世界の金融市場は、「狂気の段階に入っている」
昨年、破産申請し、株式を紙クズにし、社債も紙クズにした自動車会社GMが、
今年は好業績で、財務体質も良いので、
株式を発行し2兆円前後を調達すると言う。
昨年、借金を踏み倒したので、借金が無く財務体質が良いのは当然である。
昨年、GMの株・社債を持っていた人々の資産を、紙クズにし、
マジメに、一生懸命働いてきた、サラリーマンの財産を紙クズにしておき、
今年、株式を「買って欲しい」と新たに発行する厚顔無恥。
その株式を平然と発行させ上場させる金融機関と、世界の金融市場。
昨年、3000万円の住宅ローンを踏み倒した人間が、今年、また3000万円住宅ローンを組むので金を貸して欲しいという、
それを、平然と貸し付ける銀行と金融市場、投資家がいる。
ここには、金融市場が、「狂気の論理」で動いている様が明確に出ている。
そこには、理性も、冷静な判断力も存在しない。
市民は、銀行に預金しているだけで、この「狂気の金融市場」に参加している事になる。
銀行預金で、銀行が「勝手にGMの株式を購入する事は、自由」である。