カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

渋谷駅前

2015-05-10 | あちこち
 根津美術館で光琳の描いた国宝2点の揃い踏みが見られるというのででかけた。渋谷駅から歩く。この10年ほどは渋谷駅で降りることはすっかり少なくなって年に1,2度か。駅周辺は長らく工事中である。めまぐるしく風景が変わってしまうから撮っておこうと思ったが、色があるとうるさいと感じモノクロームでも撮った。
 
 いつのまにか道路に自転車レーンの表示が引かれていた。
 
 
 先日、図書館で鬼海弘雄さんの「アナトリア」という写真集を借りてきたが、鬼海さんはずっとモノクロームで撮っている方で、実に濃密な写真を見せている。写真集を見ていてほとんどの写真で主人公となっている人の頭の位置が画面の上下方向のほぼ真ん中にあることに気付いた。一般的にはあまり頭の上に広く空間をとらないようにして撮ることが多いと思うが、あえて広い空間を置いている。そうすることによって画面に奥行と情感の余韻が生まれているように思った。

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