格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

【第45回2009.8.30衆院選考その2、各党寸評】

2009-09-10 20:24:30 | たすけあい党


【第45回2009.8.30衆院選考その2、各党寸評】

 2009衆院選の各党の議席の割り振りは次のようになった。これを各党別にみておく。

 自民党は、212→300→119議席(小選挙区64、比例55)となり歴史的な大敗北を喫した。2005総選挙で300議席を獲得し大勝利したが、こたびはその逆に地滑り的に凋落しスッテンテンになった。目標としていた過半数の241議席を大きく割り込み、野党に転落することになった。自民党の野党化は、細川政権誕生時の1993年以来のことになる。2005総選挙では青森、群馬、栃木、石川、島根、愛媛など13県で小選挙区を独占したが、こたびは逆に岩手、秋田、福島、埼玉、新潟、山梨、長野、静岡、愛知、滋賀、長崎、大分、沖縄の13県の小選挙区で全敗し「空白県」となった。小選挙区で全議席を獲得したのは、福井、鳥取、島根、高知の4県のみにとどまった。麻生首相、党三役は即刻の辞任表明を余儀なくされた。

 特記すべきことがある。こたびの選挙で、小泉系シオニスタンが脳震盪を見舞われるほど壊滅的打撃を受けた。僅かに手勢十数名が残ったが、もはや政治的影響力はない。それにしても小泉チルドレンが揃いも揃ってお粗末さ、不甲斐無さを示した。比例代表当選圏の座が保障されないという理由で降りた者、無所属に転じた者、ろくに選挙戦を戦わなかった者も続出した。そういう訳で、1対1の小選挙区ではレースにならず殆どが餌食にされた。総帥小泉の出向いたところ全員討ち死にという滑稽無残な結末となった。当人は既に引退し、無責任極まる余興生活に入っているというのに、小泉チルドレンは今なお慕うという漫画的構図を見せている。

 ひょっとして、麻生政権の役割は、小泉派退治にあったのかも知れない。この観点から見れば頷けることが多々ある。そうとすれば麻生は重要な役割を果たしたことになる。吉田茂のDNAの為せる技かもしれない。付言しておけば、小泉教の信者たる武部、小池、中川がいずれも比例当選で復活しており、今後の動きが注目される。自民党は当分ゴタゴタし続け悩まされることになろう。小泉の息子の進一郎はオヤジの世話にならず、比例保険を掛けずの気骨を示し、ただ一人新人当選した。小泉チルドレンは時の甘言に乗り、手痛いしっぺ返しを受ける破目になった。やったら倍してやり返されるのが世の習いであることを肝に銘じるべきだろう。

 公明党は、31→31→21議席(小選挙区0、比例21)。太田代表、北側幹事長、冬柴前幹事長ら小選挙区候補全員が討ち死にすると云う前代未聞の事態に陥った。同党の場合、お題目の力を信じてと思われるが、小選挙区候補は比例当選の保険をかけていない。これにより全員落選となった。遂に「全員当選常勝神話」が潰えた。公明党の今後は、自民と蜜月を深め過ぎた故に却って舵取りが難しい。総括する力があるだろうか。

 民主党は逆に、177→115→308議席(小選挙区221、比例87)となり歴史的な大勝利を収めた。近畿では候補者が足りなくなり2議席が他党に回ったほどオセロ倒し的に自公候補をなぎ倒した。2005総選挙で議席を減らした分以上に大幅に取り戻す格好になった。岩手、福島、山梨、新潟、長野、滋賀、長崎の8県で議席を独占した。推薦区や無所属を含めると、秋田、埼玉、静岡、大分、沖縄でも非自民で全議席を占めたことになる。新たに「小鳩チルドレン」が生まれた。鳩山代表は続投し、間もなく首相として政権を担うことになろう。呉越同舟にならず三本の矢で結束できるかどうかが注目される。

 社民党は、前回と同じ7議席(選挙区3、比例4)。将来の党首候補と評されている保坂展人は、東京8区で石原候補と対決したが競り負けし、比例区でも議席を獲得できず落選した。福島執行部は恐らく信任され、新政権入りの道が開かれようが、足腰を鍛える課題は「永遠の課題」となり続けるのだろうか。

 国民新党は、4→3議席(小選挙区3、比例0)。小選挙区を譲り比例代表北陸信越ブロックに転じた綿貫民輔代表と亀井久興幹事長が落選した。亀井静香氏(広島6区)、松下 ただひろ(鹿児島3区)、下地幹郎(沖縄1区)が当選した。野党連合の下働きに尽力し、精も根も使い果たした格好となった。比例区で取れなかったのは、郵政問題1本槍が過ぎたのかも知れない。8.31日、東京で開かれた党の幹事会で、綿貫代表が国民新党最高顧問、亀井静香代表代行が代表に就任することを決めた。新政権入りと要職が担保されるべきであろう。

 新党日本は、0→1議席(小選挙区1、比例0)。党代表の田中康夫(兵庫8区)が小選挙区当選し瞠目させた。公示前の駆け込みで立候補したにも拘わらず公明の冬柴前幹事長を破った。この功績により、新政権与党派の道が開かれたと思われる。

 新党大地は、1→1議席(小選挙区0、比例1)。鈴木宗男(新党大地)が比例北海道ブロックで当選した。八代英太の当選までには至らなかった。新党日本同様に新政権与党派の道が開かれたと思われる。

 みんなの党は、4→5議席(小選挙区2、比例3)。「政権交代プラス政界再編」を訴え、代表の渡辺、江田憲司の2名は小選挙区で、山内康一は比例単独で、浅尾慶一郎、柿沢未途は比例復活当選で、計5名が当選し善戦した。選挙直前に結成された党にも拘わらず非常に健闘したことになる。相変わらずの旧自公政権と新政権の両睨みによる遊泳が始まるものとみられる。

 改革クラブは、1→0議席。唯一の現役候補であった西村真悟(大阪17区)が落選し、自公連合の別動隊の正体を露にしつつ露と消えた。 

 共産党は、前回と同じ9議席(選挙区0、比例9)を維持した。志位執行部は安堵し、建設的野党論の下に是々非々路線をまさぐることになる。

 無所属は、6→6議席。このうち、平沼グループは、候補者17人のうち平沼元経産相、小泉龍司(埼玉11区)、城内実(静岡7区)の3名が当選した。3名当選は快挙であるが、公職選挙法が定める政党要件(国会議員5人以上)を満たさず、新党結成が厳しい状況となった。

 宗教法人「幸福の科学」を母体とする幸福実現党は、小選挙区と比例代表計337名と云う候補者数では最大の候補を擁立したが、小選挙区、比例区とも議席0となった。特段の声明も出されず仕舞いになっている。 
 かように分析できるが、我々はどう受け止めるべきだろうか。れんだいこは、日本政治史の新たな時代が始まったと素直に受け取る。遂に、1980年代初頭の中曽根政権以来のシオニスタン政治からの転換を闘い取った。新政権が、内憂外患の中、有能に漕ぎ続けることを願う。真剣に学ぶべきは、1980年代初頭まで続いた政府自民党内のハト派政治の手法であろう。吉田茂、池田隼人、田中角栄の内外政治のキモである「内治優先の経済成長政策、国際協調の軍事防衛費軽減、自衛隊の海外派兵禁止」政治復権こそ日本の進路とすべきではなかろうか。その為にまずはシオニスタンを一掃し、如何に愛国的に見せかけようとも二度と売国勢力をのさばらせてはいけない。話はここからであろう。日本国憲法が息を吹き返し、光り輝くことになるのを願う。

 2009.9.2日 れんだいこ拝

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日本の航空機産業ツブシに動く米国軍事産業

2009-09-10 20:10:58 | 真相の深層

日本の航空機産業ツブシに動く米国軍事産業


*・・・メールマガジン版オルタナティブ通信。


配信開始。近刊は、


「ソマリアの海賊の正体」(仮題)


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日本の自衛隊の使用する主力戦闘機はF16等、

米国製で占められている。

こうした状況に対し、三菱等を中心に、かねてから日本独自の戦闘機を生産しようと言う動きがある。

日本のハイテク技術を生かせば、米国製より質の良い戦闘機が作れるとする、

日本の航空機メーカーの自負もあり、

また専守防衛の日本の自衛隊には、

長距離を飛行できる米国製戦闘機は必要が無い。

F16より燃料タンクが小さく機体の軽量化を計りながら、

そこに金属を使わず、日本のカーボン技術を使った超軽量の機体を組み合わせ、

機動性=戦闘能力を高め、

軽量化した重量分のミサイルをF16より多く積むといった新しいプランが、

日本には豊富に存在した。

しかし、この日本の独自戦闘機プランに対し、

アメリカ政府は、日本が「米国離れし、独自の軍事路線を歩む」として、

技術大国日本がアメリカの敵国になる「端序」となるとして、

猛烈な反対があり、

過去、実現されて来なかった。

アメリカの本音は、「アメリカの高価な戦闘機を多数、購入してくれる日本が居なくなれば、収入が激減し軍事産業が困る」と言うものであった。

この「日本・独自産業」叩き潰しに動いた、対日強硬派が、

現在の、バイデン副大統領と、アル・ゴアであった。

アル・ゴアの環境保護論を映画等で見、

賞賛していた日本人の、無知と世間知らずが明らかとなる。

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