10年一昔と言いますが、その一昔ほど前にガレージ土花亭に走行距離
約3000キロの、916としては最終型の98年式916がやって来た。
土花吉自身、いつか916に乗りたいがために自動二輪免許の限定解除を
したようなものだけど、流石に40を過ぎてからの「この手」のドカには不安が・・・。
でも、やって来た当初は嬉しくて夜な夜な、たとえ少しの距離でも走りたくて
夜間飛行を頻繁にしていた覚えがあります。
そんな、土花吉号。996や998なら未だしも、「916はよく壊れる」なんていう
ことも承知の上での投入ではあったけど、意外と故障も少ない良い子でした。
とは言っても先ずは例のレギュレータのカプラー焼失。
(レギュレーターもバッテリーも奇跡的に存命)
この時はGYROのRYOMAXさんにアドバイスを頂き自分で治しました。
そして、これ又得意のラジエター・リザーバータンクの破裂に純正クラッチレリーズの
漏れ。(この二つもよくあることです。)これは流石にショップにお願いしました。
最後は結構、原因究明に手間取った燃料ポンプのリレーの故障による突然の
エンジンストップ現象。
(色々とハーネスからありとあらゆる電装をチェック後に究明)
これは症状が出たタイミングで直ぐにリレーを入れ替えるだけですから当然、
自分でやりました。(その後はまったく問題なし。)
以上が長年乗って来た間の故障リストで正直、916であれば故障の内には
入らないトラブルかもです。
ほんと、お金の掛からない916だったことに感謝感謝で、この916だけは
立ちコケどころか一度も倒すことなく乗ってあげることが出来ました。
今は盆栽となってガレージの一番奥に鎮座しておりますが、たまには
日向ぼっこをしてあげたり、磨いてあげたり。
そして、デスモクアトロの雄叫びを聞きたくなったら、いつでも火入れが
出来るよう、動態保存状態にはしておこうかと。。。