2022年02月01日 | Kyoto city

 

 さてiPhoneでいつもの散歩コースで試写。焦点距離が超広角から望遠までシームレスに指の動きで変えられるのは大変便利。

 人体の熱の7割は頭から放熱されるのでフードをかぶる。この時期、寒さに身体が慣れていない。マクドで珈琲をすすりながら画像の整理をして帰る。既に自宅のデスクトップに撮影画像が保存されている。こうした一連のシステム連携が便利だ。

 ようやくiPhoneにズームレンズがついた。いや正確に言えば3っの単焦点レンズの間をブログラムとしてフレキシブルに焦点距離を変えているわけだ。もはや光学系ズームレンズの概念とも違う。

 早速ナイトモードにして、少し厳しい条件で使ってみよう。ポケットからとりだして簡単に撮れるiPhoneのハンズオン感覚が手間いらずだ、これに慣れるとあの大きなデジル機材を持ち出す意味がない。焦点距離が406mmだって!。もちろんこれはデジタル拡大だが、私達の視覚が見たいと思った風景を容赦なく写し撮ってくれる。

 画像は、photoshopのオート補正で大きく変化しないから、比較的ソフトに最適化されてニュートラルな色調なのだろう。そこでZeiss風の設定にした。トップ画像などは、オッ!、ずばりツァイスではないですか。

 今私が興味を持つのは、映像用α7S3位だが半導体不足で在庫がない。ならばさっさと諦めてiPhonやGoproへ。カメラというプロダクトが死語になりつつある。

 

京都市

1)ISO1250, 焦点距離26mm,露出補正0,f/1.5.1,1/9

2)ISO2000, 焦点距離13mm,露出補正0,f/1.8,1/15

3)ISO1000, 焦点距離406mm,露出補正0,f/2.8.1,1/60

4)ISO640, 焦点距離26mm,露出補正0,f/1.5,1/40

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iPhon Style1. ハンドリングの良さ

2022年01月31日 | Kyoto city

 

 昨年末iPhone13proを調達した。これまでのiPhone7が容量不足なので買い換え時だ。

 この機種にしたのはカメラ機能が充実しているから。なにしろ超広角から望遠まで組み込まれ、画面上を指でなぞるだけだでシームレスに画角が変化し、3倍デジタルズームで231mmまで使える。だから撮影機材のような複雑な設定やレンズ交換も不要であり、画素数は1,200万画素と相変わらずの低画素というのも素晴らしい。低画素ほど夜に強く、夜用プログラムも加わった。そして撮影画像はphotoshopで修正するのが必須なので、こちらとしては申し分ない。

使用スペックは以下

・超広角カメラ:35mm版換算 約13mm F1.8
・広角カメラ:35mm版換算 約26mm F1.5
・望遠カメラ:35mm版換算 約77mm F2.8

3倍のデジタルズーム、2cmのマクロ撮影・・・

 画素数をそのままにしセンサーサイズを大きくした。これは正解である。こんな撮影機材を使い出すと、これまでのデジタル一眼レフはなんだったか。そもそも一眼レフのレンズ交換って今時いるの?。

 撮影のチャンスは突然訪れる。「あっ、隕石が落ちてきた!、じゃあリュックから高性能超望遠レンズと撮影機材を取り出して装着して・・・、なんてやっていたら間に合わない。こういう時はポケットからサッと取り出した方が俄然シャッターチャンスに強い」こうしたハンドリングの良さは、これまでの撮影機材が無視してくれた仕様である。

 しかもicloudを使って自宅のMacに自動画像転送でき、写真ソフトに取り込めば撮影情報やGPS座標を用い位置情報が即座にわかる。

 因みに今でも発売されているニコンW300は、撮影画像がMacに送れた事が一度もなかった。

 ここまできたら、従来の撮影機材を使う意味はない。大きい(Big)、重たい(heavy)、高い(expensive)。現代的な意味で大きいというのは、手のひらやGパンのポケットに収まらないプロダクトを大きいと定義する。そう考えれば、デジタル一眼レフは全て大きい部類になり、そして私の必要性が希薄。

 そんなわけで現代の最先端科学技術を詰め込んだiPhone13proで京都の街を撮り歩きながら、撮影機材の仕様について考えていた。

 

SONYα6600,Zeiss Vario-Tessar16-70mm/F4ZA OSS

1)ISO640, 焦点距離78mm,露出補正+0.7,f/7.1,1/80

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1145.京都 高台寺と鍋

2022年01月27日 | Kyoto city

 

 京都の夜間拝観のなかでも高台寺が個人的にはゆきやすいし、撮影しやすいので毎年訪れる。それに画像として絵になる事が大きい。

 もう一つ揚げるとすれば詩仙堂。もとろん紅葉の詩仙堂としてつとに著名だが、人出も多い。開門前だと冷え切った空気の中を長蛇の列ができるから、時間帯をずらしてゆくのが望ましい。多分19時以降ならスムーズに入ることができそうだ。ただし交通アクセスが路線バスしかなく、しかも5系統というの、ダントツに混むので、私はゆかない年が多い。

 この2つを拝観すれば、京都の夜間拝観は十分だろう。というのもYouTubで京都の紅葉30選などと書かれたブログは多い。たかだか紅葉にそんなに種類があろうはずがなく、まあ1つか2つみれば十分。

 それに寒いから、やはり暖かい食事をくたくなる。といって京都は鍋文化ではないので、鍋はたかがしれている。精々三島亭やモリタ屋のすき焼き鍋か。毎年それじゃ食べ飽きる。

 個人的には、ちゃんこ鍋が身体が温まるし、これぞ京都の味覚か・・、とおもったら老舗は何年も前に廃業してしまった。生粋の京都人には受けないようだ。

 そんなわけで、今年も高台寺を訪れた。紅葉の色が今ひとつだ。全てオートの動画にすると色が出ない。だから露出補正を-2位にして、撮影している。それでようやく静止画の色に近づくのだろう。 

KOUDAIZI

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1144. 夜間拝観

2022年01月26日 | Kyoto city

 

 去年の秋の終わりに夜間拝観にでかけた。

 昨年は、パンデミックの影響で全ての夜間拝観が中止されていた。だから今年は是非という思いが強かった。

この頃、フィリピンの入国制限が緩和された。だが大使館のWEB頁を見る限り、入国手続きにビザ申請の制限はあるものの、短期滞在者のビザ無し入国の可否が不明だった。というのも、このWEB頁には、ビザ無し入国の案内もあったからだ。つまり情報が整理されていなかった。

じゃあツーリストを尋ねてみよう。フィリピンに強いツーリストを調べた。WEBの口コミに寄れば、阪急交通社だって!?。じゃあ出かけてみよう。尋ねたら「来年4月以降のツアーならありますけど」、という返事。ツァーじゃないのだけど・・・。揚げの果てに「ツァーでなければ、なんでいらっしゃたのですか?」と逆質問。こりゃ、来なきゃ良かった。この旅行会社で尋ねるのはやめておこう。やはり大使館にメールをうって尋ねることにした。

ついでにHISを尋ねた。「うちは入国制限のことはわかりませんが・・・」、それは大使館に確認中。もしゆけるとしたら、フライト情報とホテル情報が欲しい。ほどなくフライト情報を出力してくれた。ありがたい。これで旅程が組める。あとは大使館からのメール待ちだ。私が知りたかったのは旅程情報だったのだ。

その帰り、いつものマッサージに立ち寄り、ジムの疲れをほぐしたら元気になった。ならば清水寺の夜間拝観にゆこう。

初めてビデオ撮影で使用するα6600を用いて72シーンを撮影し、ビデオにまとめたのだった。

紅葉の日の半日仕事だった。

京都・夜間拝観

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Nokon Freak517. 冬の京都23. ボケてなんぼ、隠しておもろい

2021年03月23日 | Kyoto city

 

 

 今日はお正月が過ぎた京都市内。提灯、信号機、ライトアップ、街灯と光り物で写真を集めてみた。トップの画像は、planarの絞り開放だもん。そりゃ綺麗よ。

 デジタルカメラに当たり前のように付いてくる標準ズームレンズ。実はこれが曲者。どこか曲者かというと背景がボケない。そりゃ本来そんなことを主眼にして設計したわけではないからさ。

 そうなると単焦点レンズで撮る。

 それもフィルムを使うと余計なモノまで隠してくれるので、やはりこちらの方が綺麗だ。背景や風景をボカすというのは絵画でもできるが、実は写真の光学的ボケ方が大変綺麗であり、この点では絵画より優れている。だから写真でこのボケ方を使わない手はない。ボカしてなんぼ!、の世界だ。

 それにフィルムだと、どんな光情報も読み取ろうとするデジタル機材のアホな努力はしないから、余計なモノを漆黒の闇に隠してくれる。ましてトライ-Xを増感するとコントラストが高くなるからなおさらだ。

 絵画と異なり写真は、撮された余計なモノを隠すことはできない。精々撮影時にファインダーのアングルを変えるぐらいだ。だから不用なモノを漆黒の闇で隠してくれるというのは、表現者にとっては便利な方法だ。

 そんなことをに遭遇すると、デジタル画像ってなんなのだろうか。便利、現像代はいらない(但し電気代とSynologyの5万円/台のハードディスクが必要)、たったそれだの事かいな。

 だからデジタル機材と同等に撮せるフィルム機材を使わない手はない。表現の世界では、フィルムも絵筆の一つにすぎない。

 それは学生時代のコンピュータの授業でFortranのブログラムを教わり、世の中にWindow'sが登場する遙か以前からMacを使い続けてきた人間の見識である。

 Window'sが登場してきた1995年以降からパソコンの世界が下品になった。汎用性が高いプログラムは、善用も悪用もできる。悪用の典型はハッカーの登場だ。そして社会的な詐欺師までがインターネット上に多数登場してきた。

 いまもFaceBookから詐欺師が多数やってくる。FBに架空のサイトをつくり信じ込ませようというわけだ。最近手が込んできた。そうしたFBの詐欺師達作成の架空の個人サイトをみると思い入れの記述が皆無。通例写真には、そこに思い入れの記述を書くでしょう。それも本人の個性あるとらえ方で。それが架空のサイトでは全く感じられないのだ。つまり詐欺師達は、そこまでやるほど頭がよくはなかった。

 だから、私のブログ「ZEISSの空気45. 国際ロマンス詐欺師との会話 219年1月30日」が毎日欠かさずアクセスされている、私としては不思議な現象だと思う。

 ふと、欺される人を思うとコメント欄から高齢者が多いと推測する。そんな老人達は若いお姉ちゃんとセックスしたい願望があるのではないか。嫁も娘も居るから家では口に出せない。そんなネチネチとした願望をいだいて暮らしているとすれば寂しい社会だ。

 新型肺炎で病院内でのクラスター発生が多く、しかも感染経路不明とする事例が多い。ふと思ったのが、入院患者がよなよな病棟を抜け出し、風俗へでかけ、そしてウィルスをお土産に病棟へ戻る患者が多いのではないか。だから感染関連の法律でも当初は、入院指示を無視して外出したら刑事罰云々という記述が登場してきた。そう考えると納得できる。

 欺される人間も、病棟を抜け出す人間も、寂しい老人達の姿だ。そうなる前にジムで汗を流し、少しはまともな体型とコンディションを維持して、まっとうな思考をする方が正解だと思うけどな。

 さて、今月も長すぎた幕間に転んでしまった。明日からまた「小説:小樽の翆」に戻ろう。官能小説を書いている人間は、実はエアロビクスに通い、デッサンに励み、デザイン会社を経営し、まっとうに暮らしているのである。

 イラストに多用している裸婦もデッサンから起こしているので色気なし。もちろん文章も即物的に書いているので同様。つまり色気のない官能小説というわけだ。色気というのは、見ている人間の意識が意味づけられたり、思い入れになってオキシトシン分泌を促している状態だ。

 さて税理士から納付書が届いた。法人税を振込にゆこう。

 2月の末頃、小樽にでかけるスケジュールができた。さて撮影機材のシステムは・・・、超焦点域のズームレンズと明るい単焦点レンズのシステムで・・・、なんていうのはマニュアル本の視点だから、こんなつまんないシステムはやめましょう。というのもそんなことは海外の取材でいつもしているからだ。

 

京都市 2021年1月

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon[25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nokon Freak516. 冬の京都22. 感性の眼

2021年03月22日 | Kyoto city

 

 森山大道さんのようなアレ・ブレ・ボケ(アプレ)の写真をデジタルで撮りたい、ではどうするか。

 因みに森山大道さんの写真は、高感度フィルムの高温現像だ。通例フィルムの現像温度は20°Cだが、それよりも高い温度でフィルムを現像しているようだ。それによって画面の粒子が際立ってくる。

 定着液の酢酸のきつい臭いで家の中が充満するというのが苦痛でなければ、D76やPapitolの現像液を用いて自家現像をする方法もある。

 デジタル複写したならば、画像をPhotoshopで加工するのが簡単だ。ただしデジタルソフトによる粒状感はフィルターといってよい。トップ画像の遮断機手前の道路の路面をみれば、緩い陰や汚れたところなどがあり均一のトーンではない。そんな微妙なトーンの違いをデジタル粒子のフィルターは隠してしまい画面を均一にしてしまう。それは私の意図とは、真逆のことをしてくれるわけだ。

 それでは、森山大道さんの世界とはほど遠い。

 ならばやはりフィルム画像で撮り、印画紙にプリントするのがベストだ。だがこうしてBlogにアップする以上、デジタル複写している。難儀だが、それでもフイルム固有のトーンは残る。

 そんな方法の一つがデジタル複写画像のトリミング。トップの画像は、電車の中から撮影したからブレているしピントもあってない。この隅部だけトリミングすると下の画像になる。道路の緩い陰やトーンの違いも表現されている。これ以上画像を拡大するとデジタル画像のセルが目立ち、このあたりが見られる限界だ。

 自転車の後ろに子供を乗せる籠がついているから、二十代の茶髪の若妻だ。だがくたびれた靴やよれたパンツを見ていると、若妻であり子供もできたが、幸せ感とはほど遠い生活の疲れを感じるが、それが場末の街の空気かなぁー。

 そんな風に文章はどうにでも書けるが、もっと退廃的な画像にならないか。

「ならば、増感現像で荒れたフィルムの部分だけをアップで複写すればよいではないか。それならフィルムの粒子も拡大して撮影されるだろう」

 理屈からすれば当たり前すぎる正論だが、光学機器の仕様を無視している。光学機器の構造からみれば当たり前の事柄に、いちいち理屈をつけるのは文科系の発想だが、この方法は機器の性能上できないというのが結論である。そのできない理由を説明しよう。以下の画像は、私がフィルムのデジタル複写に使用しているシステムだ。

ネガフィルムアダプターFH-4

フィルムデジタイジングアダプターES-2

AF MICRO NIKKOR60mm F2.8

これをニコンDfに付けている。

 こう書けばおわかりだと思うが、このレンズの最短距離は∞〜1倍(等倍)迄だ。ということは等倍というのは1枚のフィルムネガサイズ34×24mmが、撮影素子と同等の大きさであるから、これ以上のアップつまり、これより拡大することはレンズの性能上できない。さらに画像は画面の中央軸を基準にしての仕様だからネガの四隅部分だけのアップは難しい。

 だがキャノンの「MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト」(定価約13万円)というレンズは5倍まで接写できるのでネガの拡大撮影が可能だ。そうなるとネガキャリアは、ネガ自体を上下に動かす必要があるから、スライド用のニコンES-1をステップアップリングを介して無理して使うのだろう。ネガを上には動かせるが下にはゆかないから、その時はネガの天地逆に入れればよいだろうということは目論見としてわかる。

 しかし私は、そんな面倒なことはしたくない。むしろ被写体を撮影する感性を磨いた方がよい。何かを感じたら、先ずカメラを向けてファインダーをのぞかずにシャッターを切っておく、画像が傾こうがブレようが構わない。

 それが被写体を探すような意識になったら、感性が働いていないので撮影は終わりだ。

 最初に感性が感じ取り、それが意識の中で演算されて、じゃカメラを構えて、ファィンダーをのぞきながら構図や露出やピントを合わせて撮っている間に、被写体はどこかへ消えてしまうか、動かない被写体しか撮れない。だから意識が反応する前の感性が感じた瞬間にシャッターを押す動作が自然にできればよい。あとはそんな方法で撮った多数の画像から取捨選択すればよい。だから選択する眼力も必要だ

 さてEOSを担いで海外のフィールドに出かけ、数多くの建築や街について学びたいと思うが、そんな日がいつ来るだろうか。

 

京都市伏見大手筋商店街

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nokon Freak515. 冬の京都21. マッサージへゆくついでに・・・

2021年03月21日 | Kyoto city

 

 緊急事態宣言が発出された1月中旬の京都の街。

 そんなモノが発令されなくても感染の属地情報が公開されていないのだから、ワクチン接種迄、外を歩くことが少ない。この頃、警戒宣言は1ヶ月では終わらないなと考えていた。それでもスポーツクラブ、クロッキー教室など生活上必要最小限度の外出はするし、そんなついでに撮影している。今日は七条のマッサージ屋へゆくついでに・・・。

 以前こんな機材マニアのブログ記事を読んでいた。

「せっかくの休日で天気もよい。撮影機材一式をかついて、今日は力いれて撮るぞ!・・・」

そんなに意気込んだって被写体が都合よく出現してくれるわけではない。撮影は、自分が動くか、被写体が登場するまで自分が待つか、の二つの方法しかない。

 自分で動くなら、なにかのついでに撮影するしかないし、待つのであれば、例えばヒマラヤのユキヒョウを撮るので雪山にテントをはって何日も待つ、といった具合にだ。つまり撮影目的をもってでかける、なんていうことはフォトグラファーでもない限り、本来無理筋だろう。

 高校の頃、機材マニアの友達に誘われて銀座のニコンサロンに足繁く通わされた。ここがなんともペダンチックな世界(学識ありげにみせるさま)といったらよいか。

 やってくるニコンフリーク達はニコン機材の自慢話ついでの撮影論は沢山聞かされたが撮影した写真は1枚も見せてくれたことがないし、写真家は先生とあがめ奉られ本人も恥ずかしい思いをしていたのだろう。

 写真家って、そんなに学識があるんだろうか?、そう思って当時の名だたる写真家の学歴を調べたら、たいして勉強してない。大方は専門学校で学び、その後の社会経験で表現や技術を学びとった。よくて大卒、大学院の修士課程までいったトップは、奈良原一高さんぐらいだ。もちろん博士の学位をとった写真家は皆無。それもそのはずで写真の表現論位じゃ博士論文にはならないのだろう。つまり写真の世界は、学識とは無縁の世界だった。

 当時ここは、撮影機材を持っていない私としては肩身の狭い世界だった。それで高校を卒業するとさっさと絵画の世界へ滑り込んだ。私にコンプレックスしか与えてくれなかった煩わしいニコンサークルとは、おさらばだ。そんなわけで、私は今もニコンという機材が嫌いなのである。さらにニッコールというレンズも大変地味で興味がわかない。だから今でもフィールド機材はEOS1Dsだ。

 その後西麻布の会社でデザインの第一線の仕事をしていて、多数の写真家と接する機会があった。その時、写真は本をつくる行為や出版社と関係がないと成立しないのだということを学んだ。その後私は、大学の先生になったから、本をつくるために写真を撮る事は継続していた。

 コロナ禍でフィールドにでられなくなり、時間つぶしにフィルムで撮影しだすと、手元にあるフィルム機材はニコンとライツしかない。だからやむなく使っている。それに文献複写用のマイクロニッコールレンズと数年前に何十年ぶりかでニコン製品を調達したDfボディでネガのデジタル化をしている。

 

京都市

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon[25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nokon Freak514. 冬の京都20. クロッキー教室へ出かけるついでに・・・

2021年03月20日 | Kyoto city

 

 毎週クロッキー教室へ出かけるため京阪電車に乗る。この路線は少し面白く、祗園や清水界隈があり、東福寺で地上に出ると混沌とした古民家の間を通り抜けながら沿線には東福寺や宇治、そして伏見の酒蔵があり、さらに日赤病院もあって感染症の重症患者でも収容しているのだろうか。とにかく途中下車には事欠かない路線だ。

 伏見といったら酒蔵と運河が景観要素だが、そんなものは観光写真で紹介されているので私の関心事ではない。ならばもう少し違う景観を探し街を歩き回った。

 歩きながら山際を走っている路線だから、周辺の道路もアップダウンが多く、それが多彩な景観を呈しているのだろう。この路線の写真からは、必ずといってよいほど、背後に山と見下ろすと河川敷沿いに向かって傾斜地に広がる街が見える。

 といって面白い景観を探すのには、もっと歩き回る必要がありそうだ。だから所用のついでに面白い景観に遭遇するといったほうがよい。

 それにコロナ禍だし、万事所用のついでに撮影する京都の街だ。

 

補記

 実は、クロッキー教室よりメインが、京都西京極の京都アクアリーナでおこなわれているエアロビクス教室だ。

コロナ禍で外出自粛など感染が拡大しているときは、週2回のエアロビクスとウェイトトレーニングで減量に努めていた。ウェイトトレーニング10回毎に、inbodyで体脂肪などの計測をしてくれる。

昨年の夏から意識的にダイエットを意識しだして、当時コロナ太りの66.5kgの体重が、現在58kgまで減量した。あと1kgの減量で標準体重だ。体脂肪の減少が減量の元だからリバウンドすることはない。

コロナ禍の唯一の成果といってよいだろう。

コロナ禍でどうせ外のお店はお弁当しかない。それも野菜なんか少ししか入ってない。揚げ物の類いの茶色系ばかりの外食に依存すると、ものすごいハイカロリーだということに気がついた。それで外食自体に興味がなくなった。ならば自分の体重に見合った食事をつくるほかない。そんな食事療法も効果があったようだ。

だから最近では、仕事の関係で外食すると胃がもたれる。やはりお家でサラダを沢山食べていた方が健康的だ。それで週2回のエアロビクスに通っている。

そうそう京都アクアリーナは、月曜日19:30-20:20のエアロビクス教室「コンディショニングエアロ」だけは、新規会員の定員に余裕がある。新規受付期間は3/25-3/31の間だ。週1回で3ヶ月でしめて3,720円。

まあ、こんなこと書いても全国区のブログじゃ意味ないか・・・。

でも、コロナ禍の有り余った時間をダイエットに費やしたのは大正解だった。

飲食店にお客が戻らないだってぇー。戻らないどころか、こちらは外食に興味がなくなったよ。ダイエットメニューでもださないと私は外食しないもんね。

京都アクアリーナのエアロビクススタジオ

 

京都市 2021年1月

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon[25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nokon Freak513. 冬の京都19. いつもの散歩コース

2021年03月19日 | Kyoto city

 

 いつもの散歩コースを歩いてみた。人通りは少ない。ただそれだけの、事しか書く話題がない。

 というのも祗園もからも感染者が出た。舞妓も含まれているという噂がしばしば聞こえてきた。芸子組合のトップの役員がコロナで亡くなったという話もWEBで知った。見方を変えれば結構な感染源なのだろう。

 外部からはわからないが、ひいき筋の宴会を極秘裏にやっていそうな世界でもある。外からでは、わからないことが多いし、わからなくてよかったと思う。恐らく科学とは無縁な自己顕示欲が強い人達が集まる世界なのだろう。

 私のテイストではない。足早に通り過ぎた。

 それにしてもトップの画像は、トライ-XをISO1600で撮影し増感現像をした。路地の石の質感は残しながら、左右の民家は黒くつぶれている。まさに理想的な写り方だ。これができるのがトライ-Xフィルムの増感現像処理のなせる技だ。トライ-Xは、ISO1600で撮影すると、私向きの画像で撮れる。この方法は、しばらくはまりそうだな。

 

補記

 こんな話題を書いていると、暇人だと思われるだろうな。でも仕事もしている。

 例えば昨日3月19日は、一級建築士事務所の登録がしてあるので、3年に1回の定期講習会への参加が法律で義務づけられていた。というのも、以前国会や社会的問題になった構造設計の偽造事件以後法改正がなされ、一級建築士である私は、参加しないと最悪の場合1年以下の懲役か100万円の罰金刑となる。

 刑務所ゆきはやだぜ!、というので講習会を受講していた。300分の授業+60分の考査(つまりテスト)というわけだ。朝受付にゆくと、テキストを2册をホイッ!とわたされ、しめて600ページを300分で説明される超ハイスピード講義。つまり1分あたり2ページで進む。テキスト一杯に書いてある文字など読む時間はない。マーカーを握りしめアンターラインを引くのがやっとだ。ラインマンか・・・。

 そんなわけで、このブログもあと少し写真でつないでおこう。

一級建築士講習会のテキスト

 

京都市 2021年1月

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon[25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nokon Freak511. 冬の京都17. 国際ロマンス詐欺師!?・続!!!

2021年03月17日 | Kyoto city


 FaceBook(以後FB)でシリア難民のファティマ・ハヤという若い女性が友達承認を求めてきた。OKしたら早速メールが来た。そして私は、また詐欺師かぁー・・・。そこで質問の角度を変えながら話を続けた。FBに彼女とおぼしきプロフィールが載っていた。画像をみると紛争があるまでは中流階級以上の幸せな暮らしをしていたことがうかがえるストーリーだ。といってメールをくれた人間とFBの画像が一致していると信じる論拠がない。それは、思い出の記述の蓄積がないからだ。

少し長くなるけど英文で彼女(詐欺師)とのやりとりをGoogleの訳文をつけて以下にアップした。


Fatima Haya(ファティマ・ハヤ)

Facebookで友達になっています
ダマスカス在住
勤務先: English Language
13:54

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 13:54
Haya"Thank you for accepting my friend request"
ハヤ「友達リクエストを受け付けてくれてありがとう」


あなたがメッセージを送信: 今日 13:56
Why did you care about me?
「なぜあなたは私を気にかけたのですか?」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:02
Haya"You welcome dear. Nice to meet you my name is Fatima. Am from Damascus Syria"
「どういたしまして。はじめまして、私の名前はファティマです。ダマスカスシリア出身です。」

Fatima Hayaさんから返信がありました
今日 14:07。元のメッセージ:
Why did you care about me?
「なぜあなたは私を気にかけたのですか?」

Fatimaさんの返信:
Haya"Oh sorry, dear. Facebook suggested you to me as a friend, so I went through your profile, so I decided to add you up. How are you doing today?"
ハヤ「すみません、親愛なる。 Facebookが友達としてあなたを私に提案したので、私はあなたのプロフィールを調べたので、あなたを追加することにしました。ご機嫌はいかがですか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:11
I' m fine
「元気だよ」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:15
Haya"You welcome Noriaki. I will be honored to know more about you if you don't care about that......"
ハヤ「のりあきを歓迎します。あなたがそれを気にしないのなら、私はあなたについてもっと知ることを光栄に思います......」


Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:15
Haya"Where you from please, guess you are from Japan?"
ハヤ「どこから来たの?日本出身だと思いますか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:16
Yes Japan.
「はい、日本です」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:18
Haya"Wow, thats a great place, it has been my choice country to live in, i really love their government system, though i have not been there before"
ハヤ「うわー、それは素晴らしい場所です、それは住むために私の選択した国でした、私は以前にそこに行ったことがありませんが、私は彼らの政府システムが本当に大好きです」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:19
How old are you?
「あなたは何歳ですか?」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:22
Haya"I Am 28-year-old this year and you?"
「私は今年28歳ですが、あなたは?」


あなたがメッセージを送信: 今日 14:23
"65 years old"

あなたがメッセージを送信: 今日 14:25
Isn't it a mistake of FB?
「FBの間違いではないですか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:27
Let me introduce my blog to thank you for your visit.
https://blog.goo.ne.jp/doctormic
XMA Header Image
MIKAMI'S Blog,Sensibility of the architect write,take,draw
blog.goo.ne.jp
「私のブログをご紹介します」

Fatimaさんの返信:
Haya"You welcome dear. is it cold in Japan now ?"
ハヤ「どういたしまして。今、日本は寒いですか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:33
"Yes,today is very cold"
「はい、今日はとても寒いです。」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:33
Haya"My dear. Japan have been my choice country to live in since I was a kid dear. I love Japan. I wish to be in japan someday in my life"
ハヤ「親愛なる君へ。私が子供の頃から、日本は私の住む国として選ばれてきました。日本が大好きです。いつか日本に行きたいです」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:34
When COVID-19 is over, I'll always be here.In Kyoto where I live.
「COVID-19が終わったら、私はいつもここにいます。私が住んでいる京都で」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:38
Haya"Oh, dear. So sorry about that. Please be safe this corona is very dangerous"
「まあ。申し訳ありません。このコロナは非常に危険ですのでご安心ください」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:38
Haya"My dear. I heard that Japan is a peaceful country how is the situation in your country Japan today?"
「親愛なる君へ。日本は平和な国だと聞きましたが、あなたの国の日本の状況はどうですか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:39
Extremely peaceful except for the COVID-19 epidemic. Where do you live?
「COVID-19の流行を除いて、非常に平和です。どこに住んでいますか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:43
I'm writing a novel now.So one question.
There are men and women who have had sex for over a year now.I like each other.But I don't get married.What do you think of such a couple?
「私は今小説を書いています。だから1つの質問。1年以上セックスをしている男性と女性がいます。お互いが好きあっています。しかし結婚しません。そのようなカップルについてどう思いますか?」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:48
Haya"My dear. I live in a refugee camp here. I lost my beloved parents here during the happening war here in Syria. Ever since them life have been unfair to me"
「親愛なる君へ。私はここの難民キャンプに住んでいます。私はここシリアで起こった戦争の間にここで私の最愛の両親を失いました。彼ら以来、人生は私にとって不公平でした。」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:48
Haya"Right now as I talk to you I have no family member any where. That's is why I live here in the refugee camp"
ハヤ「今、私があなたと話しているとき、私には家族がどこにもいません。だから私はここ難民キャンプに住んでいます」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:49
I wish you a wonderful family.
「素敵なご家族をお祈りしております」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:53
Haya"Thank you Noriaki for your good wish towards my family. My dear I miss my parents so much here in the camp"
ハヤ「のりあきさん、ご家族へのご多幸をお祈り申し上げます。親愛なる私はここのキャンプで両親がとても恋しいです」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 14:53
Haya"Am suffering a lot here in the camp. many people die here every day. The situation here is very terrible dear. My dear. am very worried here that I may lose my life here someday"
ハヤ「ここのキャンプでたくさん苦しんでいます。多くの人が毎日ここで亡くなっています。ここの状況は非常にひどいです。親愛なる君へ。いつかここで命を落とすかもしれないととても心配しています。」

あなたがメッセージを送信: 今日 14:55
When I study the history of the world, no nation has been peaceful forever. And there is no eternal war.
「私が世界の歴史を研究するとき、永遠に平和な国はありません。そして、永遠に戦争の続く国もありません」

あなたがメッセージを送信: 今日 15:03
I once wanted to go to Syria.
I wanted to go around the ruins of Busra and Palmyra.
But I couldn't go in the civil war.
I think it's a sad reality.
「私はかつてシリアに行きたかった。バスラとパルミラの遺跡を回りたかった。しかし、私は参加することができませんでした。悲しい現実だと思います」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 15:03
Haya"My dear. I'm hungry here every day there is no food to eat here. We only survive here by Haya"water we also live in fears here because no one knows when they will attack again , at night we keep our eyes open always"
「親愛なる君へ。私は毎日ここでお腹が空いていて、ここで食べる食べ物はありません。私たちはここで水によってのみ生き残ります。私たちはここでも恐れを抱いています彼らがいつ再び攻撃するか誰も知らないので、夜は常に目を開いています」

Fatimaさんの返信:
Haya"My dear. The situation here is very terrible here"
ハヤ「親愛なる君へ。ここの状況はここで非常にひどいです」

あなたがメッセージを送信: 今日 15:05
I have no power to help you.
「私にはあなたを助ける力がありません。」

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 15:11
Haya"This war has really caused me so much pains.i lost my beloved parents.i watch my mother died in my very eyes"
ハヤ「この戦争は本当に私にとても多くの苦痛を引き起こしました。私は私の最愛の両親を失いました。私は私の母が私の前で死んだのを見ます。」


Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 15:11
Haya"Thank you so much, Noriaki. For your concem over me , You are really a heart kind man, am happy to have you as a friend"
「のりあきさん、どうもありがとうございました。私に対するあなたの思い込みのために、あなたは本当に心の優しい人です、あなたを友達として迎えて幸せです」

あなたがメッセージを送信: 今日 15:13
Survive!
「生き残りを!」

今日 16:38
16:38

Fatimaさんがメッセージを送信: 今日 16:38
Haya"Good morning dear how are you doing I just wake up now last night I could not sleep"
ハヤ「おはようございます。お元気ですか昨夜起きたばかり眠れませんでした」

 

このあとメッセンジャーメールは途絶えた。

 

今日 18:11
18:11
あなたがメッセージを送信: 今日 18:11
Good morning.
Why can I use my smartphone in a refugee camp where there is no stable electricity?
「おはようございます。電気が安定していない難民キャンプでスマートフォンを使用できるのはなぜですか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 18:17
The time difference between Syria and Japan is 7 hours. It's about 11 o'clock now. Why are you like Haya's first email was at 13:45. It's 6am in Syria.
「シリアと日本の時差は7時間です。今は11時くらいです。ハヤの最初のメールは13時45分でした。シリアでは午前6時です」

あなたがメッセージを送信: 今日 18:21
Her first Haya greeting is "You welcome dear" Let's say "Good Morning" here.And by email at 11:00, "Good Morning"Don't you think it's funny?
「彼女の最初の挨拶は「どういたしまして」です。ここで「おはよう」としましょう。そして11:00にメールで「おはよう」おもしろいと思いませんか?」

あなたがメッセージを送信: 今日 18:31
FB has many fraudsters.Where is the full text of Haya's email? I wonder if it will be released ....Goodbye !, Haya !!
「FBには多くの詐欺師がいます。だからハヤとのメールの全文を、リリースしようか…さようなら!、ハヤ!!」

・・・

 文章に詐欺師固有の特徴がある。それは悲しい現実に相手を同調させようとしていること。こちらの提示したものに関心を示さないこと。一度接続が切れて再度アクセスしてくること。そして電気の無いところでどうしてメールが送れたのかとする矛盾点に回答がないこと。FBのプロフィールは偽造できるし、そうだとしたら最近少し手が込んでいる。それにしても通例ならあるはずの画像に対する思い入れの記述がないのは大いに疑問だ。以上から私は詐欺師と判断した。

 しかし、これがもし本人だったら・・・・!。

 インターネットは世界とつながり、紛争をしている国の人間が最後のバッテリーの残りで世界とつながりたいと必死でメールをしてくる場合だってある。それが現実世界だから、そんなところで詐欺師達の小銭稼ぎの非合法な金儲け程度で、不信感を募らせるようにインターネットの世界をかき回して欲しくないですね、かき回すな!!!、といいたい。

 最後に、FBから引っ張り出したファティマ・ハヤの紛争前とおぼしき中流階級以上の暮らしぶりを感じさせる画像をアップさせておこう。もし、彼女のFBの記述が信頼できれば、この幸せ感が全て消えさり、今は難民キャンプにいるというわけだ。未来への夢や希望や幸せ感を全て記し去るのが戦争であり感染症の流行なのだ。でもそうした真実があったとしても、インターネットの詐欺師達によって攪乱されているのも現実なのだ。

FBにアップされていたFatima Hayaの画像

 

京都市 2021年1月

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nikon Freak510. 冬の京都16. 空想旅行

2021年03月16日 | Kyoto city

 

 バスの最前列のシートに座り、前面からアイスバーンの雪道や日本海や集落を撮すのには、ディスタゴン25mmのレンズは調度よい画角だし、冬空や積もった雪を入れながら民家を撮影するのにも便利だ。ならばフィルムにしようか。トライX400を詰めたニコンF3HP+MD4だな。

 ニコンF3は、寒くてもバッテリーがあがる心配もなく申し分ない。Zeissのディスタゴンとプラナーを持ってゆこう。トライX400は10本。さてフィルムだけでは撮りつくせないところもあるからデジタル機材を予備に加えよう。互換性重視ならニコンDf+AF28-300mmだけど重さが4.2kg。気分や撮影状況が変わったときにはよいが、実際持つと私の体力では重いと感じる。

 ならばSONYのα6600+E18-135mmだと3.4kg、さらにα6000+12-70mmZEISSなら2.9kgだがバッテリーの持ちが悪い。ならばα6600+12-70mmZeissにすると3.3kgで少し軽くなる。ここまでくると手持ち荷物だけだからpeachのチケットもシンプルピーチで往復4000円は安くなる。

 京都駅発5:50、関空発9:35、JR千歳発12:06で小樽着13:22。荷物を預けなければ小樽には13:14着だ。午後は小樽の街。翌日は積丹半島の美国泊まりだ。平日なら美国行きの北海道中央バスも本数があるから行動の選択肢が増えそうだ。

 冬の積丹半島。小樽までは昨年出かけているから少しだけ空気はわかる。

 緊急事態宣言解除前が感染者も少なく移動前なので人が少ない。ここだな旅の時期は。いや、寒いからやめとくか、雪国へでかけるときは、いつもそんな決断がいる。 

 などとシミュレーションしつつ、酷寒の気候に耐え、撮影意欲がないというときに簡単操作ができるデジタル機材の逃げ道が必要だな。やはり小樽で使用した実籍があるニコン・システムとか・・。あとは飛行機の手荷物持込制限7kgの重量との戦いとか、Peachをやめて他のAirluneにすればよいかとか・・・。 さて機材は互換性を優先するか、重量を優先するかで迷うな。

 旅の本を読むと、考え方を一つに絞れなんて書かれてある。てやんでぇー、嘘ばっか。というのも一つに絞ったら、雪でホテルに閉じ込められたときに退屈至極なんだね。ほどよいバランスが必要なんだな。だからスケッチの道具も入れてゆくか・・・。となると重たいDfはパスしよう。どうもニコンは重さがたたり、活躍の機会を失うことが多い。

 そんな風に空想旅行のイメージは膨らんでゆく。

 

京都市

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon[25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nikon Freak508. 冬の京都14. 漆黒の闇システム

2021年03月14日 | Kyoto city

 

 この撮影をしたのが正月明けの頃だ。夕方の気温は-3°。久しぶりに本格的な冬の寒さだ。

 フイルム・トライ-Xの増感現像は、デジタルと比較しても大変綺麗な色だ。そうなるとはまるよね。

 撮影する毎にニコンF3HP+MD4のシャキーンという感触にシビれているが、酷寒の中でかじかんだ手でフィルム交換するなんざぁー、職人技じゃないかと思うぐらい難儀だ。

 先日は、零下の気温で撮影していた。でもこの程度じゃ寒さでフィルムがちぎれることは少なさそうだ。それでもフィルムのリード部を折り曲げてスプロケットに差し込んだらフィルム先端がちぎれた。やはりマイナス気温の京都だ。

 焦点距離が倍々になる3本のツァイスレンズ・システムのなかで、やはりフィルム撮影にはディスタゴン25mmが一番使いやすく、そして格好がいことを実感。

 それは少しレンズが長いからリュックに入れにくいが、写真弘社の現像が大変綺麗なので、漆黒の闇を撮るのにベストだ。物事は、光と陰、陰影礼賛の世界だ。トライ-X増感現像がつくりだす漆黒の闇にはまっている。

 このISO1600という感度が撮影の場面では使いやすい。だからニコンF3HP+MD4に、ディスタゴン25mm、増感現像という、漆黒の闇システムができそうだ。冬の京都には、このシステムがよく似合う。

 

京都市 2021年1月

ニコンF3HP+MD4、Carl Zeiss Planar50nn/F1.4、Distagon25mm/F2.8、トライ-X(+2増感)

現像:写真弘社

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Nikon Freak507. 冬の京都13. 漆黒の闇

2021年03月13日 | Kyoto city

 

 昔から、写真は引き算だという言葉がある。テーマを絞る、画面の中に余計なものを入れない、背景をボカス、そしてもう一つ、漆黒の闇の中に隠してしまう、という方法がある。最後の方法はトライ-X増感現像が得意とするところだ。

 もちろん夜でも真昼のように撮せるデジタル機材でも、スポット測光にして被写体だけに露出を合わせてロックすれば漆黒の闇も撮れるだろう。だがトライ-Xは、簡単に、惚れ惚れとする漆黒の闇をつくりだしてくれる。その黒の色がよいと思う。だから民家などには眼をつぶり、ひたすら光と影だけを追いかければよさそうだ。

 もう一つ貢献する要素をあげればPhotoshop。実はこのトーン、コントラスト、カラー(デュープはカラーでおこなっている)のオート補正がプリントに焼き付けたような素晴らしい黒にしてくれる。フィルムとMacの画像処理ソフトで、魅力的になるのは面白い方法だと思われる。

 それにフィルムだと、無駄な撮り方をしない。だから36枚撮り1本のネガから使える画像がそこそこ出てくる。そんなわけでしばらく何十年も使い続けられる機材を用いて、つまりエシカルな方法にはまりそうだ。冬の京都など、この方法が適しているようだ。

 それにしても、ダイエットで痩せた身体には、冬の寒さは厳しい。もう家に閉じこもっていたいぐらいだ。

 緊急事態宣言が出される1ヶ月前の祗園である。

 

京都市東山区祗園

ニコンF3HP+MD4、Tri-X増感、CarlZeiss Distagon25mm/F2.8T*ZF

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Nikon Freak506. 冬の京都12. またフィルム機材で

2021年03月12日 | Kyoto city

 

 これは、ぶれるだろうな、そう思ってニコンF3HP+MD4のシャッターを切る。ファインダー上部のシャッター速度表示は大変見にくい、というよりは見えない。だから成りゆき、よさげなブレ方をしてくれる、ブレも表現の一つだ、負け惜しみか(笑)。

 芝居の舞台のように漆黒の闇の中に民家が浮かび上がると意味ありげに見えてしまう。

 ニコンF3HP+MD4、フイルムはアマゾンで898円/本が一番安いので10本まとめ買い、トライ-X+2増感、現像は写真弘社、という最適なフィルム機材のシステムができた。。このシステムで、デジタル機材と遜色なく写る。

 ラボからフィルム現像が上がってきてフィルム粒子が見えるのがデジタルではできない事だし、見ていても飽きない画像をつくりだしてくれる。今年の冬の京都は、これかなぁー。それに標準レンズ・プラナーがある。ツァイスのレンズは、どれもシープだ。

 レンズを1本だけにすると、撮影アングルを探してどこから撮ろうかとか、どのポジションから撮ろうかと工夫する。そこがクリエイティビティだ。ツァイス標準レンズ付ニコンF3HPは、奥行き11cmの隙間があれば入る。MD4付は重たいが、ブレ防止に役立っている。

 そうなるとまたシステムフェチの病がぶり返してくる。フイルムだけというのは潔いけど、デジタルだって使うと考えるのが現実。ここはニコンDfが合理的だが、もっと軽くしたいとすれば、α6000のツァイス・ズームレンズ付きシステムか。この3万円の機材α6000が、ニコンF3中古ボディと同価格か・・・。古いモノを長く使うという意味ではエシカルなシステムというべきか。

 さて、それでどこへゆくんだい?。悩ましいコロナ禍だ。

 

 

京都市伏見区

ニコンF3HP+MD4、Tri-X増感、CarlZeiss Distagon25mm/F2.8T*ZF

接写:α6600、E3.5-5.6/18-135mmOSS

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