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新幹線 よもやま話⑤ 車掌の仕事

2011年08月22日 15時21分13秒 | 鉄道のよもやま話

東海道新幹線の列車に乗務人数は列車によって決められています。

「のぞみ」と「ひかり」は、運転士1人、車掌3人となっています。
「こだま」は、東京ー名古屋間は、運転手1人、車掌3人ですが、名古屋ー新大阪間は、運転手1人、車掌2人となっています。

名古屋以西の利用客の変化にともない車掌の人数が減少しているそうです。
そこで、修学旅行や団体客が利用する列車の場合は、東京ー新大阪間の車掌数は2人です。

運転手は当然のことながら、1号車か16号車の運転席に乗り込みます。
しかし、かっては、車両の調子が悪くなった場合、応急処理を取る場合、ここを離れ、例えば8号車の空気調和装置が故障すれば、そこに行かなくてはなりません。

そこで、今までは、このような応急処置は、運転手が担当しており、運転手が2人乗務していました。
が今では、その業務は車掌に任されています。

現在の車掌は、全員、車両機器の操作について、研修を受けています。

 水彩画 F8号

  ”万博公園にて”     昨年の秋に訪れました。 往年のにぎわいがありませんが、木々だけが  静かに語りかけているようです。                                             



車掌の業務は3つあります。
呼び方は、JR各社によって違いますが、JR東海では、車掌長業務、中乗り車掌業務、運転車掌業務です。

車掌長は、車掌を統括する責任者で、業務の調整や指導を行っています。
中乗り車掌は、旅客の案内や車内検札、などのサービス業務が中心です。
運転車掌は、車掌スイッチで安全確認をして、ドアの開閉業務を担当します。

運転車掌は、従来の運転手業務であった応急処置などの処置をも行いますが、非常事態だけに、車掌長や中乗り車掌も担当します。

車掌が2人乗務している場合、車掌長業務を、中乗り車掌か運転車掌が兼務します。
又、状況によって、車掌長業務を運転手が兼ねる場合もあるようです。

この場合、運転手が車掌長業務をも行い、この時の呼び名は、列車長と言うそうです。