今年の5月ごろかに先方からコンタクトがあり、貴番組の主旨とは違い「築100数十年」の建物でもないし、
別に「元〇〇」のような名の知れた建物でもない、昭和の時代何処にでもあった普通の民家である旨を伝えるも
幾度も訪問を受ける。当初はあまり乗り気でもなく二人して迷っていたのですが、ディレクターの方が何度も何度も
わざわざ足を運んでもらって、お話をしている内にその方の人柄もあったりして「是非もなし」で受けることに。。。
(因みに、放送予定日の一月前が解禁ということで今になり、今後2回に分けて撮影録を書くことに・・・)
土花吉の妻が店主である「caffe 月の虹」の営業スタンスとしては「積極的にPRはしない」、店の前を通って
「暖簾が掛かり、開店していればラッキー」なくらい。SNS上はブログとインスタでの営業1.2日前での案内程度の
「月の光に照らされ出来る虹」のように滅多にお目に掛かれない正しく「月の虹」ってのがコセンプトで。
今までも依頼があったTV取材は断り、雑誌の取材は掲載写真を制限し、入稿前のチェック確認を条件に気が向けば
受けて来た経緯が・・・。それが今回「TV取材」どころか「ドラマ撮影?」「演じる?」「台詞?」
それが何故?かと言うと、以前に書いた「亡き義母の腕時計」の最初の文面「亡き義父への親孝行のつもりで」
ってのが私にはあって(妻にとってみれば実父)多分、「大仕事」になるだろうと予想はしていたのですが、
正しく「大仕事」でした。
6月に入り、幾度にも及ぶ取材受けにメールや電話でのやり取り。ストーリー用の資料を揃えたりで、そんなやり取りが
一月以上続き、7月に入ると脚本家(結構、有名な)の視察と面談。やがて台本の素案が出来たりするも何度か
修正が掛かり、事前のロケ隊の視察があったりで、最終台本が出来たのが撮影数日前。
店の中の「公共放送」上、問題があるものや店名が分かるものの撤去。視聴者が目を引き過ぎる「大時計」や
「看板娘」を撤収したりで台詞を覚える時間などなく、ロケ初日(7/23)の日を迎える。