DOLAN’S CADILLAC(2009年アメリカ、イギリス)
監督 ジェフ・ビーズリー
脚本 リチャード・ドーリング
原作 スティーヴン・キング
出演 ウェス・ベントリー、クリスチャン・スレイター、エマニュエル・ヴォージェ
グレッグ・ブリック、エイダン・ディヴァイン
■ストーリー■
トムとエリザベスの教師の夫婦はごく普通の暮らしを送っていた。しかし、ある日、荒野を馬で散策中に妻のエリザベスが、ギャングのドランの人身売買現場に出くわしてしまうのだった。メキシコ人がしくじったため、ドランはメキシコ人の運び屋を殺していくのだった。殺しの現場を目撃したエリザベスは逃げ出すが、携帯電話を落としたために身元が割れてしまうのだった。ドランは口止めのため、トムとエリザベスの自宅のベッドの上に、閉めた口を縫合した死体を置き脅してくるのだった。正義感からエリザベスはドランを裁判での証人になることを決意するのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
スティーヴン・キングの短編の映画化作品。
短編の映画化ということで短めのランニングタイム88分と映画としても短めの作品になっています。
でも、ヨーロピアンフィルムマーケットでは、105分版があるそうです!
この短編の映画化作品に“105分!”15分も長いなんて!
「観てみたい!」
妻を殺された主人公が、復讐するために、特別に大型の拳銃を銃砲店で買いますけど、あんな大型拳銃持ち歩いたら目立っちゃいますよね!
それに、ギャングの用心棒たちも拳銃の腕前がすごくて、30メートルくらい離れた相手や、7~8メートル離れた、突撃銃を撃ってきているギャング相手に額の真ん中に銃弾を 撃ち込んでますけど、普通は拳銃じゃ、当らないでしょ!
素人の主人公じゃ、それこそ拳銃なんて使いこなせないでしょ!!
拳銃でなく、ライフルを購入した方がよっぽど、良いと思うんですけどね。
中国マフィアとの取引を裏切ったドランが襲われるシーンがありますけど、中国マフィアって、3人しかいないんですか??なんかそういうところは、こういう真剣なスリラー映画としてチグハグな感じがしちゃいますね。
まぁ、お金があって、連絡方法が分かるなら、“ゴルゴ13”を雇うのが1番手っ取り早いんですけどね!
いかにも短編の映画化って感じの作品で、すぐにクライマックスになって、あっという間に終わったっていう印象の作品になっています。
でも、でも、でも、あの道路の仕掛け!あれは問題あり!
あのまま放っておいたら、すぐに掘り出されて、車ごと出てきて事件が明るみに出ちゃいそうですよね!
いくら田舎の荒野の幹線道路でも、交通量があるから、あんなコマギレな道はすぐに歪みが出てきちゃいますよね!
最後の方のシーンで見てると、キャデラックのサンルーフのすぐ上に道路のコマギレを置いていましたもんね。あれじゃ、すぐに道路が凹んで、事件がバレちゃうでしょ!
あと、ドランが、道の穴に落っこちたあと途中から携帯電話が通じるようになったのに、どこにも連絡しないのも不思議!!普通は組織のメンバーか警察にでも連絡するでしょう!!
突っ込みどころ満載!! 60点
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