映像を制作していると、画面の端々に興味深い光景が垣間見える。それはシニアのカメラマン達が多い事。なかにはあまり意味はなさそうだが胸に写真クラブのネームプレートまで付けている。
ふと個人的関心を働かせると高級デジタル一眼レフを持参しているみたいだ。だがよくみると既に廃盤になった商品が多い。多分高級機材は大切に使おうとする日本人固有の習慣なのだろう。
それにしても母親がスマホで撮影している脇で女の子の好奇心ある表情が素晴らしい。そう、私だって静止画なんてスマホで十分だとと思っている。というかiPhonの静止画が大変良く写る。やはり今は機材の仕様よりブログラムの力だと思うな。
かっての高級デジタル一眼レフを抱えたシニアカメラマン達は被写体に一番に近い位置に群れたがる。私が見ていると、そこは撮りにくいポジションだと思うけどなぁー。この行列は門から出てきて左右に分かれてゆくので、突き当たりの私の位置が一番撮りやすいのだけど・・。あとからNHKのカメラマンも私の隣にやってきた。シニアカメラマン達の関心は頭が働かないのだろうか。
最近京都の伝統催事で不思議な現象がある。それはシニアカメラマン達が群れになって撮影しており、そして行動する。
映像ならば編集操作でいくらでもクリエイションできるが、静止画は撮影した瞬間が勝負!、というわけだ。みんなで同じ静止画を撮って何が面白いのだろうか?。よくわからない日本の光景である。
すごい格好ですね。唐草文様のポシェットにキャノンのストラップをつけたフィルムカメラ。それにリコーGR-1。思わず私は言いそうになる(*^▽^*)。
「なんか・・、古いカメラですねぇー・・・」
「ハッセルブラッドだ!!!!」
「見かけないカメラですねぇー・・・、それってキャノンの中古ですかぁー!!!」
「バカモン、外国製のカメラだ!。自前に決まってるだろ!!!!!!!!!・・・」
「へぇー、変わったご趣味ですねぇー・・・。」
言葉を交わさなくて良かったよ(*^▽^*)。
(そのツァイスの80mmのレンズは、昔私も持っていたけど捨てたよ(*^▽^*))
祭の行列が始まる前の光景。おもしろいのはいつもこんな案配なのだ。オッサンカメラマン達が固まってたむろしている。私が門の奥にいる行列のアップを撮ろうとしたら、「前にでないでください!!」とオッサン集団から注意された。うーーん行列が始まるまで時間はあるのに、10秒ぐらい取れると思ったのだが。最近オッサンカメラマン達は集団で行動するようだ。集団なら何を言っても怖くないというわけだ。そういう風にリーダーから教育されているのだろう。
そのオッサンカメラマン達が、行列が動き出すと私の後ろにやってきた。そして私の顔の横からレンズを突き出している。撮りにくいなぁー。しかもオッサンカメラマンがいる位置は民有地なんだけど。つまり人に注意する割には自分達本位の人達なのだ。
そして必ず登場するのが身体障害者風。何をするでもなく眼前をうろうろしている。何だろうね、アレって!。私には意味不明。それから当然子供達も放し飼いにされて登場する。私は、催事前の光景をTikTok風に撮影するのも面白いかもしれないと思っていた。
多分人間が集団になると不思議な行動を起こすというのは、一寸心理学を一度勉強してみたい。そんなよくわからない光景が京都の祭に登場する。
京都市:光念寺
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
その通りだ!!!
あまりのひどさに、あんたの写真なんてなんぼのもんじゃい💢
って怒鳴ったことすらありまする。
退職金ぶっ込んだカメラ持って同じアングルから同じ構図で撮ろうする御一行様。
でもね。
ああアレはダメな位置だなって遠目からもわかるから、色々と動き回りたくないときは、アレはアレで重宝するのです。
それにしても、風で花が揺れるからっておさえてやんのみると、もうですね、無駄に年をとるってあるんだとゾワッとすらします。
すいません。
ありがとうございました!
良い1日でありますように(^^)/