1ヶ月遅れで開幕した今年のペナントレースも賛否色々あったのですが、これで良かったと思っています。
だからこそ、待ったかいがあったからこそ、野球が始まる喜びもあるのではないでしょうか?
でも、阪神大震災よりも被害が大きく、その上、原発という問題もますます深刻になっている今現在、少しでも被災者や被災地に、自粛ではなくとも配慮したペナント争いになるのは当然のことだと思います。
何時もの開幕セレモニーも様変わりし、黙とうから始まり、センターポールには半旗が掲げられました。
歌手による国家斉唱もタレントによる始球式もありませんでした。
両チームが整列するなか、マウンドには、「がんばろう!日本」のまん幕が掲げられ、今は平時ではないと考えさせられました。
半旗が掲げれれているスコアーボード
昨晩は、始めて、スコアーボード寄りの外野レフトスタンドで見てきました。
いつもと、違う景色でしたが、教場全体が見渡すことが出来、思った以上に見やすかった。
ひょんなことから、外野のチケットが手に入り、なんやかやと言っても、甲子園に向かう自分が、それでも浮き浮きしているのに気が付きました。
昨日の勝因は、なんだったのでしょうか?
先発能見は、勝利投手にはなったものの、7回途中でランナーを残しての降板で6安打3失点では、結果オーライで満足はしていないでしょう。
打線も初回のマートンの1号同点打が効果満点で、これでこの試合は行けると多くの人が思ったに違いありません。
でも、その後、5回までは、能見も粘ってはいますが、ピリッとしません。
打線も、繋がりがなく、どちらかと言うと、カープの方が勢いがあるようでした。
しかし、6回に試合が決まる得点が入り、ここからトラのペースになってきました。
それも、果敢な走塁が得点に結びつき、これが勝因の一つではなかったかと思います。
トラの誇るトリプルKの揃い組、繰り出す守備要員や代打陣の活躍など、まさに絵に描いたような内容となり、上出来の出だしとなりました。
特に、藤川の三者三振は、試合を締めくくるのには、これ以上にない劇的でした。
このような試合が、144試合とは言わなくとも、多くあれば、ペナント奪還も夢ではないのですが・・・・