格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

嘘で塗り固められた国会

2007-06-30 05:29:13 | 民主主義

嘘で塗り固められた国会

 安倍首相は「重要法案の成立の為にさらなる審議が必要だ」という理由で国会を延長した。誰もがテレビでそう聞かされ、新聞でそう読まされた。
 ところが6月27日の朝日新聞に「きょうの審議見送り」という小さな記事が出ていた。労働関連3法案などの重要法案の審議が予定されていた27日の衆院厚生労働委員会の審議が26日の同委員会で見送られたのである。
 「おやっ」と思ってその小さな記事を読んでみた。そして驚いた。年金問題でさらなる追及を予定している長妻昭議員(民主党)の質問を封じるためであるという。しかも「長妻さんに年金でわいわいやられたら、たまらない」と自民党理事が「長妻封じ」を認めたという。今後の衆院厚生労働委員会の日程は白紙で、7月5日の会期末まで審議が見送られるらしい。おそらく最後は時間切れの強行採決だろう。
  このようなふざけた国会の現状を誰も大きく報道しない。民主党も抗議をした気配もない。おそらく日本の国会は与野党の馴れ合いで「壮大な八百長芝居」が繰り広げられているに違いない。国民はすっかりだまされているのだ。年金問題もやがて曖昧な形で幕引きされる予感がする。このような「偽装国会」を追及する、国会の嘘を国民の立場に立って監視するオンブズマン政党や政治家が絶対に必要である。既存の与野党では国民の権利は守れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする