サブプライム=住宅バブルの次は、環境バブル
米国は財政赤字・貿易赤字、政府・民間共に巨額の借金を抱えている。
かつては、IT株バブルで、米国政府と民間金融機関は莫大な利益を上げ、世界中から資金を呼び込み、この借金の「穴埋め」を行った。
ITバブルが崩壊すると、金融機関は莫大な借金を抱え、瀕死となった。
ブッシュは税制等で住宅投資優遇措置を採り、金融機関に住宅投資・「投機」を行わせ、住宅価格の高騰の利益でITバブルの借金返済を行わせた。そして金融機関に莫大な利益を上げさせた。
そして、この住宅バブルによって世界中から投機資金を米国に呼び込み、政府・民間の財政赤字・貿易赤字=借金の「穴埋め」を行った。
サブプライム・ローンの破綻で、この住宅バブルが崩壊すると、金融機関は莫大な借金を抱え、再び瀕死となった。
続いて、米国政府は、環境技術、環境産業、二酸化炭素排出権取引等のデリバティヴ取引を奨励し、環境バブルを作り出し、このバブルの利益で金融機関の借金返済を試み、金融機関に利益を上げさせ、世界中から資金を呼び込み、借金の「穴埋め」を行おうと画策し始めている。(続)