極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

わたしは何んなの ②

2023年09月23日 | 環境リスク本位制

  
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時
代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)の兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。 




          久方のグレイダマンと北近江

              近江路は  白赤愛し  秋茜
                        


 


 



株式会社ローソンは「冷凍おにぎり」6品を実験販売。
物流関連の人手不足が深刻となる中、冷凍流通による将来的な物流の効率
化を目的に、8月22日(火)から11月20日(月)までの3ヶ月間福島県と東
京都の合計21店舗で、常温で販売しているおにぎり6品を冷凍おにぎりと
して発売する実験を実施するとのこと。メニューは、「焼きさけ」(税込
み268円)、「五目おこわ」(154円)、「赤飯おこわ」(149円)、
「鶏五目」(138円)「胡麻さけ」(同)、「わかめごはん」(同)の
6品。購入後に店舗や自宅の電子レンジで解凍して食べるが、賞味期限は
約4か月。販売できる期間が長くなる分、店舗への配送回数を減らせるの
に加え、食品ロスの削減も期待できる。これらの効果や売れ行きを検証し
た上、2025年度に全国展開を目指し、将来的にはサンドイッチなどにも広
げることを検討する。

百名山登山のリックは常に「ローソンのおにぎり」と「伊藤園のお~いお
茶」を入れている程だが、順調にいけば世界展開でき「冷凍おにぎり」は
「世界標準」になるのは間違いない。だから、「安全・衛生」も世界一で
なければ「防災・健康食品」とはならないが、ついでに、「屋外ワイヤレ
ス電子レンジ」も、アイリスオ-ヤマなどに開発してもらうのは如何でし
ょうか。

ここで、電子レンジで思い出したのが「レンジ/オーブンてんぷら」。ど
の程度普及しているのか興味がわく。

 
 


感想をいとことでいうと物足りない。串揚げ、モツ焼きなど考えると、冷
凍材料を加熱➲付属の油脂分あで処理した衣或いは薄皮をまぶし或いは
巻き付けカバーし専用容器及び皿に於き加熱➲取り出し、準備していた
ソース、タレ、スープ(汁)に漬け・ふりかけ、副菜野菜と一緒に戴く(
肉類は一口大にカットしておく)いただく、この時、チン・チンと五月蠅
いので点灯で告知選択出来るようにしておくとよいだろう。

   



再エネ革命渦論 168: アフターコロナ時代 169】
技術的特異点でエンドレス・サーフィング-
   特異点真っ直中  ㊾

量子センシング(quantum sensing)とは、量子効果を利用して物理量を計
測する手法と定義されているが、量子そのものを計測するわけではない。
従来の計測手法よりも量子効果を利用することでより高感度化でき、その
手法として、①量子化したエネルギー準位を有する量子状態を利用して物
理量を測定、②レーザー工学と同様に量子コヒーレンスを利用して物理量
を測定。③量子もつれ( quantum entanglement:一般的に「量子多体系にお
いて現れる:古典確率では説明できない相関やそれに関わる現象」を漠然
と指す用語であるが、量子情報理論においては、より限定的に「LOCC
局所量子操作及び古典通信)で増加しない多体間の相関」を表す用語であ
る。後者は前者のある側面を緻密化したものであるが、捨象された部分も
少なくなく、例えば典型的な非局所効果であるベルの不等式の破れなどは
後者の枠組みにはなじまない。どちらの意味においても、複合系の状態が
それを構成する個々の部分系の量子状態quantum state)の積として表せ
ないときにのみ、量子もつれは存在する(逆は必ずしも真ではない)。こ
の複合系の状態をエンタングル状態という量子もつれは、量子絡み合い量
子エンタングルメントまたは単にエンタングルメントともよばれる)を利
用して測定感度向上手法の3つであるといわれる。
※とてもやがないが、私しには了解できていない状態だ。
センサー全般に言えることだが、どの方法を採用すべきかは、使用する状
況、ダイナミックレンジ等の測定対象を考慮して決めるものであり、どの
方法が優れていると一概に述べることはできない。使用する系・装置の外
側にある測定対象を考慮する必要がある点は、量子計算と大きく異なる。
例えば、量子もつれの生成は量子コヒーレンスをもつ量子ビットを用意す
ることよりも難易度が高く、複雑な装置を必要とするため、感度向上のた
めに量子ビット数を増やせば良い場合や小型化・集積化の必要がある場合
には不利になることもあるという。( via jp.Wikipedia)
------------------------------------------------------------------
引用先;世界最小のダイヤモンド量子センサーの作成に成功-細胞や分子
のわずかな変化をとらえる超高感度センサーとして期待-量子科学技術研
究開発機構, 2019.35.31
------------------------------------------------------------------
それはさておき引用をつづける


図1.一般的な蛍光プローブと量子センサーの違い。タンパク質やDNAな
どの生体分子を標識することで、細胞内における分子の位置を知ることが
できる。量子センサーはそれに加えて、その位置周辺の温度や電場、磁場
など、様々な情報を得ることもできる。

>

これまでGFP(green fluorescent protein:緑色蛍光タンパクなど、生きてい
る細胞内の分子(タンパク質やDNAなど)を観察できる様々な蛍光プロー
ブが開発されたことで、生命科学は大きな進歩を遂げた。ところが、蛍光
プローブは分子の「位置」を特定できるが、その位置で何が起こっている
のかを詳細に知ることは困難。もし蛍光プローブで温度や電場などを測る
ことができるようになれば、そこで「何が起こっているのか」を正確に理
解できるようになり、生命科学は更に大きく進展するはずです。最近にな
って、「計測も行える蛍光プローブ」としてダイヤモンドを材料とする「
量子センサー」が注目されている(図1)。


図2:通常のダイヤモンドとNVセンターを持つダイヤモンドの構造の違い
と緑色レーザー光に対する発光特性の違い(左図)、およびその実際の写
真(右図)。NVセンターのない部分はレーザーの散乱で緑色に見えるが、
NVセンターがある部分は赤色に光る。


図3:NVセンターのセンサーとしての特性とNVセンターの共鳴現象。音叉
が特定の周波数の音波で共鳴を起こすように、NVセンターも特定周波数の
マイクロ波で共鳴を起こす(上段)。 これまで、ダイヤモンドを材料とし
た量子センサーの研究開発を進めてきた。そして、数十ナノメートルのダ
イヤモンド結晶(ナノダイヤモンド)を使って様々な細胞内の細胞小器官
などを標識し、例えばミトコンドリアの温度を計測することなどにも成功
している1。また 近年では世界中の研究者が、更に小さいタンパク質分子
DNAにまで量子センサーの計測対象を広げるため(図4)、それらの分
子の大きさに匹敵する数ナノメートルサイズのナノダイヤモンドにNVセン
タを作る研究に取り組んできた。しかし、この様な試みが成功したという
報告は今までなかった。



図4:量子センサーの大きさと細胞内の計測対象。細胞内の分子を計測す
るためには数十ナノメートルのセンサーでは大きすぎるため、分子サイズ
(数ナノメートル)の量子センサーを作る必要がある。


図5.爆轟法ナノダイヤモンドから5ナノメートル量子センサーを作製す
  る手順爆轟法

    TNT/RDXという爆薬の爆発を利用して作る「爆轟法ナノダイヤモンド」
に注目しました。 この方法で作ったナノダイヤモンドは、約5ナノメート
ルの均一な粒子径を持つことが古くから知られています。私たちのグルー
プは爆轟法ナノダイヤモンド中に自然に形成されたNVセンターを使い、温
度などが計測できることをこれまでの研究で既に確認。しかし、爆轟法ナ
ノダイヤモンドの結晶中に自然にNVセンターが形成される確率は非常に低
く、この方法で作ったダイヤモンドは量子センサーとして利用することが
できない。このため、結晶中にNVセンターを高い確率で形成する手法の開
発が必要。更に、爆轟法ナノダイヤモンド凝集体を形成しやすく、その
大きさはナノサイズより3桁も大きいマイクロメートルサイズにも及ぶ。
今回の研究で爆轟法ナノダイヤモンドに放射線の一種である電子線を照射
し、さらに濃硫酸と濃硝酸を混合して熱した溶液(熱混酸)で処理をする
ことで、NVセンターを有する5ナノメートルサイズの均一なナノダイヤモン
ドを作製することに成功
した(図5)。これにより、爆轟法ナノダイヤモ
ンドを量子センサーとして利用する上での2つの大きな問題が解決された。
➲量子センサーは他の量子技術と共に、生命科学に大きな変革をもたらす
「量子生命科学」の中核技術の一つになっていくと考える。


図1.超伝導体における量子渦

ダイヤモンド量子センサによる超伝導研究の新手法
【要点】
1.ダイヤモンド量子センサを用いて超伝導体中の量子渦の広視野イメー
 ジングに成功。
2.数多くの量子渦の磁場を定量的に調べ、磁束の量子化を実証。
3.量子渦を評価する新手法として超伝導研究の発展や超伝導材料開発へ
 の貢献が期待。
【概要】
多くの超伝導体は、磁場を強めていくと、その磁場を細い線状の磁束とし
て内部に取り込むことによって超伝導状態を維持しようという性質を持っ
ている。超伝導体に取り込まれた磁束は、周回する永久電流(超伝導電流
)によって取り囲まれた独特の構造を持つ「渦」として存在する(図1.
左)。しかも、渦を貫く磁束はh/2eというプランク定数hと電気素量eだけ
で表される普遍的な値の整数倍をとる(量子化)ことが知られている。こ
れを量子渦と呼びぶ。量子渦は量子力学の根幹に関わる現象であり、その
結晶状態や液体状態などの多彩な振る舞いが半世紀以上にわたって研究さ
れてきた。また、量子渦は超伝導のメカニズムを解き明かす有力な手がか
りにもな、その制御は超伝導磁石の開発など応用上も重要である。


図1.ダイヤモンド量子センサによる超伝導体量子渦の観測のセットアッ
プ 左)外部磁場が存在する場合、超伝導体の内部に 量子渦が生成される
ことがある(左下)。量子渦は、線状になった磁束(青い細矢印)の周り
を永久電流(円状の赤矢印)が取り囲む構造を持つ。本研究では、多数の
窒素空孔中心(NV中心)(赤い短い矢印)が表面に集積されたダイヤモン
ド量子センサ基板(左上)を超伝導体に貼り付け、イメージセンサとして
用いることで量子渦から漏れ出た磁場を可視化した。NV中心の方位が一方
向に揃っているため高精度な磁場計測が可能。(右)光学クライオスタッ
ト内のステージに、ダイヤモンド量子センサ基板と超伝導体をセットし、
温度を変えながら顕微鏡で観測を行う。コイルとアンテナはそれぞれ磁場
とマイクロ波を印加するために用いる。
【展望】
超伝導体の量子渦についてはこれまでに多くの研究が行われてきたが、本
研究は初めて広視野で多数の量子渦を同時に精密観測するという新手法を
実証。ダイヤモンド量子センサ基板の作製と解析手法を工夫することによ
り、超伝導体内の微細な磁場分布を高精度に観測する手法が確立され、超
伝導体の理解と新たな応用の可能性が広る。今後は、発現機構が分かって
いない超伝導メカニズムの解明や、新しい超伝導体の探索、高圧下での高
温超伝導体の観測などへの展開が期待されている
------------------------------------------------------------------



太陽電池の水素とバッテリー電力を繰り返し生成する「ヨウ化水素(HI)
サイクル」と呼ばれる新しいエネルギーサイクルによる、HI 溶液を使用
した太陽光水素生成は、狭バンドギャップ光触媒の使用が可能にまること
から、単層カーボンナノチューブ (SWCNT) を添加すると、ヨウ化メチル
アンモニウム鉛を含む HI溶液からの太陽光水素生成が効果的に強化され
る。
 電子顕微鏡観察と分光実験で、SWCNTが副生成物のヨウ素分子を吸着する
ことで水素発生の改善を実証。さらに、光触媒テストセルから回収した紙
I@SWCNTと金属亜鉛を利用した亜鉛ヨウ素電池は、約 1.2 V の初期セル電
圧で効率的に動作します。カプセル化されたヨウ素分子の量に対応する電
池容量は、次のことを示唆する。SWCNTは、光触媒テストセル内で副生成物
のヨウ素分子を効果的に吸着できる。また、放電実験後の電解液にはヨウ
化物イオンが含まれている必要があることも議論されており、電池の放電
後の電解液が「HIサイクル」の開始点に戻ることを示す。ラマン測定によ
り、I@SWCNT が放電実験中に空のチューブに戻ることが明らかになる。 し
たがって、SWCNT は「HI サイクル」と呼ばれる新しい循環エネルギース
キームで繰り返し、従来のヨウ素-二酸化硫黄によるブンゼン反応方式よ
り、低温で操作可能な画期的な循環システムとなる

1.特開2021-143118 水素製造プラント 三菱パワー株式会社他
【概要】
本開示は、熱化学分解法(IS法:Iodine Sulfur Process)を利用して、水素を
造する水素製造プラントに関するもので、IS法は、水に特定の化学物質
を反応させ、この反応において入熱或いは除熱行い、水素を生成する方法
である。このIS法は、基本的に三つの反応を実行する。 

第一の反応は、水とヨウ素と二酸化硫黄とを反応させて、ヨウ化水素と硫
酸とを生成するブンゼン反応である。 第二の反応は、ブンゼン反応で得ら
れた硫酸を二酸化硫黄と酸素と水とに熱分解させる硫酸熱分解反応である。
この硫酸熱分解反応で得られた二酸化硫黄と水は、ブンゼン反応の反応材
料になる。 
第三の反応は、ブンゼン反応で得られたヨウ化水素をヨウ素と水素とに熱
分解するヨウ化水素熱分解反応である。このヨウ化水素熱分解反応で得ら
れたヨウ素は、ブンゼン反応の反応材料になる。 このIS法を利用する
水素製造プラントとしては、例えば、以下の特許文献1に開示されている
プラントがある。このプラントでは、太陽光により加熱された、溶融塩等
の第一熱媒体を硫酸熱分解反応の熱源とし、この第一熱媒体により加熱さ
れた第二熱媒体をヨウ化水素熱分解反応の熱源とする。

【特許文献1】 国際公開第2016/031771号 下図1のごとく、
水素製造プラントは、二酸化硫黄と水とヨウ素とを反応させるブンゼン反
応設備と、ブンゼン反応設備で生成された硫酸を二酸化硫黄と酸素と水と
に熱分解させる硫酸反応設備と、ブンゼン反応設備で生成されたヨウ化水
素を水素とヨウ素とに熱分解させるヨウ化水素反応設備と、を備える。硫
酸反応設備は、第一蓄熱器と、太陽光を第一蓄熱器に導く第一太陽光ガイ
ド装置と、第一蓄熱器の蓄熱体に蓄えられた熱を利用し、硫酸を熱分解さ
せる硫酸反応器と、硫酸反応器で生成された二酸化硫黄を一時的に蓄える
二酸化硫黄タンクと、を有する。ヨウ化水素反応設備は、第二蓄熱器と、
太陽光を第二蓄熱器に導く第二太陽光ガイド装置と、第二蓄熱器の蓄熱体
に蓄えられた熱を利用して、ヨウ化水素を熱分解させるヨウ化水素反応器
とを有する素の製造にあたり、太陽光のエネルギーを有効利用する。

図1.本開示に係る第一実施形態における水素製造プラントの全体系統図
【符号の説明】
BE,BEb:ブンゼン反応設備 10:ブンゼン反応器 11:分離器 1
2:硫酸ライン(又は第一硫酸ライン) 12b:第二硫酸ライン 13:
硫酸ポンプ(又は第一硫酸ポンプ) 13b:第二硫酸ポンプ 14:ヨウ
化水素ライン(又は第一ヨウ化水素ライン) 14b:第二ヨウ化水素ラ
イン 15:ヨウ化水素ポンプ(又は第一ヨウ化水素ポンプ) 15b:第
二ヨウ化水素ポンプ 16:水補給ライン SE:硫酸反応設備(又は第一
硫酸反応設備) SEb:第二硫酸反応設備 20,20b:第一蓄熱器
21,21a,21b:ケース 21t:温度計 22,22a,22b:
天板 23:天板本体 24:窓 25:蓋 26:受光部 26a:円錐部
26b:円筒部 27:底板 27i:気体導入口 28:側板 28o:気
体排気口 29:分散板 29f:流動層室 29g:気体室 30:蓄熱体
31:第一送風機 32:第一気体ライン 33:第一気体調節弁 40,
40b:第一太陽光ガイド装置 41:ヘリオスタット 41a:反射鏡
41b:反射鏡駆動機 42:固定反射鏡 50:硫酸タンク 51:硫酸
供給ライン 52:硫酸供給機 53:硫酸流量調節器 54:二酸化硫黄
タンク 54p:圧力計 55,55b:二酸化硫黄供給ライン 56:二
酸化硫黄供給機 57,57b:二酸化硫黄流量調節器 58,58b:冷
却器 59,59b:水供給ライン 60,60b:硫酸反応器 61:外
筒 61c:閉端 61i:開口 61b:外筒本体 62:内筒 62i:
入口開口 62o:出口開口 62b:内筒本体 63:分離筒 63c:閉
端 63o:出口開口 63b:分離筒本体 64:対象物受入部 64i:
入口 65:反応物排出部 65o:排出口 66:触媒 IE,IEa:ヨ
ウ化水素反応設備(又は第一ヨウ化水素反応設備) IEb:第二ヨウ化
水素反応設備 70,70b:第二蓄熱器 71:第二送風機 72:第二
気体ライン 73:第二気体調節弁 80,80b:第二太陽光ガイド装置
81:ヨウ化水素タンク 82:ヨウ化水素供給ライン 83:ヨウ化水素
供給機 84:ヨウ化水素流量調節器 85:ヨウ素タンク 85p:圧力
計 86,86b:ヨウ素供給ライン 87:ヨウ素供給機 88,88b
:ヨウ素流量調節器 90,90b:ヨウ化水素反応器 94,94b:水
素ライン HGE:高温気体供給設備 101:予備送風機 102:気体
加熱器 103:高温気体ライン 103m:主高温気体ライン 103a
:第一高温気体ライン 103b:第二高温気体ライン 104a:第一高
温気体調節弁 104b:第二高温気体調節弁 105:高温媒体発生源P
E:電力供給設備 110:蒸気タービン 111:発電機 112:復水
器 113:給水ライン 114:給水ポンプ 115:蒸気発生装置 11
6:蓄熱器 117:送風機 118:気体ライン 119:気体調節弁 1
20:蒸気発生器 121:太陽光ガイド装置 122:主蒸気ライン 1
25:主電力経路 126:変圧器 127:遮断器 128:外部系統 1
29:所内系統 130,130a:制御装置 131::反応制御器 13
2:硫酸供給制御器 133:ヨウ化水素供給制御器 140,150:蓄
熱器 O:熱分解対象物 R1:第一反応物 R2:第二反応物 R:太陽光 
------------------------------------------------------------------
※ブンゼン反応:水(原料)、二酸化硫黄、ヨウ素から、電極での酸化還
 元を通じて硫酸とヨウ化水素を生成する反応。陽イオン交換膜が装着され
 た電気化学セルを用いる。
※熱利用水素製造の主反応の大幅な省エネルギー化に成功, 量子科学技術
 研究開発機構, 2020.4.17
------------------------------------------------------------------
【発明の効果】
本開示の一態様に係る水素製造プラントによれば、水素の製造にあたり、
太陽光のエネルギーを有効利用し、水素製造プラントの稼働率を向上させ
ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】  二酸化硫黄と水とヨウ素とをブンゼン反応させて、ヨウ化
水素と硫酸とを生成するブンゼン反応設備と、 前記 ブンゼン反応設備で
生成された前記硫酸を二酸化硫黄と酸素と水とに熱分解させ、前記二酸化
硫黄及び前記水を前記ブンゼン反応設備BE,BEbに送る硫酸反応設備
と、前記ブンゼン反応設備で生成された前記ヨウ化水素を水素とヨウ素と
に熱分解させ、前記水素を外部に排出すると共に、前記ヨウ素を前記ブゼ
ン反応設備に送るヨウ化水素反応設備と、 を備え、 前記硫酸反応設備は、
蓄熱体を有する第一蓄熱器と、 太陽光を前記第一蓄熱器に導いて、 前記
第一蓄熱器の前記蓄熱体を加熱する第一太陽光ガイド装置と、前記ブンゼ
ン反応設備で生成された前記硫酸を一時的に蓄える硫酸タンクと、  前記
第一蓄熱器の前記蓄熱体に蓄えられた熱を利用して、前記硫酸タンクから
の前記硫酸を前記二酸化硫黄と前記酸素と前記水とに熱分解させる硫酸反
応器と 前記硫酸タンク内の 前記硫酸を前記硫酸反応器に送る硫酸供給機
と、前記硫酸反応器で生成された前記二酸化硫黄を一時的に蓄える二酸化
硫黄タンクと、前記二酸化硫黄タンク内の前記二酸化硫黄を前記ブンゼン
反応設備に送る二酸化硫黄供給機と、を有し、前記ヨウ化水素反応設備は、
蓄熱体を有する第二蓄熱器と、太陽光を前記第二蓄熱器に導いて、前記第
二蓄熱器の前記蓄熱体を加熱する第二太陽光ガイド装置と、前記第二蓄熱
器の前記蓄熱体に蓄えられた熱を利用して、前記ブンゼン反応設備で生成
された前記ヨウ化水素を前記水素と前記ヨウ素とに熱分解させるヨウ化水
素反応器と、を有する、水素製造プラント。
【請求項2】 請求項1に記載の水素製造プラントにおいて、 前記硫酸反
応設備は、前記硫酸タンクから前記硫酸反応器へ送られる前記硫酸の流量
を調節する硫酸流量調節器と、前記二酸化硫黄タンクから前記ブンゼン反
応設備に送られる前記二酸化硫黄の流量を調節する二酸化硫黄流量調節器
と、を有し、 さらに、前記第一蓄熱器の前記蓄熱体の温度が、前記硫酸の
熱分解反応可能な温度より高いことを条件にして、前記硫酸流量調節器に
対して、前記硫酸タンクから前記硫酸反応器へ硫酸を送れる状態にするよ
う指示する硫酸供給制御器と、 外部から前記ブンゼン反応設備での反応
開始の指示を受け付け、又は、自身が前記ブンゼン反応設備での反応を開
始してよいと判断し、且つ前記二酸化硫黄タンク内の前記二酸化硫黄の量
が予め定められた量以上であることを条件として、前記二酸化硫黄供給機
に対して、駆動を指示すると共に、前記二酸化硫黄流量調節器に対して、
前記二酸化硫黄タンクから前記ブンゼン反応設備へ前記二酸化硫黄を送れ
る状態にするよう指示する反応制御器と、を備える、水素製造プラント。
【請求項3】 請求項2に記載の水素製造プラントにおいて、 前記硫酸反
応設備としての第一硫酸反応設備の他に、さらに、前記ブンゼン反応設備
で生成された前記硫酸を二酸化硫黄と酸素と水とに熱分解させ、前記二酸
化硫黄及び前記水を前記ブンゼン反応設備に送る第二硫酸反応設備を備え、
前記第二硫酸反応設備は、蓄熱体を有する第一蓄熱器と、太陽光を前記第
二硫酸反応設備における前記第一蓄熱器に導いて、前記第二硫酸反応設備
における前記第一蓄熱器の前記蓄熱体を加熱する第一太陽光ガイド装置と、
前記第二硫酸反応設備における前記第一蓄熱器の前記蓄熱体に蓄えられた
熱を利用して、前記ブンゼン反応設備で生成された前記硫酸を前記二酸化
硫黄と前記酸素と前記水とに熱分解させる硫酸反応器と、を有し、前記反
応制御器は、前記第二硫酸反応設備から前記ブンゼン反応設備への前記二
酸化硫黄の供給が停止したことを条件として、前記二酸化硫黄供給機に対
して、駆動を指示すると共に、前記二酸化硫黄流量調節器に対して、前記
二酸化硫黄タンクから前記ブンゼン反応設備へ前記二酸化硫黄を送れる状
態にするよう指示する、 水素製造プラント。
【請求項4】 請求項2又は3に記載の水素製造プラントにおいて、 前記
ヨウ化水素反応設備は、前記ブンゼン反応設備で生成された前記ヨウ化水
素を一時的に蓄えるヨウ化水素タンクと、前記ヨウ化水素タンク内の前記
ヨウ化水素を前記ヨウ化水素反応器に送るヨウ化水素供給機と、前記ヨウ
化水素反応器で生成された 前記ヨウ素を一時的に蓄えるヨウ素タンクと、
前記ヨウ素タンク内の前記ヨウ素を前記ブンゼン反応設備に送るヨウ素供
給機とを有する、水素製造プラント。
【請求項5】 請求項4に記載の水素製造プラントにおいて、 前記ヨウ化
水素反応設備は、前記ヨウ化水素タンクから前記ヨウ化水素反応器へ送ら
れる前記ヨウ化水素の流量を調節するヨウ化水素流量調節器と、前記ヨウ
素タンクから前記ブンゼン反応設備に送られる前記ヨウ素の流量を調節す
るヨウ素流量調節器と、を有し、さらに、前記第二蓄熱器の前記蓄熱体の
温度が、前記ヨウ化水素の熱分解反応可能な温度より高いことを条件とし
て前記ヨウ化水素流量調節器に対して、前記ヨウ化水素タンクから前記ヨ
ウ化水素反応器へヨウ化水素を送れる状態にするよう指示するヨウ化水素

給制御器を備え、前記反応制御器は、外部から前記ブンゼン反応設備での
反応開始の指示を受け付け、又は、自身が前記ブンゼン反応設備での反応
を開始してよいと判断し、且つ前記ヨウ素タンク内の前記ヨウ素の量が予
め定められた量以上であることを条件として、前記ヨウ素供給機に対して、
駆動を指示すると共に、前記ヨウ素流量調節器に対して、前記ヨウ素タン
クから前記ブンゼン反応設備へ前記ヨウ素を送れる状態にするよう指示す
る、 水素製造プラント。

【請求項6】 請求項5に記載の水素製造プラントにおいて、 前記ヨウ化
水素反応設備としての第一ヨウ化水素反応設備の他に、さらに、前記ブン
ゼン反応設備で生成された前記ヨウ化水素を水素とヨウ素とに熱分解させ、
前記水素を外部に排出すると共に、前記ヨウ素を前記ブンゼン反応設備に
送る第二ヨウ化水素反応設備を備え、前記第二ヨウ化水素反応設備は、蓄
熱体を有する第二蓄熱器と、太陽光を前記第二ヨウ化水素反応設備におけ
る前記第二蓄熱器に導いて、前記第二ヨウ化水素反応設備における前記第
二蓄熱器の前記蓄熱体を加熱する第二太陽光ガイド装置と、前記第二ヨウ
化水素反応設備における前記第二蓄熱器の前記蓄熱体に蓄えられた熱を利
用して、前記ブンゼン反応設備で生成された前記ヨウ化水素を前記水素と
前記ヨウ素とに熱分解させるヨウ化水素反応器と、を有し、前記反応制御
器は、前記第二ヨウ化水素反応設備から前記ブンゼン反応設備への前記ヨ
ウ素の供給が停止したことを条件として、前記ヨウ素供給機に対して、駆
動を指示すると共に、前記ヨウ素流量調節器に対して、前記ヨウ素タンク
から前記ブンゼン反応設備へ前記ヨウ素を送れる状態にするよう指示する、
水素製造プラント。
【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の水素製造プラントに
おいて、 前記第一蓄熱器及び前記第二蓄熱器は、いずれも、 前記蓄熱体
としての複数の蓄熱材粒子と、前記複数の蓄熱材粒子を覆うケースと、前
記ケース内に気体を送る送風機と、を有し、前記ケースは、前記送風機か
らの気体を導入して、前記複数の蓄熱材粒子を前記ケース内で循環流動さ
せる気体導入口を有する、 水素製造プラント。
【請求項8】 請求項7に記載の水素製造プラントにおいて、 前記複数の
蓄熱材粒子は、珪砂、スラグ、金属酸化物、セラミックスのうち、少なく
とも一の材料で形成されている、 水素製造プラント。
【請求項9】 請求項7又は8に記載の水素製造プラントにおいて、 高温
熱媒体と気体とを熱交換させて、前記気体を加熱する気体加熱器と、 前記
気体加熱器で加熱された気体を前記第一蓄熱器の前記ケース内に送る予備
送風機と、 前記第一蓄熱器の前記ケース内に前記第一蓄熱器の前記送風機
から気体を送れる状態と、前記第一蓄熱器の前記ケース内に前記予備送風
機からの気体を送れる状態とに、切り替える切替機と、 をさらに備える、
水素製造プラント。

【請求項10】 請求項7又は8に記載の水素製造プラントにおいて、 高
温熱媒体と気体とを熱交換させて、前記気体を加熱する気体加熱器と、前
記気体加熱器で加熱された気体を前記第二蓄熱器の前記ケース内に送る予
備送風機と、 前記第二蓄熱器の前記ケース内に前記第二蓄熱器の前記送風
機から気体を送れる状態と、前記第二蓄熱器の前記ケース内に前記予備送
風機からの気体を送れる状態とに、切り替える切替機と、をさらに備える
水素製造プラント。
【請求項11】 請求項7又は8に記載の水素製造プラントにおいて、 高
温熱媒体と気体とを熱交換させて、前記気体を加熱する気体加熱器と  前
記気体加熱器で加熱された気体を前記第一蓄熱器の前記ケース内及び前記
第二蓄熱器の前記ケース内に送る予備送風機と、 前記第一蓄熱器の前記
ケース内に前記第一蓄熱器の前記送風機から気体を送れ且つ前記第二蓄熱
器の前記ケース内に前記第二蓄熱器の前記送風機から気体を送れる状態と
前記第一蓄熱器の前記ケース内及び前記第二蓄熱器の前記ケース内に前記
予備送風機からの気体を送れる状態とに、切り替える切替機と、をさらに
備える、水素製造プラント。
【請求項12】 請求項7から11のいずれか一項に記載の水素製造プラ
ントにおいて、前記硫酸反応器と前記ヨウ化水素反応器とのうち、少なく
とも一方の反応器は、 筒状を成して両端を有し、該両端のうちの一端が
閉端を成し、他端が開口を成す外筒と、 筒状を成して両端を有し、該両
端のうちの一端が入口開口を成し、他端が出口開口を成す内筒と、円筒状
を成して両端を有し、該両端のうちの一端が閉端を成し、他端が出口開口
を成す分離筒と、熱分解の対象である熱分解対象物を受け入れる対象物受
入部と、前記熱分解対象物の熱分解で得られた反応物の一種を排出する反
応物排出部と、を有し、前記分離筒は,
前記熱分解対象物の熱分解で得られ
た第一反応物と第二反応物と、前記第一反応物を前記分離筒の内側に通す
一方で前記第二反応物を前記内側に通さない分離膜を有し、前記外筒は、
前記外筒の前記閉端を含み且つ前記開口を含まない外筒本体の外周面が前
記蓄熱体に接し得るよう、前記ケースに取り付けられ、前記内筒は、前記
内筒の前記入口開口を含み且つ前記出口開口を含まない内筒本体の少なく
とも一部が前記外筒本体内に位置するよう、配置され、前記分離筒は、前
記分離筒の前記閉端を含み且つ前記出口開口を含まない分離筒本体の少な
くとも一部が前記外筒本体内及び前記内筒本体内に位置するよう、配置さ
れ、前記対象物受入部は、前記外筒本体と前記内筒本体との間に前記熱分
解対象物を送れるよう形成され、前記反応物排出部は, 
前記内筒本体と前
記分離筒本体との間の前記第二反応物を外部に排出できるよう形成され、
前記分離筒の前記出口開口は、前記第一反応物を外部に排出する排出口を
成す、水素製造プラント。
【請求項13】 請求項12に記載の水素製造プラントにおいて、 前記ケ
ースは、鉛直方向に延びる側板を有し、 前記外筒は、前記外筒の前記開
口に対して前記閉端が上に位置するように傾斜して、前記側板に取り付け
られ、 前記内筒は、前記内筒の前記出口開口に対して前記入口開口が上に
位置するよう傾斜している、 水素製造プラント。
【請求項14】 請求項12又は13に記載の水素製造プラントにおいて、
前記少なくとも一方の反応器は、前記熱分解対象物の熱分解を促進する触
媒を有し、前記触媒は、前記分離筒本体の外周面中で、前記分離筒本体の
少なくとも一部が前記外筒本体内及び前記内筒本体内に位置している部分
に取り付けられている、水素製造プラント。
【請求項15】 請求項1から14のいずれか一項に記載の水素製造プラン
トにおいて、前記ブンゼン反応設備、前記硫酸反応設備、及び前記ヨウ化
水素反応設備に対して、電力を供給する電力供給設備をさらに備え、前記
電力供給設備は、蒸気により駆動する蒸気タービンと、前記蒸気タービン
の駆動で発電する発電機と、前記蒸気タービンから排気された蒸気を水に
戻す復水器と、前記復水器からの水を加熱し蒸気を生成し、前記蒸気を前
記蒸気タービンに送る蒸気発生装置と、を有し、前記蒸気発生装置は、蓄
熱体を有する蓄熱器と、太陽光を前記蓄熱器に導いて、前記蓄熱器の前記
蓄熱体を加熱する太陽光ガイド装置と、前記蓄熱器内に配置され、前記復
水器からの水と前記蓄熱体とを熱交換させて、前記水を加熱して蒸気にす
る蒸気発生器と、を有する、 水素製造プラント。

✔ 次回はコンパクトで太陽光(或いは人工光)から光触媒発電で直接充
 電する方式と一旦、水電解とうで水素製造濃縮する方式について考察し
 ていく。勿論、実用システム開始日を2030年1月1日を前提とする。
-------------------------------------------------------------------
わたしは何んなの ②
ここでは、アルゴリズミカルな人類社会を人工知能(AI)の脅威を描いた
SF映画より考察してみよう。
第1回 人工知能と人類の果てなき戦争『ターミネーター』



「人工知能と人類の戦い」を描いたSF映画の金字塔となっている作品。 人
間そっくりの暗殺アンドロイド・ターミネーターと、人間の戦士カイル・
リースが未来から降り立った1984年のロサンゼルス。ターミネーターは人
工知能と人類による未来の戦争のカギを握る女性サラ・コナーを暗殺する
ために街で暴走し、カイルはそれを防ぎ、サラを守るために奔走していく。
ごく普通の女性だったサラはいきなり死闘に巻き込まれ、カイルから人類
の未来について知らされるのだった。この戦いを始点に、ターミネーター
と人類の壮絶な戦いが巻き起こっていくという展開。
via ロボットプラザ 公式サイト

風蕭々と碧い時












John Lennon Imagine





アルバム『終わりなきこの愛』 2019.4.24
オペラ座の怪人
THE PHANTOM OF THE OPERA Richard Greidaman 

今夜の寸評:

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする