バレンシア最終戦後の居残り2日間の1000ccオフィシャルテスト。
やはりヘイデンは決勝レースでの右手の負傷が響きテストはキャンセル。
(但し、真面目人間ヘイデンはちゃ~んと見学)
各ワークスは1000ccモト1マシンのテストを繰り返す中「又もやのフィリッポ」。何だか訳の
分からないアダプターなのかスペーサーなのか、新しい部品が取り付く。
彼曰く、「アルミ製ペリメーターフレーム」だと。
フロントのデルタボックスフレームに続いて、今度はリア。
同じく、彼曰く
「これでエンジンに手を加えることなくスイングアームのピポット位置の変更が出来るのよ。」
そっ、ご承知の通り昨年型GP10あたりからのデスモセディチはエンジンをコアとして何や
かんやと枝みたいに生えてる状態。
その枝の取り付け位置を変えようとすると根っこのエンジンに手を加える必要がある
ような形態。いわばF1マシンのような形態ではあるもの4輪と2輪とでは条件が違う。
例えばエンジンにマウントさえれているボルトを1回抜いてまた入れ直すとすると微妙に
前回とは違った感じで取り付いてしまう。これが2輪の場合は敏感にライダーに伝わり
泥沼へと。一旦、バラバラ状態にしてもう一度組みなおすと、もう違ったマシン・・・。
まっ、フィリッポの実験的テストに付き合うのに、あまり乗り気じゃなさそうなロッシ。
案の定、他のマシンとのタイム差は今年の予選なみの差。。。埋もれてます。
ロッシのとうちゃんも心配な様子。
「相変わらずパッとしねぇ~よ・・・」