昨日の建国記念「の」日。。。(「の」が重要のようで、確かにカレンダーにも「の」が入ってます・・・)
前回の放送時に後半しか観ることが出来なかった「NHKスペシャル:カラーでよみがえる東京」の
肝心の前半部分を再放送で観る。
確かに一世紀前の白黒16mmフィルムをカラー化した映像は興味深く新鮮にも感じた。
ところで番組中、終戦後「伊丹万作」が発した「戦争責任者の問題」の言葉はもっと興味深かった。。。
(伊丹万作:故・伊丹十三の実父)
その中で「だまされる罪」について述べているのですが、どうも我々日本国民は「だまされやすい」性格を
持っているようで、それは比較的単一な大和民族で占められる純血国民性によるものなのかも知れません。
確かに先の戦争をとってみても国民は「だまされた」と思っていたのかも知れない。
しかし、1894年の日清戦争からほぼ10年ごとに戦争を繰り返し、勝てる筈のない相手に何故か勝って来た。
しかし、1941年からの戦争では当然、敗戦となる。(冷静に考えれば誰がみても負ける戦争)
そして、「だまされた」ことに気が付く・・・。(でも、誰に?政府に?軍部に?はたまた天皇に?)
少し違うように思う。「だます罪」があってこそ「だまされる」が存在する筈が、「だまされる罪」が
まず先にあり、結果「だます」が存在するような気がする国民性。
(言っておきますが、よく言う「だまされる者が悪い」というのとは違う、もっと大きなもの)
戦後70年、極東国際軍事裁判でのA級戦犯の被疑者の内、後に内閣総理大臣となった
岸信介を祖父に持つ者が今の政権を握る。
先の震災の後、再稼働に最も近いとされる九州・川内原発。
しかし、川内原発の前に地元県内の高浜原発が先に再稼働という話が突如として浮上する。
これもまた「だまされる罪?」。