「代々」受け継ぐということは並々ならぬ苦労もございます。
小さいものなら未だしも、それが大きければ大きいほど苦労も大きい筈。
そんな、越前市にある「小泉家住宅」(国の登録有形文化財)は個人が管理。
江戸後期・文政(1818~)期といわれ、200年近く受け継がれています。
入母屋妻入り茅葺の上屋に四方に複雑に下屋が配され圧巻な建物。
手入れも行き届いており代々、受け継がれた方の苦労が目に見えます。
一方、こちらは「代々」受け継ぐもなにも、自然とこうなってしまった南越前町R8の「3代桜橋」。
左下の花崗岩をアーチ状に積み上げられた小さな橋が「旧:桜橋」(明治18年/1885)。
一応は文化財らしい。
そして、赤い鉄骨ブレーストアーチ橋が「元:桜橋」で、奥のRCプレキャスト橋が現在の「桜橋」。
何だか複雑に入り組んで訳が分りませんね・・・・。
大きなものではなく、小さなものであれば土花亭にもあるような「代々」受け継ぐべきもの。
価値は別として大切にしなければと、ふと思う。。。(帰りの海を眺めながら・・・。)