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『ファーザーランド生きていたヒットラー』もしもドイツが勝ってたら

2007-05-11 08:39:56 | サスペンス
ファーザーランド生きていたヒットラー
FATHERLAND(1994年アメリカ)
 監督 クリストファー・メノール
 脚本 スタンリー・ワイザー、ロン・ハッチソン
 出演 ルトガー・ハウアー、ミランダ・リチャードソン

 ■ストーリー■
 第二次世界大戦で、連合国軍はノルマンディー上陸作戦に失敗、アメリカ合衆国は、ドイツと交戦はせず、ヒットラー率いるドイツ帝国はヨーローッパの戦勝国となった。1960年代、ロシアはドイツ帝国とゲリラ戦を展開するものの、ドイツはアメリカ合衆国との和平に入ろうとしていた。ドイツ帝国では、情報は厳しく管理され、ユダヤ人虐殺の情報は封印されていた。親衛隊は警察となり国の治安を守っていた。SSの大佐マルヒは、ある殺人事件の捜査から、陰謀に巻き込まれていくのだった。

 ■感想■
 ロバート・ハリスの「ファーザーランド」(文春文庫)の映画化作品です。正確にはTVムービーです。
 「もし、第2次世界大戦でドイツが勝っていたら??」っていうテーマのサスペンス作品です。SF小説には良くある設定です。
 この作品の世界では、ドイツのユダヤ人虐殺の歴史が隠されています。だから、この事実を隠そうとしています!なんで、話の肝心の陰謀ネタは、そこだけなんですよね。せっかくのSF的な設定がもったいない気もします!

 でも、いくつかおかしいところが!ルトガー・ハウアーを探してるゲシュタポのシーンがあって、シーンが切り替わって、ルトガー・ハウアーが同僚を脅して資料を手に入れるシーンになるんですけど、その資料を手に入れるのって翌日なんですよね!ヒロインの女性記者もゲシュタポに追われてて、ルトガー・ハウアーも追われてるのに、一体、どこに帰ったの??ゲシュタポって、ルトガー・ハウアーの自宅って監視してなかったの??多分、場面が切り替わるどこかで、CMでも入ったんでしょうけどCMなしで、映画として真剣に観てると、少しオカシく感じちゃいます!CMが入ると、ちょっと前のシーンとか忘れちゃうこともありますからね!
 そういうところが、いかにもTVムービーって気がしちゃうんですけど。まぁ、劇場映画でも、おかしい作品はいくらでもありますけどね!
 あ、でも、CMが何回も入って良いですから、TVの映画劇場で、吹替えで映画をドンドン放映して下さい!TV東京の「午後のロードショー」以外でも、TVでの映画劇場枠をたくさん作って欲しいです。
 
 あと、ランニングタイム107分も長すぎ!20分くらいカットしても全然OKな感じ!90分くらいで全然OKでしょう!ストーリーも盛り上がらない上に、尻切れトンボな終わり方!原作は未読なんで分からないですけど、原作がこんな感じなんですかね??原作の小説は面白いのかもしれないですけど、映画版の今作は今一な感じです。この内容なら80分くらいでもOKです。なのに107分!長すぎ!長すぎ!
 でも、TVムービーで、こういう「もし○○だったら…」的なSF的サスペンス映画な作品を作れるってだけでも、スゴイですけどね!(まぁ、原作ありの作品ですけど)。日本の2時間ドラマに比べたら100倍は面白いんですけどね。「観てみようかな??」って思わせるだけでもすばらしいですけどね。40点
コメント
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