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映画感想のブログ!!
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『オーシャンズ12』オーシャンと12人の内輪受け

2005-07-30 18:14:39 | コメデイ
オーシャンズ12
OCEAN’S TWELVE(2005年アメリカ)
 監督    スティーブン・ソダーバーグ
 脚本    ジョージ・ノルフィ
 出演    ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ
        ブラッド・ピット、マット・デイモン
        キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル
        アンディ・ガルシア、バーニー・マック

 ■ストーリー■
 ラスベガスのベネディクトのカジノから1億6000万ドルを盗んで3年、それぞれに暮すオーシャンたちだったが、ある日、各メンバーの前にベネディクトが現われる。2週間以内に利子を付けて金を返すよう脅迫してきた。オーシャンたちは再び集結し金を得るためヨーロッパへ向かう。ベネディクトにオーシャンたちの情報を売ったのは、オーシャンと自分のどっちが1番の泥棒かを競うためにナイトフォックスが仕掛けた物だった。

 ■感想■
 2001年に大ヒットした犯罪コメディ『オーシャンズ11』の続編。
 
 前作は、豪華なキャスティングのメンバーがオシャレな感じで泥棒するっていう、それなりにハリウッド的に面白い作品でしたけど、続編の今作は、ヒ、ヒ、ヒドイ!!
 前作の“それなりに面白い”っていうのも、ヒマでヒマで時間が有り余ってて「何か観る作品ないかな??」っていうときに、何も考えずに観るには“面白い”っていうレベルですけどネ!
 
 今回は、前作のメンバーにキャサリン・ゼタ=ジョーンズとヴァンサン・カッセルの2人が加わってます。
 まぁ、今作の目玉になっているオールスター夢の競演を楽しみましょう。他に楽しむところは一切無いですから!!

 前作は、まるっきり期待していなかったせいか、軽いノリで、それなりに楽しめましたけど、続編の今作は、
 チャカチャカした画面で何が起きているのかが、まるっきり分からない!!
 もうカット割りも細かすぎて、観る気が全然起きない!!

 ハッキリ言って、今作は、
 “出演しているスターたちだけが、楽しそうにヨーロッパ旅行してます!!”
 その合間に映画の撮影してるよ~!って感じで、今1、今2、今3、今4、今5って感じ。これでもほめすぎ!今100000000かも!

 細かいカット割りやら、つまらない笑えない小ネタばっかりで、出演してるスターたちの熱烈なファンじゃないと、かなりツライかも。
 
 ストーリー的には、一応、犯罪モノなのに、何の伏線もなく、あのラストへの展開はもうほとんど反則技!!。
 こんな大作で、あの展開はヒドイ!TVムービーじゃないんだから、入場料とる劇場作品なんだから!!ひどすぎ!!
 まぁ、TVムービーだったらチャンネル回されちゃうかもしれないから、こんな雑な作りは出来ないでしょうけどね。

 「『オーシャンズ12』はスターたちの顔だけ見てればいいや!」って映画ファン向けですネ。

 でも、ジュリア・ロバーツのニセモノ役をジュリア・ロバーツが演じたときは、バカらしくて少し笑えましたけどネ。あと、その関係で、突然ブルース・ウィリスが登場したときはビックリ。ノークレジットだったし。面白かったのは、ホントにそのシーンくらいだけですかね??そういえばアルバート・フィニーも出てます。

 それにしてもスターが大勢、出てるだけの、ノホホン映画にランニングタイム125分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!!
 あと40分短くてもいいでしょ。いや、あと50分短くていいです!! マイナス50点
オーシャンズ 12 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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『シャンハイ・ヌーン』西部劇ファンも必見!

2005-07-25 00:51:41 | アクション
シャンハイ・ヌーン
SHANGHI NOON(2000年アメリカ)
 監督    トム・デイ
 脚本    マイルズ・ミラー
        アルフレッド・ガフ
 出演    ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン
        ルーシー・リュー、ロジャー・ユアン
        ブランドン・メリル

 ■ストーリー■
 1881年、中国の紫禁城からペイペイ姫が誘拐された。ペイペイ姫は皇帝の連れてきた皇太子候補が気に入らなかったために、誘拐犯にそそのかされアメリカへ連れて行かれたのだ。犯人は身代金として金貨10万枚を要求してきた。交換場所はアメリカのネヴァダ州カーソンシティだった。
 近衛兵の1人ウェンはカバン持ちとして、姫を救出に向かう近衛兵の3名に無理やり同行するのだが、アメリカで列車強盗に会い叔父が殺されてしまうのだった。仲間とはぐれたウェンは、仲間に裏切られた列車強盗のボス、ロイと知り合い行動をともにするようになる。ウェンはロイとペイペイ姫の救出に向かうのだった。

 ■感想■
 ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン主演の西部を舞台にしたアクション映画。
 
 ソフト化されたときに、今作も「いつか観よう!!いつか観よう!!」と思っているうちに、とうとう地上波のTVの映画劇場で放映されちゃいました。
 放送されちゃいました!!と言っても、この作品、2000年に公開された作品なんで、もう5年近く前の作品なんですよね。
 続編の『シャンハイ・ナイト』(2003年)もとっくに公開されてますもんね!!
 
 ジャッキー・チェンとオーウェン・ウイルソンがコンビを組んで、ドタバタして色んな事件や騒動を起こしている間に、いつの間にか、なんとなくハッピーエンドになっちゃいます。
 TVの映画劇場で見るにはちょうど良い感じの面白さの作品です。
 でも、ジャッキー・チェンの往年のアクション映画ファンには、少し、イヤ、かなり物足りないかもしれないですね!!
 アクションシーン自体、香港映画時代の超ハードなアクションシーンと比べるとかなり厳しい感じです!!いかにもハリウッドのメジャー作品って感じでユルそうな感じで安心できるアクションシーンの連続です!!
 自分は熱狂的な「ジャッキー・チェン」映画のファンじゃないんで、今作のようなアクション映画でも、十分楽しめました。
 それにしても、なんだかんだ言ってジャッキー・チェンは歳をとっても相変わらずアクション映画で頑張ってます。
 それだけでもウレシくなっちゃいます。

 今作『シャンハイ・ヌーン』が、アメリカのウェスタンコメディ調なんで、ジャッキー・チェンの生身のアクションシーンがアクセントになって、ちょうど良い調子で、アクションシーンの展開にメリハリつけてて面白くて良い感じになってます!!
 違う部族のアメリカ先住民族に襲われた少年を助けるシーンで、斧を敵に投げたら、それをそのまま敵に受け取られてピンチになるシーンには「ニタニタ」レベルですけどちょっとだけ笑えました!!
 ジャッキー・チェンのハリウッドでの『ラッシュアワー』(1998年)に続くアクション映画っていうことが、今作の最大の魅力の1つになってます。
 でも、それだけでなく、西部劇ファンが観ても十分面白い作品になっているところも今作の魅力の1つです!!さすがハリウッド!
 ストーリー上、ポイントになる列車強盗のシーンはもちろんのコト、西部劇でのお約束のシーンになっている酒場での乱闘シーンも、ちゃんと用意されてます!!
 あと、留置所からの脱出シーンとかになると、アメリカの西部劇というより、イタリアのマカロニウエスタンで良く使われそうなシーンになっています!今作では、留置所で誰かの助けを待つんじゃなくて、ジャッキー・チェンたちもちゃんと牢から脱出するための作戦を実行してます。
 このあたりは、マカロニウエスタンファンへの目配せなんでしょうかね??

 マカロニウエスタンといえば、「首吊り」の処刑から助けるシーンなんて、思わず『続夕陽のガンマン』(1966年)を思い出しちゃいました!!
 色々と西部劇ファンが観て楽しめる作品になってます!!
 マカロニウエスタンをふくめた西部劇ファンも必見の1本になっています!!
 
 でも、この映画のストーリーって、良く考えると、ジャッキー・チェンがアメリカに行かなくても、人質と交換するための黄金を誘拐犯に渡せば、無事にペイペイ姫を救出できたんじゃないの??って思っちゃいます!!
 まぁ、こんなこと言ったら、エンターテイメント映画にならないですけどね。

 監督のトム・ダイはCF界出身の人で、長篇映画1作目が今作『シャンハイ・ヌーン』だそうです!!長編映画1作目におしては、エンターテイメント作品としてツボを押さえた手堅い演出でかなり良い感じです。
 CFを撮ってる監督って、細かいカット割りで何が起きてるのかわからないシーンを平気で撮る監督ってよくいますからね!!MTV風のシーンとか細かいカットばっかりだと、何が起きているのか分からないし、目が疲れるから本当にやめて欲しいです。でもトム・ダイ監督はそんなことなくちゃんとオーソドックスに撮ってるんで本当に良い感じです。 65点 

シャンハイ・ヌーン

ポニーキャニオン

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『アナコンダ2』今度はANACONDAS

2005-07-24 13:43:33 | 動物パニック
アナコンダ2
ANACONDAS THE HUNT FOR THE BLOOD ORCHID(2004年アメリカ)
 監督    ドワイト・リトル
 脚本    ジョン・クラフリン
        ダニエル・ゼルマン
        マイケル・マイナー
        エド・ニューマイヤー
 原案    ハンス・バウアー
        ジム・キャッシュジャック・エップス・jr
 出演    ジョニー・メスナー、ケイディー・ストリックランド
        マシュー・マースデン、モリス・チャスナット
        カール・ユーン
 
 ■ストーリー■
 生物の細胞分裂の限界を超える作用のあるといわれる幻の蘭ブラッドオーキッドをめぐりへ科学者グループがインドネシア、ボルネオ島に向かう。7年に1回、半年間だけ咲くと言われているブラッドオーキッドを研究すれば人間の老化を遅らせることが出来るのだ。今年は、その7年目にあたるのだが、あと2週間しか咲いていなかった。会社の許可をもらった、化学者のグループは早速ボルネオに向かうのだが、ボルネオはちょうど雨季で船を出せそうにはなかった。誰も船を出さない中、怪しげな船長ジョンソンに依頼し船を出すことになるのだった。
 
 ■感想■
 巨大ヘビの動物パニック映画『アナコンダ』(1997年)から7年ぶりの続編です。
 
 前作って続編が作られるほどヒットしたんでしょうか??

 ところで、今作に限らず『~2』とかいう続編の作品で、突然、前作を観ずに、続編から映画を観る人がいますけど、どうなんでしょう??自分だったら、前作を観ずに続編を観たいとは思わないんですけどね。

 もちろん、ストーリーがまるっきり関係ない続編だったらOKですけどね。
 「ダーティハリー」シリーズとか、勝手に邦題だけ続編にしちゃった作品はOKですけどね。

 今作は、前作とストーリー的に直接の関係がないんで、今作『アナコンダ2』から観ても、全然大丈夫です。
 巨大なヘビが出てくる以外、共通項はないですからね。
 
 前作『アナコンダ』が、出演者がジェニファー・ロペス、ジョン・ヴォイト、アイス・キューブ、エリック・ストルツと、いわゆる「B級動物パニック映画」としてはやたら豪華だったのに、続編の今作は出演してる俳優たちはどちらかといえばあんまりメジャーな俳優さんではありません。
 監督は前作が『山猫は眠らない』(1992年)、『スペシャリスト』(1994年)のルイス・ロッサから、『ホワイトハウスの陰謀』(1997年)、『ラピッド・ファイアー』(1992年)、『死の標的』(1990年)のドワイト・リトルにバトン・タッチしてます!
 監督がドワイト・リトルなんで、“THE B級映画”になってます。でも、ルイス・ロッサ監督も、どちらかと言えばB級系なんで、そんなに差はつかないと思うんですけど、どうしても続編としてのスケールダウン感が全体的に漂ってます。

 『アナコンダ』の原題がANACONDA
 『アナコンダ2』の原題がANACONDAS
 って、『エイリアン』シリーズみたいに“今度は戦争だ”って怪獣映画にでもなるのかな??っ
 て少しは期待したんですけど、そんなコトは全然ありませんでした!!
 同じような題材で、同じようなストーリーの、ただの動物パニック映画でした。
 あと今作の登場人物たちのキャラクターも、いつもの動物パニック映画みたいで、今作ならではの特徴のあるキャラクターもいません。
 前作のジョン・ヴォイトのようなアクの強いキャラクターも出てこないですしね。
 でもまぁ、逆に「動物パニック映画」として安心して軽い気持ちで観ていられます。
 あと、あえて1番キャラクターがハッキリしていた船長の設定が、元特殊部隊っていう設定とか必要でしたか??ワニより強いっていうのにはビックリしましたけどね!!
 
 ランニングタイムが97分なんで、そんなには退屈はしませんけど、でもあと10分くらいカットしてくれてもいいかも??テレビの映画劇場で放映したりビデオで見るには十分面白く観れる作品くらいにはなってますけどね。ポップコーンでも食べながら、みんなでワイワイ言いながら観てください。  50点

アナコンダ 2

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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『ラヴァーズ&ドラゴン』小龍包の由来は?

2005-07-23 21:39:05 | 香港映画
ラヴァーズ&ドラゴン
THE WHITE DRAGON 小白龍情海翻波(2004年香港)
 監督    ウィルソン・イップ
 脚本    ジョー・マ
        Y・Y・コン
 出演    セシリア・チャン、フランシス・ン
        アンディ・オン

 ■ストーリー■
 明の時代。ごく平凡な女子大生ハクフォンは、大学の演奏会にやってきた皇帝の第2皇子ティンオンと知り合う。ハクフォンはテインオン皇子から宮殿に招待され喜ぶのだが、その夜、盲目の刺客「鶏(とり)の羽」と対決して重症を負った義賊、小白龍(シュウパクロン)から偶然、不思議な力を授かってしまう。不思議な力とともにニキビも出来てしまったハクフォンはニキビを取るため2代目小白龍となるのだった。


 ■感想■
 『トランサー霊幻警察』(2001年)、『スパイチーム』(2000年)、『OVER SUMMER爆裂刑事』(1999年)のウィルソン・イップ監督が描くコメディタッチの武侠系アクション。

 時代設定は、明の時代ですけど、演奏会はロック調だし、ハクフォンと皇子のデートは、テニスだったり、ローラーブレイドだったり、あくまでも現代劇風味です。
 
 まぁ、普段、武侠映画見ない人には、とっても、とっつきやすいでしょう。
 でも、コメディと知らずに観たらちょっとショックな感じですかね??
 だって、アクションシーンがメインなんじゃなくて、ケガをしたハクフォンと、鶏の羽との交流がメインなんですもんね。
 
 登場人物のハクフォンってけっこう嫌なコですよね~。
 周りの友達を「ブス」とか「デブ」とか「引き立て役よ~」とか言って。
 それで、理想のタイプは、“家臣が山ほどいて、第2皇子って!”
 キャラクターの設定も、現代劇風なのね。
 キャラクターっていえば、フランシス・ンが演じる殺し屋の“鶏の羽”ってちょっと不死身すぎでしょ。コメディタッチだから、全然OKですけど。
 
 以前、他の作品のビデオの予告で、今作の予告をやっていたんですけど、超マジメな武侠アクション風の予告でした!実際に、観た印象と差が激しすぎでしょ!予告では、対決シーンしかやってなかったですもんね。

 そういえば1つだけ勉強になりました。小龍包の名前の由来のこと!(←うそです。小龍包の名前の由来を知る為に見ないでね。

 主演は『マッスルモンク』(2003年)で、衝撃的な役を演じたセシリア・チャン。ラブコメの佳作『エブリデイイズバレンタイン』(2001年)、『喜劇王』(1999年)とコメディ演技もお手の物。
 共演は『ザ・ミッション非情の掟』(1999年)、『OVER SUMMER爆裂刑事』(1999年)、『インファナル・アフェア無限序曲』(2003年)、『ヒロイック・デュオ英雄捜査線』(2003年)のフランシス・ン。

 どちらかといえば、肉体アクション派ではない2人を主演になってるんで、正統派アクションじゃないのかな??っていうのは気づくかもしれないですけどネ。でも、何が起きてもおかしくない香港映画ですからねぇ!。
 軽い気落ちで観るには十分面白くて、最後は感動的!
 こんなコメディタッチの映画でも観終わったあとに、少しの感動を与えてくれる香港映画って最高です!!    70点

ラヴァーズ&ドラゴン [DVD]
ウィルソン・イップ
フルメディア
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『スター・ウォーズ エピソード3シスの復讐』シリーズ最終章!!

2005-07-19 00:28:30 | SF

スター・ウォーズ エピソード3シスの復讐
STARWARS REVENGE OF THE SITH(2005年アメリカ)
 監督          ジョージ・ルーカス
 脚本          ジョージ・ルーカス
 出演          ユアン・マクレガー
             ヘイデン・クリステンセン
             ナタリー・ポートマン
             クリストファー・リー
             サミュエル・L・ジャクソン

 ■ストーリー■
 クローン戦争から数年、グリーバス将軍とドゥークー伯爵率いる分離主義者たちは勢力を拡大し、共和国の議長パルパタィーンを誘拐する。ジェダイはオビ=ワンとアナキンの2人を派遣し救出作戦を実行するのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 1977年から始まった、ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」シリーズ最終章!!!!
 正確にはエピソードⅠから始まった、アナキン篇の最終章。
 

 とうとう終わってしまった!!
 
 当初、「スターウォーズ」は、12部作とか言われてましたけど、その後、9部作に変更になり、メディアミックスということで、『スター・ウォーズジェダイの復讐』(1983年)のあとの物語は、小説、コミックで、複数の作家により描かれるコトになりました!
 小説、コミックで、かなりのヴォリュームが描かれているので、エピソードVI以降は、映画化はしないで、エピソードI~IIIの3部作と、IV~VIの旧3部作で、映画版スターウォーズはおしまいとのことなので、今回の『エピソードIII シスの復讐』で映画版は、終わりなので今作が映画版のシリーズ最終章ということになります。

 追記:2012年ディズニーがルーカスフィルムを買収し「スターウォーズ」のエピソード7~9の製作を発表し、2015年には待望の続編『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を公開しました!

 「スター・ウォーズ」ファンは、前3部作(エピソードⅣ~Ⅵ)で、将来物語がどうなるのか分かっているから、今回のエピソードⅠ~Ⅲは、前3部作までどうストーリーをうまくつなげていくのか、どう盛り上げていくのかが注目のポイントになります。
 少なくとも今作エピソード3は、エピソード1、2よりは上手く出来てます!
 
 『スター・ウォーズ エピソードⅠファントム・メナス』(1999年)の時から、ジェダイマスターたちからそんなに信用されてなかったアナキンが暴れまくり!
 パダワンの子供たちまで皆殺し!!
 ビックリです!
 アメリカ映画って規制が厳しいですからね。
 ホントにライトセーバーで斬って血まみれになるシーンまであったら、もっとビックリだったんですけどね。当然、そこまではありません。

 それにしても、アナキンがダークサイドに落ちるのって、パドメがらみなのね!
 「結局、女性が原因かッ~!
 思わず突っ込んじゃいました。あんなに簡単に暗黒面に落ちちゃって!!
 
 けっこう、ノンビリしてたエピソードI、エピソードIIと違って、最初から飛ばしまくり!
 こんなエピソード4に向けてつじつまを合わせるようにストーリーを、展開させるんだったら、エピソードI、IIのときから、もっと内容を濃くすれば良かったのに!!
 旧3部作に続けなければならないんで、1番むずかしい展開にしなければならないエピソード3ですけど、見せ場をいくつも用意していて退屈させません。
 「最後は暗黒面が勝っちゃうんだよなぁ」
 と、思いつつも、ついつい画面に引きこまれました。
 前作エピソードⅡでは、あんなに強かったドゥクー伯爵があんなに簡単にアナキンにやられちゃうのには
 「エー、うそーっ!」
 て感じでしたけど!!
 この数年でメチャクチャ強くなったのね、アナキン!って観ている側が想像しなくちゃいけないの??
 
 それにしても、色んな人種(星人)がいるからなのか、ジェダイって少し話し合いが足りないんじゃないの??
 アナキンが、あんなにひねくれたのも対話がないからじゃないの??
 ジェダイマスターたちは、話し合った方が良かったのに!!

 大体、ジェダイ抹殺計画が進んでるの、ジェダイマスターたち、誰も気がつかなかったなんて!けっこうマヌケ。
 活躍シーンのないジェダイマスターたちも、全然見せ場なくてかわいそう。
 脇のキャラクターにはジョージ・ルーカスってあんまり思い入れ無いですね。そう言えば『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』の時の、ボバ・フェットの退場の仕方には、あまりのアッサリさに、ボー然としましたもんね。

 それにしても強い!
 オビ=ワン・ケノービ!あんたが1番強いんじゃないの??とも思えるクライマックスの展開には?????
 だけど、あーしないと、エピソードIVに続かないですもんね。アナキンが、ダース・ベイダーのカッコにならないですもんね。
 それにしても、オビ=ワンもちゃんと、とどめをさせ!!(←でも、それじゃ、やっぱりエピソードⅣに続かない…)

 『スター・ウォーズ エピソードⅠファントム・メナス』、『スター・ウォーズ エピソードⅡクローンの攻撃』となめらかな表面の宇宙船がメインだったスター・ウォーズシリーズでしたが、旧3部作につなげる為か、今作ではメカがむき出しの、メカメカチックな宇宙船もそこココに出てきます。
 最初から旧3部作に続けることわかってるんだから、メカのデザインくらい「ファントム・メナス」のときから統一しとけば良かったのに!
 

 つなげるといえば「スター・ウォーズ 新たな希望」(1977年)で、戦艦スターデストロイヤーでダースベイダーって、偉大なるモフ・ターキン提督の下についていましたよね??
 皇帝→モフ・ターキン→ダースベイダーって感じに思えましたけど…。

 ダースベイダーがあんなに偉そうになったのは『スターウォーズ 帝国の逆襲』(1980年)からでしょ。旧3部作を見る限りダースベイダーって銀河を揺るがすような力を持っているようには見えないんだけど、どうなんでしょう??
 スター・ウォーズのシリーズ完結に+5点オマケで 70点

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『レプリカント』ヴァン・ダムファン以外も楽しめるヴァン・ダムムービー

2005-07-14 22:26:40 | アクション
レプリカント
REPLICANT(2001年アメリカ)
 監督    リンゴ・ラム
 脚本    ローレンス・デヴィッド・リギンス
 出演    ジャン=クロード・ヴァン・ダム、マイケル・ルーカー
        キャサリン・デント
 
 ■ストーリー■
 ここ3年の間にシングルマザーを狙った連続殺人鬼によって11人の被害者が出ていた。殺したあと、放火するところから、このシリアルキラーは“トーチ”と呼ばれていた。3年間トーチを追っていた刑事ジェイクはついに逮捕することができず刑事を退職した。TVの報道番組の前でトーチを刺激する発言をしたジェイクにトーチから電話が入るのだった。「刑事をやめても事件を起こし続けるぞ」と。そんな時、NSA(国家安全保障局)の男たちがジェイクに接触を図ってくるのだった。トーチが残した毛髪の1部からクローン“レプリカント”を作り上げたというのだ。本来はテロリストを捕らえるために計画されたレプリカント計画、レプリカントの行動は元の人間の行動に似るようになっておりレプリカントを使えばテロリストのアジトを探ることができるというのだ。トーチから接触のあったジェイクとこのレプリカントを組ませるという。レプリカント計画の実験の第1号としてトーチを捕らえようというのだ。レプリカントはゲノム操作されてテレパシー能力が高くなっているのだった。

 ■感想■
 ジャン=クロード・ヴァン・ダムがレプリカントと連続殺人犯の1人2役で挑むB級アクション。
 監督は『マキシマムリスク』(1996年)でもジャン=クロード・ヴァン・ダムと組んでいるリンゴ・ラム。
 このときも1人2役でした。 
 
 はっきり言って、
 良いやつもヴァン・ダム!
 悪いやつもヴァン・ダム!
 
 オレ、ヴァン・ダム!
 オレ、ヴァン・ダム!
 オレ、ヴァン・ダム!
 
 オレの姿、見て!見て!見て!
 のヴァン・ダムのオレ様映画です。
 だけど、意外にも、ヴァン・ダム映画のファン以外の人が見ても十分面白い作品になっています。
 もちろんB級アクション映画としてですけどね。
 
 今作だけでなく、ジャン=クロード・ヴァン・ダム映画って、いつもオレ様を観てくれ!って感じの作品が多いですけど、『マキシマム・リスク』ではリンゴ・ラム監督と、『ハード・ターゲット』(1993年)ではジョン・ウー監督と、『ダブル・チーム』(1997年)、『ノック・オフ』(1998年)ではツイ・ハーク監督と、香港映画の監督たちと組んでいるんですよね。
 
 香港映画界の監督とたくさん組んで、その作品が、香港映画の監督たちのハリウッドへの紹介にもなってるんだったら、ジャン=クロード・ヴァン・ダムって良い俳優ですね!
 でも、ハリウッドに、いまだに残ってるのはジョン・ウーだけだったりして…。
 
 ホントの意味で、オレ様映画を作るスティーヴン・セガールとか、出演する映画、出演する映画、いつも今1、今2、今3のドルフ・ラングレンより、もっと評価されてもいいんじゃないのかな~って思っちゃいます!

 全体的に、今作『レプリカント』も、期待しなければそれなりに面白く観れる作品になっています!
 でも、こういう作品にありがちですけど、脚本は穴だらけです!
 自分は、あんまり脚本の不出来や穴には気付かない方なんですけど、さすがに今回は気付いてしまいました!
 NSAに
 「レプリカントと一緒に行動をともにして犯人を逮捕しろ」
 って言われて、
 「犯人の顔を公表しろ!」
 って刑事のジェイクが答えるシーンがありますけど、まさにその通りでしょ(笑)
 でも、リンゴ・ラム監督の手堅い演出で、楽しく観れる作品になっているので、アクション映画ファンは期待を裏切られないので安心してどうぞ。
 
 NSAはテロリストの行動を知りたいから、ジェイクとレプリカントを組ませて一緒に行動させてるいんでしょうけど、結局、犯人の身元も、レプリカントの顔から警察のコンピュータから探ってるんだし、NSAって何も出来ていないです!
 
 レプリカントっていうSF的要素なしに、単なるヴァン・ダム演じる連続殺人鬼と、それを追う刑事ジェイクっていう普通のサスペンス映画でも良いのに!!
 わざわざSci-Fiっ映画ぽくする理由あるんでしょうか??まぁ、映画の世界での公開考えるとSci-Fi映画の方が良いんでしょうけどね。

 それにしても、この映画の公開時コピー、良いですね!
 “オリジナルvsクローンヴァン・ダムを殺せるのはヴァン・ダムだけ!”
 まるで、どっかのジュースの宣伝みたいですけど、アクション映画ファンは。絶対に観たくなる宣伝コピー!
 
 ジャン=クロード・ヴァン・ダムのファン以外にも見て欲しい1本! 60点

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ジャン=クロード・ヴァン・ダム,マイケル・ルーカー,キャサリン・デント
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


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『ジェヴォーダンの獣』フランス映画の傑作!

2005-07-13 23:49:11 | アクション
ジェヴォ-ダンの獣
LE PACTE DES LOUPS(2001年フランス)
 監督    クリストフ・ガンズ
 脚本    クリストフ・ガンズ
        ステファン・カベル
 出演    サミュエル・ル・ルビアン、マーク・ダカスコス
        ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ
        エミリー・デュケンヌ

 ■ストーリー■
 18世紀、フランス革命の前、ルイ15世統治のフランスはジェヴォ-ダン地方で2年間の間に100人余りの女性、こどもが謎の獣に襲われた。ルイ15世は事件の騒ぎを治めるため自然科学者フロンサックをジェヴォーダン地方に派遣するのだった。フロンサックがつかんだ驚愕の事実とは。

 ■感想■  
 18世紀にフランス、ジェヴォーダン地方で実際に起きた有名な(フランスでは)事件の映画化。
 
 何でも、フランスでは小学校で習う謎の事件を大胆な脚色で超エンターテイメントに仕上げてます。
 事前情報なしに観たから、てっきり動物パニック映画かな??なんて思って鑑賞したのでこのストーリーにビックリ!!
 監督、脚本は『クライングフリーマン』(1996年)のクリストフ・ガンズ。
 主演は『愛してる、愛してない…』(2002年)のサミュエル・ル・ルビアン。
 主人公フロンサックの友人でアメリカ先住民マニに同じく『クライングフリーマン』、『サボタージュ』(1996年)、『D.N.A.Ⅱ』(1997年)等、劇場未公開でも大活躍のアクションアクターのマーク・ダカスコス。
 その他、共演は『ドーベルマン』のヴァンサン・カッセル。ヴァンサン・カッセルの奥さんのモニカ・ベルッチも出演しています。

 いや~、出てくるキャラクターが、みんなカッコ良いッ!
 良いやつも、悪いやつも!
 ストーリーも面白ければ、出演しているキャラクターもカッコ良い!
 本国、フランスで『クリムゾン・リバー』(2000年)を抜いて動員した大ヒット作っていうのもうなずける面白さです。『クリムゾン・リバー』は、大風呂敷広げただけで、中身はこじんまりとした普通のミステリーですもんね。
 
 それにしても面白い!面白い!
 どちらかというと、超大作以外は短めのフランス映画にしては長い138分が、アッという間にすぎます!
 ミステリー映画、動物パニック映画、アクション映画、歴史物、エンターテイメントの要素をこれでもかこれでもかと詰め込んでます。
 なんでも詰め込んでいるわりに観終わった後、ちゃんと1本の芯の通った超エンターテイメント映画になってます!
 
 マーク・ダカスコス演じるマニが強いのは当たり前だけど(フリーマンだもんね)、主人公のフロンサックも強すぎ!主人公が誰よりも強いってヒーロー映画的でOKです!!

 監督の話題の戻ると、監督は『クライングフリーマン』を見事に映画化したのを見ればわかるように日本のコミック、映画オタクのクリストフ・ガンズ。
 なんでも日本映画の『肉体の門』も五社英雄監督版と鈴木清順版があるのも知ってるくらいオタクらしいです!
 『クライングフリーマン』の演出の時も、田宮二郎主演の犬シリーズ(『鉄砲犬』(1965年)とか『早射ち犬』(1967年)や「座頭市」のシリーズの“あのシーン”のように演じてとか指導したらしいです!その上、日本映画だけでなく、イタリアのマカロニウエスタンも好きらしいですから、今作が面白くなるはず!!
 『ジェヴォーダンの獣』のキャンペーンで、来日した時は、ガメラのDVDボックス買って帰ったらしいです!まぁ、それぐらいじゃないと、あの『クライングフリーマン』は出来ないと思いますけどね。

 それにしても、オタクぶりもかなりのもんで、登場人物が使う武器(ムチになる剣とか、扇子から飛びとか出す小さな剣とか)は、かなり日本映画やアニメから影響受けてるでしょ。
 もう観てる間、ニヤニヤしちゃいました!
 
 今作の日本公開版は、ランニングタイムは138分ですけど、ディレクターズカット版は152分なんですよね!152分版もソフト化して下さい!
 クリストフ・ガンズ監督、今後の作品に期待してます。 90点


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『ザ・ゾンビ黒騎士のえじき』ポール・ナッチー

2005-07-12 00:27:01 | ホラー
ザ・ゾンビ黒騎士のえじき
EL ESPANTO SURGE DE LA TUMBA(a.k.a.HORROR RISES FROM THE TOMB)(1973年スペイン)
 監督    カルロス・アウレド
 脚本    ハシント・モリナ
 出演    ポール・ナッチー、エマ・コーエン
        ヴィック・ウィナー

 ■ストーリー■
 残虐の限りをつくし黒魔術を使ったアレリク・マルナクは処刑され、首と胴体を別々にされ埋葬される。妻のマビルは処刑される前にアンドレ・ロランドと裏切り者の兄弟アルモンド・マルナクの子孫を呪う言葉を言い残す。「お前らの子孫が首と胴体をくっつけるだろう。そして復讐するぞ」と。時は変わって現代、マリナクの子孫ヒューゴとマリウス、そして2人の彼女たちポーラとシルビアの4人は遊びで霊媒師に先祖のアレリクを呼び出してしまう。首と胴体が修道院に埋められていることを聞き出したヒューゴたちは、田舎に向かい好奇心から首を掘り起こしてしまうのだった。

 ■感想■
 ポール・ナッチー主演の1973年のスペイン製ホラー映画です。

 突然、ストーリーに関係なく現われる逃亡中の犯罪者。リンチでその犯罪者を殺してしまう村人。
 ストーリーにまるっきり関係なくて、単なる見せ場の1つでわざわざ、こんなシーンを入れちゃうなんて、オカシすぎです!
 “さすが、ポール・ナッチー!”
 
 また、アレリクが甦らせたゾンビ(←それも、ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)の影響ありすぎの)が、それこそストーリーに関係なく出てきたりします。
 
 もうなんでもありのエンターテイメントスパニッシュホラー!!

 ランニングタイム82分の中にこれでもか、これでもかと色々詰め込んでます。
 
 脚本はポール・ナッチーが1日で書き上げた即興の脚本らしいです。
 でも、さすがポール・ナッチー!!
 ちゃんとホラー映画ファンが喜ぶツボを押さえて、超エンタメホラー映画になってます。でも1日で書き上げたってのはスゴすぎ!ホントらしいです。このなんでもかんでも入れちゃえ!っていうのが、逆に1日で書き上げた感が出てます。
 昔の香港映画は、撮影現場でどんどん脚本が変わっていくなんてコトが普通だったみたいですけど。香港映画の場合は盗作対策もあったらしいですね。でも最近の香港映画はそうでもないらしいですね。
 
 最近のスパニッシュホラーといえば『ネイムレス無名恐怖』(1999年)、『ダークネス』(2002年)等々、怖い映画が多くてダメダメ!
 『ネイムレス無名恐怖』も『ダークネス』も1度観たら十分って感じです。
 「もう、お腹一杯」って状態です。
 絶対に何回も観直そうって思わないですもんね。
 でも、ポール・ナッチーの映画だったら、何回でも観たいと思っちゃうホラー映画ばかりですもんね!今作も、何回でも観たくなっちゃうような魅力に溢れています!
 
 1960年代から一貫して狼男を中心に演じて、スペインホラー映画界を支えてきたポール・ナッチーの代表作の1本が今作です!!
 今作も、ランニングタイムが短いこともあって退屈しません。何でもかんでも入って82分!退屈しようがないです!!
 でも後半、主人公って誰だっけ??的な展開はご愛嬌ですね!!
 ホラー映画ファンにこそ見て欲しい作品です。    70点

メサイア・オブ・デッド/ザ・ゾンビ 黒騎士のえじき [DVD]
ポール・ナッシー,エマ・コーエン
エプコット
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『メサイア・オブ・デッド』未公開ゾンビの隠れた作品

2005-07-11 00:37:46 | ホラー
メサイア・オブ・デッド
MESSIAH OF EVIL(1973年アメリカ)
 監督    ウィラード・ハイック
 脚本    ウィラード・ハイック
        グロリア・カッツ
 出演    マイケル・グリア、マリアンナ・ヒル
        ジョイ・バン

 ■ストーリー■ 
 画家をしている父親をたずねて、娘のアーレッティは、田舎町デューンポイントに向かうのだった。田舎町デューンポイントでは、月が赤くなると不吉なことがおきるという言い伝えがあったのだが…。

 ■感想■
 ウィラード・ハイック監督の低予算ホラー映画。

 今作の脚本のウィラード・ハイック、グロリア・カッツは、『アメリカングラフティ』(1973年)、『ラッキー・レディ』(1975年)で脚本を書いているのに、なぜ、今作のようなホラー映画の脚本を書いてしまったのでしょう??
 実は、『おかしな関係』(1984年)(監督:ウィラード・ハイク)、『ハワード・ザ・ダック暗黒魔王の陰謀』(1986年)(監督:ウィラード・ハイク)の脚本も書いてるから、このコンビは、もともとB級映画の資質はタップリのコンビなんですね。
 
 冒頭の逃げる男を襲う女性の唐突さはダリオ・アルジェント監督の魔女物ホラー『インフェルノ』(1980年)の肉屋のオヤジ以上です。
 そのシーンについては、その後も何の説明もないですしね。
 そのあとの、ガソリンスタンドの主人を襲うヤツとか、ネズミを食べる謎の男とか、みんな主人公の幻なの??って感じで説明が欲しいシーンの連続です!
 ヒロインのアーレッティの独白も正しいんだかなんだか??
 『呪われたジェシカ』(1971年)くらい、現実かヒロインの見ている幻かをメインテーマにしているホラー映画ってワケでは無いですしね。

 まだまだ疑問点が!
 アーレッティが出会う旅行者トムって何者?
 連れの女性も、サンフランシスコに向かうとか言って、夜中に歩いて町に向かおうとするのも不自然すぎ!
 でも、今作で分かりやすいキャラクターってトムと連れの女性たち2人たちだけですけどね。
 劇中の映画館で、ゾンビが席にどんどん座るのも『恐怖の足跡』(1961年)へのオマージュなんでしょうか??
 とにかく、マニアックなホラー映画ファン向けの作品ってコトですね。
 ゾンビも、原因もなく、突然目から血を流して化け物になっちゃうんですよね。
 今作のゾンビは、人肉を食べるゾンビなんですだけど、ゴアシーンも無いし、作品の方向性がまるっきり不明のまま進んでいきます。
 映画館のシーンもゾンビはどうやって劇場に入ったの??低予算ホラーだし深く考えるなってコトですよね。
 
 ラストも、まともに考えれば、精神が不自由になったアーレッティの幻ってことなんでしょうけどね。

 いや~、この内容でランニングタイム89分は長い!
 かつての1980年代まであったTV東京(関東地区以外の方すいません)の90分枠の火曜ロードショー(実質はCM込みで85分枠だから本編は70分弱くらい)で放映してたら隠れた名作って言われたでしょうけどね。
 日本語吹替えつきで、ランニングタイム70分弱なら、見せ場はそれなりに用意されてるし、『呪われたジェシカ』ぽいところもあるし、ゾンビ映画っぽいし、マニアックなホラー映画ファンには良いかも。  30点
 

メシア・オブ・ザ・デッド [DVD]
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『マイ・ボディガード』原作と映画は違うけど…

2005-07-10 00:14:41 | アクション

マイ・ボディガード
MAN ON FIRE(2004年アメリカ、イギリス、メキシコ)
 監督:トニー・スコット
 脚本:ブライアン・ヘルゲランド
 原作:A・J・クイネル(「燃える男」(集英社文庫))
 出演:デンゼル・ワシントン
    ダコタ・ファニング
    クリストファー・ウォーケン
    ジャンカルロ・ジャンニーニ
    ラダ・ミッチェル、
              ミッキー・ローク

    

 ■ストーリー■
 元外人部隊(←そんな説明あった??)、対テロ部隊のジョン・クリーシーは、生きる希望を失ない、アルコール中毒になっていた。
 ある日、クリーシーは、友人のレイバーンからメキシコでボディガードの仕事の依頼を受けるのだった。仕事で生きる目的を見出せるかもとレイバーンが考えてくれたからだった。
 南米では誘拐がビジネスになっていた。誘拐の保険のためボディガードが必要だった実業家に雇われ、9歳の女の子ピタのボディガードになったクリーシーは、仕事の中で徐々にピタに心を開いていくのだが、、、。

□■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 A・J・クイネルのベストセラーでジョン・クリーシーシリーズの第1作目「燃える男」(集英社文庫)の映画化です!!
 
 基本的に、自分は映画と原作はまるっきり別物だと考えてるので映画が面白くなるなら、
 変更点があっても、それはそれでいい!」って思ってるんですけどネ。
 
 デビッド・マレル「一人だけの軍隊」(ハヤカワ文庫)の映画化作品『ランボー』(1982年)も、映画的っていう意味では、あのラストを原作から変更したのコトもありなのかな??って思いました、、、。
 主人公が暴れまくって、完結してしまった小説版と、主人公がトラウトマン大佐に説得されてしまう映画版、どちらもアリかな??

 で、今作『マイ・ボディガード』なんですけど、、、、原作を変えすぎ!

 
 原作変えすぎ!
 
 元の作品が何かをクイズにしても良いくらい原作を変えすぎ!!まるで「逃げるアヒル」が『コブラ』になったくらいの印象。それ以上か、、。

 舞台がイタリアからメキシコになったのは時代背景もあるでしょうから、まだ良いですけど、“殺しの芸術家”とまでレイバーンに言われる殺人マシーンのクリーシーが戦うのに、どうもそんな印象受けない。

 原作では、マフィアの1大組織全てが相手だったのに!!
 映画版の今作ではメキシコの小悪党なギャングが相手、、。なぜ?
 
 それにしても、あのラストのな悲しくなるような改変は何????
 
 今作は普段、アクション映画を見たことも無いような、芸術的な映画しか見たことないような映画ファン向けの作品????
 リュック・ベッソン監督の『レオン』(1994年)よりも10000倍ヒドイ展開!

 感傷的でセンティメンタリズムあふれた親子向き映画になってまーす! 
 

 クエンティン・タランティーノがDVDのパッケージの宣伝のうたい文句で「地獄のようなすさまじさ」とか言ってるんで、よっぽどスゴイ作品なのかと思ったら、、、ファミリー向け作品のようなラスト。
 A・J・クイネルの原作の面白みを台無しにする改悪!
 
 主演は、主人公クリーシー役にデンゼル・ワシンントン。
 共演はクリストファー・ウォーケン。相棒レイバーン役です。なんでもオファーは弁護士役だったらしいですけど悪役はもうイヤみたいなこと言って変えてもらったらしいです。
 あと、ミッキー・ローク、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ラダ・ミッチェル。ピタ役には天才子役とも言われてるダコタ・ファニング。
 大作だけあって、キャスティングが、やたらやたら豪華です!!

 監督は『クリムゾン・タイド』(1995年)、『エネミー・オブ・アメリカ』(1998年)、『スパイ・ゲーム』(2001年)等々、悪い意味で、職人監督のトニー・スコット!!
 脚本は『LAコンフィデンシャル』(1997年)、『陰謀のセオリー』(1997年)、『ペイバック』(1999年)のブライアン・ヘルゲランド。多分、原作には何の思い入れがないんでしょうね、、、。

 ランニングタイム146分も長すぎ。今作で感動した人は、アクション映画でなく、普通のドラマが好きな映画ファンなんでしょうか?

 A・J・クイネルの「燃える男」は、イタリア、フランス合作で1987年にスコット・グレン主演で“MAN ON FIRE”(a.k.a.Absinthe)監督:Elie Chouraquiで映画化されていますが、この作品んも原作者A・J・クイネルを激怒させたとか??
 共演はブルック・アダムス、ダニー・アイエロ、ジョナサン・プライス。
 
 今作は、スコット・グレン版と同じ展開だったのに、A・J・クイネルは評価したんでしょうか?? 自分が原作者だったら、映画化されるたびに、同じような展開でガッカリ、、かも??

 シルヴェスター・スタローン主演で「燃える男」を今一度リメイクして欲しいですね。年齢的にもピッタリでは??

マイ・ボディガード 通常版 [DVD]

松竹

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『フレディVSジェイソン』楽しいBムービー

2005-07-09 10:14:40 | ホラー
フレディVSジェイソン
FREDY VS. JASON(2003年アメリカ)
 監督    ロニー・ユー
 脚本    デヴィッド・S・ゴイヤー
        ダミアン・シャノン
        マーク・スウィフト
 出演    モニカ・キーナ、ジェイソン・リッター
        ケン・カージンガー、ロバート・イングランド

 ■ストーリー■
 フレディ・クルーガーによるエルム街の惨劇から10年、エルム街ではティーンたちは事件のことを忘れ平和に暮していた。フレディの存在を知っている若者たちはウェスティンヒルズ病院に閉じ込められ隔離され悪夢を見ないように薬を飲まされていた。ティーンたちの夢の中に入り込めないフレディは、クリスタルレイクの殺人鬼ジェイソンを甦らせ、エルム街へと向かわせる。ジェイソンが殺人を行なうたびにフレディを思い出すように!(←っておかしくない??でもそんな映画か!)
 エルム街1428、フレディの屋敷では高校生ローリーが暮していた。父親との2人暮らしだったローリーが友人たちと留守番のある夜、ジェイソンが現われ、案の定セックスした男(お約束だ!!)が殺されてしまう。ウェスティンヒルズ病院に隔離されていたローリーの初恋の相手ウィルと友人マークはTVニュースでローリーの家で殺人事件があったことを知り、病院を脱走する。そして、ローリーのハイスクールでマークは犯人がフレディ・クルーガーだ!とみんなの前で言ってしまう。若者たちの間にフレディの恐怖が蔓延してしまうのだった。

□■□ネタバレあり!□■
 
 ■感想■
 大人気のホラー映画のシリーズ「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」のキャラクターが共演したホラー映画。

 観よう!観よう!と思っているうちに、見逃していたホラー映画ですけど、TV東京の木曜洋画劇場で放映になったのでワクワクしながら鑑賞しました。
 普通に面白い!
 「13日の金曜日」レベルですけど、面白いです!
  
 『エルム街の悪夢』シリーズの人気キャラクター、フレディ・クルーガーと『13日の金曜日』の人気キャラクター、ジェイソンが対決する映画。
 はっきり言って超B級映画です。
 「エルム街の悪夢」と「13日の金曜日」の2シリーズだから、どうやっても超B級映画になっちゃいますよね!元ネタのシリーズも、両シリーズともB級ですもんね。
 もうシリーズが、今作とつながってないとか言っちゃダメです!
 『13日の金曜日PART8ジェイソンN.Y.へ』(1989年)で溶けちゃったジェイソンが続きの9作目『13日の金曜日ジェイソンの命日』(1993年)では冒頭、普通にクリスタルレイクせ暴れていましたしね。
 まぁ、10作目『ジェイソンX13日の金曜日』(2001年)は未来の話なんで、この『フレディVSジェイソン』は時間軸でいうと9作目と10作目の間のストーリーとしてとらえれば整合性はまだあるんですかね??
 でも、そんな整合性求めてないですよね!

 それどころか『13日の金曜日』シリーズって、6作目『13日の金曜日PART6ジェイソンは生きていた!』(1986年)で突然、ジェイソンが雷に打たれて甦っちゃって、本当のホラー映画になったときにはビックリしすぎて何も言えなかったですもんね。
 自分としては、シリーズ6作目の『13日の金曜日PART6ジェイソンは生きていた!』がけっこう好きなんですけどね。
 今までの殺人鬼ホラーから、伝統的なホラーへ転換させたって意味で。ホントのホラーになっちゃった『13日の金曜日ジェイソンの命日』なんかもかなり好きだけど、内容が飛びすぎてて、唖然としたもんね。だけど、ジェイソンが不死身の理由がちゃんと説明されてて良かったですけどね。

 一方、『エルム街の悪夢』シリーズも『エルム街の悪夢ザ・ファイナルナイトメア』(1991年)で終わったシリーズですよね。
 『エルム街の悪夢ザ・リアルナイトメア』(1994年)は番外編としても。
 1作目の『エルム街の悪夢』の続編『エルム街の悪夢フレディの復讐』(1985年)は、突然、なかったことになって3作目『エルム街の悪夢3惨劇の館』(1987年)
に続いちゃいましたしね。

 で、今作『フレディVSジェイソン』なんですけど、超能力少女と戦ったり、ホラー映画になったり、SF映画になったりした暴走しまくりの『13日の金曜日』シリーズとして観ると
 「まぁこんなもんかな??」って印象です。
 
 監督は『白髪魔女伝』(1993年)、『白髪魔女伝2』(1993年)、『チャイルドプレイ2チャッキーの花嫁』(1998年)のロニー・ユー。
 香港映画界出身だけあって見せ場、見せ場で観客を飽きさせないように心得てます!
 「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」の両シリーズが好きな人は必見の夢の共演映画!60点


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アミューズソフトエンタテインメント
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『ブラック・シティ黒白森林』本当の娯楽作品!

2005-07-06 00:01:10 | 香港映画
ブラック・シティ黒白森林
黒白森林 COLOR OF THE TRUTH(2003年香港)
 監督    ウォン・ジン
        マルコ・マク
 脚本    ウォン・ジン
 出演    ジョー・ダン・チャン、レイモンド・ウォン
        アンソニー・ウォン、ラウ・チンワン、フランシス・ン

 ■ストーリー■
 刑事のファンは、マフィアのボス、チュウと同僚の7(セブン)アップをビルの屋上に追いつめる。刑事の7アップはチュウとつながっておりチョウを逃そうとしていたのだ。闇夜に鳴り響く銃声!7アップとチュウは死に、ファンは生き残った。7アップは殉職という扱いになった。10数年後、7アップの子供コーラは、父親の仇であるファンに復讐するため、警官となったのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 香港映画界での『インファナル・アフェア』(2002年)の大ヒットを受けて作られたかのような香港ノワールの大傑作!

 監督は香港の映画ファンのために、香港映画を作り続けるウォン・ジン!
 共同監督はマルコ・マクです。

 同じく・ウォン・ジン監督の『ムービングターゲット』(2003年)も香港ノワール物の佳作でしたけど、本作『ブラックシティ黒白森林』はケタ違いの面白さです!
 面白い!
 面白い!
 本当に面白い!
 面白すぎます!
 
 出演は、「古惑仔」シリーズや『スパイチーム』(2000年)のジャーダン・チャン。
 『インファナル・アフェア』で主人公トニー・レオンの上司役で出演していたアンソニー・ウォンは、ここでも上司役で出演してます。
 相変わらずカッコ良いです。
あとは、ラウ・チンワン、フランシス・ンが共演しています。
 
 『ムービングターゲット』ほどじゃないけど、さすがウォン・ジンです!ストーリーの中での時間経過の演出がうまい!うますぎます!
 ランニングタイムが90分前後の映画が多い香港映画の監督ですからね!ノンビリしてられないですから。
 主人公のコーラが、子供の頃から、若者、警察官になって、ファンの部下になるまでの展開が、「あっ」という間に展開されています!あまりの速さに、ちょっと目を離そうものなら「どうなってるの??」って感じ。
 『エクスカリバー』(1981年)でジョン・ブアマン監督が「時間の経過を演出するのに苦労した」みたいなこと言ってましたけど、香港映画界のウォン・ジンなら、そんな演出お茶の子サイサイなのにッ!
 
 香港映画だけあって、ちょっとした物もうまく使ってます。
 拳銃の弾丸1つにしても使い方がうまい!うまい!(どう、ウマイのかは観て下さい!)
 『インファナル・アフェア』よろしく屋上での刑事たちのミーティングシーンはおかしかったです。まぁ、シーン自体はマジメなシーンなんですけどネ
 
 
 『インファナル・アフェア』も、観終わったときに、あまりの面白さに、衝撃を受けましたけど、今作も面白さのあまり衝撃をうけました!
 超マジメなインパクトで衝撃を与えた『インファナル・アフェア』に対して、今作『ブラック・シティ黒白森林』は、エンターテイメントとしての面白さで、衝撃を与えまくりです!!
 
 1発でも多く弾丸撃ちまくって、ストーリー上必要かどうかわからないピンボケのドンパチ銃撃戦やってればいいと思ってるハリウッドのアクション映画が100本集まっても、かなわない面白さです!!
 とか言って、今作もかなりドンパチやってますけど…。
 でも、面白いから良いです。良いです。

 『インファナル・アフェア』はブラッド・ピットがリメイク化権買って話題を呼びましたけど、今作はトム・クルーズがリメイク化権を買ったことで話題になりましたネ。実際ハリウッドでリメイク化されるかどうかはわからないですけどネ。
 
 香港映画が苦手なんて人にこそ、観てもらいたい1本です。アクション映画のエンターテイメント系作品のお手本みたいな作品です。  90点

ブラック・シティ 黒白森林 [DVD]
アンソニー・ウォン,ジョーダン・チャン,ラウ・チンワン,レイモンド・ウォン,パトリック・ツェー,バリー・ウォン
トランスフォーマー



 
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『バットマンビギンズ』新たなシリーズビギンズ!楽しみ!

2005-07-05 00:13:48 | アクション
バットマンビギンズ
BATMAN BEGINS(2005年アメリカ)
 監督    クリストファー・ノーラン
 脚本    クリストファー・ノーラン
        デヴィッド・S・ゴイヤー
 原案    デヴィッド・S・ゴイヤー
 キャラ創造 ボブ・ケイン
 出演    クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン
        ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン
        マイケル・ケイン、ケーティ・ホームス
        ルトガー・ハウワー、キリアン・マーフィ
        渡辺 謙

 ■ストーリー■
 目の前で強盗に両親を殺されたブルース・ウェインは、犯罪者の心理と行動を探る為、放浪の旅に出る。旅先で監獄に収容されたブルースの前にデュカードという謎の男が現われ正義を行なうのならばヒマラヤの山頂にあるラーズ・アル・グール率いる影の軍団に入るようアドバイスするのだった。厳しい訓練の末、ラーズ・アル・グールの元を離れたブルースはゴッサムシティに戻ってきた。正義を行なうためにバットマンとなるのだった。

 ■感想■ 
 ご存知、アメリカのDCコミックの人気コミック「バットマン」の映画化。

 《バットマン》といえば、1989年のティム・バートン監督『バットマン』から始まるシリーズが有名ですけど、どうも好きになれなかったんですよネ。
 なんかポップで明るいイメージがあるんですよね、ティム・バートン版でも。
 ティム・バートン版でバットマンを演じるのは、どう見てもスーパーヒーローに見えないマイケル・キートン。
 
 ティム・バートン監督曰く
「ヒーローっぽい筋肉モリモリの男がコウモリのコスプレして、基地で秘密兵器をコツコツ作らないだろ」
 なるほど、ごもっとも、その通りです。
 ティム・バートン監督のバットマンは前評判で
 “今度の映画版バットマンはダークだ”というのがあったので、かなり期待してたんですけど、観てみたら、確かにTVシリーズのカラフルなポッピーな「バットマン」よりは、はるかにダークでしたけど、想像していたよりは、ダークさが無かったです。

 まるでフジTVのバラエティ「オレたちひょうきん族」のタケチャンマンのコーナーのような雰囲気でしたからね。ジャック・ニコルソン扮するジョーカーも十分カラフルでポップな感じだったし。
 続くシリーズ2作目『バットマンリターンズ』(1992年)はバットマンと敵対するペンギンとキャットウーマンのキャラクターの生い立ちが弱冠暗くなって、前作より好きでしたけど。
 3作目からは監督がティム・バートンから何でも屋のジョエル・シュマッカー監督にバトンタッチして『バットマン・フォーエバー』(1995年)、『バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲』(1997年)と、普通のハリウッド的なエンターテイメントに成り下がっちゃいました。
 とにかくシリーズはMr.フリーズが凍らせてくれたので7年間はバットマンシリーズはお預け状態でした。

 今作『バットマンビギンズ』を観た感想は、
 面白い!
 面白い!
 面白い!
 すごく面白い!
 なんでこんなに面白いんだ!
 こんなバットマンが観たかった!

 タイトルの“バットマンビギンズ”っていうのは、主人公ブルース・ウェインがバットマンになる「エピソード1」っていう意味と、新たな「バットマンシリーズ」がビギンズって意味もあるんですよね!期待してます!今シリーズ。
 『バットマンビギンズ』の最後が『バットマン』(1989年)に続くなんてことはないですよね!シリーズ化お願いします!

 それにしても、コミックの映画化とは思えないくらいダークな作品になってます。
 暗い!
 暗い!
 暗い!
 21世紀のバットマンはこうでなくちゃ!
 ゴッサムシティもまるでニューヨークと東京とブレードランナーの近未来的な街を足したような近未来都市になっててビックリ!
 この街並みだけで感動しちゃいました。
 
 筋骨たくましいクリスチャン・ベールがなぜ、あんなコウモリ男のコスプレをするのかもちゃんと説明されてるし、さすが!
 自らが子供のころのトラウマで恐怖を感じる存在であるコウモリをシンボルとして、自らもトラウマを克服し、悪人たちにも恐怖を与える存在《シンボル》になるためって、なんてマジメな設定!!
 
 幼なじみのレイチェルとの関係もいい感じだし。こういう終わらせ方なら、次作から、どうにでも展開できますしね。
 
 主演は前作『マシニスト』(2004年)で大減量して話題になったクリスチャン・ベール。
 『華氏451』風の傑作Sci-Fiアクション『リベリオン』(2002年)や『アメリカンサイコ』(2000年)にも出てました。
 今作のブルース・ウェイン役は『アメリカンサイコ』以上のサイコです!
 ブルース・ウェインは、両親を目の前で殺されたからって、何不自由ない大富豪のくせに、命を懸けて夜な夜な悪党と戦い続けるんだからね!
 
 共演陣も超大作だけあってやたら豪華!
 執事アルフレッドにマイケル・ケイン。
 ウェインエンタープライズの応用科学部長にモーガン・フリーマン。
 社長代理にルトガー・ハウワー。
 敵スケアクロウにキリアン・マーフィ。
 もう1人の敵ラーズ・アル・グールに渡辺謙。
 ブルースを鍛える男にリーアム・ニーソン。
 賄賂を受け取らない刑事にゲイリー・オールドマン。今回は良い役です!

  監督は『メメント』(2000年)、『インソムニア』(2002年)のクリストファー・ノーラン。
 『インソムニア』も手堅い演出でしたけど、別にどうってこと思わなかったんですけど、今作を観てビックリ!こんなに演出がうまかっんですね!
 面白い!
 脚本は『ブレイド』シリーズや、超能力SF映画の佳作『ダークシティ』(1998年)、同じくコミックの映画化『クロウ飛翔伝説』(1996年)のデビッド・S・ゴイヤー。
 
 今作はランニングタイム140分と長めですけど、一切退屈しませんでした!
 新生バットマンシリーズとして、クリストファー・ノーラン、デビッド・S・ゴイヤーのコンビでどんどんシリーズして下さい!! 90点

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『ドラキュリア』面白すぎるアクション系ホラー!!

2005-07-02 01:10:24 | ホラー
ドラキュリア
DRACULA 2000(2000年アメリカ)
 監督    パトリック・ルシエ
 脚本    ジョエル・ソワソン
 原案    パトリック・ルシエ
        ジョエル・ソワソン
 出演    ジャスティン・ワデル、ジョニー・リー・ミラー
        クリストファー・プラマー、ジェラルド・バトラー
        オマー・エップス

 ■ストーリー■
 現代のロンドン、博物館から窃盗団により謎の棺が盗まれた。館長のヘルシングは窃盗団を追いアメリカへ旅立つ。不審に思った甥のサイモンもアメリカへ向かうのだった。棺の中にはドラキュラが眠っているのだった!血を浴び甦ったドラキュラは、窃盗団を吸血鬼にして、ヘルシングの姪のマリーを求めてニューオーリンズに向かうのだった。
 
□■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 現代に甦ったドラキュラの恐怖をを描いた傑作ホラー。
 
 「面白いです!!」
 「本当に大傑作です!!」
 ホラー映画好きな@KOBAも、大々々満足の1本です!

 今回、「ドラキュラの正体」やら、「ドラキュラが、なぜ銀を嫌うのか?」といった、今まで明かされることのなかったいくつもの謎を、まったく新しい解釈で解き明かしてくれてます。

 現代に甦った正統派の吸血鬼物の傑作というと、
 英国ハマープロの『ドラキュラ72』(1971年)、
 『新ドラキュラ悪魔の儀式』(1972年)
 ブラックプロイテーションの吸血鬼ムービー『吸血鬼ブラキュラ』(1972年)がありましたけど、こういった作品も、全部かなり昔の作品ですからね。
 『吸血鬼ブラキュラ』もDVD化して欲しいですね!吸血鬼が廊下を走ってくるシーンは名シーンです!

 その他、いくつか最近の作品で吸血鬼物の傑作をあげると
 少年たちが主人公の青春物みたいな吸血鬼物『ロストボーイ』(1987年)。
 ジョン・カーペンター監督の西部劇風吸血鬼物『ヴァンパイア最後の聖戦』(1998年)。
 女子高生がヴァンパイアキラーになるコメディ風ホラー『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』(1992年)とかがですかね。
 『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』は、アメリカの人気TVシリーズ「バッフィー恋する十字架」の前日談って言った方がいいですか??
 あとは、コミックの映画化で、ウェズリー・スナイプスがタイトルロールを演じた『ブレイド』シリーズとかも面白かったです。
 
 それにしても、ホラー映画好きでなさそうなスタッフが吸血鬼ムービーを作っても『ヴァンパイア・ハンター』(2001年)みたいなダメダメ映画になっちゃいますからね。それに『ヴァンパイア・ハンター』の方が、本作より後に作られてるんだから驚きです!!

 今作は、ホラー映画がわかってるスタッフが作った吸血鬼映画だと感じさせる要素がいくつも出てきます!
 それは、吸血鬼物の“お約束”が守られてます!

 例えば、
 ①ドラキュラのしもべの3人の女吸血鬼。
  ちなみに、フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』(1992年)ではアンソニー・ホプキンスに首切られてました。

 ②最近の作品の中ではまるっきり無視されてますけど、吸血鬼は鏡に映らない!
 そこから転じて、吸血鬼はカメラにも写らない。
 それが正しいのかどうかはわからないでけど、カメラやビデオカメラに吸血鬼が写ってるとガッカリしますもんネ。
 今作ではテレビカメラにもちゃんと吸血鬼写ってないです。
 『吸血鬼ブラキュラ』でもちゃんと写真に写ってなかったですもんね。
 ちなみに、ロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』での鏡のシーンは笑えました。なんで吸血鬼の城に鏡があるの??
 
 ③ドラキュラは招かれないと、他人の家に入れない。

 などなど、いくつかの“約束事”を守ってます!
 “さすが!”

 やっぱりホラー映画は、ちゃんと分かっているスタッフが作らないと!!

 今作では、登場人物でいうとクリストファー・プラマーがドラキュラに対する吸血鬼ハンターのヘルシング教授役に扮していて物語をひきしめています。
 彼はヘルシング教授の子孫ではなく、なぜか本人です!!
 なぜ本人かは映画を見てね! 
 “吸血鬼ムービーの約束”は、ちゃんと守っていますけど、ストーリー的には掟やぶりの要素を用意して、吸血鬼物を観慣れた映画ファンを驚かせるサプライズを用意してあります!!
 なんと、吸血鬼ハンターのヘルシング教授が中盤で倒されちゃう!!!!

 普通だったら、ヘルシング教授の甥のサイモンがやられ役でしょ!!
 本気でビックリしました。
 でも、吸血鬼ハンターは、ゃんと違うキャラクターにバトンタッチされますけどネ。

 
 今回、判明するドラキュラの正体にはビックリ、ビックリ、超ビックリ!!

 ヒントは、映画のキャッチコピーです。
 
 “わが名は、裏切り”って!

 これじゃ、全然ヒントになってないような気がしますけど。このヒントで正体がわかったらスゴスギ!!
 まぁ、正体が誰か?というのはストーリーのメインじゃないから誰でもいいんですけど、この正体のおかげで、ドラキュラがなぜ銀に弱いのか!とか、聖書や十字架にも弱いのかちゃんと説明できてます!!   

 ところで、日本版の原語タイトル“DRACULEA”って何??
 昔から変な英字を原題みたいにポスターとかチラシとかの宣伝物に載せるってことは、けっこうあったから、いいんですけど。
 でも、まぎらわしいですよね。宣伝的に原題“DRACULA 2000”じゃ興行的に、まずいんでしょうね。

 監督は『ゴッドアーミーⅢ』(2000年)、『ドラキュリアⅡ鮮血の狩人』(2003年)のパトリック・ルシエ。
 ウェスクレイブンのもとで編集をやってた人らしいです。
 
 ホラー映画ファンも大満足だけど、こういうホラー映画が苦手っていう人が見ても大丈夫なようにワイヤーアクションも用意されてますしね。
 ホラー映画っていうよりもうアクション映画の要素の方が強いかも。100点
 
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『ロード・トゥ・パーディション』ロード・トゥ・ウエイスト・オブ・タイム

2005-07-01 01:14:25 | アクション
ロード・トゥ・パーディション
ROAD TO PERDITION(2002年アメリカ)
監督    サム・メンデス
脚本    デヴィッド・セルフ
原作    マックス・アラン・コリンズ
       リチャード・ピアース・レイナー
出演    トム・ハンクス、ポール・ニューマン
       ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ
       ジェニファー・ジェイソン・リー

 ■ストーリー■
 1930年代のアメリカ、大恐慌時代、組織の殺し屋マイケル・サリバンは、自動車の中に隠れていた次男に、自分の殺しの現場を見られてしまうのだった。それがもとで、以前からマイケルをこころよく思っていなかった組織のボスの息子コナーに口封じのため、サリバンの妻と長男は殺されてしまうのだった。
 サリバンと次男は組織から逃れる為、逃避行を始めるのだった。パーディションの町へと…。

 ■感想■
 マックス・アラン・コリンズ、リチャード・ピアース・レイナーのグラフィックノベルの映画化。

 映画好きで有名な関根勤は『エイリアン3』(1992年)を見ようとした時、周りのみんなから
 「観るな!」
 「観るるなら俺を倒してから行け」
 とかとか、観ちゃダメダメ系の注意を言われたそうだけど、実際、関根勤が『エイリアン3』を、観るとき、かなりの覚悟をしていたので、冷静に『エイリアン3』を観れたので、そんなにはショックを受けなかった。みたいなことを言ってました。
 (「関勤勤のサブミッション映画館」より)
  
 実は、自分も『ロード・トゥ・パーデション』も「つまらない」って周りから言われてたんで、かなり覚悟していたんですけど、
 「つまらないだろうなぁ」という覚悟もふっ飛ぶつまらなさ!
 でした。
 まさに、“つまらない×1000000000倍
 
 今作の原作のグラフィックノベルって確か日本のコミック「子連れ狼」を元にした作品なんですよね!
 
 ヒドイ、ひどすぎる!

 自分は映画を観るときは、多少なりとも「面白いのかも??」って期待して観るので、これだけつまらないと、超ショック!!

 余りのショックに“トム・ハンクスって誰??”とか思っちゃっいましたたもんね。
 
 監督は『アメリカンビューティ』(1999年)のサム・メンデス。
 サム・メンデスだから、面白い映画を撮れるワケ無いんですけどね!
 同じ、メンデスなら『殺人狂THE GUNS&THE KILLERS』(1997年)、『ザ・コンヴェント』(1999年)のマイク・メンデスが監督すれば良かったのにッ!!

 でも、今作ってアカデミー賞取ったり(助演男優賞他)して世間の評価は、ある程度高いんですよね~。こんな映画を評価するような映画ファンにビックリ!
  
 ストーリーも全然、盛り上がらない上に、魅力の乏しいキャラクターしかいないし。
 逃避行とかいっても、なんかノンビリしてるし、全然、緊張感が無いんですよね。
 それに、逃げても、敵が追ってくるのは分かってるのに!
 もう、どうせならTVドラマのエピソードみたいに、逃げた場所の田舎町でなんか事件起こして(か、巻き込まれてか)でその町の事件解決して、この映画は終わり。で、最後は続く。みたいでも良かったかもね。ランニングタイムも80分くらいで。
 今作のランニングタイム119分って何!!

 つまらない!長い!長い!長い!
 
 どうせなら、逃避行の前に、次男にマシンガンと野球のボールを並べて
「好きな方を選べ」とかいうシーン入れたりしたら少しは評価するのに。
 マシンガンを取ったらトム・ハンクスと冥府魔道の修羅の道を!
 野球のボールを取ったら、母親のいるところへ送ってやる!
 みたいな…。

 組織が雇った殺し屋のジュード・ロウもいまいち魅力が無かったです。
 007の映画に出てくるような殺し屋たちが大量に出てきたら、コミックみたいでよかったのにね。子連れの殺し屋が、自分たちを狙う刺客たちから逃れ、ある場所を目差す。なんていう単純なストーリーだけに、いくらでもストーリーをふくらませて面白くなりそうな題材なのにね。
 
 マジメなギャング映画としても魅力が無いですしね。
 アクション風味なだけで、2組の親子の絆を描く感動的な映画にしたかったんでしょうけど、完全に方向性が自分の好みと正反対です!! マイナス100000点

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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