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『エラゴン遺志を継ぐ者』吹替えについて

2010-01-31 12:19:07 | ホントの日記
 2010年1月29日の日本テレビの「金曜ロードショー」で『エラゴン遺志を継ぐ者』(06年)が放映されました!!

 吹替えキャストなんですけど
 エド・スペリーアス(エラゴン) 山田孝之
 シエンナ・ギロリ (アーリア) 小雪
 でした!
 
 今作の吹替えは、DVD流用版なんでしょうか??劇場公開のときの日本語吹替え版でも、山田孝之、小雪でしたっけ??劇場で観たのが字幕版だったので分からないんですが…。

 山田孝之はうまいです!ハッキリ言って山田孝之ってこと分からなかったですから!言われても全然気にならない!
 
 う~!小雪!
 
 なぜ、小雪??

 なぜ??なぜ??

 外見のイメージで選んだんでしょうけど。

 なんで、こういうキャスティングになってしまうんでしょう??話題作りのための芸能人を使ったキャスティングは少なくして欲しいです!!
 その作品の価値まで変えてしまうような吹替えは止めて欲しいです!!

 
コメント (3)
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『プラダを着た悪魔』メリルの声の夏木

2010-01-31 07:18:45 | コメデイ
プラダを着た悪魔
THE DEVIL WEARS PRADA(2006年アメリカ)
 監督 デヴィッド・フランケル
 脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ
 原作 ローレン。ワズバーガー
 出演 アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント、サイモン・ベイカー、スタンリー・トゥッチ

 ■ストーリー■
 ジャーナリストを目指すアンディは、ファッション誌“RUNWAY”に就職、業界では悪魔と呼ばれるやり手の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタントに就くのだった。ファッションに興味が無かったアンディだったが、仕事を続けていく中で周りの影響もあり、だんだんと業界に染まっていくのだった。ミランダの無茶な命令に従う中で、私生活がボロボロになっていくのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ローレン・ワイズバーガー原作の小説の映画化。
 2010年1月15日に日本テレビの「金曜ロードショー」で放映されたんで観ました。
 
 まず、感想は、
 「メリル・ストリープの声は誰??」
 
 夏木マリさんでした…。
 
 「なぜ??」「なぜ??」

 ネットで調べてみたら、ちなみにDVD版は 

 メリル・ストリープの声は宮寺智子さんみたいです。なぜ、DVD版よりも豪華な予算をかけられるTV版の吹替えでメリル・ストリープの声が夏木マリさんなんでしょう??

 映画が面白い!つまらない!っていう感想よりも、夏木マリさんの声しか印象に残らない、爆弾級の声!!TV版の吹替えがイヤならDVDを買ってね!ってコトなんでしょうけどね!!
 DVDの日本語吹替え音声で、素人の学芸会なみの声を仕様している作品よりは、TV放映音声で夏木マリさんをキャスティングする方が、まだマシですかね??

 夏木マリさんの声も、聞いているうちに、なんとかガマンの範囲内になっちゃうかも!
 まぁ、今作はコメディだし!!周りの声優さんの方が話しているシーンの方が多いですしね。
 『ウォンテッド』(08年)のジェームズ・マカヴォイの声をDAIGOが吹替えたのに比べれば1000000000000000000倍マトモですしね!!
 『ウォンテッド』のDAIGOの吹替えは本当にひどかった!!
 キャスティングさせようと決めた製作スタッフには、日本語吹替え音声なんて作品の宣伝“話題作り”以外の何物でも無いんでしょうね…。

 ところで、今作『プラダを着た悪魔』は、ごくごく普通のハリウッド製のコメディです。毒にも薬にもならないですけど、観ているうちは楽しく観れる作品になっています。
 ファッションなんかに興味が無くても普通に楽しめる作品になっています!さすがコメディ映画に強いハリウッド製の作品です!!
 
 なんか、悪魔とか言われていますけど、日本の会社の無能な上司の方がよっぽど“悪魔”かも??TV放映版を観ているからカットしているシーンに重要な悪魔的なシーンがあったら分からないですけどね!!
 メリル・ストリープが指示した命令で、「こりゃすごい」と思ったのはオープン前のステーキハウスのステーキを持って来い!っていう命令とハリー・ポッターの続きを読みたいという命令くらいですもんね!!
 ステーキの方は理解できても、ハリー・ポッターの方は絶対にムリ!!
 
 コメディ映画だから、アン・ハサウェイは対応しちゃいますけど、あんなコト、絶対にムリ!!絶対にムリなハリー・ポッターの件を解決したから、その後、アン・ハサウェイは期待されちゃうんでしょうけどね。
 コメディだから、楽しく観てれば良いんでしょうけどね。 60点

 
プラダを着た悪魔 (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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『MOTHER マザー』定番ホラー

2010-01-30 06:21:31 | ホラー
MOTHER マザー
HOUSE OF VOICES(2005年フランス)
 監督 パスカル・ロジェ
 脚本 パスカル・ロジェ
 出演 ヴィルジニー・ルドッワイヤン、ルー・ドワイヨン、カトリオーナ・マコール、ドリナ・ラザール、エリック・ブラット

 ■ストーリー■
 1958年フレンチアルプスにある孤児院“サンタンジュ”に妊娠しているアンナが世話係としてやってくる。アンナはどうやら以前の雇い主との間で問題を起こしたため、妊娠を隠して勤めだすのだった。
 アンナが着任早々、サンタンジュは閉鎖されることが決まっており、孤児たちは新しい場所へと巣立っていくのだった。しかし、精神が不自由なジュディスだけが里親が決まらずサンタンジュに残ることになるのだった。
 院長のフランカルドは不在がちなため、広い孤児院にアンナとジュディスと先輩の雑用係りの3人で過ごすことになるのだが、アンナの身の周りで不思議な現象が起きはじめるのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 ■感想■
 『マーターズ』(08年)のパスカル・ロジェ監督の2004年のホラー映画。
 記事をアップするのが逆になってしまいましたが、『マーターズ』を観る前に予習のつもりで鑑賞しました。
 
 『マーターズ』は、ホラー映画ファンの間で、すごく評判になっていたんで、期待してたんですよね!でも、『マーターズ』を先に観ていたら、今作『MOTHER マザー』は観ていなかったかも??
 『マーターズ』って、グロイ印象が強いだけで、ストーリーが前半と後半で違う作風の作品になっているのが面白いだけって感じの感想しか持たなかったんですよね。
 
 とにかく、今作は、ごくごく普通のホラー映画です!!
 
 普通というか、オーソドックスというか、定番のホラーというか、なんで今さらこんなホラー映画、撮るの??って印象の作品です!!でも、まぁ、オーソドックスな展開なだけに安心して観ていられますけどね。
 
 それにしても、ランニングタイム100分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!
 
 演出力は、それなりにあるんでしょうけど、このストーリーで100分はひっぱりすぎ!!
 孤児院にいた幽霊たちがゾンビになって暴れだして、町の住民たちを襲うようなクライマックスがあるとか、実はこの孤児院がナチスがヒットラーのクローン人間を作るための実験をするための施設で、最後はナチハンターとの大銃撃戦でも用意してくれているなら、100分でも全然OKですけど、観ていてオチが分かってしまうような定番の展開で100分は長すぎ!!
 この内容なら、80分くらいでOKです!!

 『マーターズ』のときも、そうでしたけど、登場するキャラクターに誰も感情移入できない感じです。アクション映画でも、ホラー映画でも、普通は感情移入できるようなキャラクターが主人公ってコトが多いですけど、なぜか、パスカル・ロジェ監督の作品の主人公たちは感情移入できない感じ!
 
 ちょっと突き放しすぎな感じも…。

 ちょっとイヤな感じの主人公たち!!と思ってるから、悲劇的な展開になっても、「へ~、そうなんだ!!」っていう感じになっちゃいます!!今作のヒロインもちょっと神経質な感じで、好きなキャラクターでは無かったです!!

 ところで今作は、『クライングフリーマン』(96年)、『ジェヴォーダンの獣』(01年)、『サイレントヒル』(06年)の監督クリストフ・ガンズが製作で関わっています!!ホラー映画的には、パスカル・ロジェ監督作品っていうことよりも、そっちの方が重要かも!!
 また、キャストに、『地獄の門』(80年)、『ビヨンド』(80年)、『アマゾニアン柔肌に秘めた魔境伝説』(88年)のカトリオーナ・マッコールが出演しています!!院長の役なんで、ちょこっとしか画面には出てきませんけど、ホラー映画ファンに目配せしたような、こういうキャスティングには、少しだけうれしくなっちゃいます!!
 でも、今作で喜べるのはそこだけなんですけどね!!40点 
MOTHER マザー [DVD]

アルバトロス

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『第三帝国の陰謀を砕け!ヘル・コマンドー7』マカロニ戦争アクション

2010-01-25 22:43:50 | イタリア映画
第三帝国の陰謀を砕け!ヘル・コマンドー7
HELL COMMANDOS(1969年イタリア、スペイン)
 監督 J・L・メリノ
 脚本 エンリコ・コロンボ
     ジュリアナ・ガラヴァグリア、
     J・L・メリノ
     マヌエル・セバレス
 出演 ガイ・マディソン、ラファエラ・カーラ、スタン・クーパー、ピエロ・ルリ

 ■ストーリー■
 第二次世界大戦、連合国は、カーター少佐のもとへ精鋭を集め特攻隊を結成する。 ヒットラーは細菌戦を展開するため、オランダの科学者コルストロム教授の娘を人質にして細菌のワクチンを作らせているのだ。護衛にあたるのは1人で大隊に匹敵するゲシュタポのクロイツフェルト大佐だった。特攻隊は訓練のすえ、教授がワクチンを作るのを阻止するため行動を起こすのだった。一方、アメリカ軍の海兵隊のはみだし部隊は農場でのナチスの非道な行いを目撃しナチスに怒りを覚えるのだった。そんなとき、休息を取っている親衛隊を発見し皆殺しにするのだった。しかし、その親衛隊とはカーター少佐が率いる連合国軍の特攻隊だったのだ。

 ■感想■
 イタリアのマカロニ戦争アクション。
1969年の作品。
 イタリアのマカロニコンバット作品、お得意の少数の部隊が敵地に潜入して任務を遂行するストーリーです。
 イタリア映画だけじゃなく、低予算の戦争映画のエンターテイメント作品の定番のストーリーです。
 アメリカでは、有名な作品にロジャー・コーマンの『侵略戦線』(64年)がありました!『侵略戦線』も少数部隊の活躍を描く作品でした。
 『侵略戦線』も日本語吹替えつきでDVD化されないかなぁ!DVD化がムリでも、TV東京の「午後のロードショー」で放映してくれないかなぁ!

 ところで、今作は、少しひねってあって、アメリカ軍の“はみだし部隊”が連合国軍の特攻隊をドイツ軍と間違えて殺しちゃって、代わりに任務を任されます!
 別にこの設定って、そんなには、ひねってないですね!
 クエンティン・タランティーノ監督が最も好きでリメイクしたがっているイタリア戦争アクション『地獄のバスターズ』(TV題:『V-2ロケット強奪大作戦』)(76年)も同じ設定でした。これもマカロニ戦争アクションの定番のストーリーですね!
 結局、『地獄のバスターズ』はリメイクでなく、『イングロリアス・バスターズ』(09年)として映画化されましたね!!
 
 昔は、本当に、なんでもかんでもビデオになってました!今作は東映ビデオから発売されてました。DVDからも、こういう作品が発売して欲しいです。
 DVDって、新作か、メジャーな作品がほとんどですもんね。こういうB級映画こそDVDで発売して欲しいです!
 
 イヤ~、それにしても面白いです!60年代後半のイタリア映画!今のハリウッドだったら、同じ内容でも120分くらい軽く使っちゃうでしょ!イヤ、もっともっと使っちゃうかな??
 ちなみに今作のランニングタイムは90分です。
 
 イタリアのアクション映画だけあって、ちょっと“??”な部分もありますけど、面白さに免じて許しちゃいます!敵のクロイツフェルト大佐って強敵って設定なのに、スキがありすぎ!いつでも殺せちゃうでしょ!ガイ・マディソン演じるカーター少佐のコト、すぐに信用しちゃうし!
 
 「おいおい、信用しちゃって良いの??」 
 
 って、思わず突っ込みたくなっちゃいます!

 将軍に化けたアメリカ軍の兵隊も射撃がヘタだし!あと、最後のオチ!これってコメディ??って思っちゃうような展開!

 「犬を放して様子をみよう」って!
 
 それで、あのオチ!でも、そんなイタリア映画が大好きです!70点
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『いずれ絶望という名の闇』ノワール2009

2010-01-24 00:07:03 | 犯罪/ノワール
いずれ絶望という名の闇
DIAMANT 13(2009年フランス、ベルギー、ルクセンブルグ)
 監督 ジル・ベア 
 脚本 ジル・ベア
     オリヴィエ・マルシャル     
 原作 ユーグ・パガン
 出演 ジェラール・ドパルデュー、アーシア・アルジェント、オリヴィエ・マルシャル、アンヌ・コエサン、アイサ・マイガ、ジャン=フランソワ・ウォルフ

 ■ストーリー■
 刑事マットはドラッグストアで発生した強盗事件で人質になった議員の夫人を危険な目に合わせたため謹慎処分が決定するのだった。一方、マットの友人の麻薬捜査班のフランクは、組織の癒着が疑われていたため、謹慎処分の代わりに捜査協力を依頼されるのだった。マットは協力を断るが、そんなとき、フランクは何者かに殺されてしまうのだった。マットは事件の捜査を始めるのだが…。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■ 
 ジェラール・ドパルデュー、アーシア・アルジェント、オリヴィエ・マルシャル出演のフレンチノワール。
 ベテラン俳優のジェラール・ドパルデューが主人公の刑事をえんじていますけど、どういう設定なんでしょう??『あるいは裏切りという名の犬』(04年)では警視の役だったのに、今作では普通の刑事役って??
 アーシア・アルジェントと元夫婦(か元恋人??)の役だし、何歳の設定なんでしょう??

 フレンチノワールとしては、ごくごく普通のデキの作品ですけど、2009年の作品だけあって銃撃シーンとかはかなりハデで今風の作品になってます。
 フランスでは、今作のような犯罪物とかがコンスタントに製作されているんでしょうかね?どっかの国みたいに、ケータイ小説やTVドラマの映画版しか作られないってことが無くて、なんて健全なんでしょう!!

 ストーリー的には、悪いのは、悪徳刑事でなく、結局、上層部や権力者や政治家みたいな展開がいかにもフランス映画的!!フランス映画やイギリス映画の、こういうところは良いですよね!!ハリウッドの悪いヤツはマフィアだけみたいな展開が子ども向けに思えますもんね!!

 フランクの伝言を伝えなかったり、隠し持っていたマットの拳銃が盗まれたり、用心深いマットの友人ジャンゴが殺されたりしてるんで、てっきり犯人はフランクの愛人でマットの同僚のレオンが怪しいと思ったんですけど、まさかの展開!!
 こんな単純な展開だなんて、逆にビックリです!!
 
 「えーッ!犯人は××だったのぉ~!!」
 正確には、犯人というより実行犯の1人ですけどね!!

 今作は、犯人当てのミステリーじゃないから、誰が犯人でも良いんですけど、このヒネリの無さは、逆に引っかかっちゃいました!!

 それにしても、マットの友人ジャンゴやアイサ・マイガ演じるアフリカ系の女性が殺されちゃう展開は救いが無さすぎ!!
 『リーサル・ウェポン2炎の約束』(89年)でパッツィ・ケンジットの扱いにも驚きでしたけど、『リーサル・ウェポン2炎の約束』でのその後のアクション映画度120%の展開に救われたような気がしましたけど、今作のような重い雰囲気の作品での登場人物殺しまくりは、さすがフランス映画!!

 でも、最後の方は普通の刑事アクション映画のように観ていて安心の展開なんで少しだけ救われたような感じですね!これで最後も暗い展開だったら、ドンヨリしちゃいますからね!!85点

 ジェラール・ドパルデュー(マット) 玄田 哲章
 オリヴィエ・マルシャル(フランク) 福田 信昭
 アーシア・アルジェント(カルーン) 湯屋 敦子
 アイサ・マイガ(ファリダ)      小橋 知子
 
いずれ絶望という名の闇 [DVD]

タキ・コーポレーション

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『マーターズ』フレンチゴアゴア

2010-01-23 09:44:01 | ホラー
マーターズ
MARTYRS(2007年フランス、カナダ)
 監督 パスカル・ロジェ
 脚本 パスカル・ロジェ
 出演 モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンバイノ

 ■ストーリー■
 1970年初頭、何者かに監禁され拷問されていた少女リュシーが、は監禁場所の工場から逃げ出すことに成功するのだった。リュシーは施設に保護され、同じく施設にいた少女アンナとう友達もできるのだった。
 15年後、ある日曜日の朝、平穏に暮らす、ごく普通の家族のもとに猟銃をもったリュシーが現れ、家族を惨殺していくのだった。リュシーはこの家族の母親が自分を監禁、拷問した犯人だと信じていたのだ。家族を殺し復讐を終えたリュシーは、アンナを呼び出すのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 2009年にホラー映画ファンの間で評判になった残酷ホラー。
 今、世間的にはこういうホラー映画が受けるんでしょうか??
 
 「う~ん、残酷なだけで普通…」

 感想を一言で言えば、それだけって感じです。
 
 二転三転するストーリーも、あまり驚けなかったです!
 冒頭から、リュシーが家族を殺すシーンまでは面白かったですけど、そのあと、だんだんと盛り上がりが欠けて、どんどん普通のゴアシーン満載のホラー映画に!!

 前半リュシーがヒロインかな??と思っていると、中盤からアンナがヒロインになっていきます。ストーリーも大幅に変わりまるで違う映画を観ている印象です。でも、ヒロインも変わり、作品の印象まで変わり、ここまで作品の印象が変わってしまうなら、いっそのコト中盤、アンナが捕まるシーンから映画が始まっても大丈夫な感じに!!

 この前半の展開って、観客を惑わすために、前半は勘違いサイコギャルが一般家族を間違って殺しちゃってどうしよう??っていう映画って思わせるためのストーリー展開なんでしょうけど、1回は通用しても2回、3回目の鑑賞にはキツイんじゃないでしょうか??

 オムニバス映画の1エピソードでも良い様な感じの作品に思えてきちゃいます!!二転三転するストーリーで驚かそうってコトなんでしょうけど、自分的には、全然驚けなかったです!!
 ごく普通の平和そうな家族の描写な中に、猟銃を持った少女が現れるシーンも、ホラー映画的には、それほど違和感は無いですしね!!
 
 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(75年)の可愛らしい“うさぎ”のシーンの方が、笑いもどぎつさも1000倍印象的!!まぁ、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』はラストのインパクトも今作の100000倍ありますけどね。
 あと、最近観た作品では、『ローグアサシン』(07年)の方がよっぽど、“だまされた感”が強くて楽しめました!!
   
 大体、ヒロインのアンナは殺人事件の起きた現場に長く居すぎ!!
 映画的には正解でも、あそこにずっといるのは解せないです!!すぐに警察を呼ぶとか、逃げたりしなきゃダメでしょ!!だから、あんなことに!!少なくとも謎の地下室を発見した段階で、監禁されている女性を助けているヒマは無いはず!!
 勝手に仮面も外しちゃって!!病院でやらないと、キズが化膿しちゃうでしょ!!勝手に風呂までいれて!!地下室を発見した段階で警察に電話すれば良かったのに!!映画としてストーリーがつながらないからいけないんでしょうけどね!!

 監禁、拷問しているカルト集団の目的も、ぶっ飛びすぎ!!だから、カルトなんでしょうけど…。
 あまりの身勝手さに、「死後の世界を知りたきゃ、自分で死ね!!」って感じです!!
 とにかく観て陰鬱な気分になること必至です!!ホラー映画を観て暗い気持ちになるなんて!!ハリウッド的なハッピー映画もイヤですけど、こういう作品も苦手です。

 大変、話題になった作品ですけど、自分的には最近のフレンチホラー映画としては、アレクサンドル・アジャ監督『ハイ・テンション』(03年)の方が断然好きです!!30点

マーターズ [DVD]

キングレコード

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『クライモリ禁猟区』クライモリ番外編

2010-01-17 17:19:34 | ホラー
クライモリ禁猟区
SPLINTERD(2009年イギリス)
 監督 シメオン・ハリガン
 脚本 シメオン・ハリガン
     スティーブン・トリミンガム
     マット・アーチャー
 出演 ホリー・ウェストン、サチャ・ダーワン、ソル・エラス、サディ・ピッカーリン、ジョナサン・リードウィン

 ■ストーリー■
 北ウェールズでは謎の生物に牧場が襲われる事件が発生していた。“ボドミンムーアの獣”の仕業ではないかと噂もたっていた。ソフィーは北ウェールズを調査するため仲間4人を連れ森へと向かうのだった。ソフィーとジョンは森の奥に向かい古い洋館に立ち入るが屋敷の中で何者かが現れ、ジョンは殺されソフィーは監禁されてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 イギリス製のホラー。
 タイトルに“クライモリ”の文字が入っていたのでてっきり「クライモリ」シリーズ第3弾“WRONG TURN LEFT FOR DEAD”(09年)だと思ってレンタルしちゃいました!!
 原題の“SPLINTERD”のタイトルを観てビックリ!!
 
 「しまった~!!これって『クライモリ』シリーズの3作目“WRONG TURN:LEFT FOR DEAD”じゃな~いッ!!」

 もう“クライモリ”ってタイトルにだけ反応して借りちゃいました!
 
 今作を“WRONG TURN:LEFT FOR DEAD”だと思って観たホラー映画ファンは全国に500人はいるはず!!
 DVDのパッケージとかしっかり読めば「クライモリ」シリーズじゃないのは、すぐに分かるんですけどね。観る前に、その作品の情報を余り入れないようにしてるんで、こういうコトもしばしばなんで、しょうがないんですけどね!!
 まぁ、間違って観た作品でも、面白ければ全然OKなんですけど…。


 冒頭、森の中でキャンプしようとして、近くの牧場が襲われているっていうことをソフィーが言ったら、仲間の1人サムが「何だ!それ知らないぞ」みたいなコト言うシーンがありますけど、サムってニュース観てないの??
 ニュースで事件のこと放映してるシーンあったし、新聞とかでも話題になってるでしょ!!
 
 ヒロインの監禁場所にサムが助けに来るシーンがありますけど、あそこらへんで監禁している男の正体が分かっちゃいました!!まぁ、冒頭からヒントありまくりなんですけどね。
 本当に「狼男」映画だとは思いませんでした!!
 
 と、中盤まで楽しく思って観ていたら、なんと驚きの展開!!
 「狼男映画じゃない!!」
 「それどころかホラー映画でも無いかも??」
 
 「クライモリ」シリーズでない上に、「狼男映画」でもない!!
 ダブルでショック!!

 まぁ、大きくジャンル分けすれば“ホラー映画”にはなるんでしょうけど、殺人をくりかえしているのが、普通の人間だし、ホラー映画っていうよりサスペンスとかスリラーって感じでしょうかね?? 

 それにしても、今作のランニングタイム90分は長すぎ!
 ほとんど低予算のホラー映画に毛が生えたくらいの感じの作品なのに90分はダメダメ!あと15分くらい短ければ、それなりに面白く感じれたのに!!
 ストーリーも、あともう1ヒネリ、2ヒネリあれば良かったのに…。40点

 
クライモリ 禁猟区 [DVD]

タキ・コーポレーション

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午後のロードショー『フォロー・ミー』放送

2010-01-12 20:57:32 | ホントの日記
 こんな記事、放送が終わってから書いてもしょうがないんですけど、2010年1月12日のTV東京(関東ローカルネタですいません)の「午後のロードショー」1972年のイギリス映画『フォロー・ミー』を放送しました!!

 『フォロー・ミー』って、TVの映画劇場で放送したのいつぶりでしょう??

 自分の記憶ではかなりな期間、放送されていなかった気がするんですけど。NTVの「水曜ロードショー」で放送されて以来ですか??そうしたら20年くらい経ってそう??←ちょっと自信ないのでうのみにしないで下さい!!

 ところで、読売新聞のテレビ欄を見ていたら、アメリカ映画になっていました!!なぜ??と思ったらTVブロスの紹介のページでもアメリカ映画になっていました。
 監督 キャロル・リード
 出演 ミア・ファロー、トポル
 で、どうやったら、アメリカ映画になっちゃうんでしょう??

 TV東京の「午後のロードショー」では昨年もマーク・レスターの『小さな目撃者』(70年)を放送してくれたし、この調子でドンドン1970年代、1980年代の映画を放送して欲しいです!!

 あまり話題にならず、ソフト化もされないけど忘れがたい作品をもっともっと放送して下さい!!
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『彼が二度愛したS』巻き込まれ型いつもネタ

2010-01-11 19:40:16 | サスペンス
彼が二度愛したS
DECEPTION(2008年アメリカ)
 監督 マーセル・ランゲネッガー
 脚本 マーク・ボンバック
 出演 ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、ミッシェル・ウィリアムズ、リサ・ゲイ・ハミルトン、マギー・Q、シャーロット・ランプリング、ナターシャ・ヘンストリッジ

 ■ストーリー■
 会計士ジョナサンは監査員として派遣された法律事務所で弁護士ワイアットと知り合う。ジョナサンは、あこがれるような生活を送るワイアットと意気投合するのだった。そんなある日、ジョナサンはワイアットが入会している会員制のセックスのための秘密クラブの存在を知るのだった。ジョナサンは秘密クラブを利用して美女とセックスを楽しむが…。

 ■感想■ 
 ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、ミッシェル・ウィリアムズ主演の巻き込まれ型スリラー映画。
 今作のテーマは、まさに“セックス”!
 でもエロなシーンは全然無いので、そういうシーンを観たい人はアダルト作品をどうぞ。

 色々な病気とかが流行したせいで、007映画でも、ジェームズ・ボンドが手当たり次第、美女とセックスしなくなったのに、ユアン・マクレガーはやりまくり!!
 「う~ん、時代にマッチしていない設定・・・」
 それにしても、この映画の設定、全然目新しく無いです!!
 
 孤独な主人公に近づいてくる怪しいセレブ!
 そのセレブが入会している秘密クラブの存在を偶然知り、そのクラブで知り合った女性にのめりこむ主人公!
 もうここまでで、いつの映画??
 って思っちゃいます!使い古された設定で罠にはまる主人公のユアン・マクレガーの自業自得!!
 
 そんなオイシイ話が転がり込んで来るわけが無いでしょ!!

 でも、ユアン・マクレガーならそんな罠にもはまりそうだし、キャスティング的には問題ないですよね。
 ジェイムズ・シーゲルの「唇が嘘を重ねる」(ヴィレッジ・ブックス)の映画化作品『すべてはその朝始まった』(05年)なんて、罠にはめるターゲットがクライヴ・オーウェンですもんね。ユアン・マクレガーとクライヴ・オーウェンだったら、ユアン・マクレガーを罠にかけた方が安全そうですもんね!!

 それにしても観ている間にドンドン次の展開が分かってしまうようなこういうサスペンス映画は、ストーリーをもう1ヒネリ、2ヒネリして欲しいです。ヒュー・ジャックマンが、そんな良いヤツにも見えないですしね。階段でアパートの住人に挨拶するシーンも、挨拶した段階でネタが割れちゃってます!!
 ユアン・マクレガーも最初こそ忙しそうに仕事をしてましたけど、そのあとはチャラチャラ楽しそうに遊んじゃって、日本人の多くの人間からみたら、すごくうらやましい!!孤独かもしれないけど、すごく時間あるじゃん!!仕事もちゃんとあるし!!
 「何、わがまま言ってるんだ!!」
 って思っちゃいます!!サスペンス映画の見方としてはダメな見方なんでしょうけど。

 脚本は『アダム 神の使い悪魔の子』(04年)、『ダイ・ハード4.0』(07年)のマーク・ボンバックですけど、どうやらサスペンス系やホラー系よりもアクション映画の方が得意なんでしょうか??少なくとも『ダイ・ハード4.0』はけっこう楽しく観れましたんで!!今後の脚本作を観てみないと分からないですけどネ。

 実は主人公は死んでました!!

 夢オチでした!!

 犯人は主人公でした!!

 主人公は頭が不自由になっていて新たな人格を形成して犯罪をおかしていました!!

 とか、そこまではひどいオチのストーリーで無いですけど、今作は、どこかで観たコトあるような既知感たっぷりのサスペンス映画なんで点数は低めです!!
 今作も、メチャクチャひどいワケでは無いんですけど、今1つって感じなんですよね。ストーリーが良くありがちな作品なんでマイナス20点で 40点 
彼が二度愛したS [DVD]

Happinet(SB)(D)

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『ゾンビ』新世紀完全版DVD-BOX超絶仕様判明!!

2010-01-09 10:53:17 | DVD新譜の記事
 ㈱スティングレイさんから2010年4月23日に発売になる『ゾンビ』(78年)の“新世紀完全版5枚組みDVD-BOX”の仕様が1月8日に発表になりました!!
 詳しくは“allcinemaSELECTION”のサイトで確かめて下さい!!
 
 ・5枚組みの超豪華仕様での発売!
  (ダリオ・アルジェント監修版、ディレクターズカット版、アメリカ公開版、
 ・日本語吹替え収録!!
 ・その他も超豪華な究極仕様での発売です!!

 すごいです!!
 最近は、DVDの発売で、驚くコトはあまりなかったですけど、これはすごい!!
 久々の衝撃!!
「木曜洋画劇場」放映+欠落部分新録での日本語吹替えつき!!(ダリオ・アルジェント監修版)

 139分のディレクターズカット版は日本語吹替え新録です!!

 すごすぎです!!
 字幕→英語→字幕→英語でなく、ダリオ・アルジェント監修版とディレクターズ・カット版が観れるだけでもすごいのに、HDマスター(ダリオ・アルジェント監修版、ディレクターズカット版)、64ページ解説書つき!!
 
 今から楽しみです!!

 でも、TV東京の「木曜洋画劇場」で放映した吹替え音声は2度目の放送した音源なんでしょうか??
 1度目の放送(“サスペリア版”)は音楽も違うし、セリフも“悪い意味”ですごすぎでしたからね!!“サスペリア版”を観たときは、あまりのショックに呆然となっちゃいましたから。「惑星イオス」だとか、「赤ん坊を育てる場所を見つけなきゃ」とか余りの吹替えに、その後、1週間くらいショックを受けたままでしたから!!(「惑星イオス」の説明は2度目の放送版にもあったような無かったような、ちょっと自信なし)
 あの「まかせとき~」は作品の印象を変えるインパクトがあるあれは日本語吹替え版でも1,2を争う迷セリフ!!ですよね~!!
 本当は、その前の「赤ん坊を育てる」うんぬんの箇所が“迷セリフ”なんですけどね!!

 「木曜洋画劇場」で最初に放送された“サスペリア版”は絶対に使わないで欲しいです。2度目の放送版であることを祈ってます!!
 
 

 『ゾンビ』は、自分が最も好きな映画の1本なんで、今回の発売はすごくウレシイです!!生まれてから1番回数を観た作品かも??
 日比谷映画でロードショー公開を観てから、その後、「ゾンビ」を上映する映画館(名画座)を観てまわった記憶が!!
 当時、名画座では『ゾンビ』は、ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』と一緒に上映されることが多かったような記憶が!!なんで『ハロイィン』も十何回も劇場で観てます…。まぁ、『ハロウィン』も好きな作品なんで全然OKなんですけど。
 その後、かなり経ってから、VHS、レーザーディスクと観続けて、今般、究極の仕様での発売!!本当にウレシいです!!

 自分が『ゾンビ』と同じくらい好きな作品は
 『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(82年)
 『愛しきは女ラ・バランス』(83年)
 『プロフェッショナル』(←ジャン=ポール・ベルモンド主演の1981年の方です)の3作品くらい!!
 
 
 とにかく、『ゾンビ』のDVD-BOX、今か今かと発売を心待ちにしながら発売を待ってます!!
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『ローグ アサシン』ステイサムVSジェット・リー

2010-01-07 00:01:23 | アクション
ローグ アサシン
ROGUE ASSASSIN(2007年アメリカ)
 監督 フィリップ・G・アトウェル
 脚本 リー・アンソニー・スミス
     グレゴリー・J・ブラッドリー
 出演 ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ジョン・ローン、デヴォン・青木、石橋 凌、ルイス・ガスマン、ナディーン・ヴェラスケス、ケイン・コスギ、テリー・チェン

 ■ストーリー■
 FBI捜査官クロフォードとトムは、ギャングの抗争現場に踏み込み伝説の殺し屋ローグを追い詰めるのだった。そしてトムが放った銃弾によりローグは水の中に逃げ込むのだった。しかし、ローグはトムとその家族の元へ現れ彼らを惨殺するのだった。
 3年後、チャイニーズマフィアのチャンと日系ヤクザのシロの組織が対立し一触即発の状態にあった。そんなある日、行方不明だった殺し屋ローグが現われ、2つの組織の争いを助長するかのように殺しを始めるのだった。
 
 □■□ネタばれあり!□■□
 ■感想■
 ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー主演のハードアクション。
 ジェイソン・ステイサムが友人の復讐に燃えるFBI捜査官、ジェット・リーが元CIAの伝説の殺し屋を演じています!!
 
 「いや~!面白かった!!」

 最後の最後の方のオチが気にいらないですけど、その前に起きる“ある出来事”のおかげで、プラス30点!!
 こんな、ドンパチ!ドンパチ!ドッカーン!ドッカーン!の作品で、こんなドンデン返しを見れるなんて!!
 
 ミステリー映画を観て「やられた~!!」ってことはありますけど、アクション映画でここまでだまされたのは始めて!!
 スラッシャー映画と思わせておいて、ミステリー映画真っ青の犯人の正体で思わず驚かされた『テラー・トレイン』(80年)以来の驚きです!!
 ここまでだまされると気持ちが良いです!!

 「刑事コロンボ」のクリエイター、ウィリアム・リンク、リチャード・レビンソンの『殺しのリハーサル』(82年)や、ダリオ・アルジェント監督の傑作ジャッロ『サスペリアPART2』(75年)なんかは、
 「やられた~!!」
 と思っても、ジャンル的にはミステリー映画なんで、ある程度だまされるコトを期待しながら観ていますけど、『テラー・トレイン』や今作は、まさかこんなオチが用意されているとは思わないので、ビックリ度200%です!!

 ただし、今作のオチを楽しめる度量の広さがないとミステリー映画ファンは怒りだしそうなので、心を広くして観て下さい!!あと、アクション映画ファン以外はジェイソン・ステイサムVSジェット・リーの戦いなんて興味ないから今作を観るコトはあんまりなさそうなのが残念!!
 
 ジェット・リーが石橋凌についたり、ジョン・ローンについたりしてるもんだから、てっきり黒澤明監督の『用心棒』(61年)系のオチなの??って思っていたら、まるっきり違う方向に!!

 ここ数年観た作品の中ではフランス映画『迷宮の女』(03年)や香港ノワール『ベルベット・レイン』(04年)なみの驚きです!!
 これで、今作がどれだけビックリさせてくれる映画かわかるはず!!
 どうも例えも『ベルベット・レイン』や『迷宮の女』を観た人しか分からない例になっちゃってすいません!!

 それに、このビックリさせるオチがなくても、今作は十分面白いところが今作の良いところです!!
 ジェット・リーは不死身で強すぎ!!ジャイソン・ステイサムもやり手のFBI捜査官を演じていて、2人の対決が起こるであろうクライマックスに向けてストーリーが盛り上がっていきます!!
 “ジェイソン・ステイサムVSジェット・リー”
 って聞いて、観たがらないアクション映画ファンはいないはず!!
 なんて言いつつ、自分は、今まで観てませんでした!!
 でも、実は、2人の対決には、この作品のキモであるオチが効いているので、盛り上がらないという事実!!このオチがあるから今作は面白いのに、そのオチのために盛り上がらない2人の対決シーン!!
 「う~!どうすれば良いの??」
 でも、自分は今作のオチは好きです!! 90点
ローグ アサシン [DVD]

角川エンタテインメント

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『パニッシャー:ウォーゾーン』リ・リメイク

2010-01-06 00:18:33 | アクション
パニッシャー:ウォーゾーン
PUNISSHER THE WAR ZONE(2008年アメリカ)
 監督 レクシー・アレクサンダー
 脚本 ニック・サントーラ
     アート・マーカム
     マット・ハロウェイ
 出演 レイ・スティーブンソン、ドミニク・ウェスト、ジェリー・ベンツコリン・サーモン、ダグ・ハッチソン

 ■ストーリー■
 ギャングに家族を殺されたフランク・キャッスルは、法では裁けぬ犯罪者に制裁を加える“パニッシャー”となった。フランクはギャングのボス、ビリー・ルソッティに制裁を加えるためパーティ会場に潜入、現場にいた者たちをふくめ皆殺しにするのだった。しかし、この中にはFBIの潜入捜査官がいたのだった。ギャングを殺すつもりでFBI捜査官を殺してしまったことに苦悩するのだった。一方、フランクと争ったときに、2枚目の自慢の顔をズタボロにされるも生き残ったルソッティは、不気味な顔になりながら“ジグソウ”と名前を変えパニッシャーへの復讐に燃えていた。

 ■感想■
 マーベルコミックの人気コミック“パニッシャー”の3度目の映画化!
 続編でなく2度目のリメイクです!

 ドルフ・ラングレン主演のオーストラリア映画『パニッシャー』(89年)は無かったコトにしているのかもしれないですけど、前回の映画化作品は、今作のたった4年前の『パニッシャー』(04年)なんですよね!!
 たった4年でリメイクって早すぎでしょ!!
 
 ちなみに2004年版は監督ジョナサン・ヘンズリー、脚本ジョナサン・ヘンズリー、マイケル・フランス、出演トーマス・ジェーン、ジョン・トラボルタ、レベッカ・ローミン=ステイモス、ロイ・シャイダーというかなり豪華な出演者のメジャー作品だったのに!!
 歌手の殺し屋やロシア人の屈強な不死身な殺し屋とかキャラクターも面白いキャラクターも出てきてけっこう楽しめたんですけど、肝心なストーリーが、ジョン・トラボルタの奥さんの浮気疑惑とか駐車違反の偽装工作とかやっていることが、チマチマしてて、これってコメディ??みたいな感じですからね!!
 脚本を、もう2回くらいリライトして暗い感じのストーリーにすれば良かったのに…。冒頭のトーマス・ジェーンの家族が殺されるシーンくらいまではけっこう雰囲気が良かったんですけどね。
 トーマス・ジェーンも『ドリームキャッチャー』(03年)、『ミスト』(07年)とエンターテイメント作品への出演が最近多いですね。

 ちなみに自分は、ドルフ・ラングレン主演の『パニッシャー』が1番スキです!!ドルフ・ラングレン出演の作品の中でもベストかも??
 マフィアとパニッシャーの戦いにジャパニーズヤクザの女ボスが絡んできて、なぜかヤクザの配下には忍者まで!!アクションシーンも緊張感が持続してますしね。冷酷なマフィアが自分の子どもになると普通の父親になってしまったり、パニッシャーと協力すると見せかけて最後は裏切ろうとするし、3つの“パニッシャー映画化”作品の中では、1番コミック的でなおかつアクション映画としても面白い作品になっていると思うんですけどね。ちなみに『パニッシャー』(89年)は日本語吹替え版のVHSが存在しているので、DVD化の際には日本語吹替え音声つきでソフト化して下さいね!!

 ところで、2度目のリメイクの今作『パニッシャー:ウォーゾーン』なんですけど、前回の映画化作品の反省からか、暗い雰囲気の作品になってます!
 別に画面の雰囲気とかは暗くなくても良いんですけどね。前回の反省をするなら、主人公が身を寄せるアパートでのホームドラマ的なドラマ部分や、ジョン・トラボルタの奥さんの浮気疑惑がメインのストーリー展開の部分でしょう!!

 今作で際立ってるキャラクターは、3人のサーカスの曲芸師のような殺し屋ですけど、パニッシャーに瞬殺されちゃいます!!このシーンはけっこう笑えました!!てっきり強敵になるのかな??って思ったら戦闘シーン無しって!!
 でも、ボスのジグソウとジグソウの弟のビン・ジムのキャラクターって、やっぱりコミック度高すぎでしょ!!どちらかと言えばリアルっぽいダークなアクション映画風の今作の中で浮いてる感じが…。

 今作を一言で言うと、悪くないけど良くも無いって感じですかね??
 今作独自の魅力が特に無いって印象を受けちゃいます!!ゴアシーンとかアクションシーンがやたら目立つだけに、ちょっと惜しい気が…。

 誤って潜入捜査官を殺してしまったコトに悩むシーンもほとんど一瞬で
 「エッ、それで終り??」
 みたいな感じだし!!そこをもう少し掘り下げたら良かったかも??
 3度目の映画化ですけど、今度こそシリーズ化できるでしょうかね??65点

パニッシャー:ウォー・ゾーン [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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『ドゥームズデイ』スコットランド2035

2010-01-05 00:15:35 | SF
ドゥームズデイ
DOOMSDAY(2008年イギリス)
 監督 ニール・マーシャル
 脚本 ニール・マーシャル
 出演 ローナ・ミトラ、ボブ・ホスキンス、マルカム・マクダウェル、アレクサンダー・シディグ、エイドリアン・レスター、デビッド・オハラ

 ■ストーリー■
 2008年、スコットランドで原因不明のウイルスにより感染した者は出血とともに死亡するという病気が発生する。治療方法の分からぬまま病気が蔓延する中、イギリス政府はスコットランド自体を高い城壁で囲み外界との接触を遮断するのだった。また上空は飛行禁止区域となりスコットランドは完全に封鎖された状態になるのだった。
 時が経ち、2035年、スコットランドが閉鎖される直前、兵士に助けられた幼い娘エデン・シンクレアはイギリス政府のやり手の捜査官となっていた。ある日、麻薬捜査班の手入れの最中、例の殺人ウイルスに感染した患者が発見されるのだった。このままではイギリス全土にウィルスが蔓延してしまうのは火を見るより明らかだった。しかし、全滅したスコットランドで生存者が確認されるのだった。ウィルスの血清の存在を確かめ入手するためエデンをリーダーとする特殊部隊が結成されスコットランドへと向かうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『ドッグ・ソルジャー』(02年)、『ディセント』(05年)のニール・マーシャル監督が描くバイオレンスSFアクション。
 ジョン・カーペンター監督の近未来傑作アクション『ニューヨーク1997』(81年)と、世界中のエンターテイメントSF映画に影響を与えた荒廃した世界でのカーアクション『マッドマックス2』(81年)を足して、『世界が燃えつきる日』(77年)のエッセンスを掛け合わせたような作品です!!
 “(『ニューヨーク1997』+『マッドマックス2』)×『世界が燃えつきる日』”な作品をニール・マーシャル監督風にに仕上げました!!って感じの傑作SF映画!!

 エンターテイメントのデストピア系近未来アクション映画を作ろうと思ったら、100人の監督、脚本家が作ろうとして「マネになっちゃうからなぁ…」と思って躊躇してしまうような映画を堂々と作りあげてしまいました!!

 「面白い!面白ろすぎ!」

 『マッドマックス2』以降、大量に作られたイタリア映画のエピゴーネン系作品の良いところをいくつも集めて1本の作品にしちゃいました!!って印象です!!
これってけなしているみたいにとっちゃう映画ファンもいるかもしれないですけど、自分にとっては最高のホメ言葉です!!
 
 『ニューヨーク2019』(84年)
 『カー・バイオレンス』(83年)
 『ブロンクス・ウォーリアーズ』(82年)
 『ブロンクスからの脱出』(83年)
 といったマカロニSF映画の傑作4本を1作品にしてしまったような感じで面白いです!!

 面白いものは、どう料理しても面白くなる!!っていう良い見本です!!
 ニール・マーシャル監督も1980年代のSF映画が好きなんでしょうね!!
 まぁ、今まで監督した作品が狼男映画の『ドッグ・ソルジャー』と、地底を舞台にしたホラー『ディセント』ですから当然こういうジャンルの作品は好きなんでしょうけどね!!

 ウィルスが蔓延しそうだから、スコットランドを高い城壁で囲んでしまうなんて!!
 普通、この設定を言っただけで「『ニューヨーク1997』だからやめよう!!」ってなっちゃうのに、
 「だから、どうしたっ!!」
 って感じで、次から次へと見せ場を用意して、観客をグイグイ画面に引きずりこんでいっちゃいますから!!まぁ、もともと今作を観て喜んでる映画ファンは、これってあの作品のマネ??なんて思う人はいないはずですからね!!

 ニール・マーシャル監督は、もうこの路線でSFアクション映画をドンドン作っていって欲しいです!!ホラー映画ファンには『ディセント』の方が評判が良いのかもしれないですけど、自分的にはなんでもかんでもアリの今作『ドゥームズデイ』の方が1000倍好きです!!
 とにかく色んな要素ありの状態は、まさに面白くするためなら何でもありのマカロニSFアクションと同じ状態!!

 『ニューヨーク1997』『マッドマックス2』好きな映画ファンはもちろんのこと、マカロニSFアクション映画ファンも必見!!
 自分的には、イタリア製の『レプリコップ未来刑事』(85年)、『ラッシュ地獄からの脱出』(83年)、『ラスト・ソルジャー』(ビデオ題:『ザ・エクスキューター』)(83年)等、マカロニSFより好きです!!まぁ制作費もそういった作品の何百倍もかかってますけどね!!
 
 映画のラストでパンク集団のアジトに、ヒロインが戻りますけど、あのシーンだけは理解できないです!!映画的にはアリなラストでしょうけど、あんなカニバルなパンク集団のところに戻るのだけはダメダメ!理解不能です!!イギリスに帰るよりあそこにいる方が安全なのかもしれないですけどね。
 上司のボブ・ホスキンスとヘリコプターでイギリスに帰って欲しかったです!!その展開の方が素直に観れたのに…。

 あと今作で面白いと思った設定は、普通、こういう荒廃した地区に2つのグループがいたら、片方のグループが頭がおかしかった場合、もう一方はマトモってことが多いですけど、今作の場合はカニバルのパンク軍団と中世風のガイキチグループと2つのグループともイカレテるってところです!!まぁ、塀に囲まれて28年間も外界と遮断されていたらオカシクなっちゃうのが普通なんでしょうけど。

 あと28年間も供給がなかったはずなのに缶詰があるのは、どうなんでしょう??缶詰の中身って、液体状のモノって蒸発しちゃってりしないんでしょうか??あとケータイ電話とか車って28年間もほっといてても使えるんでしょうか??車はバッテリーが上がっていそうですけど。
 ちょっとわからないですけど。まぁ、些細なコトなんですけどね。そんなコト抜きにして楽しむ作品でした!!
 とにかく2009年度ベスト10に入る作品です!!SFアクション映画ファン必見!!
100点

ドゥームズデイ アンレイテッド・ヴァージョン [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』甘甘ラスト!

2010-01-04 00:15:09 | 日本映画
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
(2008年日本)
 監督 本木 克英
 脚本 沢村 光彦
 原作 水木 しげる
 出演 ウェンツ 瑛士、北乃 きい、田中 麗奈、大泉 洋、緒方 拳、寺島しのぶ、 萩原 聖人、佐野 史郎

 ■ストーリー■
 夜中にかごめの歌を聞いた若い女性が行方不明になる事件が発生する。現場には銀のうろこが残されていた。ゲゲゲの鬼太郎は、女子高生の楓とともに事件の調査を始めるが、この事件には1000年の呪いが関係していた。

 ■感想■
 2007年の『ゲゲゲの鬼太郎』の続編。
 主人公の「ゲゲゲの鬼太郎」のウェンツ瑛士をはじめ、田中麗奈、大泉洋等オリジナルと同じキャストです。

 いかにも子ども向けでジュヴナイルな内容だった前作と比べて格段と映画っぽくなりました!!
 「どうせ、つまらないでしょ…」
 と思って観たんで、けっこうビックリ!!

 でも、でも、でも、やっぱり子ども向けな展開に!!子どもが観ても楽しめて、大人が観ても楽しめる作品を作って欲しいです!!
 最後、ぬらりひょんに操られた怨念の集合体が暴れだして、町に向かうのに、良いところで事件が解決!!寺山しのぶが萩原聖人と会って誤解が解けて和解してしまうところで、超ガッカリ!!
 人間に対する恨みは残っているはずだから、あそこは、あのまま街中に怨霊が攻めていって暴れまくって街の人々を殺しまくって死屍累々状態にしてくれないと!!
 せめて街を破壊して、人々を500人くらい殺すくらいのシーンを描いてから寺山しのぶの怒りが鎮めて欲しかったですね。
 まぁ、映画館に子どもを連れて行った親からすごいクレームがくるんでしょうけどね!!
 クレームつける親なんか無視して血まみれのスプラッター修羅場を描いて欲しかった。妖怪がでてくるホラー系の作品で、人が死ぬシーンを描かないなんて、カレー粉の入っていないカレーみたいです。
 映画を年に1~2回くらいしか観ないのに、スプラッターシーンとかあったら怒るんでしょうね!!まぁ、自分もここ最近は、映画館にはあんまり行って無いんで偉そうなことは言えないんですけど。
 ビデオゲームみたいに、“この映画には残酷なシーンが含まれています”みたいなシールをポスターに貼ってスプラッターシーンを描いて欲しかったですね。

 スプラッターシーン無し!
 ハッピーエンド!
 
 作り手の意識の「今作をを観る層は子どもだから」っていうのが全面に出すぎ!!
 でも、自分が親で、小さな子ども連れて行って、今作で血まみれな残酷シーンあったらけっこうショックだろうなぁ!!どうせなら、いっそのコト“R-15"にしちゃうとかどうでしょう??
 前作より、映画っぽくなっているだけにちょっと考えちゃいました!!撃たれれば血が出るし、死ぬときは死ぬ!ディズニーの映画じゃないんですから!!
 『ピーターパン』や『バンビ』を観にいくつもりで『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』を観に行く人ばかりじゃないと思うんですけどね。

 でも、アイドル映画や、難病物やケータイ小説の原作の映画化みたいな映画よりは1000倍は良いですからね!!55点 

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 スタンダード・エディション [DVD]

ポニーキャニオン

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『監禁ハイウェイ』ミステリードライブ

2010-01-03 07:49:07 | スリラー
監禁ハイウェイ
HUSH(2009年イギリス) 
 監督  マーク・トンデレイ
 脚本  マーク・トンデレイ 
 出演  ウィリアム・アッシュ、クリスティン・ボトムリー、アンドレアス・ウィズニュースキー  

 ■ストーリー■  
 ハイウェイのサービスエリアにポスター付け替えの仕事をしているゼイクスは、彼女のベスを乗せ、雨の夜の中、ハイウェイを走っていた。運転中、ゼイクスは、追い越していったトラックの荷台の扉が偶然開くところを見て、女性が助けを求めているの知るのだった。
 仕事もあることから、目の錯覚であったのではないかと思いゼイクスは見てみぬふりをするが、ベスは「なぜ助けようとしないのか」とケンカになってしまうのだった。次のサービスエリアで激しい口論になったあとベスが行方不明になってしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!本当にあります□■□  

 ■感想■
 恋人と他の女性が監禁された大型トラックを追跡する青年を描いたハイウェイを舞台にしたスリラー。 
 今作はハイウエイを舞台にしているので、てっきりアメリカ映画かと思いきや、イギリス映画です。  
 イギリスなんで主人公も拳銃を持っていないのでかなり怖い状況に追い込まれていきます。アメリカだったらすぐに拳銃とか持ち出しそうな状況ですもんね。そのときは犯人も拳銃を持っていますけどね!
 でも、まぁアメリカ映画でも、こういうジャンルのホラー映画、スリラー映画に出てくる主人公って、拳銃とか持っていないんですけどね!
 
 チャック・ノリスやスティーヴン・セガールが主人公だったら、拳銃を持っていなくても全然怖くないんですけどね!  
 
 今作を観て思い出したのは、フジTVで1983年に放映されたドイツ製のスリラー映画『ミステリーハネムーン』(1979年)です。
 『ミステリーハネムーン』は新婚旅行中に体調の悪くなった奥さんが救急車を呼んだあと、その救急車に連れ去られてしまうという作品です。
 主人公はトラッカーと協力して奥さんを救い出すという作品です。 
 良く考えると、トラッカーは主人公の味方でした!!今作とは全然違う!!  
 
 『ミステリーハネムーン』の影響っていうより、どちらかというとカート・ラッセル主演の『ブレーキ・ダウン』(1997年)の方ですよね!!
 『ブレーキ・ダウン』は、車が故障した夫婦が後からやってきたトラックに奥さんだけを次のダイナーまで送ってもらったら、奥さんが連れ去られてしまうというストーリーのスリラー映画です。  
 とにかく、ハイウェイとトラックっていうのはスリラー映画と相性が良いですよね!運転席も高くて良く見えない上に、あの大きなトラックの存在感!!もうそれだけで恐怖を感じちゃいます!! 
 スピルバーグ監督の『激突!』(1971年)もトラックの運転手が特に誰かを見せないようにして大型トラックそのものをモンスターのように演出してましたもんね。  

 ちなみに『ミステリーハネムーン』は『アフリカン・シンジケート』(2008年)としてリメイクされているそうです!!
 近くのレンタルビデオ屋で確認したら取り扱い無し!!
 「う~、観てみたかったのに…」

  話題を今作『監禁ハイウェイ』に戻すと、彼女を誘拐された主人公がトラックを追って追って追って追って追い詰めるスリラー映画です!!
 映画の中で、犯人はしっかりと描かれていないんですけど、犯人はなぜか、ホラー映画のモンスター家族が住むような恐ろしいアジトに住んでいます!!
 女性を閉じ込めているであろう檻の数!数!数!

 「えーっ、こんなに誘拐してるの??」 
 
 どこから誘拐してきたか分からないですけど、イギリスでもアメリカ同様、こんなに行方不明者が出ても捜査が行われないくらい行方不明者が多いんでしょうか??
  あのアジトは何?? 

 一般的なサスペンス映画が、一気にホラー映画になっちゃった感じです。 
 誘拐した人間はどうしていたんでしょうね??  
 ところで、主人公がトラックから逃げてきた女性と農場に逃げ込むシーンがありますけど、あそこのシーンで 「この農場は怪しい!!この老夫婦が犯人の一味だ!」 って思わず叫んじゃいました!! 
 これって、ホラー映画の観すぎですよね!!素直に映画を観れなくなってますね!監督と脚本家の思うツボにはまってしまった形に…。 この老夫婦は、この後、すぐに殺されちゃうんで、そんなに引っ張るミスリードでも無いんですけどね。 でも、この農場で、トラックから逃げてきた女性が電話線が切られた電話で警察と話しているのを観て老女が震えるシーンはかなりインパクトがありました!! 
 このシーンはうまいです!! 何気ないシーンですけど、このシーンだけでプラス20点って感じです!!  ま
 ぁ、もともとトラックから女性が逃げて来られた状況がすでに怪しいんですけどね。「ケータイも圏外だ」とかいって騒いでるし…。
 あと犯人とぐるになっているサービスエリアの男がいましたけど、良く考えると無事でいるのはずないですよね!!主人公のこれからの行方を不安にさせるためのキャラクターなんでしょうけど、警察が捜査したらサービスエリアでアフリカ系イギリス人が目に棒が刺さって殺された事件の犯人の容疑者で指名手配されているはず!!  
 今作のランニングタイムは92分ですけど、ちょっとだけ長いです!!あと10分くらい短かったら、テンポが良くなって面白くなったのに!! ところで、主人公のゼイクスと彼女のベスはどうなったんでしょうね??68点
監禁ハイウェイ [DVD]

角川エンタテインメント

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