先日12日に、ブルートレイン寝台特急「北陸」とボンネット形電車急行「能登」が、半世紀の活躍を終えました。
廃止の理由は、利用率の低下ですが、そのラストランだけは、鉄道ファンで盛況だったようです。
ブルートレイン 寝台特急 ”北陸” ヘッドマーク
今後とも新幹線や飛行機などに取って代わってゆくのは、時代のすう勢で仕方がないことです。
鉄道ファンとしては、少々残念なことですが、一部の心ない鉄道ファンで注目を浴びていることです。
ボンネット形 急行 ”能登” 能登のヘッドマーク
特に「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真を撮ることを趣味としている人が最近は急増しているそうです。
その中でも、「ママ鉄」とか「子鉄」とか呼ばれる人も増えているようです。
元来、子供は、特に男の子は、もの心がついた時から、鉄道や自動車に興味を持つものです。 それが、小学校も高学年になると興味も多様化するのですが、一部、それも親の影響もあって、親子ともども鉄道ファンになってゆくのが、最近多いようです。
一言に鉄道ファンと言っても、「撮り鉄」だけではないのです。
「乗り鉄」・・・・鉄道に乗ることが主体ですが、それだけに限らず、最長片道切符の旅とか、乗りつぶしと称して、各線の完全制覇など。
「録り鉄」・・・・同じ「とり鉄」でも、鉄道にかかわる音声を録音することを趣味とするもので、発車ベルや車内放送、走行音、機器動作音(床下の機器の音)
「駅鉄」・・・・・駅の構造、駅名、表示板などの研究。
「収集鉄」・・・・切符、駅のスタンプ、車両部品などの収集。
「車両鉄」・・・・車両分類、車歴、装置、内装(座席位置など)、編成などで、鉄道雑誌には、この内容が多いようです。
「模型鉄」・・・・・鉄道模型の作成、レイアウト製作など。
「葬式鉄」・・・・・廃止寸前の線路や廃線跡を訪ねるなど。
その他に、「駅弁鉄」「時刻表鉄」「運転鉄(運転、車掌業務、規則の研究)」などがあります。
鉄道高校もあり、大学には「鉄道工学」や「交通工学」として日本大学や東京交通短期大学などがあり、専門学校も全国に8校ほどあります。
正式科目ではなくとも、学校には鉄道趣味サークル「鉄研」と呼ばれるクラブは多くあります。
あくまで、趣味の範囲での行動をして、本来の鉄道を混乱させるようなことは、本末転倒で、他人の迷惑をかけることだけは、絶対避けて欲しものです。