土花吉&与太吉

「土」に咲く「花」は「吉」を呼び寄せます。/DUCATI&ヨタ8&SR&TW等々・・・

責任の所在

2016-03-11 | 【土花亭】

5年を迎える「3.11」。

「天災」とはいえ原発事故に関しては「人災」であり、人によってもたらされた「災い」。

「汚染水」の丸いタンクは永遠に増え続け、「除染廃棄物」を入れたフレコンバックは行くあてもなく山積み。

何ら解決の道筋すら出来てない状態でも地元県内の原発は再稼働という暴挙・・・。

(昨日、大津地裁の仮処分決定を受け停止しましたが)

 

昨年の3月11日の自分のブログ記事をみると、原発を「バベルの塔」に見立て書いている。

「空想的で実現不可能な計画」の例えで、人類が天に届く塔を建設しようとして、あえなく崩れてしまった塔。

昨年の記事の前半で触れた地元首長選挙も両者とも原発との「共存共栄」をうたっていたので

結果、どちらが当選しょうが原発行政については今までと変わらず現在に至る。

 

先月末に検察審査会が旧東電役員3人を、業務上過失致死傷罪で強制起訴したのは、皆さんも

ご承知と思いますが、よくよく冷静に考えてみると現在国内にある原発55基については全て

自民党政権下で計画から承認、そして許可から建設と推進されたということを忘れてはいけない。

この場合の「政治責任」はた又、「行政責任」はどうなるのか・・・。

少なくとも当時の首相及び経済産業大臣に責任は無いのかと考えてしまう。

それぞれのトップに立つ者はそれなりの責任を負ってしかり。

身近なところで、もし自分自身が地元首長の立場であったらと考えて頂きたい。

「市民の生命及び財産を守り、事故があった場合に全市民を安全かつ迅速に避難させることが果たして出来るのか」

この一点に尽きる。(私なら「到底、そんなことは無理」と判断する。)

 

事故後、天候による風向きや降雨も何も知らされず、高濃度の放射能物質が拡散する方角へ避難させられた人々。

「想定外」という言葉一つで片づけられてから。。。もう5年です・・・。

 

この「想定外」というのも、実は震災の3年前の平成20年には「15M超の津波の可能性」として

東電は情報を持っていたことが最近になり判明する。

この「想定」は東電にとっては「害」として扱われ、いつのまに「想定外」ということばに挿げ変わる。

 

そんな、「責任の所在」もはっきりせず、事故の総括も出来ぬまま5年という月日が流れる。。。

 

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コメント (2)
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