カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

バラード第1番

2011-11-05 | 音楽
 今日は先日何枚かまとめて買ってきたCDからミケランジェリが弾くショパンのバラード第1番を聴きましたが、同じときに買ったツィンマーマンのCDにもバラード第1番が入っていて、これはすでに聴いており、この演奏とミケランジェリの演奏がずいぶん印象が違うので、改めてツィンマーマンのCDを聴き直してみました。
 2人のピアニストについておさらいしておくとミケランジェリは1920年イタリア生まれ、ツィンマーマンは1956年ポーランド生まれと3周りも歳が離れています。日本流に言うと大正生まれの世代と戦後世代。録音した年齢もだいぶ違っていてミケランジェリは51歳(1971年録音)、ツィンマーマンは31歳(1987年録音)のときに録音しています。演奏家として十分な経験を積んだミケランジェリとまだまだ若手と言えるツィンマーマン。一方では共通点もあって2人とも完璧主義者として知られています。しかし、こうした産まれた時代の違い、録音時の年齢というものが演奏に反映していると思いました。それぞれの演奏を一口に言うとミケランジェリは余裕の感じられるエスプリの効いた演奏、これに対してツィンマーマンは緊張を孕んで真正面からショパンに挑んだ演奏といった感じです。そのときの気分によって選ぶCDが違ってくるように思いますが、今日のところは少し肩の力が抜けたような感じのするミケランジェリの演奏に親近感を覚えました。なお、音質は16年新しいツィンマーマン盤が当然勝っていますが、ミケランジェリ盤でも不足は感じないレベルです。
 写真は近くの神社を通りかかった際に菊花展をやっているのを見かけて撮影したもの。

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ヤクシソウ

2011-11-05 | 町田の谷戸
 雑木林の林縁や明るい雑木林のなかでよく見られるヤクシソウ(キク科)ですが、ここでは群落になってたくさんの株がありました。と言っても、この花の場合は独占的に群落を作るのではなく、他の植物との共存型で何種類もの植物に混ざって咲いていました。ひとつひとつの花は小さいですが、たくさんの花を咲かせるので群落になっているところは少し明るく感じられます。
 1ヶ月ぶりの町田の谷戸では稲がすっかり取り入れされていて、田圃には切り株が残っているのみでしたが、そんな田圃の上をだいぶ少なくなった赤トンボが飛んでいました。

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ホウジャク

2011-11-05 | 町田の谷戸
 ハチのようにも見える虫ですが、蛾の仲間なんですね。ホバリングが得意で静止しながら蜜を吸っているので、ピント合わせはわりと楽でした。羽のはばたきはすごく早くて高速シャッターを切っても止まりません。止めて写すには発光時間の短いストロボ光で撮るしかないです。街中でも花壇などで見かけることがあります。

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