極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

バッテリ-薄膜事業渦論 ②

2023年06月13日 | 環境リスク本位制


彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救
ったと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備
え。(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした
部隊編のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。



『源氏物語』の作者および作品を深層で統御しているものは何か?
『源氏物語』を論ずるのは、ひとつの特定の物語、特定の作品を論
ずることではなく、作品そのもので物語、文学という概念を論ずる
ことである。―作品をつらぬく無意識としての“自然”、霊威=物
の怪に対する人々のありよう、また歴史物語『大鏡』や『栄花物語
』とのトポロジカルな同型性に着目し、作品の構造と深層を浮き彫
りにする。著者の方法意識がもっとも鮮明に発揮された、これぞ吉
本『源氏』論と評される古典論の代表作。

吉本 隆明【著】1982年 大和書房
目次
第1部 母型論
第2部 異和論
第3部 厭離論
第4部 環界論
附録 わが『源氏』
------------------------------------------------------------

  『源氏物語』ですぐに心にしみてくるのは? こう問われたら、
 季節の移りかわりとおなじ時鐘の刻みかたで、おもむろに移っ
 てゆく物語の速さをいうべきか。このばあい物語の速さという
 いい方は、まだ言葉に外在している。ほんとは登場人物たちの
 心音の速さが感受されているのだ。この心音は、姫と彦を産む
 ときの女たちの死の心音に伴奏されてこの世に生みだされ、は
 じめは春夏と経めぐり、やがて生命の凋落を受感すると季節の
 秋みたいに衰弱し、つぎに冬のようにひとりでに死にいたる。
 その自然と同調した心音の速さがこの『物語』の秘密なのだ。
 これはひとつの説話だといった外屈性はしだいに拭いさられ、
 ふかく持続的な、そして桐密な色相に裏うちされた深層の世界
 に沈んでゆく。するとそこではあの無常の感性が世界を統御し
 ている。現にここにこう存在するのは、はかない幻みたいなも
 のだが、それすら「前の世」からの因縁できめられたものだ。
 そんな理念が物の怪みたいに世界にとびかい、登場人物たちの
 挙動を深くおびえさせている。わたしたちはいつのまにか水底
 のような世界にいる。物語の運びは説話みたいに繰返しの型を
 とり、ときどき円環してもどってきたりするが、深層では身体
 を喪って霊魂だけになった登場人物たちが、影のまにまに揺れ
 動いている。誰もがそんな水の揺動に憑かれてしまうのだ。

  桐壷帝にいちばん寵愛された桐壷の更衣は、もともと病弱な
 のだが、父の大納言はすでに故人になっている。高い家柄と勢
 力を背負った女御たちのあいだで、身分も後立てもなくて、寵
 愛されればされるほど、まわりから嫉妬の意地悪な仕打ちをう
 け、苦しみにさいなまれる。やがては衰弱して死んでしまう。
 だが桐壷の更衣が、女御たちの意地悪なたくらみや、嫉妬を感
 受する仕方は、皮膚をさわがしく刺したてる痛みとして描かれ
 ていない。声もなく内面の無意識に浸みとおって、これを感受
 する桐壷更衣は、ひと言の反撥の言葉も悲嘆の思いも洩らすわ
 けではなく、ただひっそりと消耗して、衰弱がすすみ、やがて
 息も絶えそうになる。養生のため退出をゆるされると消え入る
 ように死んでしまう。嫉妬や、意地の悪い圧迫や、
隠微な対立
 は、桐壹帝をめぐるじっさいの宮廷生活の隅々にあるのに、眼
 に視えない深層には無意識の世界があって、そこで影たちがせ
 めぎあい、苦しみや嫉妬や衰弱が沈みこんでゆくかのように描
 かれる。
  登場人物たちはときに話をかわす場面があるのに、声をあげ
 ているのではなく、ひそとも聴こえぬ無音の音声をかわしあっ
 ているのだ。
                     第一部 母型論

✔あいも変わらず難解ではあるが、学問に王道はなくどのようなも
のでも新しい世界に飛び込むのは難解ものだが、その咀嚼ののちに
表れる文体に触発する思いの心地よさは当人同士でしかわからない
ものだ。ゆっくり本を読む暇などどこにもないが、次も縋り付いて
でも読みたいと背を推す力がそこにある。
  

     


 
【再エネ革命渦論 135: アフターコロナ時代 334】
技術的特異点でエンドレス・サーフィング
  特異点真っ直中 ⑱
ここ数年の科学技術進展に驚く昨今。今日も気になる事例を摘出。


画像:光で壊れるリポソーム 出所:岡山大学
光で壊れるリポソームの開発と応用
薬物送達のジレンマを解決
6月12日、岡山大と北海道大の研究グループは、光受容タンパク質で
あるロドプシンを利用して、緑色の光で壊れるリポソームを開発。
体内への薬物送達では、狙った「時間・場所」に適切な「量」を効
果部位に届けるため、ナノカプセル(リポソーム、ポリマーなど)
が用いられており、ナノカプセルは効果部位以外では壊れず、効果
部位ではその中身を放出するために壊れる必要性があり、「壊れず
に壊れる」という「ジレンマ」を抱えていたが、今回開発した光誘
起崩壊リポソーム(LiDLと命名)は、光がなければ壊れず&光があ
たると壊れる特性をもち光でこのジレンマの解決に成功する。
【概要】
緑色の光で水素イオン(H+)を取り込む光受容タンパク質RmXeRと、
pH によってその構造を変えるpH 応答性リポソームに着目した。こ
の組み合わせにより、(1)緑色の光によりRmXeR が活性化されH+が
リポソーム内に流入➲(2)pH 変化に応答してリポソームの相転
移による破壊➲(3)内封物の放出、がおこることを明らかにし、
光誘起崩壊リポソーム(LiDL)と命名。さらに、このLiDL が、試験
管内だけでなく、ヒト細胞中でも機能することや、内封物も入れ替
え可能であることを示し、薬物送達における有用性を実証。
【展望】
光を用いた効果的な薬物送達による薬効の増大や副作用低減に期待。
※ リポソーム;liposome)は、少なくとも1つの脂質二重層を持つ球
 形の小胞
【関連論文】
論文名:Development of light-induced disruptive liposomes (LiDL) as a
photoswichable carrier for intracellular substance delivery
邦題名「光応答
性細胞内物質送達体としての光誘起崩壊リポソーム(LiDL)の開発」
掲載紙: Chemical Communications
D O I: https://doi.org/10.1039/D3CC02056H


図.がんの浸潤・転移。がん細胞は、がんが最初に発生した部位(
原発巣)から、個別もしくは集団として結合組織内を運動し、血管
やリンパ管を経由して、別の臓器や組織で再び腫瘍(転移巣)を形
成する。
がん細胞の集団運動の制御に関わるPacsin 2の機能を解明
抗がん剤の新たな分子標的や診断バイオマーカー候補に期待
6月12日、岡山大学と熊本大学の研究グループは、がんの浸潤や転移
に関わる細胞の集団運動を制御する分子メカニズムを解明。
【要点】
1.細胞の集団的な運動は、悪性がんの浸潤や転移の効率化に寄与
 する。
2.がん細胞の集団運動を制御する新規因子Pacsin 2の機能を解明
 した
3.たながん診断マーカーや抗がん剤開発への展開が期待される。
【概要】
悪性度の高いがん細胞は浸潤や転移を起こします。近年の研究で、
悪性のがん細胞の多くが集団として運動し、その運動様式が浸潤や
転移を効率よく起こす要因になっていることが明らかになってきた
が、がん細胞の集団的な運動を制御するメカニズムについてはほと
んど明らかになっていない。本研究では、がん細胞の集団運動を制
御する新たな因子としてPacsin 2を同定した。Pacsin 2 は、細胞接着
分子N-カドへリンの細胞膜への局在を制御し、Pacsin 2の機能を阻害
するとがん細胞同士が接着し、集団運動を行うようになることを明
らかにした。本研究の成果を足がかりに、がん細胞の集団運動を制
御する分子メカニズムの解明が進めば、より効果的な抗がん剤や、が
んの早期診断に用いる新たなバイオマーカーの開発につながること
が期待されている。
【関連論文】
論文名:Pacsin 2-dependent N-cadherin internalization regulates the migra-
      tion behaviour of malignant cancer cells
掲 載 紙:Journal of Cell Science
D O I:https://doi.org/10.1242/jcs.260827

図 移動体通信システムの進化 出典:総務省
次世代移動体通信「6G」①
約10年で次の世代を商用化してきた移動体通信
電子情報技術産業協会(JEITA)が3年ぶりに実装技術ロードマップ
を更新し、「2022年度版 実装技術ロードマップ」(書籍)を2022
年7月に発行。過去、日本の移動体通信システムは約10年ごとに新し
い世代の商用化を繰り返してきた。1980年代の第1世代「1G」(アナ
ログ方式、音声伝送のみ、主な用途は自動車電話)、1990年代の第
2世代「2G」(デジタル方式、音声とデータ(パケット)を伝送、主
な用途は個人が持ち運べる小型軽量な端末)、2000年代の第3世代「
3G」(世界共通のデジタル方式、音声とデータを伝送)へと進化。
インターネット接続、電子メール、海外ローミング、高速データ通
信などの機能が加わった第3世代(3G)の2000年代。2010年代に普及
した第4世代(4G)では携帯電話端末が「音声通話機能とデータ通信
機能を備えた超小型コンピュータ」、すなわち「スマートフォン」
へと変革を遂げた。通信機能の主役が音声からデータへと移行し、
ユーザーが主に利用するのは「アプリ」(アプリケーション・ソフ
トウェア)に変化した。インターネット接続の通信速度はダウンロ
ード(下り)で最大1Gビット/秒となり、固定ブロードバンドに追い
付いた。


最近サービスが始まった第5世代(5G)では、過去の技術開発の主体
であった高速化と大容量化に加え、「低遅延」と「多数同時接続」
の2つが新しい特徴として加わっている。第5世代(5G)の次を担う
第6世代(6G)の移動体通信システムでは、2030年代の商用化を目標
として技術仕様や要素技術の開発が進んでいる。「高速・大容量」
「低遅延」「多数同時接続」という5Gの特徴を強化。「高速・大容
量」「低遅延」「多数同時接続」は全て、5Gの10倍の性能を目標と
する。「高速・大容量」すなわちデータ通信速度は100Gビット/秒を
目指す(5Gは10Gビッt/秒)。「低遅延」は遅延時間を5Gの10分の1
にする。「多数同時接続」ではサービス地域の面積(1平方キロメー
トル)当たりで接続可能な端末数を1000万台に増やす(5Gは100万台
)。 機能追加では、「低消費電力」「自立性」「拡張性」「安全
性・信頼性」がある。「低消費電力」では消費電力を現在の100分の
1に下げる。「自立性」では複数の機器が自律的に連携する。「拡張
性」では、あらゆる場所での通信を実現する。「安全性・信頼性」
ではセキュリティの常時確保を目指する。
via EE Times Japan 次世代移動体通信「6G」の概要。

特集|最新全固体型蓄電池特許技術 2022~2023年度①
❏ 特開2022-080183 電池モジュール 学校法人早稲田大学
【概要】
図1のごとく、電池モジュール1は、複数の電池セル30が直列接続されて
いる組電池3と、複数の電池セル30の充電深度を均等化処理するBMS
4と、を含む組電池システム2と、均等化処理前の組電池3の第1のインピ
ーダンス特性と、均等化処理後の基準電池セル32の第2の基準インピー
ダンス特性と、を測定するための測定回路5と、第1のインピーダンス特性
と第2の基準インピーダンス特性と、を用いて充電深度が他の電池セルよ
りも大きい第1の電池セルが他の電池セルよりも劣化度が大きいことを、
検出するプロセッサと、を具備することで、複数の電池セル30を含む組電
池において、充電深度が他の電池セルよりも大きい第1の電池セルが他
の電池セルよりも劣化度が大きいことを検出する電池モジュール1を提供
する。

図1.第1実施形態の電池モジュールの構成図
【符号の説明】
1、1A…電池モジュール  2…組電池システム  3…組電池  5、5A…
測定回路  6…プロセッサ(EMS)  30(31~34)…電池セル  40…B
MS  41電圧計  42…抵抗  43…スイッチ  51…電圧計  52…電流
計 59…高周波電源
 【背景技術】
携帯機器、電動工具および電気自動車等に、充放電可能な二次電池を
含む電池モジュールが用いられている。二次電池として、小型で大容量の
リチウムイオン電池等が注目されている。 電池モジュールは、複数の電
池セルを直列に接続した組電池とすることで、所望の出力電圧を得てい
る。さらに、所定の出力電圧が得られる組電池を並列接続することで、所
望の電流容量を得ている。また、所望の電流容量が得られるように複数
の電池セルを並列接続した電池セットを、直列に接続し所望の出力電圧
を得ている組電池もある。組電池を構成する複数の電池セルは、時間経
過および充放電の繰り返しに
より劣化するが、それぞれの電池セルの劣
化度を
示す容量維持率
SOH: State Of Health)は、同じではない。組電
池の充電時にS
OHが小さい(劣化度が大きい)電池セルは、他の電池セ
ルよりも
早く、充電深度(SOC:Stake Of Charge)が大きくなるために、過充
電されるおそれがある
このため、複数の電池セルのそれぞれのSOCを
測定し、例えば、SOCの大きな電池セルの電荷を放電することによって、
複数の電池セルのSOCを均等化処理するバランサを含む組電池が用い
られている。ここで、ある電池セルの充電深度が他の電池セルよりも大きく
なる原因は、劣化度が大きいことだけでなく、他の要因も考えられる。この
ため、SOCが大きい電池セルの劣化度異常を検出することが重要である。
このため、組電池の複数の電池セルの劣化度評価に、それぞれの電池セ
ルのインピーダンス演算部と接続した測定装置することは構成が複雑とな
るために高価となる。本件は充電深度が他の電池セルよりも大きい電池
セルの劣化度が他の電池セルよりも大きいことを検出する簡単な構成の
電池モジュールを提供することを目的とする。 つまり、実施形態の電池モ
ジュールは、複数の電池セルが直列接続されている組電池と複数の電池
セルの充電深度を均等化処理するバランサーを含む組電池システムと、
均等化処理前後の第1のインピーダンス特性または均等化処理の後の前
記組電池の第2のインピーダンス特性と、前記第1の基準インピーダンス
特性または第2の基準インピーダンス特性と、を用いて、複数の電池セル
のうち充電深度が他の電池セルよりも大きい第1の電池セルが、他の電
池セルよりも劣化度が大きいことを検出するプロセッサとを具備する。
【発明の効果】
複数の電池セルを含む組電池において、充電深度が他の電池セルよりも
大きい電池セルの劣化度が他の電池セルよりも大きいことを検出する簡
単な構成の電池モジュールを提供できる。

❏ 特願2020-210505 交換電池セル候補情報提供方法 トヨタ自動
車株式会社

【要約】
図3のごとく、少なくとも電池セル候補のラミネート材封止部の劣
化状態を診断する工程と、少なくとも電池セル候補のラミネート材
封止部の劣化状態を含む電池セル候補の情報を記憶する工程と、少
なくとも電池セルのSOC変動履歴を取得する工程と、少なくとも
電池セルのラミネート材封止部の劣化状態を電池セルのSOC変動
履歴に基づいて推定する工程と、少なくとも推定する工程により推
定された電池セルのラミネート材封止部の劣化状態に基づいて、電
池セルを交換する必要があるか否かを判断する工程と、電池セル候
補の情報から少なくともラミネート材封止部の劣化状態がシールア
ウトしない範囲を満たす電池セル候補の情報を特定工程と、を含む
交換電池セル候補情報提供方法でり、ラミネート材封止部の劣化状
態を考慮して、適切な電池セル候補の情報を提供することができる
交換電池セル候補情報提供方法を提供する。


図3.交換電池セル候補情報提供方法10のフローチャート

❏ 特開2023-049975 固体電解質及びその製造方法、並びに全固体リチ
ウムイオン二次電池 国立大学法人静岡大学他

【要約】
Li-yLaZr-(x+y)Hf-zMzO12(Mは、Mo及びVの少なくとも
1つを示し、xは、0<x≦1.0、yは、0<y≦0.2、zは、0≦z≦0.2を満足
する)を含む、固体電解質及びその製造方法、並びに全固体型リチウム
イオン二次電池であるイオン伝導率が高いLiLaZrO系の固体電解質及
びその製造方法、並びに全固体型リチウムイオン二次電池の提供。
✔ 薄膜全固体型蓄電池技術に関しては再度調査する。



400kW級全超電導モーターの回転試験に成功
超電導化により、従来モーターと同じ大きさで重さ10分の1、出力2倍
6月7日、九州大学先進電気推進飛行体研究センタは、次世代航空機
けに、回転機の界磁巻線だけでなく、電機子巻線まで含めた全て
を超電
導化した全超電導モータを開発し、液体窒素をポンプで循環
させる冷却システムと組み合わせて、世界で初めて回転試験に成功
する。 航空機は、2050年までにCO2排出量実質ゼロという目標が策
定されていることから、高効率化を目指しており、モータをガスタ
ービンと発電機で発電した電力で駆動し、ファンを回して推進力を
得る次世代航空機の開発が国内外で進められている。こうしたこと
から、開発グループでは、超電導技術を使った高効率かつ高出力電
動推進システムの開発を進めていた。 超電導化すると、細い超電導
線を巻いた巻線と無鉄心化で、従来のモータと比べ、同じ大きさで
重量10分の1、出力2倍にできるが、超電導線は交流運転下では超電
導特有の交流損失が発生する。 そこで、これまで開発を進めてき
た超電導線の交流損失予測、低減および大電流容量化技術を適用す
ることで、全てを超電導化した全超電導モータを開発した。また、
次世代電動航空機向け400kW級全超電導モータの回転試験に世界で初
めて成功した。
【関連技術情報】
❏ 特開2020-198777 回転機用筐体 株式会社神戸製鋼所
【要約】
図2のごとく、円筒状の胴部と、この胴部の少なくとも一端を封止
するキャップ部とを備える回転機用筐体であって、上記胴部が少な
くともその一部が軸方向 に折りたたまれ、離間する複数隔壁構造
を有し、上記キャップ部が少なくともドーム状の鏡板と上記胴部の
端部開口を覆う底板と、上記底板から突出する環状の凸部とを有す
る軽量で断熱性が高く、かつ回転機の反トルクに耐えられる回転機
用筐体の提供を目的とする。 

図2 図1の回転機用筐体のキャップ部を取り付けた状態を示す模
  式的断面図
【符号の説明】
1 回転機用筐体 10 胴部 10a 外筒 10b 内筒 10c リン
ク部 11 真空室 11a 外側真空室 11b 内側真空室 12 凹
部 12a 外側周縁壁 12b 内側周縁壁 13 端部フランジ 14
中央フランジ 20 キャップ部 20a 鏡板 20b 底板 20c
リンク部 21 真空室 21a 凸部真空室 22 凸部 23 端部フ
ランジ 30 テンションロッド 31 第1支持棒 32 第2支持棒
33 ネジ溝用凸部 34 被覆部 40 寒剤流路 X 超電導モーター
X1 シャフト X2 ローター X3 ステータ

❏ 特開2023-040342 超電導回転機、並びに、これを用いた船舶、
自動車、航空機及びポンプ 国立大学法人京都大学

【要約】 図2のごとく、筒状の固定子鉄心及び前記固定子鉄心に巻
回された固定子巻線を有し、回転磁界を発生させる固定子と、前記
固定子の回転磁界によって回転可能に保持され、且つ、超電導材料
で形成されたコイル状のスプライスレスループ部材を複数備えた超
電導巻線、並びに、前記スプライスレスループ部材を収容するスロ
ットを備えた回転子鉄心、を有する超電導回転子と、を備えた、超
電導回転機。高効率で同期回転が可能であり、且つ、低発熱で駆動
可能な超電導回転機、並びに、これを用いた船舶、自動車、航空機
及びポンプを提供することを目的とする。

図2.超電導回転機のモータ本体の一例を示す概略図
【符号の番号】
10:固定子10:固定子鉄心、16:固定子巻線、20:超電導
回転子、22:超電導巻線、26:スプライスレスループ部材、1
00:超電導回転機


渡辺 悦司/遠藤 順子/山田 耕作【著】
汚染水海洋放出の争点―トリチウムの危険性
緑風出版(2021/12発売)



福島原発汚染処理水とは ⑥
海洋放出準備現況 
処理水の海洋放出 工事は大詰め トラブル発生時の対応など東電に
明求める
➲ FTV 福島テレビ 2023.06.06 18:40
国と東京電力が、2023年夏頃までの開始を目指す福島第一原発での処
理水の海洋放出。海底トンネルには、6月6日朝までに海水が入れられ、
掘削機械の引き揚げなどを行えば、海底トンネルの整備は完了する。海
洋放出に必要な設備全体の工事は、6月末までに完了する見通しで、ま
さに大詰め。東京電力は、福島県や有識者による会議でこうした工事の
状況を説明した。会議の中で有識者からは、「処理水を薄める海水から
高い濃度の放射性物質が確認されたらどうするのか」など放出前の工程
でトラブルが発生した場合の対応について、追加の説明が求められた。
➲東京電力の担当者:「取水する海水の(放射性物質の)濃度につい
ては、現時点では先生のご指摘のような、この濃度に関して停止する判
断を設けるという条件は、今のところありません。異常がどういう形で発
生するかも含めて考えさせてください。申し訳ありません。」
県などは今後もこの会議を開き、技術的な視点で処理水の海洋放出
廃炉作業の安全性を確認することにしている。
【連臨情報】
1.福島県原子力発電所安全確保技術検討会運営要綱
 この要綱は、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の廃炉等の
 実施に係る周辺地域の安全確保に関する協定第4条第2項及び東京
 電力ホールディングス株式会社福島第二原子力発電所の廃炉の実
 施に係る周辺地域の安全確保に関する協定第4条第2項に基づき、
 福島県原子力発電所安全確保技術検討会(以下「技術検討会」とい
 う。)の組織及び運営に必要な事項について定めるものとする。
 ➲https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/463045.pdf
2.2023.06.05 島第一原発 海底トンネルに海水の注入始まる 工事は
   6月末までに完了へ《処理水の海洋放出》:ニュース - FTV 福島テレビ
.2021.04.13 東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の
  定義を変更しました 経産省
4.2023.06.09 福島第一原発 放射性物質を含まない水を放出試験へ 
 処理水放出に向け作動確認<東京電力>:ニュース- FTV 福島テレビ

 国と東京電力は、福島第一原発での処理水の海洋放出について2023
 年夏頃までの開始を目指している。 海底トンネルには海水が入れ
  られ
掘削機械の引き揚げなどを行えば海底トンネルの整備は完了す
 る。
一方で、放出する前の処理水をためるタンクから海への水路
 が今週末
にもつながる見通し。(6月9日時点) これを受けて東京
 電力では、処理
水ではなく放射性物質を含まない水を海水で薄め
 て海に放出す
る試験を6月12日から行うことを決めた。 海水で薄
 める設備や、異常が起きた時にシステムが正常に作動するかを確
 認するのが目的で2週
間ほど行われる予定。

風蕭々と碧いの時代


John Lennon Imagine

J-POPの系譜を探る:2005年代

今夜の寸評:(いまを一声に託す) 1人は世界のために世界は1人のために、     
                 


 

 

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