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映画感想のブログ!!
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『ベニー ラブズ ユー』 おもちゃは大切に、、。

2025-01-20 18:46:08 | ホラー

ベニー ラブズ ユー
BENNY LOVES YOU(2019年イギリス)
 監督:カール・ホルト
 脚本:カール・ホルト
 出演:カール・ホルト
    クレア・カートライト
    アンソニー・スタイルズ
     ジョージ・コリー
    ダーレン・ベネディクト

 ■ストーリー■
 おもちゃが欲しいと言って新しいおもちゃを手に入れた女の子アシュリーは、今まで大事にしていたクマのぬいぐるみトッドを邪険にして捨ててしまうのだった、、。しかし、トッドが暴れ出し、アシュリーは退場!!騒いでいるアシュリーを怒りに来た母親は、アシュリーを見て悲鳴!!
 ジャックは親元で暮らしていたが、ジャックの35歳の誕生日に家の中の事故で両親が他界。10か月後、借金返済を催促されたジャックは心機一転、今まで大事にしてきたおもちゃも捨てることに、、。ぬいぐるみのベニーも捨てられてしまうのだった、、。おもちゃのベニーはそれが許せず、、、。

 ■感想■
 カール・ホルトが監督&脚本&主演&編集&音楽のホラー映画。
 もし、子どものころ遊んでいたおもちゃが暴れ出したらという作品です。
 
 製作費は70,000ユーロ!!
 2019年の作品で制作費70,000ユーロ!!
 カール・ホルト監督の短編映画”Eddie Loves You”(2006年)自ら長編化してリメイク!!

 軽ーい感じで楽しく観れました!!
 コメディタッチでスタートするので、内容的にファミリー映画みたいな雰囲気かな?と思っていると少しすると最初の犠牲者が映るシーンがキツめのゴアシーンッ!!
 
 ホラー映画ファン向けの作品でした!!
 しかも、コメディタッチで、ホラー映画ファンなら観ながらニタニタしちゃうかも、、。ニタニタでなく、、ニヤニヤかな??

 【シッチェス・カタロニア国際映画祭】2020年
   作品賞 ノミネート
 【サン・セバスチャン・ホラー・アンド・ファンタジー映画祭】2021
   観客賞 受賞
 【マカブロ:メキシコシティ国際ホラー映画祭】2021年
   世界長編ホラー映画賞 受賞
 【ビルバオファンタジー映画祭】2021年(スペイン)
   長編作品賞 ノミネート
   革新監督賞 ノミネート
 【フライト・フェスト】2020年
   作品賞 受賞

 すごーく面白いです!!ホラー映画好きならば、、という条件つきですが、、。こんな面白い作品をロードショー公開しないなんて、、。ロードショーは少し厳しいですね、、。

 何か最後は丸ーく解決しちゃいますが、、コメディ映画ですからね、、。
 あの写真と、ベニーが動いてるだけで、事件のすべてがわかっちゃうパトロール警官の2人すごすぎ、、。シャーロック・ホームズか?「名探偵コナン」のコナンか?っていうくらいの推理力。

 でも、今作を観ると子どものころ、大切にしていたおもちゃ、捨てられなくなっちゃいますよーー。
  「おもちゃを大切に!!」ていうテーマで考えたら、小さな子どもに観て欲しいかも、、。
 ゴアシーンありすぎで、ムリですが、、。

  冒頭の本編と関係ないアシュリーと母親のやりとりがこれでもかと笑わせてくれて、、突然のゴアシーン!!この絶妙なバランス、大好きです!!
 
 『テッド』(2012年)や『プーと大人になった僕』(2018年)もぬいぐるみが話したりする作品ですけど、、自分的には今作が1番好きかも、、。
 個人的な意見ですが、、見せ方とアイデアがあれば、低予算なんて関係ないです!!

 ホラー映画度 ★★★
 コメディ度  ★★★★
 ゴアシーン度 ★★★

 

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『吸精鬼 ワンダークナイト』 霊廟で一晩過ごすなんて、、。

2025-01-18 21:05:40 | ホラー

吸精鬼 ワン・ダーク・ナイト
ONE DARK NIGHT(1983年アメリカ)
 監督:トム・マクローリン
 脚本:トム・マクローリン
    マイケル・ハウズ
 出演:メグ・ティリー
    ロビン・エヴァンス
    レスリー・スパイツ
    メリッサ・ニューマン
    アダム・ウェスト
    ドナルド・ホットン

 ■ストーリー■
 年輩の男性の遺体が、若い女性6人の遺体とともに発見される。年輩の男性は70歳のロシアの超能力者カール・レイマーだった。死因ははっきりしないままだった、、、。レイマーの娘オリヴィアと夫アランの元にオカルト研究家ドックステイダーが現れレイマーは本当の超能力者だったコトを告げるのだった。しかも、サイコキネシスだけでなく、超能力で他人の精気を吸収することができたと言うのだ。
 アランは、突拍子もない話に耳を傾けなかったが、オリヴィアはその話に興味を持つのだった、、。
 一方、地元のハイスクールに通うジュリーは、女子グループに入るための入会テストとして、墓地の霊廟に一晩過ごすことになってしまうのだった。その霊廟にはレイマーの遺体が葬られていた、、、。
 
 ■感想■
 『13日の金曜日PART6 ジェイソンは生きていた』(1986年)、『天使とデート』(1987年)のトム・マクローリン監督のホラー映画。ホラーと言っても、オカルト現象の原因は超能力者なので、Sci-Fi映画かも??
 トム・マクローリン監督はその他にも、『ブロス やつらはときどき帰ってくる』(1991年)、『第三双生児』(1997年)、『アンディ・ガルシア 沈黙の行方』(2001年)を監督しています。

 今作は1983年の【サターン賞】で、優秀低予算映画賞にノミネートされました!!
 今、観るとちょっとオーソドックスな感じがしちゃいますが、、自分的には、それでも、けっこう面白いです!!

 日本ではビデオバブル時代にVHSソフト化されました!!DVDにもブルーレイにもなっていません、、。DVD化もされていない作品の記事を書いても、観れないぞ!って突っ込まれそうです!!
 そんな作品ばかり記事にしてますけど、、。


 確かに、レイマーの超能力で甦った死体も肝試しのようにただ動くだけなんで、、実際に今作のようなことあったら超怖いですが、、ホラー映画的には、今観るとインパクトが少し弱いですからね、、。
 でも、入会テストで霊廟で一晩過ごすって、、イヤだなぁ、、。

  ホラー映画で入会テストとか、肝試しとかって、大体事件が起きちゃいますからね、、。
 リンダ・ブレア主演のホラー映画『ヘルナイト』(1981年)も新入生歓迎の肝試しが舞台でした!!
 『ヘルナイト』は、1981年の【シッチェス・カタロニア国際映画祭】でSPFX賞を受賞しました!!【シッチェス・カタロニア国際映画祭】の存在を知ったのは、『ヘルナイト』の宣伝に載っていたからでした!!
 当時、”シッチェス”でなく、”シトヘス”で紹介されていた記憶が、、。
 世界3大ファンタスティック映画祭なのに知りませんでした、、。ネットが無い時代の情報不足、自分の勉強不足でした、、。
 
 超能力者と言えば『恐怖の魔力 メドゥーサ・タッチ』(1978年)のリチャード・バートン演じるジョン・モーラーくらいすごくないと、インパクトが弱いかもしれないですかね??
 『恐怖の魔力 メドゥーサ・タッチ』は原作もあって、特撮はブライアン・ジョンソン、撮影はアーサー・イベットソン、出演者もリチャード・バートン、リー・レミック、リノ・ヴァンチュラ、ハリー・アンドリュース、ゴードン・ジャクソン、ジェレミー・ブレット等々、メジャーな作品ですが、、。
 『恐怖の魔力 メドゥーサ・タッチ』のようなメジャーな作品と比べるのは、いくら何でもひどいですね、、。
 『吸精鬼 ワン・ダーク・ナイト』は、かなり低予算のホラー映画ですからね、、。

 1980年代チックなチープな感じのゾンビや、メグ・ティリーのファン向けの作品かも??
 メグ・ティリーの長編主演1作目ですからね、、。
 

 
 もしかしたら、ホラーマニアックスとかでブルーレイ化とかされるかもしれないですが、、自分的にはまず『悪魔が最後にやって来る!』(1977年)の日本で劇場公開されたイタリアオリジナル版を発売して欲しいです!!
 
 日本でDVD発売されたカーク・ダグラスが生き残るトンデモないバージョンは、どうしても好きになれなくて、、。反キリストの思惑通りになっちゃう、、。

 

 

トム・マクローリン監督のファンタジー?

6作目の今作から完全にホラー映画になりました。

超能力者の映画といえば

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『サウンド・オブ・サイレンス』 音を立てたらダメでーす

2025-01-17 12:31:18 | ホラー

サウンド・オブ・サイレンス
SOUND OF SILENSE(2023年イタリア)
 監督:アレッサンドロ・アントチナ
    ステファノ・マンダラ
    ダニエル・ラスカル
 脚本:アレッサンドロ・アントチナ
    ステファノ・マンダラ
    ダニエル・ラスカル
 出演:ペネロペ・サンジョルジ
    ロッコ・マラッツィタ
    ルチカ・カポラーゾ
    ダニエーレ・デ・マルティーノ
    キアラ・カソラーリ

 ■ストーリー■
 ニューヨークに暮らすエマは父親が入院したと知り、ボーイフレンドのセバと故郷のイタリアに帰るのだった。母親から聞くと、父親が急に暴れ出したとのことだった。父親は面会謝絶の状態で、エマは実家に帰ることにする。エマは、実家で父親の隠し部屋で古いラジオを発見、スイッチを入れると何者かの気配がするのだった、、。
 
 □■□ネタバレあり□■□
 主人公たちが大丈夫かどうか、ラストに触れてます!

 ■感想■
 スマホの退場系アプリの恐怖を描いた『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』(2018年)の監督&脚本の3人が監督、脚本のホラー映画。
 『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』は、主人公が何も出来ず、ラストの展開などホラー映画度★★★★★の作品でしたけど、、。
 
 今作では、この怪現象から主人公たちは逃れることができるんでしょうか??

 なんで、ラジオをつけると、、幽霊が??
 そのうち、どんな音でも反応するように、、。

 そのあたりのコトは、ちゃんと原因が説明されています。
 ホラー映画なのに、原因は悲しい出来事が、、。この原因が、いかにもヨーロッパの作品って感じです、、。

 今作の幽霊は、昔ながらの幽霊で、そんなに暴れないです、。音をたてなければ大丈夫、、。しかも、家の中限定です、。
 と、言っても普通に生活していれば音たてちゃいますけどねーー。

 『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』の題材が、どちらかと言えば今風だったのに、、今作は1970年代のホラー映画って言っても大丈夫な感じくらいの雰囲気、、。
 展開が、けっこうノンビリしているかも??
 舞台は基本、家の中、、。
 被害に遭うのも家族だけっていうのも規模が小さくて、低予算な感じがしちゃいます。
 しっかり作ってるんですが、、。

  一応、主人公的にこの現象から脱出して、しかも生活もうまく行ってハッピーエンディング系なんです

が、、今作のラストが、、すごすぎ、、。

 「え、、なんで???」

 こんな展開、誰も想像できない!!
 普通のホラー映画だったら、この恐怖のラジオを拾った人が被害に遭うんだろうなぁ、、って感じになると思うんですが、、想像のはるか向こう!!しかも方向性があさっての方向に!!

 ラジオ、関係ないじゃん、、!!
 なんで、、『リング』(1998年)の”恐怖のビデオテープ”が、ラストで”恐怖のアプリ”に変わってしまったかのような変化球!!
 このラストだけで、プラス20点!!
 自分は、こういうあさっての方向に行くの好きです!!あまり思い入れのない作品の場合だけですけど、、。
 今作を観る方は途中で止めないで、最後の最後まで鑑賞して下さい!!

 このオチ好き度             ★★★★
 オーソドックスなホラー映画度      ★★★★
 隠し部屋にあった物はいじらないように度 ★★★★★
 

同じ監督、脚本家のホラー映画

 

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『キラー・ナマケモノ』 今度はナマケモノ、、。

2025-01-06 23:31:13 | ホラー

キラー・ナマケモノ
SLOTHERHOUSE(2023年アメリカ)
 監督:マシュー・グッドヒュー
 脚本:ブラッドリー・ファウラー
 原案:ブラッドリー・ファウラー
    ケイディ・ラニガン
 出演:リサ・アムバラヴァナー
    シドニー・クレイヴン
    アンドリュー・ホートン
    オリヴィア・ルワイア
    ビアンカ・ベックルズ=ローズ

 ■ストーリー■
 大学の寮「シグマ・ラムダ・シータ」の4年生のエミリーは、ある日ショッピングモールでいかにも怪しそうなペット業者のオリヴァーと知り合いになり、ナマケモノを手に入れ持ち帰ることに、。ナマケモノはアルファと名付けられ、たちまち寮のマスコットに。
 エミリーは、ナマケモノの人気にあやかってSNSを活用して寮の会長選挙に立候補するのだが、そのナマケモノは驚異の知能と運動能力を持ち、1人また1人犠牲者を出していくのだった、、。

 ■感想■
 動きがユーモラスで鈍い印象のナマケモノが、すごい知能と運動能力で登場人物たちを退場させていったらという青春コメディ+ホラー映画。
 
 もう、ナマケモノが暴れたらという発想だけで1本、ホラーコメディ映画作っちゃいました、、。
 という映画です。
 このモコモコの動物が襲ってくるという発想を笑えるかどうかで作品の評価が決まっちゃいそうです、、。

  このナマケモノ、パソコンまで操作しちゃいます、、。コメディだから、、。
 学生寮の生徒が退場しちゃってるのに、、なぜか会長選にしか関心がない、、。コメディだから、、。
 
 大体、ヒロインのエミリーも、どこから輸入したのか今一不明なナマケモノをマスコットにしようとか思うんでしょうか??オリヴァー怪しそうだし、、。
 個人的にはナマケモノよりコアラとかワラビーの方がカワイイです、、。
 コアラとかは輸入できない上にストレスを感じやすい動物ですからムリですね、、。
 ワラビーは正式な許可があれば輸入できるみたいですね、、。

 
 『ゾンビーバー』(2014年)では、恐ろしいゾンビビーバーが出てきましたが、、今作のナマケモノは本当に可愛らしいナマケモノ、、。『ゾンビーバー』はコメディでも、動物パニック映画風のゾンビ映画っぽい感じでしたけど、、今作は本当にコメディ、、しかもアメリカ青春映画風の、、。

 モコモコの笑った顔のモンスター!!
 それだけで十分でしょ、、。
 
 今作は本当に軽い気持ちで観れます、、。
 年末年始に、深夜枠で放送して全然大丈夫な感じの作品です!!
 ラんニングタイム93分の作品ですけど、、エンドクレジットなしだとけっこう短めで観やすいかも、、。


 コメディ度  ★★★
 青春映画度  ★★★★
 ホラー映画度 ★

 このナマケモノ、知能が高いんですけど、勘違いしてヒロインたちも襲ってきます、、。言葉が通じないだけにどうしようもない、、って、パソコン使ってるじゃん、運転もしちゃってるじゃん、。みたいな、、。まぁ、深く考えないで笑って観てねってコトなんでしょうねぇ、、。

 動物パニック映画も、とうとうナマケモノにまで行っちゃいました、、。
 次はどんなキラーアニマル映画がでてくるんでしょう??
 今作は、動物パニック映画というより、アメリカ青春ホラーコメディ映画ですけど、、。 

 

 

動物が出てきた記憶が、、。

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『キラー・マネキン』 今度はマネキン、、

2025-01-05 16:39:52 | ホラー

キラー・マネキン
DON'T LOOK AWAY(2023年カナダ)
 監督:マイケル・バファロ
 脚本:マイケル・バファロ
    マイケル・ミットン
 出演:ケリー・バスタード
    マイケル・ミットン
    コルム・ヒル
    レーン・レイ
    エイブ・ダカリー
    マイケル・バファロ
    
 ■ストーリー■
 深夜荷物を移送中ののトラックが強盗に襲われ荷物を荒らされるが、荷台の中の箱に入っていたマネキンだけだった。強盗団は謎の死を遂げ、謎の人影におびえ逃げ出したトラックの運転手はフランキーに轢かれてしまうのだった、、。
 急に飛び出してきたとのことでフランキーは家に帰されるが、そのとき目撃した謎の人影のことを警察や同居するボーイフレンドのスティーヴにも話せないでいた。しかし、家の中でも人影を感じるようになりクラブに遊びに行ったときに友人に話すのだが、目を離したときにクラブでは大虐殺が行われてしまうのだった、、。
 フランキーの話を友人たちは誰も信じなかったが、友人たちもマネキンを目撃するようになり、、1人、また1人と襲われていくのだった、、。

 ■感想■
 マイケル・バファロ監督、脚本のホラー映画。
 今回、記事を書くんで調べたら、マイケル・バファロ監督、色んな作品を撮ってました、、。
 列車版の”ダイ・ハード”として未公開映画ファンで話題になりそうだった『ハードジャッカー 標高10,000フィートの死闘!』(1994年)の脚本や、『DEATH GATE~11:11』(2004年)、『NAKED ハンター・キラー』(2008年)や『激突!2015』(2016年)を監督しています。
 どちらかと言えば、低予算のホラー、スリラー映画系の監督、、っていう印象でしたが、、今作は、すごーく面白い!!

 いつものZ級系の作品??って思って観始めたのが良かったのか、、すごーく面白く観れました!
 まず、ちゃんと撮影されています!!
 映画でした!!
 それだけでも、、評価できちゃいます!!

 なぜ、マネキンが襲ってくるのかとか、、そんな説明すっ飛ばして、、とにかく怖いマネキンからどうやって逃げたら良いのかということに終始していて好感持てちゃいます!!
 ヒロインのいうコト誰も信じてくれないとかいうシーンもあっという間に、すっ飛ばして、、堂々とマネキンは瞬間移動しちゃう上に、被害者のそばに現れます!!ヒロインのいうコト、信じないワケにいかないレベルの暴れまくり度!!
 
 今作の中でも、トラックを襲う強盗3人、運転手、クラブにいたお客全員、友人たちと、、あっという間に退場しまくり、、。
 「ダーティハリー」シリーズかジェイソン・スティサムのアクションアクション映画くらい人が次々と退場しています!!
 あまりにも、素早く退場していくので気持ち良いくらい!!

 『激突!2015』のときとは、、まるっきり違う監督みたいに面白い!!8年も経ってますからね!!

 日本では『激突!2015』以降、日本では公開作のないマイケル・バファロ監督ですが、本国では”Amber's Descent”(2020年)、”Flu”(2020年)、”myPhone”(2022年)、”Ascnsion”(2023年)とコンスタントに監督しています。”myPhone”はホラー系でなくドラマのようです。

 マネキンが襲ってくると言っても、マネキンが暴れるシーンなど特になく、、被害者がどんどん退場していきます、、。ジーンズが襲ってきたり、ナマケモノが襲ってきたり、そんな奇妙なシーンがなく、被害者たちが次々と退場していきます。
 マネキンを下手に動かさないで、そこにいるだけにしているのも変な動きになってなくて良かったです!!
 Z級と思っていたから、、これは良かったです!!
 期待しないで観るって、大事ですよねー、。

 こういう低予算ホラー映画の場合、解決方法がなく登場人物全員退場みたいになりがちですが、、そうもならずにちゃんと解決(一応)するし、、楽しめました!!自分の基準の中では超合格!!

 アイデアで勝負度  ★★★★
 マネキン怖い度   ★★★★
 最後は定番のオチ度 ★★★★

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『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ2』 6年後の続編、、。

2025-01-03 23:33:20 | ホラー

シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ2
SEE NO EVIL 2(2014年アメリカ、カナダ)
 監督:ジェン・ソスカ
    シルヴィア・ソスカ
 脚本:ネイサン・ブルックス
    ボビー・リー・ダービー
 出演:ダニエル・ハリス
    カイ=エリック・エリクセン
    キャサリン・イザベル
    グレン・ジェイコブス(ケイン)
    シャーラン・シモンズ

 ■ストーリー■
 軽犯罪者を更生させるというプログラムに参加した者たちが犠牲になったブラックウェル・ホテルでの大虐殺事件の直後、犯人ジェイコブ・グッドナイトは救急活動の甲斐なく遺体が死体安置所に運ばれてくるのだった。
 死体安置室に勤めるエイミーは同僚セスやホールデンに誕生日をケーキで祝ってもらい帰ろうとするが、事件の報道があり急遽、残業することに、、。
 一方、エイミーを祝おうとパーティを企画していた弟や友人たちはエイミーが来れないならと死体安置室にみんなでやってくるのだった、、、。



 □■□ネタバレしてます□■□
 観る予定の方は、観てから読んで下さい!!

 ■感想■
 WWEのレスラーで、グレン・トーマス・ジェイコブズ出演のホラー映画『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』(2006年)の続編。

 1作目の『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』は公開当時、けっこう話題になった気がしたんですが、、続編は配信の実での公開。
 存在することさえ最近まで知りませんでした
 1作目が話題になったと言っても、一部のスラッシャーホラー映画ファンの間でだけかも??

 しかも、1作目が2006年の作品だったのに、続編の今作は2014年と8年後に公開!!

 なぜ、いまさら感が強いんですけど、、。

 当然、スタッフでもそれは分かっていたようで、前作の重要と思われるようなシーンが白黒のフラッシュバックシーンで思い出してもらえるよう何回か出てきます、、。

 前作で明らかに、退場したはずなのに、、なぜか電気ショックで復活??
 筒で顔に穴が開いて、高いところから落っこちたはずなんですが、、。いくらなんでも、8年後に復活させる必要あったんでしょうか??
 
 個人的には、「13日の金曜日」シリーズのジェイソンや「ハロウィン」シリーズのマイケル・マイヤーズや「ハチェット」シリーズのヴィクター・クロウリーのように不死身にすることはなかったのでは??と思っちゃうんですが、。

 まるっきり違うキャラクターで、映画を作った方が良かったような気もするのですが、、。
 ただでさえ、巨体で強いのに、、人間超えちゃいました、、。

 もう登場人物たちは逃げるしかないのですが、、どこまで大きいの?この死体安置所??
 迷路のように大きいんですけど、、。これは死体安置室が、大きな病院の1室っていう設定なんでしょうか??
 なぜか、処置室に入るのに、携帯電話を金庫に預けてますけど、、なぜ??
 そういう決まりなんでしょうか??

 巨体のジェイコブから、登場人物たちが逃げるだけのストーリーで90分は長すぎな気が、、。
 90分延々と引っ張ってこのラスト!!

 ネタバレしちゃいますが、、登場人物全員退場です、、。
 ヒロインがファイナルガールになるのかと思ったら、、ファイナルになる前に退場です、、。
 えー、、主人公はセスだったのね、、。と思っていたらバッドエンド!!って、。
 こういう作品にしては変わった終わり方ですけど、、観てて爽快感、全然無し状態でエンディングです、。

 あまりにも強いので、ホラー映画でなく、アクション映画からキャラクターを持ってこないと倒せないですねーー、、。 

  

 

1作目はソフト化されました。

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『デッド・アンド・アライブ』 そういうオチ、、、なのね、、。

2024-12-12 22:21:55 | ホラー

デッド・アンド・アライブ
ALIVE(2018年カナダ)
 監督:ロブ・グラント
 脚本:チャック・マックキュー
    ジュール・ヴィンセント
 出演:トーマス・コッケレル
    アンガス・マクファーデン
    カミーユ・ストップス

 ■ストーリー■
 男は廃墟のような病院のベッドで目覚めると全身血まみれであった。記憶がない男は病室から抜け出そうとするが、病院の医者に見つかりベッドへと連れ戻されてしまうのだった。病院の部屋の隣のベッドにはやはり重症そうな女性がいたのだった。彼女も記憶がなく2人は医者が信用できないと、何とかこの病院から抜け出そうとするのだが、医者はこの病院が家だと思うようにというばかりだった、、。

 ■感想■
 ここのところ、古い作品ばかりで、あまり観れそうにない作品ばかり記事にしてたんで、新しめの作品を記事にします。

 記憶のない主人公が病院のベッドで目覚めると、、という低予算のスリラー系のスリラー映画です。
 ジャンルは展開だけで言うとサスペンス映画とか、スリラー映画になると思うんですが、オチの部分を考えるとホラー映画になるんでしょう、、。

 監督はロブ・グラントで『ハープーン 船上のレクイエム』(2019年)の監督でした。
 メインの登場人物が3人、舞台は病院みたいな場所という低予算映画なんで、、、
 もしかすると、、これは自分が最もキライなオチの1つでは??

 ”恐怖の足跡”系のオチかも??途中から、ずーーと思って観ちゃってました、、。
 でも、途中でなんとなく違う気が、、。
 そーしたら違ってました!!

 今作ですが、自分的には、今一かなぁ、、と思ったんですが、この記事を書くんで調べたら、なんといくつもの賞に受賞、ノミネートされてました、、。
 いくつかあげると、、

【ファンタスポルト国際ファンタスティック映画祭】2019年
  長編作品観客賞 受賞
【アルバータ映画&テレビジョン賞】2019年(カナダ)
  ドラマチック長編作品賞 ノミネート
  メイクアップ&ヘア賞  受賞
【オースティン映画祭】2018年
  観客賞(ジュール・ヴィンセント、チャック・マクキュー) 受賞
【シュリーク・フェスト】2018年
  スリラー長編賞 受賞
【ドイツ・ニュルンベルク恐怖の週末】2019年
  長編作品観客賞 受賞
【ニューヨーク・シティ・ホラー映画祭】2018年
  俳優賞(トーマス・コクケレル) 受賞
  撮影賞 (チャールズ・ハミルトン) 受賞
  監督賞 受賞
  脚本賞 受賞   
【インターナショナル・ホラー・ホテル】2019年
  男優賞(アンガス・マクファーデン) 受賞
  監督賞 受賞
  女優賞(カミーユ・ストップス) 受賞  
  サスペンス、スリラー長編作品賞 受賞 

 【ファンタスポルト国際ファンタスティック映画祭】でも賞を獲っている作品でした!!

 いつものオチだと思っていると、全然違うオチでした、、。このオチだけは少し良かったです。  
 でも、でも、、脱走しようとしては捕まり、また脱走しようとしては捕まり、、が多すぎな気が、、実際はそんなに多くないんですが、、主人公たち2人が常に逃げたがっているから、そう感じちゃう、、。

 医者も、もったいぶらないで、本当のコトさっさと話しちゃえば良いのに、、。絶対に信じてもらえないと思うけど、、。ランニングタイム91分の作品ですけど、あと20分くらい短ければ良かったかも、、。テンポが良くなって、、。

 どんな映画にも、必ず良いところがあると思って映画を鑑賞する映画ファンだったら、このオチの部分をすごーく評価するかも、、。

 オチは良かった度        ★★★★
 ホラー映画度          ★★
 最初から話せば良かったのでは度 ★★★★★

 

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『ナイトメア 夢魔の棲む家』 ノルウェーホラー映画

2024-12-04 23:15:42 | ホラー

ナイトメア 夢魔の棲む家
MARERITTET(2022年ノルウェー)
 監督:シェルスティ・ヘレン・ラスムセン
 脚本:シェルスティ・ヘレン・ラスムセン
 出演:アイリ・ハーボー
    ヘルマン・トムロス
    デニス・ストーロイ
    ペーテル・フェルテ
    プレベン・ホドネランド

 ■ストーリー■
 モナとボーイフレンドのロビーはワケありの格安の物件に住むことに。ワケありなことも気にしていない2人だったが、モナはあるときから悪夢を見るようになる。モナが1人で不思議な行動をとっていたと帰宅したロビーがスマホで撮っていた映像を見せられるが、モナにはまるで記憶になかった。モナはその後も悪夢を見続けるのだが、、。

 ■感想■
 北欧神話に出てくる夢魔のいるアパートに引っ越して来たカップルが体験する恐怖を描いています。
 大体、ワケありの格安物件なんかに住むからこんなことに、、。

 でも、このアパートの住人、退場しまくりだから、部屋というより建物そのものがワケあり!
 破格の安さでも、住まないでしょ、、。

 ランニングタイム100分でしっかりとした作品だから、観やすいはずなのに、、、テンポが良くないかも??

 妊娠したことをあまり喜んでいないモナの勝手な思いこみなのか、本当に夢魔がいるのか、観てる人の判断に任せるような作品かと思ったら、本当にいたっていう、、。
 夢魔はカメラに映らないみたいで、カメラで見ると自分で自分の首しめたりしちゃってました、、。

 さっさと夢魔が出てきて対決するのかと思いきや、主人公たちの力が非力すぎてどうしようもない、、。
 とにかくすべてのシーンで引っ張りすぎな印象、。
 ハリウッドの映画ばかり観てると、、なんか展開がゆっくり目って思っちゃうかもしれないです、、。

 主演のアイリ・ハーボーはどこかで見たことあるなぁと思っていあたら『テルマ』(2017年)に出演してました、、。

 ストーリー的には、こういうホラー映画を観なれている人にはネタが割れちゃう展開なんですが、、
 隣の部屋に住んでいる夫婦がどうなったか考えたら、大体想像ついちゃうかもしれないですね、、。

  ドリームマスターとか夢を自由にできる超能力者でないと対決できない、、。
 当然、そんな人たちは登場しないです、、。登場したら映画の雰囲気が変わっちゃいますね、。
 スリラー系のホラー映画が、アクション映画風の作品になっちゃいますね、、。

 北欧のホラー映画だけあって救いのない系ですからね、、。

 後味が良くない度        ★★★★
 途中でオチがわかっちゃうかも度 ★★
 やっぱりワケなしの方が良い度  ★★★★★

夢といえば「エルム街の悪夢」シリーズ

 

ドリームマスターは4作目に。5作目も、、

1作目、3作目、ザ・リアルナイトメアが好きな作品です!

夢を扱ったSci-Fi映画『ドリームスケープ』

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『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』 アイルランドホラー映画

2024-12-01 20:53:54 | ホラー

ユー・アー・ノット・マイ・マザー
YOU ARE NOT MY MOTHER(2021年アイルランド)
 監督:ケイト・ドーラン
 脚本:ケイト・ドーラン
 出演:ヘイゼル・ドゥーブ
    ポール・リード
    キャロリン・ブラッケン
    イングリッド・クレイギー
    ジョーダン・ジョーンズ

 ■ストーリー■
 ハロウィーンを目前にした前の週、アンジェラは高校生の娘シャーを学校に送ったあと、車だけを残して行方がわからなくなってしまう。翌日の夜、アンジェラは何気なく普通に帰ってくるのだが、何をしていたのか話そうとはしなかった。
 その日を境に、アンジェラの様子が変わりシャーと祖母のリタはアンジェラのことを疑うのだが、、、。
 
 ■感想■
 アイルランドのホラー映画。
 いかにもホラー映画ファンが喜びそうな作品です!!

 色んな映画祭で受賞、ノミネートされたので、いくつかあげると、、
 
 【ジェラルメ映画祭】2022年(フランス)
   グランプリ作品賞 ノミネート
   作品賞      受賞
 【ダブリン国際映画祭】2022年
   ディスカバリー賞(監督賞) ケイト・ドーラン 受賞
   ディスカバリー賞(編集賞) ノミネート
 【ボストンSF映画祭】2022年
   長編作品賞  ノミネート
   SF長編作品賞 受賞
   編集賞    ノミネート

 こんなにノミネートされてる作品とは知らずに観ちゃいました、、。
 今回、記事を書くので調べたんですけど、、【ジェラルメ国際映画祭】でグランプリにノミネートって、知ってたらもっと期待して観ちゃたから知らなくて良かったんですが、、。
 【ジェラルメ国際映画祭】でグランプリは獲ってないものの、作品賞受賞した作品でも劇場未公開なんですね、、。

 「悲しい、、」

 観れただけ良かったと思うしかないですね、、。

 監督のケイト・ドーランはSci-Fi映画”SOULM8TE”のポストプロダクションに入っているみたいです。

 ランニングタイム93分なんで観やすいですが、もう10分くらい短くても良かったかも、、。

 主人公のシャーをイジメていた子の1人がいつの間にかかばってくれたり、、。
 今作はヨーロッパに伝わるランドに伝わる”取り替え子”をテーマにしています。
 アイルランドに伝わる取り換え子は火にかけると本物の子どもが帰って来るという言い伝えみたいなので、それが映画の冒頭のシーンになっています。映画の中でちゃんと説明されてますけど、、。

 妖精系のファンタジー映画(ホラー寄り)が好きな映画ファンは必見。
 【ジェラルメ国際映画祭】で賞を獲ったって書いたんで。言われなくてもホラー映画ファンの方は観ちゃうのかも、、。 

 

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『ザ・ウォッチャーズ』 イシャナ・ナイト・シャマラン監督のデヴュー作

2024-11-30 21:36:03 | ホラー

ザ・ウォッチャーズ
THE WATCHERS(2023年アメリカ、アイルランド)
 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン
 脚本:イシャナ・ナイト・シャマラン
    A・M・シャイン
 出演:ダコタ・ファニング
    ジョージナ・キャンベル
    オルウェン・フエレ
    アリスター・プラマー
    オリヴァー・フィネガン

 ■ストーリー■
 アイルランドのゴールウェイのペットショップに勤めるアーティストのミナは珍しい鳥を動物園に運ぶように依頼され翌日、車でベルファストに向かうのだが、途中で道に迷い林の中に入ってしまうのだった。車が動かなくなり徒歩で林を進むと年輩の女性に出会い家の中へと迎えられるのだった。家の中には年輩の女性を入れて3人の人間がいて、日没になると大きなマジックミラーのガラス張りになっている部屋の様子が外から監視されていると説明されるのだった。

 ■感想■
 M・ナイト・シャマランの娘、イシャナ・ナイト・シャマランが監督したホラー映画。
 冒頭、林の中から日没前に逃げようとしている人物が映しだされ、当然脱出できずに監視者の犠牲になるというホラー映画の定番の展開で始まります。
 すごーく観やすい作品になっています。
 監視者の正体もちゃんと分かって、すごーく親切な作品になっています。

 でも、ディーン・R・クーンツ原作でもないです、、何で、頭の良いゴールデンレトリヴァーも、レトリヴァーを追う生物兵器”アウトサイダー”も出てこないです!!こんなコト書いても、ディーン・R・クーンツのファンしかわからないんだろうなぁ、、
 「分かっているならこんなコト書いて字数かせぎするな!」って突っ込まれちゃいますね、、。

 もっと、難しい考える作品かと思っていたので、あまりの分かりやすいホラー映画ファンが想像する範囲内で展開するので少し驚いちゃいました。悪い意味でなく良い意味で分かりやすいって意味です。ほめてますよー、、。

 特にストーリーが明後日の方向に行くこともなく、とてつもなく変わった展開もなく、ランニングタイム102分だれることなく観れたので、イシャナ・ナイト・シャマラン監督ってすごく演出力あるのかかも??
 今後の監督作に期待しちゃいます。
 どんなジャンルの作品を撮りたいんでしょうか??

 今作の舞台がアイルランドなんですが、なぜアイルランド??と思っていると、ちゃんと理由が分かるようになっています!
 ネタバレなしで観た方が面白く観れるので、未見の映画ファンは事前情報なしで観た方が良いです。

 主人公のミナが、バレリーナのふりしてパブ(バー?)で男性客と仲良くなるシーンとか出てきますけど、あのキャラクター設定って必要だったんでしょうか??こういう映画の登場人物のキャラクター設定としては余計だった気もするんですが、、。
 15年前の事故の件とか、姉妹の仲の件とかホラー映画、ファンタジー映画としては十分な設定があるのに、、、。

 メジャーなちゃんとした作品は、すごく観やすいです!B級未満映画、C級、D級(そんな分け方あるのかな、、)、Z級映画とか観なれていると、あっという間の102分です、、
 「あれ、もう終わっちゃうの??」
 って感じでした。

 分かりやすい度 ★★★★★
 観やすい度   ★★★★★
 ファンタジー度 ★★★

 あまり期待していなかったのが良かったのか、すごく面白く観れました!!
 自分の映画史に影響を与えるような作品ではないですが、2024年を代表するホラー映画の1本かも??

 

今作とは全然関係ないディーン・R・クーンツの小説
以前、何度も映画化されていますが、リメイクして欲しいです

 

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『新・ウィークエンド』 カナダのホラー映画、「ウィークエンド」は関係ないです、、

2024-11-18 21:32:45 | ホラー

新・ウィークエンド
RITUALS(1977年カナダ)
 監督:ピーター・カーター
 脚本:イアン・サザーランド
 出演:ハル・ホルブルック
    ローレンス・デイン
    ロビン・ガンメル
    ケン・ジェームズ
    ゲイリー・ライネック

 ■ストーリー■
 ハリーを始め、ミッチ、マーティン、DJ、アベルたち5人の医者仲間は、休暇を利用して恒例の自然を楽しむ集まりで都会から山中の林にキャンプに来たのだが、ある日靴がなくなるなど不審なことが起き始める、、、。

 ■感想■
 登山に来たおじさんたちの医者のグループが何者かに襲われるカナダのホラー映画。
 監督は『イントレピッドと呼ばれた男』(1979年)のピーター・カーター。
 その他には『ハイローリング』(1977年)、『深海からの侵略者サラマンダ』(1980年)を監督しています、、。
 『イントレピッドと呼ばれた男』とその他の作品が違いすぎ、、。まぁ、製作費の関係もあるんでなんとも言えないですが、、。

 自分のノートの記録によると、TV東京の「木曜洋画劇場」で1983年1月27日に放送されました。
 今作は確か1回だけの放送だった気がするんですが、、。
 リピート放送はあったんでしょうか??
 幻の作品??と思っていたら「カナザワ映画祭」2019で『荒野のいけにえ』のタイトルで上映されたことがあるそうです!!
 なぜ、今作??しかも2019年になって、、。
 幻の作品のままで良かったのでは??

 自分は1983年に観た記憶で書いているので、もし違っていたらすいません、、、
 カナザワ映画祭で観た人は、超最近なので、、勘違い紹介あったらすぐに気づくはずですねー、、。
 
 それよりも、同じく「木曜洋画劇場」で1983年3月24日に放送された『スペース・ウォーズ UFO軍団大襲来』(別題:『未来からの挑戦!第四次宇宙戦争』、ビデオ題:『スターシップインベージョン』)(1977年)を日本語吹替音声つきでソフト化して欲しいです、、。

 『未来からの挑戦!第四次宇宙戦争』は、エド・ハント監督、ロバート・ヴォーン、クリストファー・リー出演のSci-Fi映画でフジテレビの未公開映画を放送する特集で初回放送されました。

 「新」とタイトルについていますが、ブレンダ・ヴァッカロがドン・ストラウドたち に襲われるウィリアム・フリュエ監督のカナダのスリラー映画『ウィークエンド』(1976年)とは関係ない作品です。
 
 自分の感覚では当時、『ウィークエンド』はTVの地上波の映画枠で放映されていたから、便乗して”新・ウィークエンド”にしたんでしょうけど、、。
 
 雰囲気がまるっきり違う作品なのに、、
 
 今でも良くあるリベンジ系の『ウィークエンド』と、怪物のような男に襲われる今作、雰囲気もストーリーも違いすぎ!
 でも、本当はこういうタイトルのつけ方、けっこう好きだったりして、、。観た人の多くが全然違う!と思って気づいたときには恐ろしいカッコの犯人が!!
 まぁ、前の週の「木曜洋画劇場」の予告観ていたらバレバレなんですけど、。


 1977年で製作費66万カナダドルという高いのか安いのかわからない製作費です。
 と思って調べたら『ウィークエンド』は製作費50万カナダドルでした、、。
 カナダ映画ということだと『未来からの挑戦!第四次宇宙戦争』の製作費は215万カナダドルでした、、。

 『ウィークエンド』の方が製作費がかかってないなんて思ってもみなかったです。林とかでロケする方が高くなっちゃうんでしょうか??

 今作の犯人は、5人の医者に実験台にされた男なんですが、、そんな偶然ある??みたいな展開ですが、B級ホラーなんで良しとしないといけないですね、、。
 地味に、靴を盗んだりしてジワジワ追いつめて、ランニングタイムかせいでいます。
 今観たら、展開が襲いんでしょうねぇ、、。
 当時TVの吹替版で観たのに、なんか、何も起きないなぁ、、と思っていた気が、、。でも、その後、いやというほどつまらない作品を観て耐性がついて、逆に面白いと思えるかも??どっちなんでしょう??

 『ウィークエンド』度               ★
 自然の中でのホラー映画度             ★★★
 製作費が『ウィークエンド』よりも高いのに驚いた度 ★★★★
 
 
 

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『エブリワン・ウィル・バーン』 ストーリーが違う方向に、、。

2024-11-12 22:46:57 | ホラー

エブリワン・ウィル・バーン
Y TODOS ARDERAN(2021年スペイン)
 監督:ダヴィド・エブレロ
 脚本:ダヴィド・エブレロ
    ハピエル・キラン
 出演:マカレナ・ゴメス
    ロドルフォ・サンチョ
       アナ・ミラン
    ルーベン・オチャンディアーノ
              ソフィア・ガルシア

 ■ストーリー■
 1980年ロサス・デル・モンテの人々は古い予言を避けようと赤ん坊を生贄に。母親は終生、修道院に閉じ込められた。ロサス騎士団は町から追放され、町の人々はこのことを口にしなくなった。
 40年後、、息子のロロの件が耐えられなくなって橋の上から身投げしようとしたマリア・ホセに泥だらけの少女が「ママ」と声をかけるのだった。何も話さない少女を警察へ連れて行こうと車を走らせるが、ゆっくりと走る彼らの車をテールランプが壊れていることもあり、パトカーが止めるのだった。泥だらけの少女に警官が尋ねると、ママと呼ぶ少女とマリアの意見が違うため警察署へ連行しようとするのだが、、、。
 
 ■感想■
 謎の少女ルシアと出会った女性が体験する恐怖を描く田舎は住みずらいかもホラー映画。
 ここのところ、古い作品ばかり記事にしていたので、新しめの作品を記事にします!!
 
 40年前の事件が何か関係してくるのかと思っていると、それはもう登場人物たちのセリフとかで出てくるだけで、あとは知らんふり、、。
 40年前のコトがあるから、この町ではパニックになっていくということもあるんでしょうけど、、。

 上のストーリーで書いたあとの警官がどうなってしまうのか??っていうシーンから始まって、すご-く期待が高まるんですが、、
 マリアが家に帰って、いじめっこたちが謎の力によっていじめかえされちゃうあたりまでが面白いんですが、あとは、ストーリーが何か違う方向に、、。
 超能力物と思っていると、だんだんホラー映画風に!!
 
 それも田舎って、やっぱり色んなしがらみあって住みにくいかも、、?系の作品に、、。

 あのまま、超能力を持った少女が暴れまくる作品だったら良かったのに、、。

 今作は色んな映画祭で賞を受賞したり、ノミネートされたりしています。

 いくつかあげると、、


 【ファンタスポア国際ファンタスティック映画祭】2022年
   作品賞 受賞
 【モリンズ映画祭】2021年(スペイン)
   長編作品音楽賞 受賞
   OST(ヨアン・ヴィラ) 受賞
 【テネリフェ国際映画音楽祭】2022年
   音楽賞 ノミネート

 確かに、映画祭とかでは評価されそうな作品ですが、、。

 好みが分かれる作品だと思いますが、スペインのホラー映画、けっこう好きっていう映画ファンなら必見!!なんかピンポイントな感じですいません、、。
 ランニングタイム125分と長めの作品ですが、だれることはないので、スペイン映画が好きならかなり面白く感じるかも、、。

 スペイン映画好きなら楽しめる度 ★★★★
 冒頭のシーンが最高かも度    ★★★★
 あまり長く感じない度      ★★★

 

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『ブラッド・シップ』 霊でなく、、ストリゴイ、、。

2024-09-18 19:21:14 | ホラー

ブラッド・シップ
BLOOD VESSEL(2015年オーストラリア)
 監督:ジャスティン・ディックス
 脚本:ジャスティン・ディックス
    ジョーダン・プロッサー
 出演:ネイサン・フィリップス
    アリッサ・サザーランド
    ロバート・テイラー
    クリストファー・カーヴィ
    ジョン・ロイド・フィリンガム

 ■ストーリー■
 第二次世界大戦末期、ドイツ軍に攻撃された病院船から救命ボートで逃げ出した7人は、ドイツ軍の戦艦を発見し助けを求めて乗船することに、、。
 彼らが戦艦の中で見たのは乗組員たちの死体と壊された救命ボートだった。誰も生き残った者がいないと思われたが、生き残った少女を発見するのだった、、。
 
 ■感想■
 第2次世界大戦末期にドイツの戦艦に乗り込んだら大変な目に、、。
 『ゴースト 血のシャワー』(1980年)とか、『ゴースト・シップ』(2002年)みたいな作品だと勝手に思い込んでいたら、全然違ってました、、。

 アメリカかイギリスのZ級映画だと思って観たら、オーストラリア映画で、しかも普通のホラー映画でした!!
 監督、脚本は限定された空間で怪物から逃げる『エリア52』(2011年)のジャスティン・ディックスです。

 Z級の映画だろうと思って、全然、ノーチェックだったら、、観なければいけない作品でした!!
 す、す、すいません、、。
 昔観た作品を記事にしたのでなく、今回初めて観ました!!
 ノーチェックすぎ!!
 
 映画祭でも、色んな賞で受賞やノミネートされてます。 

 【フィルム・クエスト】2019年
   優秀助演女優賞(アリッサ・サザーランド) 受賞
   美術/プロダクションデザイン賞        受賞
        コスチューム賞              受賞
   優秀VFX賞、監督賞、男優賞(ネイサン・フィリップス)助演男優賞(ジョン・ロイド・フィリンガム)、優秀キャスト、音響賞、メイクアップ賞、長編作品賞 ノミネート
 
 【グリム・フェスト】2019年
   優秀SFX賞     受賞
   スケアー(恐怖)賞  受賞

 公開(DVDスルーや配信も)された作品は、ちゃんとチェックしておかないとダメですねー、、。

 ストーリー的には、生き残っていたと思っていた少女が生き残りどころか、、
 てっきり『エイリアン2』(1986年)のニュートみたいなキャラクターだと思ったんですが、その想像はすぐに裏切られます!!
 「えー、、違ったの??」
 
 ホラー映画ファンからすると、ストリゴイ倒すために十字架とか木の杭とか探さなきゃダメとか思っちゃうんですけど、普通に近代兵器の銃や斧で倒せちゃいました、、。

 これくらいの面白さの作品を観れるとうれしくなっちゃいます!!

 『ゴースト 血のシャワー』度   ☆
 怪物が思ったより弱い度    ★★★★
 最後はいつものオチ度     ★★★★

 

ジャスティン・ディックス監督の前回の作品

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『デリヴァランス 悪霊の家』 マジメな、マジメなホラー映画

2024-09-16 22:44:19 | ホラー

デリヴァランス 悪霊の家
THE DELIVERANCE(2024年アメリカ)
 監督:リー・ダニエルズ
 脚本:デヴィッド・コッゲシャル
    イライジャ・バイナム
 出演:アンドラ・デイ
    グレン・クロース
    モニーク
    ケレイブ・マクラフリン
    オマー・エップス
 
 ■ストーリー■
 インディアナ州ゲイリーのある家に、エボニーは3人の子どもたちと母親と越してくる。エボニーはアル中で児童福祉局のケースワーカーから子どもたちの世話ができなていないのではないか疑われていた。地下室からはハエがたかり、家族の様子がおかしくなっていくのだが、、。

 ■感想■
 久々の更新です、、。
 ホントに更新ができなくてすいません、、。

 Z級の映画観るのつらそうだったので、お金がかかってしたんですが、、。

 「すごーくマジメ!!」
 「マジメすぎて、、ドラマ部分が長すぎ、、、」

 2011年にインディアナ州ゲイリーで起きた実話を元にしたホラー映画だそうです。
 自分があまり好きでない実話を元にした映画。

 映画の中でも描かれてましたけど、児童福祉局の職員が後ろ向きに壁を這い上がるシーンを見たそうです!!
 「えー、、こわすぎ」
 職員が実際に見てるってことは、、、本当にあったってコト、、
 それって、怖すぎー、、。
 
 誰も目撃者がいないと、母親の勝手な思い込みともとれますけど、、、そうじゃないってコトですからね、、。
 

 実話を元にした作品で好きな作品はジョー・ベゴス監督の『人間まがい』(2013年)くらい。映画のオープンに実話って出ますけど、、なぜ実話??

 監督は『プレシャス』でアカデミー賞にノミネートされたリー・ダニエルズ。
 
 ランニングタイム112分の作品で、何かホラー映画的な事件が起きるのが、映画が始まって50分くらい経ってから、、。
 それまで、主人公一家の生活がこれでもかと描かれます、、。

 「あれ、観る映画、間違っちゃったかな??」と思っちゃうほど、。
 かなり生活厳しそうなんですが、すごく広い家に(地下室からハエがうじゃうじゃやってきますけど、、)、自動車(車がなければどこにもいけないんでしょうけど、、)、やっぱり日本とは感覚が少し違うのかな、、。

  ホラー映画的事件よりも家族のドラマが延々と描かれます!!

 エンターテイメント的なジャンル映画だと思って観るとかなり厳しいかも??
 出演者も、アンドラ・デイ、グレン・クロース、モニーク、アーンジャニュー・エリス=テイラーと普通の作品に出演する俳優ばかり、、。

 マジメなドラマ度    ★★★
 ホラーとして怖くない度 ★★★
 生活大変そう度     ★★★★★

 

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『コールドスキン』 半漁人??

2024-09-04 23:10:45 | ホラー

コールドスキン
COLD SKIN(2017年フランス、スペイン)
 監督:ザヴィエ・ジャン
 脚本:ヘスス・オルモ
 原作:アルベール・サンチェス・ピニョル「冷たい肌」(中央公論社)
 出演:レイ・スティーヴンス
    デヴィッド・オークス
    アウラ・ガリード

 ■ストーリー■
 1914年9月、67日間の航海で何かから逃げて来るかのように青年“ともだち”は気象観測員としてある島にやってくる。島にいる軍から派遣された灯台守と前任の気象観測員アルドールが出迎えてくれるはずだったが、出迎えはいなかった。その後、灯台守のグルナーに会い、前任の気象観測員アルドールがチフスになってその後どこかへ行ったと言われるのだった。
 ”ともだち”は気象観測の仕事に就くのだったが、その夜、小屋に奇妙な生物の集団が海から現れ襲ってくるのだった、、、。
 
 ■感想■
 カタルーニャ文学として邦訳された「冷たい肌」の映画化作品。
 製作費850万ユーロのどちらかといえば低予算の作品です、、。
 自分が良く観るZ級の作品の10倍くらいの製作費ですけど、、。

 【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】2019年
  クリーチャーFX賞にノミネートされました。

 原作者自ら脚本を書いているので、原作と同じようなストーリーなんでしょうが、、文学的な作品でなくホラー系な作品です、、。

 観よう!観よう!と思っているうちにあっという間にソフト化されてから5年以上!!
 
 現代を舞台にした作品だと思っていたら、時代設定は1914年でした。
 まぁ、現代が舞台だったら、あんな半魚人みたいなクリーチャーがいたら大騒ぎでしょうね、、スマホもあるし、すぐに世界中に映像が拡散しちゃいますー、、。
 最後に第1次世界大戦が始まっている描写が映るので、、これは人類は戦いをやめられないというコトを言いたかったんでしょうか?
 
 半漁人が襲ってくるシーンとかは、迫力があるものの主人公たち2人にまるっきり感情移入できないので、、自分的には盛り上がらない作品でした、、。
 

 今作の登場人物2人ですけど、大体、半魚人とあんな関係になれるって、どういうコト??
 変な病気になっちゃうとか考えない??
 この要素だけで、全然ダメでした、、。

 ランニングタイム106分の作品ですけど、「金曜ロードショー」(かつてTBSの夜に放送されていた映画枠の、、)とかで実質本編75分くらいにしたら面白くなったかも??
 自分的には、灯台に籠城した2人と半魚人の集団との戦いを描いただけの作品にした方が良かったかな??
 それじゃ、良くあるゾンビ映画と一緒です、、。
 考えさせる要素0で、完全なホラー映画になっちゃうんでしょうけど、、。 
 

 

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