番外編で40回も続けてしまった。そうなると番外ではない。今日、明日と原稿におわれており、あまりブログどころではないのだが、なかなか寝付かれないので、書いている。
皮肉なことに忙しいときに仕事は集中する。その逆もある。およそ何もすることがない日々が続く。多分少し涼しくなってきたから、いろんなことを考えつくのだろうか。おかげて少し忙しい。そうなると我が儘なモノで、何もしたくなくなるというのが、こちらの頭だ。なかなか私の頭には、合わせてくれない世の中の都合があるようだ。
今日はキャノンで撮影した画像を貼り付けた。彩度の高い色は、結構よくてでいると思われる。この辺りがキャノンの特徴なのだろうと納得している。といってレンズはSIGUMAなのだが。画像は、キャノンの撮影素子のカラープログラムで作成されるので、レンズはメーカーを選ばないようだ。
Canon EOS Kiss Digital,SIGUMA F3.5-5.6/18-125mm
明日から、また大学の雑事が続く。原稿がいろいろとあり、締め切りが気になる。さらに今月は院生達をつれて学会にゆかなければならないので、何かと雑用が多い。夏休みをバイトとレジャーで堪能しているのは学部生だけであり、それ以外は、院生らも含めみんな普通に仕事!それが日本の常で・・・。こんなことを書くと、世知辛くていけない。話題を変えよう。
今日は、マクロプラナーで風景を撮影した写真を掲載した。予想通りシャープ感や透明感がある。なかなか使えそうだ。今後に期待。ところで、このブログで使用している大方の写真は、jpgファィルで撮影し未修整で掲載している。しかし写真は、あまり機材にこだわっても、被写体次第の側面もある。そう考えたら話題が先に続かない。
話題を変えたが、話が先に行かないのであれば、もはや書くこともなかろう。タイトルはどうしょうか? 「無題」というのがあった。一度は使ってみよう。
Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm
もうじき秋分を迎えると、夜の時間の方が長くなる。そんな夜は、ミニアチュールなどを演出し、マクロレンズで撮影することを楽しみたいと考えている。そんな期待感もあり、撮影の練習をしていた写真がこれ。実はこの写真は、夜ではなく昼間に撮影している。マクロレンズは被写界深度が浅いため、どこに焦点を合わせ、どれぐらいの絞りにするかで、絵も多彩に異なってくるところが面白い。
この撮影のときにファィンダーでピントを合わせ、ライブビューで確認したら、ピントが少しずれていたことがわかった。カメラのライブビューは、意外に正確だということを再認識した。やはり大きな画面で確認すべだ。
そう言えば。仕事柄学生達に、町並みや建築の模型を制作させている。このようなモチーフも時間をかけて撮影すると、面白いのかも知れない。もちろん三脚必須でスローシャッターとなるが。だが他人のデザインでは、今一か。どうせならば、自分のデザインでゆくかと考えたが、模型の制作に時間がかかりすぎる。なかなか痛し痒しではある。
ツァイスのマクロプラナーは、シャープ且つ厳密というか、撮影者の意図通りに撮してくれる。言い訳のできない、なかなか手強いレンズだと思った。
Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm
撮影機材の話題・続です。今回はカールツァィスのマクロ・プラナーについてメモしておこう。焦点距離100mmがAPS-Cサイズフォーマットでは150mmと半端な値になり、少し望遠すぎて使い勝手が良いとはいえない。だかなんといっても描写力がある。身近なモチーフを、手持ちで撮影したお気楽なカットをあげておいた。使いこなすまでには、しばらく修練を必要とするかのような、レンズである。そのために、あまり撮影に持ち出す機会がいまのところ少ない。だが捨てがたい味がある。
このようなレンズがあると、機会を選んでじっくり使いこなしてみたいと思う。ところで、そんなプロダクトというのが、実は最近少ないのではと思われる。入手したら即乱用し、飽きたら捨てる、といったプロダクトが多い。そうしたプロダクトが次第に身の回りにたい積してゆく。捨てるのもままならない時代であるから、できるだけ長く使える必需でいきたいと思う。
そんなことを考えたのも、実は先ほど10パイ近くのゴミを捨ててきたからかもしれない。
Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm
撮影機材の話題を続ける。今日は古いニッコール・レンズとデジカメについて。ここにあげたカットは、Nikkor -P・C Auto F2.5/105mmという40年程前に製造されたガウスタイプ構造を持つレンズである。これをFuji FinepixS5proにつけて撮影した。撮影結果は、シットリと落ち着いた素晴らしい描写である。新しいレンズもよいが、こうしたデジタル化以前のレンズの中には、現在でも優れた製品がみられる。そんな様々な古いレンズの描写力を、デジタルで楽しむという点でも、マウントの変わらないニコンのレンズは興味深い。
オールインワン・パッケージの家電は別として、システムで販売されたプロダクトで、何十年も使い続けられるという商品は、意外に少ないのではないかと思われる。私の場合、ニコンFの時代に始まり、ニコンのワンナンバー・ボディを使い続けてきたが、システムのいくつかは、デジタル化の今でも利用できる。それだけ機材の工学特性は、あまり変わらないのだろう。流れゆく風景を1枚の映像に記録するという撮影行為自体が、昔から変わらないので、工学的特性もあまり変化してゆく必然性が少ないのだろうと考えている。
今朝の日経新聞では、機材メーカー各社の利益率低下が報じられていた。デジタルカメラも世界で一巡したのではないかと、思われる。媒体が変わったことで、短い時間の中でデジタルデバイドは達成されたが、機材構造そのものが大きく変わったわけではない。一体ここ何年かの騒ぎはなんだったか。
これからは、少し丹念に、これまでの遺産の味を楽しみたいという気分になる。尚ここでとりあげたレンズの評価は以下にある。
http://www.naturfotograf.com/index2.html
Fuji FinepixS5pro,Nikkor -P・C Auto F2.5/105mm