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大阪駅はどのように変わるのか・・・・④

2010年12月05日 17時02分51秒 | 独り言・社会・ニュース

”脱駅ビル”を目指しているそうです。
「駅ビル」じゃない「フアッションビル」をつくるため一から考えよう」と、JR西日本SC開発の社長は檄を飛ばしたそうです。

 今まで、このシリーズで、大阪駅を世界一の駅に、そのために混雑緩和を計っていることを述べました。

 

最近の傾向として列車の乗降や乗り換えだけではなく、百貨店やショッピングセンターが併設され、集客性をあげ、本来の鉄道以外に収益性を挙げてきました。

大阪駅には、その上に、映画館(シネコン12スクリーン)やスポーツクラブ、最上階(28階)にはレストランが入ります。

フアッションビルとしての目玉は、ノーストゲートビル東側部分に「ルクア」が誕生します。
この「ルクア」は、専門店196店が入り、その売り場面積は約3万平方メートルと難波のマルイ(約1万7千平方メートル)をはるかに凌ぐ大きさです。

  
   ノーストゲートビルの完成図           建設中のノーストゲートビル

その「ルクア」がターゲットとするのが20~30代の女性で、売り場面積の8割は女性向けで関西初、大阪初のブランドが集結するものと言われています。

また、ノーストゲートビル西側には、「JR大阪駅三越伊勢丹」が入ります。
この「JR大阪駅三越伊勢丹」の売り場面積は、約5万平方メートルです。
JR大阪駅周辺の百貨店を比較すると
                      売り場面積(㎡)    開業・増設完予定
     JR大阪三越伊勢丹     5万          平成23年5月     
     大丸梅田店          6.4万(4万)    平成23年春
     阪急百貨店梅田本店    8.4万(6.1万)  平成24年       
     阪神百貨店梅田本店    5.4万
                     (  )内は、増床前の面積

各店とも2011年問題への対応に躍起となっています。
フアッションの伊勢丹として、東京では圧倒的な存在感があります。

大丸梅田店は、百貨店初の人気キャラクター「ポケモン」の公式店として、集客を30~40代の家族層をターゲットに取り込んでいます。

阪急百貨店も阪神百貨店も、梅田地区での昔からのブランド力を上げる計画ですが、ここ一番のターゲットを絞り込むのに苦慮しているようです。

どちらにしても、今までの顧客だけではなく、駅前の利点を生かし、広域から人が来る取り込みが必要になるようです。