徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画「花のあと」を見て・・・・

2010年03月19日 11時19分57秒 | 映画・社会

藤沢周平の短編小説「花のあと」が映画化されて見てきました。
と言っても、原作を読んだ訳ではないのですが、過去の藤沢周平の作品が映画化され「たそがれ清兵衛」「隠し剣、鬼の爪」「蝉しぐれ」「武士の一分」を見て、それぞれの魅力を感じてきましたので、この作品も期待をもって見に出かけました。

残念ながら昨年に映画化された「山桜」を見逃しましたので、機会があれば見たいと思っています。

どの作品も映像が奇麗で、江戸時代の山里が見事に表されているのも、このシリーズの魅力なのではないでしょうか?
特に、四季を通じての自然の美しさは、心がなごみます。

「花のあと」も見事な桜の季節から、雪解け水が流れる小川の季節を過ぎ、蝉の季節から紅葉の季節、真っ白になった山と雪をかぶった傘の季節が過ぎ、そして再び、咲き誇った桜の季節が巡って、一つの物語が完結します。

  

元をただせば、この物語は、江戸時代という家父長制度のしきたりの中で、内に秘めた想いを精一杯遂げようとする女性を描いた恋物語です。
でも、単なる恋愛映画で終わらず、藤沢周平の「慎ましくも正しく生きる」というテーマがあり、終わった時になにかホッとしました。

東北の小藩、組頭の一人娘以登は、剣術の達人で、花見の席で、下級武士ながらこれまた若い剣術の達人と出会います。 彼の名は江口孫四郎。
映画ではそのまま別れるのですが、会いたいがために、父の許しを得て、一度だけ竹刀を交えます。

  
 許婚の片桐才助(甲本雅裕)と・・・  江口孫四郎(宮尾俊太郎)と試合を終えて

以登には、片桐才助という風采のあがらない許婚がいました
この人物の登場で、この映画がグッと引き締まり、物語として進展がありました。

孫四郎は、藩の重鎮藤井勘解由から謀れ、自害してしまいますが、その死に不審をもった以登は、その重鎮と果たし合いをし、想いを果たすのですが、その以登のやるせなさ、切なさを暖かく見守り、手を差し伸べたのが、片桐才助でした。

再び桜の舞う季節を迎え、一年前、孫四郎と出会った桜のそばで、才助の数歩あとを歩く以登にも穏やかな微笑みが浮かんでいました。

以登役の北川景子の演技力はともかく、剣術の方は、かなり稽古をした様子が伺われます。
江口孫四郎役の宮尾俊太郎は、最近売り出し中のバレリーナです。
何よりも、この映画を盛り上げるのは、脇役陣で、才助役の甲本雅裕の風采は上がらないがなにか憎めない人物を好演していました。
藤井勘解由役の市川亀治郎は、さすが貫禄がありました。

なお、藤沢周平作品の次回映画化は「必死剣鳥刺し」で主演豊川悦司です。
7月10日公演されると、予告編をしていました。


"彼岸の入り”とアーモンドの花

2010年03月18日 13時53分18秒 | 独り言・社会・ニュース

今日3月18日は、”彼岸の入り”です。
彼岸の中日は、3月22日の春分の日で、暑さ寒さも彼岸までと言われているように、この時期から気温的にも春らしくなってきます。

一般的に、”彼岸”と言えば”春の彼岸”を指し、秋の彼岸は”秋彼岸”とか”後の彼岸”とか云うそうです。

彼岸は先祖の霊を敬い墓参りをする風習があり、地方によって若干の違いがありますが、ぼたもち、おはぎ、海苔まき、いなり寿司を仏壇にお供えをします。

煩悩に満ちたこちらの世界を現世(此方の岸)とし、死後の極楽浄土である涅槃の世界を、あちらの世界(彼方の岸)ととらえ、亡くなった先祖たちの霊が住む世界を「彼岸」と考えるようになりました。

  
  アーモンドの花    
まだ満開ではありませんが、桜より可憐な感じがします。


今年の桜は、例年より早く開花するそうで、四国などでは、すでに開花のたよりが聞こえます。
その桜が咲く少し前、すなわち彼岸の入りあたりには、同じバラ科で桜の花に良く似たアーモンドの花が咲きます。

桜の花との違いは、アーモンドは花柄が短く、枝に沿うように咲き、桜の花より一回り大きな花弁です。

今日の朝、そのアーモンドの花を見に近くの公園に出かけました。
そこには、アーモンドの木が数本あるだけですが、桜や梅と見間違えるようにピンク色の花が、満開ではありませんが、そこだけパッと明るく咲いていました。

アーモンドは、バラ科サクラ属落葉高木で和名はヘントウ(篇桃)とかハタンキョウ(巴旦杏)とか言われているそうです。
原産地はアジア西南部ですが、最大の産地はアメリカのカリフオルニア州で、日本にはあまり多くありませんが、近くでは、東洋ナッツ食品㈱(神戸市東灘区)の前庭が有名です。

  今朝の桜 まだ蕾みがかたい。
 


対巨人、OP戦、投手陣に不安が・・・・

2010年03月16日 21時58分17秒 | 野球・タイガース

スコアー的には7対6で面白い内容でした。
ただ、投手陣には不安が残した試合でもありました。

先発の下柳が、初回に亀井の打球を左膝に打球を受け早々に退場し渡辺に変わったのですが、その緊急登板の渡辺もピリッとしません。
次に投げた西村が2回を0封して勝利投手になりました。

  
  左ひざに打球を受けた下柳          やっと出たブラゼル1号   

西村の後、久保田、筒井、江草と投げ、特に筒井は3四球を与え、中継ぎとしては不安を残しました。
最終回、2点差でメッセンジャーが登板しましたが、これがまたヒヤヒヤの連続でした。
2被安打、2与四球で、なんとか1失点におさえ、7対6でかろうじて勝利しました。

  鳥谷、今日2本目のホームラン

打撃陣は、まずまずで、鳥谷の3号4号の2本のホームラン、城島とブラゼルの各1号が飛び出し、やっと出たという感じでしたが、金本にまだヒットがありません。

打撃陣は、あと金本待ちということになるようです。


鉄道ファンも色々・・・・

2010年03月16日 17時08分14秒 | 鉄道のよもやま話

先日12日に、ブルートレイン寝台特急「北陸」ボンネット形電車急行「能登」が、半世紀の活躍を終えました。
廃止の理由は、利用率の低下ですが、そのラストランだけは、鉄道ファンで盛況だったようです。

  
    ブルートレイン 寝台特急 ”北陸”             ヘッドマーク

今後とも新幹線や飛行機などに取って代わってゆくのは、時代のすう勢で仕方がないことです。

鉄道ファンとしては、少々残念なことですが、一部の心ない鉄道ファンで注目を浴びていることです。

  
   ボンネット形 急行 ”能登”              能登のヘッドマーク

特に「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真を撮ることを趣味としている人が最近は急増しているそうです。
その中でも、「ママ鉄」とか「子鉄」とか呼ばれる人も増えているようです。
元来、子供は、特に男の子は、もの心がついた時から、鉄道や自動車に興味を持つものです。 それが、小学校も高学年になると興味も多様化するのですが、一部、それも親の影響もあって、親子ともども鉄道ファンになってゆくのが、最近多いようです。

一言に鉄道ファンと言っても、「撮り鉄」だけではないのです。
「乗り鉄」・・・・鉄道に乗ることが主体ですが、それだけに限らず、最長片道切符の旅とか、乗りつぶしと称して、各線の完全制覇など。
「録り鉄」・・・・同じ「とり鉄」でも、鉄道にかかわる音声を録音することを趣味とするもので、発車ベルや車内放送、走行音、機器動作音(床下の機器の音)
「駅鉄」・・・・・駅の構造、駅名、表示板などの研究。
「収集鉄」・・・・切符、駅のスタンプ、車両部品などの収集。
「車両鉄」・・・・車両分類、車歴、装置、内装(座席位置など)、編成などで、鉄道雑誌には、この内容が多いようです。
「模型鉄」・・・・・鉄道模型の作成、レイアウト製作など。
「葬式鉄」・・・・・廃止寸前の線路や廃線跡を訪ねるなど。
その他に、「駅弁鉄」「時刻表鉄」「運転鉄(運転、車掌業務、規則の研究)」などがあります。

鉄道高校もあり、大学には「鉄道工学」や「交通工学」として日本大学や東京交通短期大学などがあり、専門学校も全国に8校ほどあります。
正式科目ではなくとも、学校には鉄道趣味サークル「鉄研」と呼ばれるクラブは多くあります。

あくまで、趣味の範囲での行動をして、本来の鉄道を混乱させるようなことは、本末転倒で、他人の迷惑をかけることだけは、絶対避けて欲しものです。



 


安藤は、開幕投手となれるか・・・?

2010年03月14日 16時43分33秒 | 野球・タイガース

阪神は、7安打で1得点に対して、坂本の2ランを含む3安打で負けました。
これが、今季のタイガースの姿とならないようにと願わざるを得ません。

昨日も書いたのですが、オープン戦といえども勝敗に拘って欲しいのですが、そうとも言えないところもあるのは分かるのですが、チャンスが多くありながら、それを生かせないのは、少しさびしい気持がします。

  
                         
今年のカギを握るマートン
                       
5回、先取点へのアシスト2ベース

やっと、先発と言われる選手が出揃ったのですが、少し遅きになったように思います。 
守備の連係やサインの徹底などは、開幕に照準を合わしているのでしょうか?

先発の安藤も6回を5被安打、3奪三振、1与四球 で内容も安定して、昨年よりよさそうに思ったのですが、6回に2アウトを取りながら、勝負どころで、坂本への高めのカーブを投げ痛打されたのは、打ってくださいというような気の抜けた投球(失投)をしているようでは、如何に4回や5回まで好投しても6回あたりで打たれるという昨年の負けパターンがある限り、先発投手としては失格ではないでしょうか?

解説者は、安藤は安定して、開幕投手確定のような言い方をしていたのですが、僕には不安が一杯です。
体重を8K減量したからとか、昨年の負け越しを悔やんでいるからと言っていますが、昨年、大いに裏切られましたので、その汚名を返上という実績を残すまでは・・・・という思いです。

今年の開幕ローテ候補は、報道によれば、安藤、能見、久保、下柳の4名は、ほぼ確定らしいのですが、あと二人がはっきりしません。
岩田、小嶋、フォッサムの名前が挙がっているのですが、ここに二神や若い人の名前があれば良かったのですが、どうもまだ無理なようです。

この時期、ファンは、いつも期待と不安が交差します。
もちろん、監督も選手も同じでしょうが、違うのは、ファンは、無責任であることです。
これがプロ野球の楽しみ方の一つであり、ファンの特権なのです。


速報 やっと勝ったが・・・・・

2010年03月13日 16時10分37秒 | 野球・タイガース

プロ野球もオープン戦もたけなわで、パ・リークは来週土曜日から開幕となります。
セ・リーグは、2週間後の26日から開幕ですが、オープン戦といえども阪神のモタモタぶりが目立ちます。

12球団中、2勝6敗の11位・・・・・
オープン戦でも勝負事は、奇麗事を云わずに勝たなくてはならないと思うのですが・・・・

阪神は今、4連敗中、その4戦で得点はたったの6点。
毎年のことながら、勝ち味が遅く、エンジンがかかりません。

どこかの自動車は、ブレーキを踏んでも?160Km/hが出たとか・・・、
常識では、考えられないのですが、何が事実なのか、ブレーキとアクセルの踏み間違いとしても、本人も気づかないのではと思われるのですが・・・・
阪神も、いつアクセルを踏むのでしょうか・・・・

  
                            桜井 2号2ラン

桜井の2号2ランのみで、完封リレーで勝ったと言えば聞こえが良いのですが、なかなかアクセルが効かなかったようです。

先発の能見が6回を投げ被安打4、奪三振6と今年も安心出来そうです。
後、渡辺、筒井、久保田が各1イニングづつ投げ、三人とも被安打なしで、ゼロ封に抑えたのですが、打つ方が、5安打でブレーキがかかったままです。

オープン戦も今日の試合を入れて、阪神は後7試合しかありません。
なぜ、ベストオーダーが組めないのでしょうか?
新井が故障だそうですが、代打にも出られないのでしょうか?
まして、金本は好調と聞いているのですが・・・・

それと、以前にも言ったのですが、やはり走れません。
ここもブレーキがかかったままのようです。

阪神も、ブレーキが利きすぎとリコールされそうです。


寒い内容、間に合うか開幕

2010年03月10日 11時13分48秒 | 野球・タイガース

昨日は、寒の戻りで、寒さがひとしお厳しく、冷たい雨のなか、京セラドームに行ってきました。

オープン戦の観戦は、2年ぶりだったのですが、やはりと云うか、気候も寒かったのですが、内容も寒く、これで開幕が大丈夫かと思わざるを得ません。

      
   3月9日 先発メンバー

でも、これがオープン戦なんです。
本番に向かって、チームだけではなく、個人の調整と連携プレーの確認が大事になってくるので、試合自体の展開としては二の次になるのは仕方がありません。

それにしても、入場料が少し高いように思うのですが・・・・
公式戦では、内野指定は3500円、上段内野指定席が3000円であるものがオープン戦では、2000円となっています。 フアンクラブ会員は1000円と優待となっています。
フアンクラブ会員を優待にするのなら、特別内野指定(中央特別指定が4000円)も優待にしてほしいものです。

       
     今年は代打の切り札? 矢野      鳥谷、オープン戦2号・・・・

甲子園球場では、公式戦でアイビーシートが4000円のところオープン戦では2000円と半額で、それなりに評価出来るのですが、ただ巨人戦だけが、オープン戦といえども、ほぼ公式戦と同じ料金となっています。
つまり、アイビーシートが4000円で、アルプス席も2500円で、公式戦とまったく同じなのです。
京セラドームもそうですが、平生我々が入られないような席にも少し安く入ることが出来るのですが、ここはやはりオープン戦という内容では、公式戦と同じ気分では見れないので、どうしても割高感があります。

選手個人のフアンで、身近に見ることが出来るという利点もあるのですが・・・・
興行主にとっては、公式戦であろうともオープン戦であっても、諸費用は同じなので、料金は同じにしたいところなのでしょう。

  
   今年も勝ち試合に・・・ 球児        

さて、その試合内容ですが、阪神が負けたということより、阪神の攻撃に活気がなく、昨年でも公式戦では、淡白な攻撃がおおくあり、その一つが走塁にあります。

野球は、打って投げて受けてだけではなく、走ることも大きな要因なのですが、その走ることが出来なくては、スピード感に乏しく、相手にプレッシャがかけられず、勝てる試合も負けてしまうことになってしまうのです。
特に今シーズンは、チーム最多盗塁の赤星もおらず、2番手の狩野も常時出場はかなわない中で、全員がもっと次の塁を狙う構えを見せて欲しいのですが・・・・

日本ハムの攻撃陣に2ベースが多い(12安打のうち7本が二塁打)のは、一瞬のスキをついて2塁打にしてしまうのです。 阪神の2塁打は野手の間を抜いて初めて2塁まで到達するのに対して、日ハムの2塁打は、センター前に落ちた打球でも2塁に達しているのです。

鳥谷の打撃は、打球も鋭く一人気をはいていました。 
でも、走塁には少し不満が残りました。
鳥谷の好調さが、公式戦でも続くことを願わざるを得ません。

オープン戦でも5073人もの人が入ったと言うべきか、少ないと思うべきか・・・・
選手として、観客が多いほど、真剣さが増し、オープン戦といえども試合が面白くなるのなら、もう少し料金を安くして、観客を増やした方がと、ふっと思った次第です。


東北新幹線と九州新幹線

2010年03月08日 09時00分08秒 | 鉄道のよもやま話

今年の12月に、東北新幹線が新青森まで延伸開通し、東京、新青森間を3時間20分で結ばれます。
翌2011年の3月には、新型新幹線車両E5系がデビューし、時速300Km/Hで3時間5分まで縮めます。

  
    E5系 愛称を募集しています        E5系の車内

現在の八戸駅から途中の駅七戸十和田駅を経て新青森駅まで延伸され、開通の前の試験期間は4月13日から9月2日のうち30日間程度1日1から3往復し、営業時間外の午前0時から5時くらいの間に行われるそうです。

そこで、JR東日本では、新しい東北新幹線E5系の列車愛称を募集しています。
応募期間は3月31日までで、応募してはどうでしょうか?

応募要項は、下記に・・・
http://www.jreast.co.jp/E5/top.html

 

来年春には、九州新幹線が全線開通します。
これで、新幹線の線路としては、青森から九州鹿児島まで繋がるのですが、それの直通列車は、まず走ることはないようです。

というのも、東京・新大阪間のJR東海が、自分のエリアのみしか考えておらず(ビジネス客本位と言われています)、JR東海の16両編成に対して、九州新幹線の6両編成では、あまりにも違いすぎるということもあるようです。
それと、飛行機の方に集客されますので、採算的にも難しい問題があります。
東京・鹿児島間もまず、走らないと思います。

  
   九州新幹線800系 ”つばめ”      新大阪から鹿児島中央駅まで伸びる
                           N700系が ”さくら” として・・・・

新大阪・鹿児島間を約4時間で走ることになり、九州新幹線内は、現状の”つばめ”が走り、新大阪・鹿児島中央駅間は、N700系が”さくら”の愛称で走ることになるようです。

九州新幹線は、整備新幹線計画の一つで、鹿児島ルートと長崎ルートがあるのですが、長崎ルートは、西九州ルートとも呼ばれ、博多・長崎間を結ぶ路線です。
一部武雄温泉・諫早間で着工していますが、まだまだ問題が山積しており、開業のメドは起っていないようです。

どちらにしても、大阪では、九州新幹線の認知度が低く、調査では40%以上もの人が知らないようです。
当面の新幹線開通がはっきりしているのは、この2区間のみで、計画のある路線も、景気や政策・予算の関係など時代とともに変化されるようです。

 


京都 大覚寺

2010年03月04日 15時13分46秒 | 旅行・観光

北野天満宮から大覚寺にむかいました。
天満宮は、梅を観に行ったのですが、大覚寺は別に目的はありません。
昨年、嵐電沿線のさくらやあやめを求めて、平野神社、龍安寺、仁和寺、太田神社、上賀茂神社、梅宮神社、松尾大社などを巡ってきました。

次には、嵯峨野あたりを巡りたいと思い、その初めとして大覚寺を選んだ次第です。
北野天満宮の最寄りの駅、嵐電の北野白梅町駅から嵐山駅の一つ手前の嵐電嵯峨駅に出て、そこから大覚寺まで徒歩でむかいました。

バスもありますが、出来るだけ、幹線道路ではなく、古くからの付近の景色を楽しみながら歩くことにしています。

駅からは、ところどころに大覚寺への道しるべがあり、それを目当てに、周りの空気を楽しんでいると、約20分程で大覚寺に着きました。
大覚寺の近辺には、大きな邸宅が並び、さしずめ映画やTVドラマに出てくるお屋敷の門構えで、不謹慎ではあるのですが、邸内を想像しながら歩いていると、結構楽しめました。

  

  

大覚寺という寺は、全国にあるようです。
摂津では、尼崎、網干、東海にも焼津に、遠くは鳥取、茨城にも同じ名前のお寺はあるのですが、その関係については、分かりませんが、何かしらの縁があるのではないでしょうか?

  

  
          左近の梅                    大沢池  

もちろん、一番古いのは、この嵯峨野にある大覚寺で、正式には「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山で、同時に心経の根本道場であり、また、いけばな嵯峨御流の総司所でもあります。

ここは、映画やテレビの時代劇のロケ地としても有名で、一時は御所であったためか、境内や式台玄関から寝殿や御影堂を渡り廊下で歩いてゆくと、なにやら昔に戻ったような錯覚を覚えるのは僕だけでしょうか?

 <!-- 大覚寺 -->


 <!-- 大覚寺 襖絵 -->

 

桓武天皇が平安京に遷都した20年後の延暦13年(794年)に即位したさ嵯峨天皇が后の新居として嵯峨院を建立したのが、この大覚寺の前身です。

大覚寺から阪急嵐山駅まで徒歩で45分ほどで着きました。
帰路は、場所を変え、途中には、清涼寺、天竜寺があり、少し足を延ばすと化野念仏寺や祇王寺、常寂光寺などがあり、いずれここらを訪れたいと思っています。

 


京都 北野天満宮の梅と大覚寺

2010年03月03日 14時29分48秒 | 旅行・観光

今日は、3月3日、ひな祭りです。
桃の花には邪気を祓う霊力があると考えられています。
「桃の節句」は旧暦での3月3日なので、今年の3月3日に対応する新歴は4月16日だそうです。

今は、梅の季節であり、昨日は、その梅を観に京都の北野天満宮に出かけました。
「梅」も「桃」もバラ科であり、その違いは、花弁にあります。
「梅」は、花弁の先が丸く「桃」は、花弁の先が尖っています。
ちなみに「桜」もバラ科であり、花弁の先が割れています。

  
                     牛は、天満宮では、神の使いだそうです。
菅原道真は、諸説はあるのですが、牛に助けられたという話が伝わっています。 

  
                      一本の梅の木に白と赤の花が咲いています。

さて、久しぶりの北野天満宮でしたが、多くの人が、お参りではなく、観梅に訪れていました。
広い境内には、たくさんの梅が咲き誇っており、なにも梅苑に入場券を払ってまでと思ったのですが、折角訪れたので、「梅苑」にも入ってきました。

  

  以下の写真が、梅苑の梅です。

  

さすが、古くから都一番の梅の名勝であるだけに、境内と梅苑あわせて約50種類、2000本の梅の木があるそうです。

「梅苑」には、秀吉が京都の整備事業として築いた史跡「御土居」の一部が残されており、その横に流れる紙屋川あたりは、秋の紅葉も見ごたえがあるそうです。

 北野天満宮を後にして、大覚寺に向かいました。
大覚寺の話は、後日にします。