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『バタリアン4』シリーズ第4弾!

2006-10-30 01:19:27 | ホラー
バタリアン4
RETURN OF THE LIVING DEAD:NECROPOLIS(2005年アメリカ)
 監督 エロリー・エルカイェム
 出演 ジョン・キーフ、エイミー=リン・チャドウィック、ジャナ・クレイマー、コリー・ハードリクト、ピーター・コヨーテ

 ■ストーリー■
 アメリカ軍が開発した化学兵器「トライオキシン5」はゾンビを発生させる危険な薬品のため廃棄処分された。しかし、巨大企業ハイブラテックが、ロシアで廃棄処分されていなかったトライオキシン5を密かにチェルノブイリで入手して、兵器にするための実験を行なっていた。ハイスクールに通うジュリアンは、バイクで事故った友人ジークが病院にいないことを知る。ハイブラテックで警備のバイトをしているジークのガールフレンド、ケイティが、ジークがハイブラテックの施設に連れて来られたことを目撃するのだった。

 ■感想■
 昆虫映画の鬼才エロリー・エルカイェム監督が放つ人気ホラー映画の第4弾!と言っても、第3作目の『バタリアンリターンズ』(93年)から12年も経ってます。
 エロリー・エルカイェム監督は、ニュージーランド出身の監督で、『ブラッダ』(00年)、『スパイダーパニック!』(02年)の監督です!
 昆虫パニック!昆虫パニック!と来てゾンビ物への挑戦となりました!@KOBAが最も期待している若手監督の1人です!ちょっと監督作が少ないのが気になりますけど、一貫してホラー、ファンタジー系の作品を撮り続けている姿勢は好感が持てます!
 「好きな監督には、甘いのだ!」
 ノーテンキな若者たちが主人公の、ティーン向けホラーを見るような軽い気持ちで見てられます!ランニングタイム90分も、こういうエンターテイメント作品には、ピッタリの長さです!ホントは、あと5分くらい短くても良かったですけど、まぁ、90分でも、OKでしょ!

 でも、「バタリアン」シリーズって、見たの昔すぎて、良く覚えていないんですよネ!第3作目の『バタリアンリターンズ』は未見だし。なんか、1作目と2作目のリビングデッドって、頭を撃たれても大丈夫な上に、知能まであって、なんかイヤなリビングデッドだった気がするんですけど、今作のリビングデッドはジョージ・A・ロメロ監督型のリビングデッドになってます。頭を破壊すれば、リビングデッドも倒せます!というより、頭部を破壊しなくても、ボディに大量の銃弾を撃ちこめば倒せる感じですよネ!画面から察するに!
 数多くのゾンビ映画の中でも、かなりイヤな感じの「バタリアン」の1作目と2作目のゾンビですけど、もっともイヤなゾンビは、なんと言って、ウンベルト・レンツィ監督の『ナイトメア・シティ』(80年)のゾンビなんですけどね。
ナイトメア・シティ

ハピネット・ピクチャーズ

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『ナイトメア・シティ』(80年)
<不死身(??)のゾンビ軍団!走る上に武装までしてます!
 評判は悪いですけど、実は、けっこう好き!
 ウンベルト・レンツィ監督なら、あのオチでも許します!>


 でも、映画の中のキャラクターとはいえ、この作品の主人公たちってオバカモード全開!ゾンビがあふれ出したあと、ハイブラテックの施設も武器庫に行ってるのに、みんな銃を持っていくだけで、銃弾の予備を持っていかないなんて!
 自分だったら、持てるだけの予備の銃弾を持ってちゃいます!あと、ゾンビ相手にマシンガンはあんまり意味が無いような気が!頭部を狙い撃ちしなくちゃいけないんだから!

 まぁ、半分、コメディみたいな作品ですから、全然良いですけどね!基本的に、評判が、すごく悪いウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』(03年)でも、大満足の@KOBAですから!
 ゾンビ映画には、点数甘いです!でも、メチャクチャ良い点数もつかないコトが多いですけどネ!ティーン向けホラーコメディとしては、十分のデキでしょ!

 今作と同時に作られた続きの『バタリアン5』(05年)も、今から楽しみです。60点
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『弁護士灰島秀樹』 またスピンオフ

2006-10-29 01:16:10 | 日本映画

弁護士灰島秀樹
(2006年日本)
 監督:小林 大策
 脚本:君塚 良一
 出演:八嶋 智人
    吹越 満
    石田 ゆり子
    野村 宏伸
    伊東 四朗

 ■ストーリー■
 弁護士灰島秀樹は、千葉県で開催される予定の博覧会を中止するようにIT企業の社長速水から依頼された。海洋博が行われる予定地に1大テーマパークを建設する予定だったのだ。灰島は、速水の名前を出さないという条件のもと、海洋博実施の反対をしている住民運動の弁護を受けることにするのだった。

 ■感想■
 フジTVの人気ドラマ「踊る大捜査線」からのスピンオフのTVムービーです。
 昨日(2006年10月28日)、フジTVの「土曜プレミアム」(21:00~22:54)の放映枠でオンエアされました。
 八嶋智人の演じる灰島秀樹のキャラクターが、「踊る大走査線」のスピンオフ『容疑者室井慎次』(2005年)から登場したキャラクターなんで、正確にはスピンオフのスピンオフ!
 どこまで、同じネタ元で稼ぐんでしょう??

 自分的には「踊る大捜査線」シリーズの魅力って、軽さ70マジメ30みたいな感じなんですよねー。
 だからマジメ度90みたいな『容疑者室井慎次』はダメです!
 だって、マジメに作ったら全然面白くない!!マジメな作品なら1970年代の刑事物より面白くなるワケが無い!!

 今作は10分くらいトイレに行っていても大丈夫なくらいのストーリーです!!軽さ60マジメさ40くらいな感じです。ハッキリ言って「踊る大捜査線」ファンだけ観れば十分でしょうか??

 でも、刑事物って、今は、無いんですよね!
 それこそ、1970~80年代は、毎日ゴールデンタイムに、悪党斬りまくりの時代劇とか刑事物のドラマが放映されてましたけど、今はホームドラマみたいな甘いヤツしかないですもんネ!
 警察物でも「大追跡」の前半とか「Gメン'75」のハードなエピソードみたいなドラマを作れることは今後ないんでしょうね。
 時代劇だって、ホントに当時はわけのわからない作品が多かったです!単なる医者のくせに、悪党皆殺しの「破れ傘刀舟悪人狩り」とか奉行のくせに、やっぱり悪党皆殺しの「破れ奉行」とか、血のりと脂がのって刀では3人以上斬れないという設定の「斬り抜ける」(ナレーションでは確か2人以上って言ってますけど、2人以上って言ったら1人しか斬れないですよ。)とかとか。

 昔は、時代劇でも、警察物でも、それなりにハードでエンターテイメントしてる作品が多かったですけど、今は全然ダメですね。
 
  
 もちろん、外国TVシリーズも放映して欲しいですね。「秘密指令S」とか「おしゃれまる秘探偵」とか「事件記者コルチャック」とか!
 そういう作品が放映されると、今のドラマがいかにつまらないか、みんな良くわかるでしょう!アメリカの逆転サスペンスTVシリーズ「弁護士ペトロチェリー」とか。
 「弁護士ペトロチェリー」ならどんな難事件でも45分で容疑者を無罪にして真犯人を探し出しちゃいますよ!!
 
 でも、こういうドラマのスピンオフのスペシャル版のTVムービーは「土曜プレミアム」の枠を使わないで、違う時間でオンエアして欲しかったですね!!「土曜プレミアム」では洋画を放送して欲しいですね! 

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『ディバージェンス運命の交差点』香港ハードボイルド

2006-10-28 10:24:10 | 香港映画
ディバージェンス運命の交差点
DIVERGENCE 三岔口(2005年香港)
 監督 ベニー・チャン
 出演 アーロン・クォック、イーキン・チェン、ダニエル・ウー、ロー・ガーリョン、アンジェリカ・リー、エリック・ツァン、ラム・シュー、サム・リー

 ■ストーリー■
 刑事シュンは、実業家イウのマネーロンダリングについての重要な証人を護送中に、何者かによって証人を殺されてしまうのだった。シュンは、10年前に行方不明になった恋人フォンを忘れられないでいた。そんなとき、イウを追っていたシュンは、イウの息子の歌手イウ・ハのイベントで、イウの弁護士トウの妻エイミーが、フォンと瓜二つであることを知るのだった。

□■□ネタバレあり!ラストにふれてます!□■□
 ■感想■
 アーロン・クォック、イーキン・チェン、ダニエル・ウー主演の香港ノワール!
 3名の俳優が出演してますけど、ストーリー的には、行方不明の恋人を探し続ける刑事アーロン・クォックの復活を描いた傑作ノワールです。
 アーロン・クォック演じる刑事シュンと、ダニエル・ウー演じる殺し屋コークとイーキン・チェン演じる弁護士トウが3人が3人ともドラマを演じてるんで、良くありがちな複数の人間が絡み合う作品かと思いましたけど、アーロン・クォック演じる刑事シュンが完全な主人公の作品でした。
 
 タイトルも原題が“三岔口”なんで3人がメインのドラマと思わせといて、アーロン・クォック以外は、ホントにサブキャラクターになってますよ~!でも、ダニエル・ウー演じる殺し屋も、見せ場が用意されてて、キャラクター的にはかなり印象的ではあるんですけどね。
 ところで、原題の“三岔口”っていうのも、これも香港映画流の“外し”なんですかね。メインキャラクターが3名ですよ!って思いますもんね。
 
 今作は、精神的にボロボロになった主人公の再生を描いてます。まさにハードボイルドです!まぁ、アクション映画的には、最後に職場も変っちゃうから、ホントに再生してるの??とか言われると少し困っちゃうんですけどネ。
 でも、アーロン・クォックの、あの最後の笑顔は、本人的には再生したってことですよネ!少なくても自分はそう思いました。

 香港の痛快なアクション映画かな??とか思ったんですけど、アクションシーンを、かなりちりばめてるものの、アクション映画というより、ホントにハードボイルドファンも納得な重厚なドラマでした。
 今作も、香港映画ファンはもちろんですけど、香港映画ファン以外のハードボイルド映画ファンにもぜひ見てもらいたい作品です。ハードボイルな主人公を描くアクション映画を撮らせたら香港映画が1番ですネ!ハリウッドは、結局、メジャー会社の作品は、みんなが理解しやすい作品になっちゃうことが多いですからね~。
 
 ただ、主人公の悲しさの大きさを表わすための表現とはいえ、ショックで坂道で車からアクセルもブレーキも足から離すのやめて!まわりの車がみんな迷惑しちゃうから!これって、迷惑どころじゃないですね。

 でも、あの最後に語られる真実は、悲しい!悲しすぎる!見終わったあと、少しくらい明るい気持ちになりたいです。
 登場人物は、死んだり、捕まったり、恋人が依然として出てこなかったり!(これからもね…)。誰も救われないストーリー!香港映画はコメディ以外、ハッピーエンディングにしちゃいけないの??って思っちゃうくらい暗いラストです!
 まぁ、でも、アーロン・クォック演じるシュン刑事がラストに笑顔だったから、まぁ、いいか!70点
ディバージェンス ~運命の交差点~

タキコーポレーション

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『ラブ・イズ・マネー』バリー・ウォン…

2006-10-26 00:23:26 | 香港映画
ラブ・イズ・マネー
有情飲水飽 LOVE ME、LOVE MY MONEY(2001年香港)
 監督、脚本 バリー・ウォン
 出演 トニー・レオン、スー・チー、ウォン・ヤッフェイ、テレサ・マク

 ■ストーリー■
 M&Aの大会社の社長リチャード・マーは、大金持ちなのに、超ドケチ。ケチが原因で、ガールフレンドのマーサともケンカ別れしてしまう。一方、田舎の村長の娘のOLチョイは、父親の決めた結婚相手が気に入らず、困っていた。リチャードはマーサからの復讐に遭いカードを止められてしまう。チョイはヘビの料理店で知り合ったリチャードのことを貧乏と思い込み、親が決めた結婚相手から逃げるため恋人のふりをしてくれと頼むのだった。

 ■感想■
 バリー・ウォン製作、脚本、監督、トニー・レオン、スー・チー主演の香港のラブコメディ。
 バリー・ウォンの作品なんで、もっとトンデル作品かと思ったんですけど、普通のラブコメディでした…。(もちろん、香港映画としてって条件つきですよ~!)
 
 今作の、1番の特長は、トニー・レオンの性格!超お金持ちなのに、とにかく「お金!お金!お金!」
 それなりに、笑えますけど、あまりお金に縁のない自分は、それほど笑えなかったです…。
 だって、スー・チーのこと、好きとか言って、仲直りの食事中にも、お金のことで、もめるトニー・レオン!いくら映画のキャラクターとはいえ、あまり笑えないし、好きにもなれないなぁ~。
 ここまでの、「お金にこだわるお金持ち」ってイヤだなぁ~。

 まぁ、香港のラブコメディを見慣れている人には、安心して見ていられる展開ですけど、バリー・ウォン監督のコメディと思うと、ホントに暴走度が低いです。
 その分、誰が見ても安心できる感じの作品になってます!日本のトレンディドラマみたいな(って、死語ですか…??)感じの作品になってるといえば、分かり易いかな??
 あ、そういえば、後半に、トニー・レオンが、けっこうキレイな女性の精神科医にかかるシーンがあるので、てっきり『インファナル・アフェア』(02年)のマネ??(パロディ??)とか思ったんですけど、今作の方が古いのネ。バリー・ウォンだったんで、つい疑っちゃいました!すいません。(あ、これは、超ホメ言葉ですからネ!)。
 @KOBA的には、マネでも、パクリでも、パロディでも、面白ければ良いです!
 でも、とにかく、トニー・レオンやスー・チーのファンは見ておかないとネ!
 
 それにしても、ランニングタイム99分も、こういう作品ではちょっと長すぎかも…。あと10分くらい短かい方が良かったかも!55点
ラブ・イズ・マネー

ジェネオン エンタテインメント

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『ザ・カー』70年代傑作アクションホラー!

2006-10-23 00:20:35 | ホラー
ザ・カー
THE CAR(1977年アメリカ)
 監督 エリオット・シルバースタイン
 出演 ジェームズ・ブローリン、キャスリーン・ロイド、ジョン・マーリー、R・G・アームストロング、ロニー・コックス 

 ■ストーリー■
 西部の田舎町サンタイネスで、謎の黒塗りの車が、人々をひき殺し始める。神出鬼没に現れては次々と犠牲者を出していくのだった。町の保安官ウェイドは、事件の捜査にあたるのだが、車はパトカーの追跡や待ち伏せを物ともせず、破壊していくのだった。

 ■感想■
 悪魔が乗り移った(いや、そのものなのかな??)黒塗りの車が、アメリカの田舎町を恐怖のどん底に落とすオカルトホラーアクション映画。ユニバーサル・ピクチャーズさんの“カルト・コレクション”としてDVDが初回限定生産の廉価版1500円(税込みで!)で発売されました!

ザ・カー

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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 70年代のこういう作品のDVDが発売されてウレシイです!
 TV東京の午後のロードショーの定番のように2~3年間に1回くらいオンエアされてるんですけど、やっぱり高画質のDVDでコレクションしておきたいので、即購入したものの記事にする前に、観なければと思いつつ、先延ばしになっていたのが今作!
 なんと言っても、日本語吹替えつきで、1500円という超低価格!これが再発とかだったら、まだわかりますけど、新発売での値段なんだから、もう超お買い得!

 “カルトコレクション”と銘打たれたシリーズの1本ですけど、TVの映画劇場でのオンエアが多いせいか(TV東京が映る地区限定ですいません…)、あまり“カルト”って言う気もしないんですけど、なんでも、今作は、公開時に、日米ともに大コケしたらしいですね。
 「こんなに、面白いのに!」
 はっきり言って、『JAWSジョーズ』(75年)の車版です。それも、当時ブームだったオカルト映画の味付けです。当時の2大ブームのオカルト映画と動物パニック映画を足して2で割ったってコトですね!
 でも、自分的には、『JAWSジョーズ』より好きだったりして!それに、『JAWSジョーズ』の正式な続編『JAWSジョーズ2』(78年)より公開が早かったんですから、それだけでも十分すごいでしょ!
 サメだったら海に行かなければいいですけど、車じゃ、そうはいかないですからネ!なんてたって、家の中にいても安心できないですから!なおかつ、銃で撃ってもビクともしないんですから!
 パトカーで挟み撃ちしようとして失敗するシーンは、今作の中盤のクライマックスかも!(でも、TVの映画劇場で初放映のとき、このシーンってカットされてませんでした??ザ・カーの横回転の1番の見せ場なのに!ちょっと記憶あやふやです。ちなみにTV東京じゃないですからネ)このシーンを見るだけでも、今作を見る価値ありでしょ!でも明らかに、ザ・カーのボディはへこんでそう
 今みたいにCG使えないからね~。でも、そんな細かいコト、自分は気にしません!映画はストーリーが1番ですから!

 でも、今作は、「オカルト映画」+「動物パニック映画」(動物じゃないですけど)が見事に融合した傑作アクションホラー映画になってます!アメリカの西部の田舎町を襲うのも定番中の定番の展開で安心して見てられます!オカルト車と対決するのが、町の保安官っていうのも、いかにもアメリカ的!
 でも、謎の車“ザ・カー”が魔物だって、ロニー・コックスが気づくのが、墓地に入ってこれなかったからだけっていうのが、わかりやすすぎ!おいおい、そんなことだけで、気づいちゃうの??って感じですけど、無駄なシーンが無い70年代のアクション映画の良いところ!最後の、解決したんだか、してないんだかの展開もいかにも70年代的!
 70年代のオカルト映画とアクション映画が好きな人必見!80点
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『極道追跡』みんな若い・・・

2006-10-22 18:40:23 | 香港映画
極道追跡
極道追踪  ZODIAC KILLER(1991年香港)
 監督 アン・ホイ
 出演 アンディ・ラウ、チェリー・チェン、石田 純一、岸田 今日子、倉田 保昭

 ■ストーリー■
 香港から日本にやってきた留学生ベンは、クラブで働く留学生ティエランに出会い一目惚れしてしまう。だがティエランには、日本人暴力団員浅野という恋人がいたのだった。ティエランは、浅野が持っているテープを渡され、暴力団の抗争に巻き込まれていく。

 ■感想■
 日本ロケのアン・ホイ監督の香港ノワール系ドラマ。マジメなアン・ホイ監督の作品だから、@KOBA的には、ちょっとね…。って感じです。アン・ホイ監督も、2002年に@KOBAも喜んで見そうなホラー映画『スー・チーinヴィジブル・シークレット』を撮ってるんですけどね(あ、こっちは未見なので良くわからないですけど)
 冒頭(って言っても、始まって10分くらい)、暴走族が出てきますけど、なぜか、日本刀で武装してます!暴走族が日本刀持ってるのは、もろに『ブラック・レイン』(89年)の影響なのかな??日本って怖い国です…。

 実は、今作は、実際にあった留学生の自殺事件をモチーフにしてストーリーを作ったらしいです。さすが、アン・ホイ監督!エンタメ作品にでも、社会派のテーマを盛り込んじゃうのね。

 それにしても、91年の作品っていうことで、みんな若いです!主演のアンディ・ラウも、石田純一も。なんか、俳優さんだけでなく、全体の作風も古いような気が…。岸田今日子や倉田保昭もなんかムダに出演してるのかな??って思っちゃいます。
 でも、91年が古いと言っても、アルフレッド・チョン監督、ユン・ピョウ、パット・ハー主演の超傑作アクション『オン・ザ・ラン非情の罠』亡命鷲鷹 ON THE RUNだって90年の作品だからね~。これはもう演出の差っていうしかないのかな??アン・ホイ監督にエンタメ作品の監督荷が重たかったかもね。
それに、原題の英語タイトル“ZODIAC KILLER”って何??サンフランシスコのシリアルキラーと何か関係あるのかと思っちゃいますよ。

オン・ザ・ラン 非情の罠

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 いくら何でも、アン・ホイ監督と、超エンタメ派のアルフレッド・チョン監督と比べたら可哀相ですね。すいませんでした。

 でも、今作だって、最後の突き放し感は、「さすが、香港映画!」って感じです。けれども、良かったのはそこだけかも。ランイングタイム97分も、香港映画としては少し長すぎ!あと10分カットして!って感じです。
 アンディ・ラウの熱狂的なファンには、面白いのかも。25点
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『恋するブラジャー大作戦(仮)』恋する香港コメディ

2006-10-18 07:41:04 | 香港映画
恋するブラジャー大作戦(仮)
絶世好 BRA LA BRASSIERE(2001年香港)
 監督 パトリック・レオン
 出演 カリーナ・ラウ、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ジジ・リョン、リー・サンサン、スティーブン・フォン、カレン・モク、ダンテ・ラム

 ■ストーリー■
 大手下着メーカー「シス」は、女性だけでブラジャーを開発してきたが、新たに男性の意見を取り入れることになった。まず、手始めに、香港で男性を雇うことになる。まるっきり別の業界から雇い入れることになり、男性下着デザイナーのジョニーと工業デザイナーのウェインが雇われるのだった。香港支社長サマンサは「究極のブラ」作りを命じられるのだった。
 
 ■感想■
 香港で大ヒットした恋愛&仕事コメディ!2001年の作品ですけど、日本では、公開が遅れに遅れ2006年に公開されました。
 香港では、今作がヒットしたおかげで、第2作“絶世好 B MIGHTY BABY”(02年)が作られました。続編って言っても、当然のごとく、全然関係ない作品みたいですけどネ!出演者がラウ・チンワン、ルイス・クー、ジジ・リョンが続投(もちろん今作と全然関係ない役だと思いますけど未確認です)、その他にロザムンド・クワン、セシリア・チャンが出演してるみたい。

 ところで、今作は、カリーナ・ラウ、ジジ・リョン、ラウ・チンワン、ルイス・クーの主人公たち4人以外に、カレン・モク、スティーブン・フォン等、がちょこちょこっと、出てきます。

 香港映画としては、ランニングタイム111分とかなり長め!90分くらいで、どんなストーリーでもこなしちゃうコトの多い香港映画なのに。ストーリーも目新しい感じの作品じゃないのに、なぜ111分??
 バリー・ウォン監督、ニコラス・ツェー、エディソン・チャン主演の傑作ノワールアクション『ムービング・ターゲット』(04年)が94分!ジョニー・トゥ監督、ルイス・クー、アーロン・クォック主演の青春物『柔道龍虎房』(04年)が95分なのに。『ムービング・ターゲット』も『柔道龍虎房』もまるで、TVシリーズ1クール分を見ているような目まぐるしさのスピード展開でも、90分くらいなのに。


 今作の舞台になってる女性下着メーカー「シス」って、日本の会社の設定なの??お台場だかレインボーブリッジだか、それっぽいところが映ってますけど…。(すいません、どこの場所かわかりませんでした
 香港の映画人から見ると日本ってロケ場所に魅力的なんですかネ??『シルバーホーク』(04年)でも、日本の街並みが近未来の街にみえるって言ってロケしてましたもんネ!
 
 でも、本当に、いつもの、香港映画お得意のラブコメディ以外の何物でも無い作品です!なんで、大ヒットしたんでしょう??面白いことは面白いんですけど。特別、変ってるとも思わないんですけど。ラウ・チンワンとルイス・クー、ジジ・リョンのコメディ演技が、イヤって言うほど見れますけどね。
 でも、自分的には、笑えたシーンは、メインのシーンじゃなく、ジジ・リョンが幼馴染みの彼から、「彼女と別れたんだ」って言われてジェットローラーコースターで上に上がるイメージのシーンです。笑ったのは、そのあとの急降下しちゃうシーンですけど。あんなイメージのシーンを劇場映画でちゃんとしたシーンにしちゃう香港映画が好き!そこが1番笑えました!
 新規に男性社員を雇うための採用試験のシーンもけっこう笑えましたけどね。どんな社員が応募してくるかは、みなさん、自分で見て確認してみて下さい。

 でも、楽しそうで良いなぁ、女性下着メーカー「シス」の香港支社!こんな会社があったら、自分も勤めてみたい!
 まぁ、香港のラブコメディに出てくる会社って、楽しそうな会社ばっかりですけどネ。実際は違うんだろうけど。それを言ったら、日本のTVドラマの恋愛物(トレンディドラマって今でも言うのかな)に出てくる会社も、楽しそうで、高給取りで、オシャレーな会社ばっかりだから、香港映画の文句なんて言えないですけどね…。

 とにかく、香港のラブコメ映画ファンは必見の1本です!そんなこと言われなくても、香港映画ファンは見ちゃうんでしょうけど。65点
恋するブラジャー大作戦(仮)

タキコーポレーション

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『DEATH TRANCE』時代劇風ジャパンアクション

2006-10-17 22:10:08 | 日本映画

DEATH TRANCE
(2006年日本)
 監督          下村 勇二
 脚本          加藤 淳也
             藤田 真一
             千葉 誠治
             下村 勇二
 出演          坂口 拓
             須賀 貴匡
             剣太郎 セガール

 ■ストーリー■
 100年間、東の寺が守り続けてきた「棺」がある男に奪われた。その棺を手に入れた者はすべての願いがかなうという言い伝えがあったのだ。しかし、その棺には、はるか昔、天上界から地上に追放された「破壊の女神」が封じ込められていたのだった。

 ■感想■
 多くの作品でアクション監督をやっている下村勇二監督が放つ時代劇風アクション。
 登場人物がみんな、刀とかで戦ってますけど、バイクが出てきたり、バズーカ砲みたいのが出てきたりするんで、時代設定とかは、特にないんでしょうね~。
 
 キャラクター的にもミュータントみたいなヤツが出てきたりするんで、どうやら昔ではなさそう…。
 
 まぁ、特に、昔とか未来とか決まった時代設定は無いんでしょうけどね。とにかく、刀や他の武器を使ったキャラクターたちの戦いが描きたかったんでしょうね。
 
 ストーリーらしいストーリーはなく、全編、これアクションにつぐアクションになってます。でも、アクションシーンばっかりで、これといったストーリーがないので、ランニングタイムの89分が長く感じてしまいます。

 89分でも長く感じるなんて!!
 あと15分くらいカットしたらちょうど良かったかも。いや、20分くらいカットしても良かったかも!そんな感じです。
 
 つい最近、実質本編が80分の『トランスポーター2』(2005年)を見たばかりだから、余計にそう思っちゃうのかも…。『トランスポーター2』はストーリーは支離滅裂でもランニングタイム80分であっという間に終わっちゃいました!
 
 「棺」を奪った坂口拓が、結局、刀に選ばれた男だったんですね~。
 なぜ選ばれた男なのか、わからなかったですけど…。
 偶然「棺」を奪った男が選ばれた者だったってことなんでしょうけど。
 まぁ、映画ですからね、主人公が刀に選ばれた男っていうことなんでしょうけど、ちょっと納得いかないかも??
 「なぜ、坂口拓なの??」って!

 でも、東の寺も、“何でも願いが叶う”とかいう言い伝えが広まって、「棺」を奪う何人もの強奪者が現れてるなら、ちゃんと言い伝えを正しく直す努力をしなさい!言い伝えは“間違いです”って。
 まぁ、でも「破壊の女神が眠ってる!」なんて言われても、誰も信じないか??

 どんなにすごいアクションシーンでも、そのシーンにいくまでのストーリーがちゃんとしてないと、あんまり自分の好みでは無いです!ストーリーが無さすぎ!アクションシーンを考える前に、ストーリーを考えて!
 今作は、時代設定もハッキリさせてないですけど、昔なら昔(そのときは、バイクやら飛び道具はやめてネ)、はるか未来なら未来って言う風に、ハッキリ設定してくれた方が、全然良かったかも。まず、今作の世界観を理解するまでにちょっと時間がかかっちゃいます。作品に入り込むまでに時間がかかっちゃいます。
 
 最後もちょっと意味不明だし…。

  「なんで、彼が希望なの??」

 「あんまり深く考えないで、雰囲気で楽しんでネ!」ってことだとは思うんですけど、ちょっと意味不明かも。いや、かなり意味不明です!
 海外での評判って、けっこう気になるんですよネ。 10点

Death Trance
Tokyo Shock
Tokyo Shock
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『トランスポーター2』あり得ないアクション連続!

2006-10-16 00:14:42 | アクション
トランスポーター2
LE TRANSPORTEUR Ⅱ(2005年フランス、アメリカ)
 監督 ルイ・レテリエ
 脚本 リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイマン
 出演 ジェイソン・ステイサム、アレッサンドロ・ガスマン、アンバー・ヴァレッタ、ケイト・ノタ

 ■ストーリー■
 フランスのコート・ダ・ジュールからアメリカのマイアミへやってきた史上最強の“運び屋”フランク・マーティンは、臨時で、金持ちの家庭のビリングス家の子どもジャックの送り迎えをやっていた。しかし、病院に行ったフランクとジャックの前に、謎の集団が現われ、ジャックを誘拐されてしまうのだった。フランクはジャックに痛い思いはさせないと約束をしていた。

 ■感想■
 大ヒットしたB級アクション大作『トランスポーター』(02年)の続編。主演のジェイソン・ステイサム、監督、脚本と同じキャスト、スタッフです!舞台をフランスからアメリカのマイアミに移してます。
 フランス人が撮ったからなのか、マイアミの町が、ヨーロッパの町に見えてくるのは“気のせい??”
 前作もそうでしたけど、続編の今作も、ありえない超絶アクションがテンコ盛りです!
 車についた爆弾をジャンプして、クレーン車の先で外すとか、水上バイクに乗り込むシーンとか、解毒剤を拾うシーンとかとか、絶対にムリなアクションの連続技!
 こんなアクションシーンを見てると、007もジェイソン・ステイサムがやれば良いのに!とか思っちゃいます!新ジェームズ・ボンドに選ばれたダニエル・クレイグが68年生まれ、ジェイソン・ステイサムが72年生まれで、ジェイソン・ステイサムの方が若いし!でも、ジェイソン・ステイサムだと、イギリス人に見えないのかな??(って、実はイギリス、ロンドン生まれです…。)
 『トランスポーター』と今作で、こんなにあり得ないアクションをやっていれば、007映画でジェームズ・ボンド役で何をやっても、ビックリしないのにね。今作の敵だって、目的は誘拐??とか思わせて、実は…。って、007の初期の敵のスペクターなみの計画だもんね。
 それにしても、普通だったら、1000回くらい死んでますよ!ジェイソン・ステイサムって、ターミナーターより不死身!
 「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサムに比べたら、「ミッションインポッシブル」シリーズのトム・クルーズのアクションなんて、ごくごく普通の当たり前!になっちゃいます!
 前作を見たときに、これってコミック??とか思うほどの荒唐無稽なアクションの連続だったんですけど、続編の今作でも、あり得ないアクションは健在です!普通、こんなアクションシーンを思いついても、映画にしないのに!恥ずかしげも無く堂々と映画化してるんだから!リュック・ベッソン大好き!
 映画界を“Arthur et les Minimoys”を最後に引退みたいなこと発表しましたけど、監督はしなくても良いから、脚本や製作で映画に関わって欲しいなぁ。

 脚本は、リュック・ベッソンと、リュック・ベッソン作品で多くの脚本を共同で脚本を書いているロバート・マーク・ケイマン。ロバート・マーク・ケイマンが関わった主な作品は『フィフス・エレメント』(97年)、『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(01年)、『トランスポーター』(02年)とこのラインナップ!B級アクション映画がズラリと並ぶんだから!
 脚本家になるなら、こうなりたいですネ!映画なんて面白ければOKだろ!って感じで、超好感!

 でも、最後のクライマックスでの飛行機でのアクションシーン!あれは、ダメ!海に突っ込んでるでしょ!生きてないでしょ!映画だから良いけど!

 それにしても、潔い短さです!ランニングタイム88分ですけど、エンドクレジットが無ければ、本編は、ほとんど80分の長さ!なのに、短い映画を見たって印象は無くて、アクションにつぐアクションでお腹一杯になれるんだから!
 サイコチックな女殺し屋の退場の仕方も、実にアッサリ!こういうところが、いかにもフランス製って感じ!敵のボスだって、最後の対決は実にアッサリしたモンですから。
 リュック・ベッソンのアクション映画が嫌いで無ければ必見の1本!65点
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『悪魔のシスター』リメイク

2006-10-15 17:17:18 | 映画、DVDに関する雑記

 ブライアン・デ・パルマ監督の傑作スリラー『悪魔のシスター』(1973年)がリメイクされるようです!
 ブライアン・デ・パルマ監督の作品のリメイクだなんて!アメリカの映画ファンって、旧作をそんなに見ないんですかね??
 
 あの名作をリメイクするなんて! 

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 最近でも、ジョン・カーペンター監督の『ザ・フォッグ』(1979年)が、リメイクされましたけど。なぜ、そんなことするんでしょうか??
 まぁ、作られたら観ちゃうんだから、映画会社の思うツボなんですけど。
  
 1970年代の作品って、アメリカでも、やっぱりクラシックなんでしょうねぇ。自分的には、オリジナル版で十分っていう感じなんですけど。ま、よく考えると、30年前の作品だから、まぁ、しょうがないのかな??とも思うんですけど、ブライアン・デ・パルマ監督や、ジョン・カーペンター監督の作品をリメイクするなんて無謀すぎでは??

 ネタ切れのハリウッドは、最近の作品の外国映画のリメイクが多いんですよね。
 日本映画も、『リング』(1998年)とか『回路』(2000年)とかがリメイクされました。
 フランス映画だと、レティシエ・コロンバニ監督の恋愛ドラマ『愛してる、愛してない...』(2002年)、ルネ・マンゾール監督の傑作スリラー『迷宮の女』(2003年)、ノワール系サスペンス『ブルー・レクイエム』(2004年)もリメイクされるなんて話がありました。
 実際は、企画だけでポシャっちゃう作品も多いですけどねぇ。

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『すべてはその朝始まった』未公開サスペンス

2006-10-14 09:19:15 | サスペンス
すべてはその朝始まった
DERAILED(2005年アメリカ)
 監督 ミカエル・ハフストローム
 原作 ジェイムズ・シーゲル(「唇が嘘を重ねる」(ソニーマガジンズ))
 出演 クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセル

 ■ストーリー■
 中堅の広告代理店に勤めるチャールズは、ある朝、切符を買わずに電車に乗ってしまう。財布の中に金が無く困っているとファイナンシャルプランナーの美しい女性ルシンダがお金を貸してくれるのだった。チャールズとルシンダはお互いに家族にいるが電車の中で会ううちに、次第に打ち解けていくのだった。やがて2人は、関係をもってしまう。しかし、その現場に強盗が現れるのだった。秘密を知った強盗はチャールズをゆするのだった。

 □■□超ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ジェイムズ・シーゲル「唇が嘘を重ねる」(ソニーマガジンズ)の映画化作品です。最近、原作も発売されて、映画化作品の今作も今般、発売(06年9月21日)になりました。とは、言っても、劇場未公開、ビデオ(DVD)スルーでの公開ですけど…。
 クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセルと出演者も豪華、原作も有名(アメリカでは…)ですけど、劇場未公開です。
 最近はコメディ以外でも、サスペンス映画でも未公開なんですね~。TV東京「SHOWBIZ COUNTDOWN」(日曜深24:00~)で紹介されたときから気になってた作品が今作です!サスペンス映画も劇場未公開になりやすいジャンルでした…。

 強盗に入ったヴァンサン・カッセルに「あんた良い人そうだからな」って主人公のクライヴ・オーウェンが言われてますけど、全然良い人に見えないです。
 『シン・シティ』(05年)のイメージが強すぎて、悪い人にしかみえません。悪い人っていうより、どう見ても、普通の小市民には見えないですよ!なんか、凶暴そうなイメージが…。


 それでも、ストーリーの中盤までは、オドオドしてる演技してるからまだOKですけど…。ジェレミー・アイアンズとか、レイ・リオッタとかゲイリー・シニーズとかも、こういう役には向かないですよね~。どう考えても犯人より、“切れて”そうだし、“凶暴そう”だし!まぁ、善良な小市民な役じゃオファーが来ないでしょうけど。

 っていうより、サスペンス映画としてプロットが少し甘いです!肝心なネタがすぐ割れちゃいます!ヴァンサン・カッセルが、クライヴ・オーウェンがお風呂に入っているとき、家に電話してきた当たりで、絶対にネタが割れてます!
 最初の方で電車の中で、ジェニファー・アニストンが、クライヴ・オーウェンとの会話の中でヒントみたいなコト言ってますしネ。

 でも、本編でも70~80分くらいのところで、完全にネタが割れて、次の展開になっていきます。そこからのクライヴ・オーウェンの豹変ぶりったら!その変りようっていったら、『冷たい月を抱く女』(93年)のビル・プルマン以上の“変わり”っぷりです。
 おいおい、さっきまでの善良なビジネスマンはどうしたんだっ!!って感じです。ヴェンサン・カッセル以上の悪党顔になっていきます。
 
 「クライヴ・オーウェンが、怖いよ~」
 
 こんな怖い顔&雰囲気の人をターゲットに選ばないで~。犯人たちも、なぜか、高飛びしないで、同じホテルや電車を使って同じような手口で、犯罪を続けてたらダメでしょう!だから、クライヴ・オーウェンに発見されちゃうんだし!
 ま、この犯人グループも、計画に難あり!って感じですよね!毎回、毎回、うまく行くとは思えないんですけどね。拳銃持ってるカモだっているかもしれないし。
 マイケル・J・フォックスとジェームズ・ウッズの刑事系アクション『ハード・ウェイ』(91年)の地下鉄の1シーンじゃないですけど、マイケル・J・フォックスが暴漢に襲われそうになると、地下鉄の乗客全員が、カバンやコートから拳銃をだして、暴漢に銃を構えるシーンがありました。
 
 まぁ、そんな例を出さなくても、アメリカは銃社会だから、カモの人間が拳銃を持ってるかもしれないですよね。ヴァンサン・カッセルが返り討ちに遭うことだってありうるでしょう。
 『キスキス、バンバン』(05年)の冒頭のアパートの女性とか、公園のホットドッグ屋のおじさんとか、アメリカ人って、すぐに銃をぶっぱなすイメージがあるんですけど。
 でも、ジャンボ旅客機1機を舞台にした『フライトプラン』(05年)の犯人よりかは10000倍マトモですけど…。65点
すべてはその朝始まった

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『アンダーワールド エボリューション』ヴァンパイアアクション第2弾!

2006-10-12 00:11:52 | ホラー
アンダーワールド エボリューション
UNDERWORLD EVOLUTION(2006年アメリカ)
 監督 レン・ワイズマン
 脚本 ダニー・マクブライド
 出演 ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、トニー・カラン、ビル・ナイ、シェーン・ブローリー、デレク・ジャコビ

 ■ストーリー■
 8世紀前、人間のあずかり知らぬところで、支配者階級たるヴァンパイアと、それに反逆する狼男の種族ライカンとの間で血で血を洗う闘争が勃発した。伝説によれば、その争いは人類として初めて永遠の命を得た男コルビナスの2人の息子たちが始めたとされる。コウモリに咬まれヴァンパイアのドンとなったマーカスと狼に咬まれ最初にして最強の狼男ライカンとなったウィリアムである。
 家族をヴァンパイアの長老ビクターに殺され、自らもヴァンパイアとなった吸血鬼のライカン処刑人セリーンは、ライカンに家族を殺されたと信じ込まされていたが真実をしり、長老ビクターを殺し、ヴァンパイアとライカンの混血種となったマイケルと逃亡する。セリーンとヴァンパイアの戦いの中で、偶然、血を得たマーカスは甦り、クレイブンたちを皆殺しにする。そんなとき、ロレンゾ・マカロという謎の男率いるグループが、ヴァンパイアとライカンの戦いの痕跡を消しさりながら、彼らを追っていた。一方、マーカスも、セリーンが持っている記憶を求め2人の後を追うのだった。

 ■感想■
 大ヒットした吸血鬼&狼男アクションホラー『アンダーワールド』(03年)の第2弾!
 って言っても、自分は、すっかり1作目の内容忘れてました!1作目の『アンダーワールド』を観たときは「面白かった!」って思ったんですけどね!
 
 監督は前作に引き続きレン・ワイズマン。脚本も前作に引き続きダニー・マクブライド。出演も前作から引き続きヒロイン、セリーン役にケイト・ベッキンセール、ヒロインの恋人マイケルにスコット・スピードマンが演じてます。
 ケイト・ベッキンセールも前作『アンダーワールド』と、スティーブン・ソマーズ監督のアクションホラー『ヴァン・ヘルシング』(04年)でてっきり、こういうジャンルの映画のヒロイン路線に進むのかなと思ったんですけど、どうなんでしょう??最新作はスリラー映画『モーテル』(07年)。
 
 1作目のことは忘れてましたけど、続編の今作を観ているうちにダンダンと、前作からのストーリーを思い出してきました。だけど、ちゃんと完全にストーリーを思い出すまでに映画が始まってから1時間くらいたっちゃてました!今作を観る人は前作を復習しておいた方が絶対に楽しめるんで1作目を観ておいて下さい。ストーリーがまさに1作目のあとから始まりますから!でも、こういう風に前作を観てない人はまるっきり無視みたいな態度は好きですけどね!DVDで観なおすことが出来ますからね。(まぁ、1作目のストーリーを覚えてる人は観なおさなくてOKですけど)

 ところで、今作ですけど吸血鬼映画のルール無視!!無視しまくり!!何を無視してるかっていうと、セリーンを始め、ヴァンパイアたちがビデオカメラに映りまくりです!
 まぁ、でも、クラシックな伝説上の吸血鬼じゃないから、ビデオカメラにも映っちゃうんでしょうね!まぁ、これくらいは全然OKでしょうね!

 前作に引き続き、ヒロインのケイト・ベッキンセールが、超カッコ良いです!でも、実は今作の最大の魅力はそこ!っていう話も…。
 そうは言いつつも、前作では、ヒロインのケイト・ベッキンセールのスタイリッシュなカッコ良さを全面に出していましたけど、今回は、ケイト・ベッキンセールの敵となるヴァンパイアの祖先“マーカス”が強すぎです!(ライカンの祖先“ウィリアム”も強すぎですけど!)
 もう、ヒロインのセリーンと恋人のマイケルは、とにかく逃げる一方です!逃げる!逃げる!逃げる!逃げるのがメインのアクションヒロインです!
 
 ところで、この「アンダーワールド」シリーズって、前作を見たときにも思ったんですけど、ヴァンパイアの種族と狼男の種族ライカンの戦いが描かれるだけなんで、一般社会の普通の人間の描写が、置き去りなんですよネ!普通の人間でストーリーに関わってくるのも、前作から観てても、ライカンに狙われたマイケルくらいなんですよね!それに人類初の不死身の男コルビナスってどうなってるの??って思っていたら、今作でちゃんと説明のように出てきます!マーカスとウィリアムの父親なのに、準備が悪すぎです!まぁ、父親だからしょうが無いのかな??
 
 ヴァンパイアでも、ライカンでも、どっちが勝っても負けてもあんまり関係ないような気がするんですけど!“どちらが勝っても人類に未来は無い!”てな感じでもないし。(これって『エイリアンVSプレデター』(04年)の宣伝コピーです)
 でも、2作目の今作から登場してきたヴァンパイアとライカンの種族の長、マーカスとかウィリアムとかが甦って暴れてもモチロン困っちゃうんですけどね。
 特にライカンに襲われた人間は、みんな狼男になっちゃうから、この世が大パニックになっちゃいますネ!

 「アンダーワールド」シリーズも、前作の大ヒットを受けて、最近流行の全部で3部作にするっていう話がありましたけど、続きはあるんですかね??なんか、この2作目で、ストーリーに一応の決着がついて解決してるんですけど。

 なんか、アクションシーンがテンコ盛りなんでお腹一杯です!「アンダーワールド」シリーズは、この2作目マデで、もう十分っていう気もするんですけどネ。
 前作は、ランニングタイムが121分!(DVDのエクステンデッド・エディションは、なんと134分!)もあったのに、今作は106分という、エンタメ作品として標準的な普通の長さになりました。もし第3弾もあったなら、もっと短くなっちゃいますかね??第3作目は、無くても良いですけど、でも、実際に製作されたら、見ますからネ!
 
 とにかく、前作を観て面白かった!と思った人は必見!でも、前作を観てない人は、前作を観てからネ!冒頭に前作のストーリーの説明がちょこっとありますけど、ホントにさわりだけなんで、観てないとストーリーが、チンプンカンプンですからネ!70点
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こちらは今作です!

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1作目は、要チェック!事前に見ておきましょう!エクステンデッド版! 
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TVの映画劇場!①

2006-10-11 00:21:51 | 映画、DVDに関する雑記
 昨日の記事で、TVの90分枠の映画について書きたくなったので、今日はTVの90分枠(正確には85分枠が多かったかも)のTVの映画劇場について!

 ホントにかつては、面白い作品やTVムービーなどが良くオンエアされてました。気になる作品を、ほんのちょっとだけ記事にします!


■『ハネムーンクライシス 新妻蒸発』(75年)
 ロベール・トーマの舞台物を原作のミステリーのTVムービー!初めて、今作を見たときは超ビックリ!あるクラシックな、同じようなネタの作品を見たとき、逆に驚けませんでした!
 実は、今作はビデオ化されてます。(ビデオ題:『他人の向う側 私の家に見知らぬもう一人の妻がいる』)
 キャスティングもジェームズ・フランシスカス、エリザベス・アシュレイ、ジャック・クラグマンと超豪華!
 どこかのメーカーさん、日本語吹替え新録でDVD化して下さい!TV音源は90分枠なので、カットが大きいので、ぜひ新録で!
 
■『怪奇!戦慄の怪人』(73年)
 TVシリーズ“DARK SHADOWS”のクリエイター、ダン・カーティス監督、製作のTVムービー!
 というより、ダン・カーティスといえば“DARK SHADOWS”の映画版『血の唇』(70年)や『』(76年)の監督とか、TVシリーズ「事件記者コルチャック」の製作者と言った方がわかりやすいかな??
 未だに未公開で、もう見れる可能性もほとんど無い『血の唇』の続編“NIGHT OF DARK SHADOWS”(71年)も、観てみたいなぁ~(もちろんディレクターズカット版の129分版の方ネ!)
 「吹き替え付けて下さい!」なんて言いませんから、どこかのメーカーさんがDVDを出してくれないかなぁ~!『血の唇』とカップリングでネ。
 吸血鬼と、事件記者が戦うTVムービーのパイロット版『事件記者コルチャック ナイトストーカー』(71年)がシリーズ化されなかったため、製作者ダン・カーティスが次に用意したパイロット版が『怪奇!戦慄の怪人』。
 主人公の役が、事件記者から、作家に変更になりました。このシリーズが製作されても面白かったかもね。
 でも、実際は、その後、「事件記者コルチャック」はTVシリーズ化され、吸血鬼、切り裂きジャック、狼男とかと戦うことに!そして、今作はシリーズ化されないままでした!残念!
 今作も、日本語吹替えつきでDVD化して下さい!主演はTVシリーズ「インベーダー」のロイ・シネスと「女刑事ペパー」のアンジー・ディキンソン。

■『恐怖のSF戦争』(70年)
 ロイド・ブリッジス、アンジー・ディキンソン主演の超低予算SF映画(TVムービー)。
 地球の命運をめぐり、2つのグループが地球を舞台に数人づつで戦うという正統派SF。予算がなければ、頭(アイディア)を使え!という見本みたいな作品です!これも、日本語吹替えつきでDVD発売して欲しい!

■『殺人ブルドーザー』(74年)
 セオドア・スタージョン原作、脚本のTVムービー!吹き替えつきでDVD発売して欲しいなぁ!(廉価版で)
 今作も、良くTV東京で良くオンエアされてました。
 
■『恐怖のレストラン』(73年)
 リチャード・マシスン脚本のTVムービー!田舎道をドライブ中に、あるレストランのトイレに行った妻が行方不明に!
 彼女を見た人間は誰もいないという。今なら、さしづめ、夢オチか、主人公の男の妄想で最初から妻などいなかったというオチなんだろうけど、73年の作品なんで、ちゃんとした“オチ”が用意されてます!
 慌てる主人公に、レストランの女性の「FBIも5時過ぎたから、やってないわよ!」っていうセリフにはビックリ!
 
 ジョナサン・モストウ監督の『ブレーキダウン』(97年)に、絶対に影響を与えているはず!今作は、ブレーキダウンとカップリングでDVD発売して欲しかった!(ムリか??)
 
 次世代DVDのソフトが店頭に並び始めてますけど、今の現行DVDで、まだ全然良いですから、こういった作品をDVD化して欲しいですね!
 
 あとは、もう1度見てみたい作品の記事を書きます!
■『ヌードモデル危機一髪』(78年)
 珍しい、オーストラリア製のサスペンス映画!90分枠で見たら(完全版でもなのかな??)意味不明でした!もう1度見てみたいです。
 TBSの金曜ロードショー(金曜深夜枠)でオンエアしたはず(自信なし!)

■『真夜中の男』(74年)
 意味不明といえば、今作もカットのため、意味不明です!
 デヴィッド・アンソニーのミステリーの映画化作品。74年の作品でランニングタイム117分の作品が、カットされて、実質70分だともう意味不明です!
 バート・ランカスターがローランド・キビーと共同監督。(脚本も同じコンビ)
 う~、オリジナル版を見てみたいです!

■『狼と呼ばれた男』(製作年度不明)
 TBSの金曜ロードショーでオンエアされた、イタリア製アクション。
 2つのギャングが争ってる町にやってきた、男がギャングを壊滅させるまでを描く!って、また黒沢明監督の“用心棒”系なのね!
 でも、正式なリメイク『ラストマン・スタンディング』(96年)より5000倍は面白いです!この作品、全然有名じゃないので、もしかするとタイトル間違えてるかも…。

 こういった作品もブログで記事にしたいんですけど、見直さないと、ちょっとうろ覚えなんで、書けません!いつか見てみたいですネ! 
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『変態村』日本タイトルすごい!

2006-10-10 00:09:32 | ドラマ
変態村
CALVAIRE(2004年ベルギー、フランス、ルクセンブルグ)
 監督 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
 出演 ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン

 ■ストーリー■
 芸人マルクは、各地の施設や会場をまわりながら、生活していた。マルクは次の会場へ向かう途中の田舎道で、車が故障してしまう。田舎道で犬を探して歩いていた男からペンションを案内されるのだった。

 ■感想■
 2005年のジェラルメールファンタスティック映画祭で審査員特別賞と国際批評家賞を受賞したドラマです!
 タイトルが“変態村”!絶対に面白そうでしょ!


 期待が大きすぎました…。
 イヤ、期待しなくても、同じだったかも…。
 殺人鬼たちが住んでいる村に、迷い込んだ若者たちの体験を描く「悪魔のいけにえ」系の映画なのかな??って勝手に思い込んでたんですけど、ちょっと違ってました!
 殺人鬼でなく、精神状態の不自由な人たちでした!被害に遭うのは、芸人1人!ランニングタイム94分で、被害者が1人!少しダラダラかな??
 あと、20分くらい短かったら、それなりに面白かったかも。

 リゾートに当たった女子学生が、田舎のペンションで恐怖の体験をする『デビルズ・トラップ密室ホテル女子学生の恐怖』(72年)の方が、50000倍くらい面白いです!
 TV東京の90分枠の映画枠で、かつては良くオンエアされてたんですけどね~。まぁ、90分枠(正確には85分枠)なんで、実質68~70分くらいのカット版ですけど、被害者も多いし、最後のオチもひねってあるし、今作より全然面白いです!今から35年以上前の作品の方が面白いなんて!

 90分枠の映画枠で、オンエアされてた作品って、もう見れないんですかね??悲しいです!
 あ、この項目(TVの90分枠の映画)については、明日以降に記事にします!

 まぁ、『デビルズ・トラップ密室ホテル女子学生の恐怖』は、コメディタッチ!今作は、真っ暗な作品なんで、作品的には全然違うんですけどね。
 まぁ、見てて、暗い気持ちになりたかったら見ても良いですけど、とにかく、今作は、何はともあれ、日本タイトルがすごすぎです!
 「変態村」だなんて!期待度が上がりすぎちゃうでしょ!まぁ、ウソはないですけど。でも、絶対に日本タイトル“変態村”にタイトル負けしてます。日本タイトルにプラス10点で10点
 
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『イーオン・フラックス』コミック映画化SF

2006-10-09 09:32:27 | SF
イーオン・フラックス
AEON FLUX(2005年アメリカ)
 監督 カリン・クサマ
 出演 シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス、ジョニー・リー・ミラー

 ■ストーリー■
 西暦2011年、世界の人類は新種のウィルスにより99%が死滅した。しかし、トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンにより、生き残った500万人は高い壁に隔てられた都市ブレーニャで生きていた。その後400年、グッドチャイルド家の支配が続いていた。そして西暦2415年、政府に刃向かう反政府組織「モニカン」は、最強の殺し屋イーオン・フラックスにグッドチャイルド家の君主トレバーの暗殺の任務が下るのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 シャーリーズ・セロン主演のSci-Fiアクション映画です。原作はコミックだそうです。シャーリーズ・セロンは何をやりたがってるのかな??って感じです。
 脱ぎまくりのジョン・フランケンハイマー監督の傑作スリラー『レインディア・ゲーム』(00年)
 サスペンス映画『コール』(00年)
 アカデミー賞を取った『モンスター』(03年)
 リメイクのエンターテイメント作品『ミニミニ大作戦』(03年) 
 実話をもとにした感動作『スタンドアップ』(05年)
 と、エンタメ作品とマジメな作品、両方に出まくり状態です。

 普通は、どっちかのジャンルの作品にしか出ない俳優さんも多い(出られない??)中、どっちの方にも出てるんですよね。
 コミックの映画化作品で、主演がシャーリーズ・セロン!面白いです!面白いです!最初の20分間くらいは!罠の仕掛けてある庭園を突っ切って潜入するあたりまでは、絶好調の面白さです。
 
 でも、そのあとはかなりの失速…。
「え、えー、えー、何、何、何?」と思ってるうちに、トレバーがイーオンに未来社会の事情を説明して、「そうだったの!」って分かったあとの展開は、ユルユル、ダラダラ!あらら。

 設定も、良くありがちなB級な(というより70~80年代初くらいまでのSFムービーのような、そのまんまな)設定だし、今さら、このストーリーのどこにもビックリできないです!
 でも、今作のランニングタイムって93分なんですよね!十分短いんですけど、テンポから考えてあと10分カットしても全然OKな感じ!
 でも、今作の良いところもありますよ!それは「外し」です!トレバーの用心棒フリーヤ、登場してきたときは、イーオンと大接戦で対決してるんで、「こいつが悪い方の1番強いヤツなんだな」とか思ってると、実は悪いヤツじゃありませんでした。仕事熱心なマジメな警備主任なだけでした…。それに、あのフリーヤの映画からの退場の仕方!少年ジャンプの敵キャラクターよりも可愛そうな退場の仕方です!
 また、モニカンを裏切ったイーオンを抹殺するために新たにやってきたモニカンの殺し屋3人とシサンドラを合わせた4人が、イーオンと最後対決するんだな!とか思ってると、「あれれ、またまた~」と言うような展開が待ってます!

 結局、悪いのは、1人だけ??みたいな感じです。正確には、モニカンの女性ボスも悪いヤツなのかな??でも、モニカンの女性ボスについては、最後はウヤムヤ…。
 まぁ、最後まで見た感想は、「う~、それだけ??」って感じです。あの庭園での最後の戦闘シーンなんかもけっこう迫力あるのに、全然盛り上がらなくて、最後は、「1度きりの人生、大切に生きていこう!」ってなんで、そんな教訓じみた話になっちゃうの~??テンポが悪かったから、マイナス5点で50点
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