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江戸時代の生活 ⑭ -江戸しぐさー

2010年03月24日 12時52分12秒 | 江戸時代とは・・・・・

江戸っ子や江戸しぐさについては、2007年12月26日付けの当ブログ 江戸時代の庶民生活 ーその4ー で掲載しています。

そこで江戸しぐさについて、7項目程書いたのですが、まだまだありますので、続きを下記に書きました。

この江戸しぐさの根底にある考えとは、大事なものはみんなの共有物と考えて、相手を尊重し思いやる心なのだそうです。

 
   
今日の絵は、九州大分県両子寺にて   F8号

これらは、現在にも通じるもので、快適に過ごすヒントがあります。

① 感情を逆なでする言葉を使うな。
   聞く人の気分を害する
② 人の意見を無視する言葉を使うな。
   話している人は真剣です
③ 人の話を真剣に聞く時に、メモをとるな。
   メモをとると話す人の気が散る、聞く人の真剣味が減る
④ 人に行き先をむやみに聞くな
   プライバシーを尊重せよ(江戸時代にもプライバシーはあったのです)
⑤ 相手を卑下するな、威張るな。
   そんなに自分が偉いのか
⑥ 人と会っているときは、足組みや腕組みをするな
   自分を誇示する印象を与える
⑦ 紹介者を飛び越えて親密になるな。
   紹介していただいたことに感謝せよ
⑧ 打てば響く心意気を持て。
   説明しなくては分からない輩とは付き合うな
⑨ 口先でなく目で人を判断しろ。
   表面的な言葉では判断できない、本質を見よ
⑩ 人の時泥棒をするな。
   突然の訪問や遅刻をして、人の時間を奪うな
⑪ 足を踏まれたら、うっかりしていましたと謝れ。
       ぼんやりしていて踏まれた側にも責任がある、思いやりの心を

江戸っ子”引き際のよさ” に対して 浪速っ子”押しの強さ”だそうです。

     <参考> ”商人道「江戸しぐさ」の知恵袋” 越川禮子著 講談社より