格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

税収入の55.5%で460万人の公務員を世界一高い給与で雇用する限り消費税30% でも国の借金

2015-06-19 17:44:26 | 杉並からの情報発信


税収入の55.5%で460万人の公務員を世界一高い給与で雇用する限り消費税30%
でも国の借金は増え続ける!

素朴な疑問シリーズ

(1)【デフレ脱却】を名目に安倍晋三首相と黒田日銀総裁が2013年-2015年の3年
間に強行してきた【アベノミックス】(三つの矢①【機動 的な財政支出:10兆円景
気対策予算】②【異次元の金融緩和:350兆円増刷→メガバンク供給】③【規制緩和
による成長戦略】によって、国民生活は本当によくなっているのか?

【答え】

1%の利権・特権階層(メガバンク、輸出大企業、公務員、ゼネコン、富裕層)は
【アベノミックス】の恩恵を受けてより豊かになっているが、99%の国民の生活
は次のように破壊されている。

①8年間毎年5-10万円の所得が減少

②円安誘導による物価高騰、

③2000万人以上の非正規労働者は年収200万円以下の収入

④労働環境の悪化

⑤社会福祉切り捨て政策

(2)安倍晋三首相が昨年5月1日に強行した消費税増税(5%から8%)によって国の借
金は減ったのか?

【答え】

国の借金残高はこの一年で28.4兆増えている。

2014年3月末の残高:1,024.9兆円

2015年3月末の残高: 1,053.3兆円
______________________________
増加額       28.4兆円

(3)なぜ国の借金残高(2015年3月31時点で1,053兆円)は増え続けるのか?

国の借金残高1,053兆円の内訳は以下の通り。

①赤字国債残高  524兆円 (毎年の赤字国債発行額30兆円-40兆円) 

→利益享受者:国と地方の収入の55.5%を使って雇用される公務員とメガバンク
(金融機関)

②建設国債残高  250兆円 (毎年の建設国債発行額25兆円) 

→利益享受者:ゼネコン(建設・土木業界)

③財投債(金融機関への融資財源用国債) 99.0兆円

→利益享受者:メガバンク(金融機関)

④政府保証短期証券(資金繰り) 116.8兆円

⑤借入金(銀行借入) 55.0兆円

→利益享受者:メガバンク(金融機関)

⑥その他(原子力損害賠償。廃炉等支援機構国債4.2兆円など) 8.4兆円

→利益享受者:原発マフィア(東電、ゼネコンなど)

【答え】

国の収入の55.5%を使って460万人の公務員を世界一高い給与(国民所得の2.5倍)
と世界一の優遇労働条件で雇用し続ける限り、消費税をたとえ30%に引き上げよ
うが国の借金は絶対に増え続ける。

なぜならば、国の借金を意図に増大させ毎年赤字国債を30兆円-40兆円発行する
ことによって、この国の支配層(政治家、官僚、メガバンク、公務 員、ゼネコ
ン、大企業など)は莫大な利益を享受する構造が出来上がっているからだ。

すなわち、国民資産を横領して国民を貧しくして自分たちだけが肥え太る構造が
すでに出来上がっているのだ!

【解決方法】

我々国民はこの【支配と搾取の構造】を理解し以下の事を実行すれば解決出来る
のだ!

①政府・財務省から赤字国債と建設国債などの国債発行権限(信用創造特権)を剥
奪すること。

②米国のように、全ての予算に関する権限を政府・財務省から国会に移すこと。

③日銀から紙幣印刷とメガバンクへの供給権限(信用創造特権)を剥奪し日銀の運
営・監視 権限を国会に移すこと → 中央銀行の国民化(国有化で はない)

④国の借金残高1053兆円を積み重ねてきた歴代財務省官僚と歴代自民党政権の責
任者全員 を【国民反逆罪】で逮捕・起訴し刑事罰を課すこと。

⑤必要であれば、EUのように財政赤字制限(GDPの3%以内)と政府債務残高制限(GDP
の60%以 内)を決めること。

⑥預金者の預金(現金)の1%を日銀に預託する瞬間、預金額の100倍の【信用創造】
がメガバンク(民間銀行)に与えられる現在の【信用創造特 権】を剥奪して、実
体のない【通帳マネー】を廃止しすべての取引を現金ベースの【実物経済】に変
換させること。

【関連情報1】

▲国の借金最大、6月末1039兆円に

2014/8/8 日経新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF08010_Y4A800C1EE8000/

財務省は8日、国債や借入金、政府短期証券をあわせた「国の借金」の残高が6
月末時点で1039兆4132億円となり、過去最大を更 新したと発表した。国の借金
は昨年6月末に1000兆円を超え、推計では借金の総額は14年度末には1143兆円に
到達する。

今年7月1日時点の総務省の人口推計(1億2710万人)をもとに単純計算する
と、国民1人当たりの借金は約818万円。3月末から 約12万円増えた。

3月末時点から6月末時点にかけて借金は14兆4563億円増えた。その前の3カ月
の増え幅(7兆110億円)に比べて拡大した。東 京電力を支援している原子力損
害賠償支援機構に交付する国債の残高が3兆5429億円増えたことなどが影響した。

残高の内訳は国債が10兆1243億円増の863兆8880億円。一時的な資金不足を補う
政府短期証券が5兆2201億円増え、 120兆9085億円となった。

【関連情報2】

▲最近5年間の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高の推移

財務省HP 統計表一覧

http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/data.htm







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素朴な疑問シリーズ ①なぜ日本の公務員の給与は世界一高いのか? ②なぜ日本の公務員

2015-06-19 10:39:54 | 杉並からの情報発信


素朴な疑問シリーズ



①なぜ日本の公務員の給与は世界一高いのか?



②なぜ日本の公務員の労働条件(週休完全二日制、解雇なし、軽い保険負担など)

が民間労 働者よりも格段に優遇されているのか?



その理由



1)封建社会の残滓である『官尊民卑』の風潮と伝統が日本社会全体を支配している。



2)公務員の高報酬(平均年収750万円)は政治家特に国会議員所得の世界一高いと

連動している。



3)歴代自民党政権は、公務員に労働三権(スト権、団結権、団体交渉権)を認めな

い代わり に、高額報酬と優遇労働条件を与えて懐柔してきた。



4)歴代自民党政権は、自民党政権への支持確保のために一人当たりの国民所得の

2.15倍も の高額給与と優遇労働条件を公務員に与えてきた。



5)その結果公務員雇用コストは税収(国と地方)の55.5%=49.2兆円(2014年度)に

上った。



6)政府は一般会計予算の赤字(40兆-50兆円)を解消するため毎年40-50兆円の赤字

国債を  発行し累積赤字が1000兆円を突破した。



【解決策】



1)国会議員の報酬を労働者の平均年収(360万円)の3倍(1,080万円)とする



2)公務員の平均年収を労働者の平均年収(360万円)と同じとする。



3)国会議員の議員特権を廃止する。



4)公務員の特権を廃止する。



5)公務員に労働三権を与え民間労働者と同じ労働条件とする。



6)公務員の数を適正規模まで削減する。



7)1)-6)を実施することで、公務員の雇用コストを半減し25兆円とする。



8)予算に関する全ての職務を内閣(財務省)から国権の最高機関である国会に移す。



【参考資料1】



国際比較



順位:国 国民所得 公務員給与 公務員給与/国民所得

一人当り(㌦) 一人当たり(㌦) (倍数)



1:日本    30,075   64,661   2.15

2:カナダ   20,140   29,807  1.48

3:アメリカ  31,920   44,688  1.40

4:イギリス  23,590   32,082   1.36

5:イタリア  20,170   27,229   1.35

6:フランス  24,170   24,895   1.03

7:ドイツ   25,630   24,348   0.95



【参考資料2】



(1)公務員の数



①国家公務員 100万人 



②地方公務員 300万人



③准公務員   60万人 (*政府統計には何故か準公務員の数は公務員の数に含ま

れない)

(外郭団体や特殊法人の職員)

_______________

計       460万人



(2)公務員一人当たりの雇用コスト(年間給与+保険・年金国庫負担年金額)



①平均給与       750万円



②保険・年金国庫負担  250万円

___________________

計          1,000万円



(3)公務員の雇用総額



①460万人 x@1000万円= 46.0兆円



②公務員の退職金   3.2兆円

________________

計         49.2兆円



(4)税収 (2014年度予算)



①国: 53.6兆円、



②地方:35.0兆円

________________

計  88.6兆円



49.2÷88.6 x100= 55.5(%)



*国と地方の税収総額の55.5%が公務員の雇用に使われている。





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戦争から帰還したアメリカ兵が訴えた 「本当の敵は 国内にいる」    お国のためだと 「戦争」に行ったが…

2015-06-19 08:48:06 | 阿修羅


戦争から帰還したアメリカ兵が訴えた 「本当の敵は 国内にいる」    お国のためだと 「戦争」に行ったが…
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/903.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 18 日 13:40:10: igsppGRN/E9PQ
 


戦争から帰還したアメリカ兵が訴えた 「本当の敵は 国内にいる」    お国のためだと 「戦争」に行ったが、 テロリストと戦ったのではなく 自分たちこそが テロリストになっていると気が付いた。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1373.html
2015.06.18 リュウマの独り言


 『戦争反対』を訴えても その人は豊かになれない。 しかし、国家の危機を訴えれば その人は「豊かに生活」していける。 テレビで活躍の 「軍事専門家」、しっかり根を張る「日本会議」を見ればわかる。 彼らが言うように 「もし、 北朝鮮が日本に1発でもミサイルを撃ち それが着弾したなら」、 あの狭い領土の国に 何千発ものミサイルが撃ち込まれる。 金王朝は 確実に滅亡する。 そんな危険を冒して 日本などを攻撃することは絶対にない。


 彼らの言うように 「中国が沖縄を攻撃したら」、 いまの「アジアインフラ銀行」の参加国は なくなる。 アジアで主導的な立場な立場は消え去り、 多くの国が中国との貿易を取りやめる。 国民が 豊かになっていくことで求心力を保っている 『中国自体』が崩壊の危機に陥る。 そんなバカげた行動を中国はとらない。 日本国内の報道とは異なって 日々 諸外国の首脳が 『入れ代わり立ち代わり』訪れている 今の国際的地位と交換する価値もないことは 中国の首脳陣は知っている。


 本当の敵は 中国でも  北朝鮮でもない。 国内にいる。 国内で 「国家の危機」を口にする者、 「国防の必要性」を主張する者、そういう人々、その陰に隠れた組織が 我々国民の「本当の敵」である。


                      皆が賢く手を組み合えば、 
                「こんな法案」や「こんな政府」は 阻止できる。
              そして もっと「ましな日本」を作り出いことができる。


戦争に行ったアメリカ兵の告発!「本当の敵はアメリカ国内にいた!」 (「戦争は儲かる!」by アメリカ)



 まだ見たこともない「テロリスト」が 日本国民の敵ではない。 まだ聞いたこともない「テロリスト」が 日本国民の敵ではない。


 本当の敵は 「危機をあおり」「あたかも攻撃されるかのように言う」 戦争を推進する 「日本国内」にいる人たちなのだ。






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福島で本当は一体何が起きているのか?(マスコミに載らない海外記事)

2015-06-19 08:37:36 | 阿修羅


福島で本当は一体何が起きているのか?(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/245.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 18 日 01:11:05: igsppGRN/E9PQ


福島で本当は一体何が起きているのか?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-ebf6.html
2015年6月18日 マスコミに載らない海外記事


2015年6月16日
CounterPunch


福島原発は、ドクター・フーの、深宇宙で遭遇する、恐ろしい、手に負えない怪物の様に、依然、自己永続的に、計り知れないほど、際限なく、放射能を放出し続けている。


福島原発事故は、21世紀における最大の隠蔽として歴史に残る可能性が高い。政府も大企業も、リスクと危険に関して、住民に本当のことを語っていない。同様に、倫理基準としての真実そのものが、社会の各組織における信頼や信念をつなぎ止める糊として、壊滅状態になる恐れがある。究極的には、これは社会がいかにして崩壊するかという一例だ。


何万人もの福島県民が、2011年3月の恐ろしい災害の後、4年以上も仮設住宅で暮らしている。福島被災地の一部では、元の住民の公式に再居住が認められたが、問題なく、安全だという政府の主張への不信が広まっており、元住民の多くは帰宅に乗り気ではない。


こうした帰宅を渋る理由の一部には、放射線症がある。人間の五感では感じられないので、たちがわるいのだ。人間は、放射能を感じたり、見たり、聞いたり、触れたり、臭いを感じる能力を備えてはいない(カルディコット)。それだけでなく、時間とともに、手遅れになるまで、わからない、ゆっくりと冷酷な形で蓄積する。


チェルノブイリの破滅が、福島の未来を映し出している


マスコミがどれほど、この災害のブローバックに対処し損ねているかの一例として、十分広くは報じられていないいくつかのチェルノブイリの事実をあげよう。100万人以上の(1,000,000)人々が、チェルノブイリの放射性降下物のせいで亡くなっている。


更に、ベラルーシのレチッツァ児童養護施設は、非常に多数の重篤や奇形の子供達の面倒を見てきた。子供は、成人より、10から20倍、放射能を感じやすい。


ジュラーヴィッチ養護施設は、チェルノブイリ被災者用の多くの施設の一つだ。“施設は、辺鄙な田舎に隠されており、今日でさえ、ベラルーシの大半の国民は、その様な施設があることを知らずにいる” (出典: イギリス、チェルノブイリ・チルドレン・プロジェクト)。


百万人(1,000,000)の死者とは、大変な人数だ。だが、これから更に何人亡くなるのだろう? チェルノブイリ近辺の約七百万(7,000,000)人が、原子力時代史上、最も強力な放射能被曝の一つに見舞われたのだ。


チェルノブイリ周辺の立ち入り禁止区域は、“死の渓谷”として知られている。区域は、30から、70平方キロに拡張された。ヒトは二度と、この区域内で生きることはできない。そこは永久の“死界”だ。


更にチェルノブイリを封じ込める作業で、極端に危険なレベルの放射能を被曝した為、25,000人以上が亡くなり、70,000人以上が身体障害者になった。緩慢で、苦しい“放射能被曝の死の行進”は余りに耐えがたい為、そうした死亡の20パーセントは自殺だった。


福島- 本当の物語


2014年後半に、ヘレン・カルディコット、M.D. が、シアトル・タウン・ホールで、福島に関した講演した(14年9月28日)。パイレート・テレビが、彼女の講演を録画した。リンクは以下。https://www.youtube.com/watch?v=4qX-YU4nq-g



ヘレン・カルディコット医師は、社会的責任を果たすための医師団(Physicians for Social Responsibility)の共同創設者で『終わりなき危機: 福島原発災害の医学的、生態学的影響』、The New Press、2014年9月刊(日本では2015/3/11、ブックマン社刊)の監修者だ。40年以上、カルディコット医師は反核活動の権化であり続けており、そういう人物として、世界中の多くの人々が彼女を“人間国宝”とみなしている。彼女は誠実で、正直で、博識だ。


福島は文字通り休止状態の時限爆弾だ。もう一度、大きな地震がおきれば、地獄の様なひどい事態が生じかねない。しかもコントロールされているとはほど遠い状況だ。それどころか、全くコントロールなどできていないのだ。カルディコット医師によれば、“事態のなりゆき次第で、東京から避難が必要になる可能性もまだある。”想像願いたい!


2015年3月11日付けのジャパン・タイムズによれば、“昨年、福島原発では、かなりの数の事故と問題が起きており、それが福島県民の不安と怒りを引き起こしている現実を我々は直視する必要があると、原子力規制委員会の田中俊一委員長は述べた。更に、田中委員長は、様々な事故や問題を引き起こしかねない無数のリスクがあると述べた”


さらに不気味なことに、元参議院議員(1995-2001)の水野誠一は、 2015年3月こう述べた。“最大の問題は、原子炉炉心のメルトスルーだ… 地下水が汚染している… 汚染した水が港の中になんとか閉じ込められているという考え方は、きわめて馬鹿げている。汚染水は直接太平洋に漏れている。ひどく汚染された水が、直接太平洋に流れ込んでいることがわたっている40以上のホット・スポットの証拠がある… 我々は、解決の見込みが皆無な膨大な問題に直面している。” (出典: Nuclear Hotseat #194: Fukushima 4th Anniversary - Voices from Japan、2015年3月10日、http://www.nuclearhotseat.com/2468/)

福島では、それぞれの原子炉に、冷却の為、一分あたり、450万リットルの水が必要だが、津波が押し寄せた際、バックアップ用ディーゼル発電機が故障した。1、2、および3号原子炉は、数日のうちに、メルトダウンした。水素爆発が4回起きた。その後、溶融した炉心は、格納容器、あるいは大地に潜り込んだ。


カルディコット医師によれば、“100トンの極めて熱い放射性溶岩が、大地、あるいは格納容器内部のどこかに既に入り込んで、どれもひび割れし、砕けている。”熱い放射性の溶岩が一体どこにあるのか、誰にも良くわからないのだ。気味悪い答えられていない疑問が一つある。これは、チャイナ・シンドロームだろうか?


メルトダウンの後、日本政府は、住民に、列島内陸に吹き戻された放射能の環境濃度レベルを知らせなかった。不幸にして、また、誤って、住民は原子炉から離れ、当時、放線レベルが一番高い場所に避難してしまった。


事故が起きると共に、膨大なレベルの放射能が東京を襲った。東京首都圏で検出された最高の放射能の値は、埼玉で、検出されたセシウム放射線レベルが、919,000ベクレル (Bq)平方メートルで、チェルノブイリの“永久死界の500,000 Bqという避難限界値のほぼ二倍のレベル” (出典: Radiation Defense Project)。この理由から、カルディコット医師は、日本への旅行はしないよう強く忠告し、日本の食品を避けることを勧めている。


たとえそうであれ、福島原発事故後、ヒラリー・クリントン国務長官が、アメリカは日本の食品を輸入し続けるという日本との協定に署名した。それゆえ、カルディコット医師は、ヒラリー・クリントンに投票しないよう提案している。彼女にとって、無茶で危険な前例は、一件あれば十分なのだ。


2011年8月15日、ガーディアン報道の、39年の原子力発電エンジニアリング経験を持つエネルギー専門家、アーニー・ガンダーソンによればこうだ。“アメリカ政府は、国務省や他省の最高レベルで、福島原発事故は、実際より軽いものとして扱うことに決定した。強烈な津波と地震が原子力発電所を含む日本を破壊した一カ月後の4月、ヒラリー・クリントンは、日本との協定に署名し、日本食品の供給に問題がなく、購入し続けることに同意したのです。ですから我々は日本から輸入する食品のサンプリングをしていません。”


ところが、アメリカ合州国とは極めて対照的に、ヨーロッパでは、ライプツィッヒ大学の物理学博士で、ドイツ現職首相のアンゲラ・メルケルは、福島事故後、全ての原子炉を停止したのだ。


指導者が、原子力発電問題にどう対処するかという点で、ひょっとすると学士号より上の物理学学位が違いを生むのかも知れない。パンツスーツ姿の二人の指導者、メルケル首相と、クリントン元国務長官を比較/対照すると、たしかにその様に見えてくる。


福島原発事故の後、ワシントン州の放射能の環境濃度は、通常の40,000倍に高まったが、カルディコット医師によれば、アメリカ・マスコミは“継続している福島原発災害”について報道しない。だから、一体誰が真実を知れよう?


カルディコット医師は、2014年9月の講演をこう言って終えた。“福島では、ことは終わっていません。あらゆる400トンの放射能の高い汚染水が、太平洋に注ぎ込み、アメリカに向かっているのです。放射能は魚の中に蓄積するので、我々も蓄積します。アメリカ政府は、水を調べておらず、魚を調べておらず、大気も調べていません。そして、日本の国民は、毎日放射能に汚染したものを食べているのです。”


更に、カルディコット医師によるとこうだ。“炉心を洗った雨水は太平洋に注ぎこみます。人が、こうした炉心に近づく方法はありません。人は死んでしまい、ロボットは放射能でやられます。福島問題は決して解決できません。一方で、人々はいまでも高放射能地域で暮らしています。”


“人は死んでしまい”“ロボットは放射能でやられる”ので、福島は決して解決できない。 どうやら、福島は果てしない放射能メルトダウン・シナリオにあり、文字通り、この世の終わりの地獄の縁で、つき落とされるのを待っている様に聞こえてしまう。


国連の危険は去ったという報告書


2014年4月2日、福島原発事故の健康に対する影響に対する「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)報告書は、放射能によって引き起こされる何らかの影響は、小さ過ぎて特定できないと結論している。住民は十分保護されており、“低いか、極めて低い”放射線被曝しかしていない。UNSCEARは、危険は去ったという報告を出したわけだ。


2014年7月18日付けの核戦争防止国際医師会議(International Physicians for the Prevention of Nuclear War)ドイツ支部による、UNSCEAR報告書に対する反論は、国連報告書に反対する違う立場をとっており、すなわち“福島原発事故は、終わったどころではない。2011年12月の、日本政府による‘冷温停止’宣言にもかかわらず、破壊した原子炉はいまだに安定状態に達しておらず、UNSCEARさえ、放射性同位元素放出は衰えることなく続いていることを認めている。188 東京電力は、周辺の土壌や海に、ずっと漏れ続ける膨大な量の汚染水と苦闘している。膨大な量の汚染冷却水が現場に蓄積され続けている。仮設冷却装置の故障が再三起きている。放射性廃棄物の放出は、長期間継続する可能性が極めて高い。”


“破損した原子炉と、使用済み核燃料プールには、莫大な量の放射性物質があり、しかも将来の地震、津波、台風や人為的なミスの影響に極めて脆弱だ。放射能の破滅的な放出はいつ何どきでもおこりかねず、このリスクを無くす為には、何十年もかかる…現時点では、福島原発事故が日本国民に及ぼす影響を正確に予想することは不可能だ… UNSCEAR報告は、体系的な過小評価であり、康と環境に対して本当の影響をもたらす核の大惨事を見えにくくする科学的確実性という幻想を呼び起こすものだ。”


国連報告に対する反論全文を読むのは、こちら。https://japansafety.wordpress.com/tag/saitama/



福島の放射線と未来


山口真理、AP通信社、2015年6月12日。“地震と津波が日本の福島原子力発電所を破壊してから4年後、今後の行く先は、未知のものごとで満ちている… 専門家は、三基の原子炉内部にある溶融した燃料の正確な場所をまだ特定・研究できておらず、そのような極めて放射能が高い状況で安全に動くことが可能なロボットを開発する必要がある。それから更に、廃棄物を一体どうするのかという疑問がある… 汚染除去が果たして40年内に完了できるかどうかは大いに疑問だ。”


“チェルノブイリ事故は、恐ろしい事故だったが、原子炉は一基だけだった。福島では、少なくとも3基の原子炉が危険な放射能を放出している。この事故に対処するための作業は、何十年、何百年かかる”と元京都大学原子炉実験所助教小出裕章は、2015年4月25日に語っている。“燃料の一部は、実際は格納容器の底から抜け出てしまった可能性がある… 私が語っていることは、核工学や、原子力発電を理解している人にとっては実に論理的だ”つまり恐ろしいことに、こう言っていることになる。チャイナ・シンドローム。


2015年4月30日のスミソニアン発表によるとこうだ。“福島原発事故から4年後、鳥類は崩壊状態だ。鳥の種類は激減しており、時間とともに悪化している… もっとずっと暑い場所では、全く静かだ。運が良ければ、一羽や二羽の鳥が見られる。”鳥の発育異常には、白内障、腫瘍や非対称がある。羽に奇妙な白斑がある鳥が見つかっている。


元NHKニュースのキャスター、マヤ・ムーアが、岡田秀勝氏の双葉バラ園災害に関する本を書いた。The Rose Garden of Fukushima「福島のバラ園、英文」(2014)だ。現在、バラ園は消滅している。“そこは汚染された荒れ地に過ぎない。岡田氏が実際に、そこに最後に戻った際、飛べない子ガラスを見つけたが、そのカラスは目が見えなかった。突然変異は、動物から、鳥から始まるのだ。”


「The Rose Garden of Fukushima」は、日本の福島に存在していた実際のバラ園の写真集だ。7500株以上のバラと、年間5万人の来園者を誇ったバラ園は、地震、津波、そして、メルトダウンという三重災害のおかげで、即座に無為のものと化した。


マヤの本の前書きを書いたのは、元駐日アメリカ大使(2009-13)ジョン・ロスだ。“マヤ・ムーアが本書で語る、岡田秀勝氏と彼の双葉バラ園の信じがたい物語は…東北の人々が直面したものを見つめる小さな窓になろう。”


ロスの言う“小さな窓”は、文明のど真ん中の巨大なブラック・ホールに対する比喩として、実にうってつけだ。同様に、東電福島原発は、その進路に、そしてその先にある、全てのものを破壊するが、しかもその進路は拡張する可能性が高い正真正銘の破壊装置だ。それが消え去らないことは確実だ。


かくして、東京電力は、途方もなく強力な解き放たれてしまった、制御不能のE=mc2という力に対する非対称戦争に酷く巻き込まれている。


明らかに、東京電力は進退窮まっている。しかも東京電力が“怪物に打ち勝てる”かどうかは疑わしい。実際、それは不可能な課題なのかも知れない。


ひょっとすると、本当にひょっとするとだが、大東京圏3800万人の住民が最終的には避難することになるのかも知れない。はっきりわかっている人などいるのだろうか?


ゴジラのみぞ知る!


Robert Hunziker


記事原文のurl:http://www.counterpunch.org/2015/06/15/whats-really-going-on-at-fukushima/








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