北野天満宮から大覚寺にむかいました。
天満宮は、梅を観に行ったのですが、大覚寺は別に目的はありません。
昨年、嵐電沿線のさくらやあやめを求めて、平野神社、龍安寺、仁和寺、太田神社、上賀茂神社、梅宮神社、松尾大社などを巡ってきました。
次には、嵯峨野あたりを巡りたいと思い、その初めとして大覚寺を選んだ次第です。
北野天満宮の最寄りの駅、嵐電の北野白梅町駅から嵐山駅の一つ手前の嵐電嵯峨駅に出て、そこから大覚寺まで徒歩でむかいました。
バスもありますが、出来るだけ、幹線道路ではなく、古くからの付近の景色を楽しみながら歩くことにしています。
駅からは、ところどころに大覚寺への道しるべがあり、それを目当てに、周りの空気を楽しんでいると、約20分程で大覚寺に着きました。
大覚寺の近辺には、大きな邸宅が並び、さしずめ映画やTVドラマに出てくるお屋敷の門構えで、不謹慎ではあるのですが、邸内を想像しながら歩いていると、結構楽しめました。
大覚寺という寺は、全国にあるようです。
摂津では、尼崎、網干、東海にも焼津に、遠くは鳥取、茨城にも同じ名前のお寺はあるのですが、その関係については、分かりませんが、何かしらの縁があるのではないでしょうか?
左近の梅 大沢池
もちろん、一番古いのは、この嵯峨野にある大覚寺で、正式には「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山で、同時に心経の根本道場であり、また、いけばな嵯峨御流の総司所でもあります。
ここは、映画やテレビの時代劇のロケ地としても有名で、一時は御所であったためか、境内や式台玄関から寝殿や御影堂を渡り廊下で歩いてゆくと、なにやら昔に戻ったような錯覚を覚えるのは僕だけでしょうか?
<!-- 大覚寺 -->
<!-- 大覚寺 襖絵 -->
桓武天皇が平安京に遷都した20年後の延暦13年(794年)に即位したさ嵯峨天皇が后の新居として嵯峨院を建立したのが、この大覚寺の前身です。
大覚寺から阪急嵐山駅まで徒歩で45分ほどで着きました。
帰路は、場所を変え、途中には、清涼寺、天竜寺があり、少し足を延ばすと化野念仏寺や祇王寺、常寂光寺などがあり、いずれここらを訪れたいと思っています。