アナログ放送終了まで、233日。
エコポイント制度の影響で11月には、デジタルテレビが大量に売れたそうです。
そのお陰なのかどうかは分かりませんが、テレビのデジタル化の普及率は、90%になったようです。
現在のアナログ放送は、来年7月24日に打ち切られ、地上デジタル放送に全面移行され、そのためにデジタルの対応機器の普及が課題となっているのです。
では、そのデジタル化は、なぜ必要なのでしょうか?
地上デジタル放送の特徴って・・・・?
地デジ放送は、イギリスで1998年に開始され、今では、アメリカ、イタリア、ドイツ、中国、韓国、ベトナムなど20を超える国や地域で始まっており、世界中で広がっています。
まず、産業界、経済面から見てみます。
日本の主要輸出産業である家電が、日本でもデジタル化しないと、輸出出来なくなります。
家電業界や情報通信産業が衰退してゆき、デジタル化は技術的にハードルが高く、一旦立ち遅れると、追いつくのは容易ではないのです。
と言うことでは、業界保護、育成といえますが、極端な例として、韓国は国策で、わざわざデジタル化の放送方式をアメリカと同じ方式にし、国内用をそのままアメリカに輸出出来るという利点があるようにしました。
世界のアナログ放送は大きく分けて3つに分かれています。
日本、アメリカが採用しているNTSC方式、英国、ドイツなどのPAL方式、ロシア、東欧諸国が採用しているSECAM方式がありますが、これらの諸外国もデジタル化となれば、方式は一本化されていくことになります。
日本だけの問題ではないのです。
導入を、最初につまずくと、その後は、主導権を他国に奪われ、日本の産業力が落ちてしまう危機感があるのです。
では、なぜ、このように世界の兆候が、デジタル化に向いているのでしょうか?
地上デジタル化放送のメリットについては、明日にでも掲載します。