ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ベトナムの風景 (その10) ~ サイゴン食べ歩き④

2008年09月08日 | 海外旅行
夕方恒例のスコールの中、一旦ホテルに戻ってから夕食に出かけた。
ベトナムの古都フエの宮廷料理の店、「ギー・スアン」に行くつもりだったのだが、
スコールは収まるどころか更に激しさを増し、雷鳴が轟くなか、時折稲妻が走る状態に。
無理は禁物。こんな荒れ模様の夜は、ホテル近くのレストランで簡単に済ませよう。
・・・・・・・ということで、ホテルの並びに見つけたこのレストランに決定。


中に入ると、まず目に入るのがプール(?)のような池。これには、ちょっと驚かされた。


ウェイター、ウェイトレスの服装・マナーも良く、態度も洗練されている。
名前も確かめずに入ったけど、ここって相当な高級店かも・・・・。


コースの最初は、四川風の酸っぱ辛いスープ。
ベトナムというより、もろ中国料理だけど・・・・、うん、旨い!

・・・・・・・・・・・・店内が暗くて、ピントがボケまくってます。すみません m(_ _)m

三角形をした揚げ春巻きは、何故かパイナップルに飾り付けて運ばれてきた。
サクッとした歯触りのより皮、具だくさんの餡。
見た目はかなりサプライズだけど、これも、かなり美味しい。


蓮の茎のサラダは、ベトナムでは相当ポピュラーな料理らしい。


軽~い食感のエビ煎と少し酸味のあるサラダの相性はピッタリ。


伊勢えびのグリル。


さいの目にカットした牛肉と野菜の炒めもの。ちょっと固めで歯応えのある牛肉だった。


青梗菜もベトナムの魚醤「ヌックマム」で味付けされており、
日本の醤油にはない若干の甘みと香ばしさが感じられる。


蓮の葉でくるみ、蓮の花を飾りつけて出されたのは、蓮の実のチャーハン。
この頃になると、かなりお腹にきていたが、なんとか完食。


デザートは、南国フルーツの盛り合わせ。
盛りつけの感覚は、日本とは随分と異なるような・・・・・。


「ナム・カー(Nam kha)」という名のこの店。
ホテルに戻ってからガイドブックをチェックしてみると、「王宮をイメージした店内は
調度品も洗練」されており、「高級感たっぷりの正統派ベトナム料理の店」だそうで、
レストラン紹介ページの一番最初に掲載されていました。
ワインを入れないで100USドルくらい(二人分)でしたから、
ベトナムの感覚からすると、かなりの値段です。
さすがにサービスは行き届いており、料理も大変美味しかったのですが、
ベトナムでの食事の醍醐味は、もっと違うところにあるような気がします。
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ベトナムの風景 (その9) ~ サイゴン食べ歩き③

2008年09月07日 | 海外旅行
この日のランチは、旧大統領官邸の向かいにあるクアン・アン・ゴン。
ガイドブックによれば、「ベトナム全域の麺が食べられる屋台風の人気店」とのこと。


直射日光は、熱帯植物の大きな葉や布製のパラソルに遮られて、
エアコンなしでも涼やかなオープンエアの店内。


これは、フォー(Pho)と同じく米が原料で丸麺のブン(Bun)。
基本は塩味だが、おそらく鶏でとったダシの味がしっかりして美味しい。


今回も、生春巻きを注文。

ウェイターはこのセットをテーブルに置き、そのまま立ち去ってしまった。
……え? あれ? これって一体どうやって食べるの?

だって、まだ堅いライスペーパー、紐で巻いたままだし……。
これって、スーパーで売ってるそのままやん?
……なにか、ひと手間忘れてませんか?

ウェーターを呼んで食べ方を尋ねると、
ライスペーパーの上に野菜とエビを置いて、クルクルッと巻いて食べろと言う。
そりゃ、そうなんだろうけど、ライスペーパー堅いままだってば!

最終的には、ウェーターに実演してもらったが、やはり、そのまま巻くらしい。
野菜やエビの水分で少しずつ柔らかくなって、巻けるようになるんだ(驚!)

食べてみれば、野菜は新鮮で甘く、エビもぷりぷりして美味しかった。

いやはや、春巻きを食すまで、長い道のりでしたが、
なんとか無事、この日のランチを終えました。
こんな経験も海外ならでは。ちょっと笑える楽しい思い出です。

さて、肝心の春巻き。味は悪くなかったのですが、ライスペーパーの方は、
多少柔らかくなったとはいえ、噛み切る(噛みちぎる?)には、少々顎の力が必要でした。
このため、妻はもっぱらブン専門。残りの春巻きは、私がきっちり引き受けました(笑)
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ベトナムの風景 (その8) ~ サイゴン食べ歩き②

2008年09月06日 | 海外旅行
サイゴン市内を歩き回った後は、ホテル近くのベトナム料理店「セン」でちょっと遅めの夕食。


まずは、前菜盛りあわせから・・・・。プルンとした食感の巻きもの3種とベトナムハム。


続いて生春巻き。この店では、一口サイズに切って盛りつけていた。


ザボンとスルメのサラダ。上にかぶさっているエビ煎に載せて食べる。
ザボンの甘みと酸味、スルメの噛みごたえが、エビ煎のサクサク感とあいまって旨い。


数種類の穀物を煮詰めて甘みを出したデザート。
ベトナムには、エビ煎と一緒に食べる料理が多いなぁ。


初めての味、豆茶。
お土産にもって帰ろうと、この後いろんな店で探してみたが、見つからなかった。


ベトナムでの食事に春巻きはつきものですが、
具の種類やタレには店それぞれの特徴があって、微妙に異なります。
朝食を除いて、ほぼ毎回の食事でいろんな春巻きを食べましたが、
どれも美味しくて、飽きることがありませんでした。
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ベトナムの風景 (その7) ~ サイゴン食べ歩き①

2008年09月05日 | 海外旅行
サイゴン市街を散策中、通りがかりのローカルなレストランでランチ。
ベトナム語の表記はわからなかったが、
一部のメニューには写真も添付されていたので、指差してオーダーする。

ひと品めは揚げ春巻き。
網目状のライスペーパーはサクサク、甘酸っぱいタレがピッタリ。


ビーフンを野菜やハム、海老などと一緒に炒めたもの。
あっさり味なのだが、やや甘みを感じるベトナム醤油の香ばしさが食欲をそそる。


こんな小さな店構え。


店の前をバナナ売りが通りかかる。

見えにくいけれども、写真左隅で外人観光客がフルーツの行商の天秤を借りてポーズしている。
この後、天秤を貸したことへの心づけが少ないと観光客ともめているようだった。
ベトナム人の商魂の逞しさを垣間見たような・・・・・。

ベトナムの食事は、中華料理やフランス料理の影響を色濃く受けているそうですが、
日本人の味覚にもあっていると思います。
いろいろと食べ歩いたのですが、甲乙つけがたいほど美味しかったです。
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ベトナムの風景 (その6) ~ メコン川クルーズ②

2008年09月01日 | 海外旅行
メコン川・クルーズの帰り道、大きな萱葺き屋根(?)のオープン・エア・レストランで食事となった。
高い天井。広いスペースの中央は厨房になっている。


エレファント・フィッシュ(このあたりの名物らしい)のから揚げがテーブルに置かれる。
???・・・・さて、どうやって食べるんだろう。


ほどなく、アオザイに身を包んだウェイトレスが現れて、
魚の身をほぐすと、野菜などと一緒にライス・ペーパーに巻いて盛りつけてくれた。
   ・・・・なるほど、生春巻きの一種なんだ。


こちらは揚げ春巻き。


揚げ餅はほんのりと甘く、やわらかくて美味しい。


これが、その揚げ餅を作っているところ。
生地を油の中でくるくる回していると、次第に丸く、大きくなってくる。
ちょっとした手品を見ているようだった。


魚のつみれがたっぷり入った具だくさんのベトナム鍋。


あちこちに調理コーナーがあって、様々な料理がその場で実演されている。


この日は、テレビの取材が入っており、調理や配膳の風景を撮影していた。


しばらくすると、パラパラと雨が降り始めた。
「またいつものスコールか」とタカをくくっていると、瞬く間に凄い土砂降りに・・・・。


ひどい雨も、蓮の花には不思議と似合っている。


叩きつけるような大粒の雨。これがベトナムなんだと、妙に納得。


5月下旬から11月上旬まで、ベトナムでは雨季にあたります。
滞在間も午後になると必ず雨が降りましたが、この日ほど凄い雨は初めて。
これが正真正銘、本当のスコールなんでしょうね。
そんな雨も、サイゴンに帰り着く頃にはすっかり上がり、青空がのぞいていました。
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