今日は先日何枚かまとめて買ってきたCDからミケランジェリが弾くショパンのバラード第1番を聴きましたが、同じときに買ったツィンマーマンのCDにもバラード第1番が入っていて、これはすでに聴いており、この演奏とミケランジェリの演奏がずいぶん印象が違うので、改めてツィンマーマンのCDを聴き直してみました。
2人のピアニストについておさらいしておくとミケランジェリは1920年イタリア生まれ、ツィンマーマンは1956年ポーランド生まれと3周りも歳が離れています。日本流に言うと大正生まれの世代と戦後世代。録音した年齢もだいぶ違っていてミケランジェリは51歳(1971年録音)、ツィンマーマンは31歳(1987年録音)のときに録音しています。演奏家として十分な経験を積んだミケランジェリとまだまだ若手と言えるツィンマーマン。一方では共通点もあって2人とも完璧主義者として知られています。しかし、こうした産まれた時代の違い、録音時の年齢というものが演奏に反映していると思いました。それぞれの演奏を一口に言うとミケランジェリは余裕の感じられるエスプリの効いた演奏、これに対してツィンマーマンは緊張を孕んで真正面からショパンに挑んだ演奏といった感じです。そのときの気分によって選ぶCDが違ってくるように思いますが、今日のところは少し肩の力が抜けたような感じのするミケランジェリの演奏に親近感を覚えました。なお、音質は16年新しいツィンマーマン盤が当然勝っていますが、ミケランジェリ盤でも不足は感じないレベルです。
写真は近くの神社を通りかかった際に菊花展をやっているのを見かけて撮影したもの。
2人のピアニストについておさらいしておくとミケランジェリは1920年イタリア生まれ、ツィンマーマンは1956年ポーランド生まれと3周りも歳が離れています。日本流に言うと大正生まれの世代と戦後世代。録音した年齢もだいぶ違っていてミケランジェリは51歳(1971年録音)、ツィンマーマンは31歳(1987年録音)のときに録音しています。演奏家として十分な経験を積んだミケランジェリとまだまだ若手と言えるツィンマーマン。一方では共通点もあって2人とも完璧主義者として知られています。しかし、こうした産まれた時代の違い、録音時の年齢というものが演奏に反映していると思いました。それぞれの演奏を一口に言うとミケランジェリは余裕の感じられるエスプリの効いた演奏、これに対してツィンマーマンは緊張を孕んで真正面からショパンに挑んだ演奏といった感じです。そのときの気分によって選ぶCDが違ってくるように思いますが、今日のところは少し肩の力が抜けたような感じのするミケランジェリの演奏に親近感を覚えました。なお、音質は16年新しいツィンマーマン盤が当然勝っていますが、ミケランジェリ盤でも不足は感じないレベルです。
写真は近くの神社を通りかかった際に菊花展をやっているのを見かけて撮影したもの。