@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『新・刑事コロンボ』殺意のナイトクラブ

2007-01-10 08:27:43 | 外国テレビシリーズ
 年末年始のTV番組の最大の楽しみといえば、夜を徹して放映される日本語吹替えの映画劇場!でも、今年も昨年にもまして少ない!少ない!少ない!
 みんなが衛星放送が、入ってるわけじゃないんだから!ビデオレンタルだって行かない人が大勢いるんだから!
 せめて、普段、映画を放映していないチャンネルは、映画を放映して!(TV東京さん以外ですよ!)

 でも、年末年始も日本語吹替えで映画を放送頑張ってるのは、TV東京だけ!
 日本テレビは、昨年も放送してましたけど今年も「刑事コロンボ」を放送しました。正確には、「新・刑事コロンボ」ですね。でも、今年は最新作の「殺意のナイトクラブ」1本のみ。それも字幕スーパー放送。もう「刑事コロンボ」でさえ、字幕スーパーなのね。
 吹替え版が存在してるにも関わらず、字幕スーパー版を放映するなんてっ!!!なんか、TVの映画劇場もさみしいですね!(ちなみに、今作のコロンボの声は銀河万丈さんです)

殺意のナイトクラブ
COLUNBO LIKES THE NIGHTLIFE(2003年アメリカ)
 監督 ジェフリー・ライナー
 脚本 マイケル・アレイモ
 出演 ピーター・フォーク、マシュー・リス、ジェニファー・スカイ

 ■ストーリー■
 ナイトクラブ“釣り餌(ベイト)”の経営者ジャスティンは、友人のトニーに出資してもらうが、トニーの前妻ヴァネッサとつきあっていた。ヴァネッサの家で偶然そのことを知ったトニーとヴェネッサが口論になり、突き飛ばしたはずみでトニーが頭を打って死んでしまうのだった。ジャスティンは、出資してもらう時間の38時間後まで死体を隠すことにするのだった。しかし、その一部始終を目撃している男が彼らの前に現れるのだった。

 ■感想■
 刑事コロンボも、こんな事件を扱うようになっちゃいましたね。単なるはずみの事故の偽装と、計画性の薄い殺人事件ですからね。そんなこと言っても、「刑事コロンボ」の新シリーズ(旧45エピソードの後のシリーズってことです。「新・刑事コロンボ」ってことです。)は、オリジナルの脚本、原案作品でなくエド・マクベインの原作を使うくらいだから、今作は、雰囲気が違うもののオリジナルな作品って意味では、まだまだ刑事コロンボ的ですかね??
 でも、オープニングのタイトルやクレジットの出方、音楽など、ピーター・フォークがコロンボを演じてる以外、全然「刑事コロンボ」じゃないみたいです。
 ホントに、単なるごくごく普通のミステリー物のTVムービーに“ピーター・フォークの刑事コロンボ”が絡んでくるだけみたいな感は、どうしても否めないですけどね!
 今だったら、普通の感覚で見れますけど、20年くらい前に観たら忘れ去られそうな作品です。昔の、アメリカのミステリー物のTVムービーは面白かったのにね~。でも、最近の作品としては、及第点ですかね。これくらいの作品でも、吹替えで見たら、もっともっと面白く感じることができたかも??ただでさえ違和感があるエピソードなのに、字幕スーパーが、違和感に輪をかけてます!

 今のところの「新・刑事コロンボ」の最終エピソードですけど、これで最後かと思うと寂しい限り。寂しいから最後なの??とも思うんですけどね!また、新しいコロンボが見れることを祈ってますよ!
 あと、コロンボの旧シリーズ、新シリーズとも、もっともっとTVで放映して!ゴールデンタイムとは言いませんから!深夜でいいですから!
 それとも、他局の2時間サスペンスを放映してる時間の裏番組で放映しちゃえば良いのに!他局の2時間サスペンスの製作者たちも「刑事コロンボ」がやってるからって、もっと面白いサスペンスを作るようになるかも??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』産婦人科

2007-01-03 01:01:22 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTVのホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」も今回で最後になりました!第2シーズンとかが始まれば別ですけどね。スペインのTV番組のシステムが良くわからないんで、どうなんでしょう、第2シーズンってあるんですか??(無くて良いんですけど)

 で、今回はナルシソ・イバニエス・セラドール監督の「産婦人科」です。ナルシソ・イバニエス・セラドール監督は今シリーズ「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の監修もやってます。でも、ナルシソ・イバニエス・セラドール監督は『象牙色のアイドル』(70年)、『ザ・チャイルド』(76年)の監督としてホラー映画ファンには馴染み深い監督です。(とかいって、実は、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の話を聞くまで、名前を忘れてました!

産婦人科
LA CULPA
 監督 ナルシソ・イバニエス・セラドール
 出演 ニエベ・デ・メディーナ、モンセ・モスタサ、アレハンドロ・ロレンソ
 
 ■ストーリー■
 看護婦グロリアは、子どものビッキーを連れ、職場の女医アナに誘われアナの診療所を兼ねたアパート住むことになる。ある日、グロリアは、アナから診療所でおこなっている仕事を手伝ってくれるよう頼まれるが、それは中絶手術だった。

 ■感想■
 テーマが重すぎ!ホラー映画なんて、エンターテイメントで良い筈なのに、今作の重要なテーマが中絶!見てて落ち込んじゃいます。
 でも、そこが今作のテーマになってるんで、そこは変えられないからしょうがないんですけどね。

 『ザ・チャイルド』のナルシソ・イバニエス・セラドール監督なんで、どうせカワイイ女の子ビッキーがオカシイんだ!な~んて思ってると、
 「やられたーっ!」
 こんなオーソドックスな、ストーリーなのに、全然気がつかなかったです!
 「ハハハ、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のシリーズをなめてました!」
 って、それぞれのエピソードに、作品のデキに波がありすぎ!面白いエピソードと、どうでもいいエピソードの差が激しすぎです!でもまぁ、面白いエピソードも、普通に面白いってレベルですけどネ。

 今作の場合(って、他の「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のエピソードもですけど)、オカルトなのか、ミステリーなのかどっちか、ストーリーを最後まで見るまでわからないっていうトリックに、見事にひっかかちゃいました!


  
□□□  □□□  □□□  □□□  □□□
 
 
 スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の6つのエピソードを見ましたけど、一応、好みで順位をつけてみました。
 
1位「クリスマス・テイル」
 
このエピソードには、やられちゃいました。見事です!ストーリーの中で、何回もTV番組が出てくるんで「なんか無駄なTVのシーンやってるなぁ。時間かせぎして」とか思ってると、そのTV番組が物語にちゃんとリンクしてくるんだから!面白かったです。

2位「産婦人科」

 このエピソードにもやられちゃいました。見る順番が良かったのかも。このエピソードの前に見た作品が、あまりにもオーソドックスな作品が多かったから、まさか想像もしてなかったです。

3位「悪魔の管理人」

 本当に良くありがちな作品で、ヒネリも無いですけど、まぁ及第点ってことで。

4位「ベビー・ルーム」
 
 このエピソードも、ごくごく普通のホラー映画にありがちなエピソード。「早く引っ越せ!」って感じ。

5位「リアル・フレンド」

 このオチ!ダメです。いくらTVでも。

6位「エル・タロット」

 オーソドックスすぎでした!
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』クリスマス・テイル

2007-01-02 00:28:09 | 外国テレビシリーズ
 新年1つめの記事は、スペインのTVドラマのホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のフランシスコ・プラザ(パコ・プラザ)監督の「クリスマス・テイル」です。
 12月22日にレンタル&セルでリリースされてたんですけど、年末は忙しくて、あんまりレンタルビデオ屋にも行けず見てませんでした。

クリスマス・テイル
CUENTO DE NAVIDAD
 監督 フランシスコ・プラザ(パコ・プラザ)
 出演 マル・バルディビエルソ、イバナ・バケロ、ダニエル・カサデヤ

 ■ストーリー■
 1985年のクリスマス、コスタ・ドラダの町に住むコルド、ペティ、エウヘニエ、ティト、モニたち少年少女のグループが、森の中の枯れた井戸に落ちたサンタクロースのかっこうをした女性を発見する。彼女を助けようとした少年たちだったが警察署で彼女が指名手配犯だと知り、井戸に閉じ込めたまま銀行強盗で得た金のありかを聞き出そうとするのだった。

 ■感想■
 『ダーク・チャイルド血塗られた系譜』(02年)、『ガリシアの獣』(04年)のフランシスコ・プラザ監督が描くホラー。
 ホラー映画というより、少年少女たちのファミリー系の作品なのかな??って感じでラスト10分くらいまでいくんですけどね。アメリカだったら、完全なファミリー路線にしちゃうような作品ですけど、そこはスペイン、そうはいかないです。
 完全なホラー映画になっていきます。まず、主人公たちの少年少女たちが、イヤな子どもたちばかりっていうのも、良いです。実際、子どもっていうのも残酷な1面を持ってますからね。アメリカのTVだったら、こんな子どもたちを主人公にしないですからね。

 「あ~、どうなっていくんだろう??」って、前半と後半でかなり雰囲気が変っていくんで、面白く見てると、最後の展開には、ビックリ!てっきり、子どもたちの残酷さを描く作品なのかな??とか思ってたんで、ビックリ!
 今作は面白いですよ!「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の中でも、最高の面白さです。どちらかというと、オーソドックスなストーリーの多い「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」ですけど、今作は、ちゃんとヒネリのある2000年代のホラー映画になってます!(実は80年代ユーロホラーという話も)
 ランニングタイムが70分以上の作品が多い「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」ですけど、今作くらいのデキだったら、70分使っても全然OKですよ!あとの作品はランニングタイムが長すぎ!
 ちなみに「クリスマス・テイル」は72分。「ベビー・ルーム」が77分。「リアル・フレンド」が77分。「エル・タロット」が81分。「悪魔の管理人」が67分です。
 ちなみに、今作の教訓は「自分に危害を加えない人には優しくしましょう!」ってことです。

 フランシスコ・プラザ監督は、要チェックです!今後も名前を忘れないようにしときます。その前に『ガリシアの獣』を見ないといけないですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』悪魔の管理人

2006-11-26 00:21:48 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTVドラマのホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の今回の記事は、ジャウマ・バラゲロ監督の「悪魔の管理人」です。

悪魔の管理人
PARA ENTRAR A VIVIR
 監督 ジャウマ・バラゲロ
 脚本 ジャウロ・バラゲロ、アルベルト・マリーニ
 出演 マカレナ・ゴメス、アドリナ・コヤド

 ■ストーリー■
 マリオとクララの夫婦は、新居を探していたが、マリオがポストに入っていたお買い得なチラシを見つけその物件を見に行きくのだった。

 ■感想■
 ジャウマ・バラゲロ監督の作品なんで、暗い作品なんだろうなぁ。って今回は期待しないで見ました。ジャウマ・バラゲロ監督といえば『ネイムレス 無名恐怖』(99年)、『ダークネス』(02年)で、なんか暗い作品が得意な印象しかないんですよね。
 で、実は「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」も、あんまり好みでない作品が続いているので、全然期待しないで見ました。期待してなかったのと、今作のランニングタイムが67分と、このシリーズの中でも、どちらかといえば短い作品だったので、まぁまぁ、見れました。
 
 ストーリー展開も、ホラー作品として定番みたいなオーソドックスな展開だったので、特にどうこう無いです。「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」って、今まで見たエピソードはどれもオーソドックスすぎ!

 ホラー映画を、あんまり見てない人の方がショッキングで楽しめるかも。見る人は、ホラー映画をあんまり見ない人でも、映画の中に出てくる登場人物まで、ホラー映画初心者ではダメ!ダメ!
 今作でも、ホラー映画初心者のような主人公カップルが出てきます。1度は、サイコおばさんを追い詰めるのに、止めを刺さずに、その場から逃げちゃうんですもんね!
 「ダメ!ダメ!この主人公カップルってホラー映画を見たことないの??」って、突っ込んじゃいました。大体、あういうホラー映画の犯人たちは、体が丈夫なんだから!もう少し痛めつけるとかしないとダメでしょ。
 あと、マンションの玄関って、大きい窓ガラスがありませんでした??なんか家に転がってる物で、窓ガラスを割って脱出しなさい!

 もう、ダブルで突っ込みたい!

 ところで、ケータイ電話って、スペインの警察は逆探知してくれないの??(日本も、今作のような通報だと逆探知してくれないのかな??)

 でも、今作の場合、チラシが家にあれば、捜索願いが出て事件解決しそうですけどね。警察が捜査にやってくるでしょ。いくらなんでも。
 突っ込みどころといえば、“広告のチラシがメールボックスにあった”って字幕がでてましたけど、メールボックスってパソコンのメールボックスじゃないですよね??郵便受けののコトですよね??パソコンのメールで来たんじゃ無いですよね??多分、家の郵便受けだと思うんですけど。そうしたら、絶対にチラシが家にあるでしょ!ケータイで電話して話してたし。
 今作もランニングタイム45分くらいで良かったかもね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』エル・タロット

2006-11-25 11:39:26 | 外国テレビシリーズ
 スペインのホラーアンソロジーシリーズ「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の今回のエピソードは、マテオ・ヒル監督の「エル・タロット」。

エル・タロット
REGRESO A MOIRA
 監督 マテオ・ヒル
 脚本 マテオ・ヒル、イゴール・レガレッタ
 出演 ホルディ・ダウデール、ファン・ホセ・バイェスタ

 ■ストーリー■
 老人トマスは、生まれ故郷の町へ帰ってくる。青年時代に行った丘の家を訪ねるためだ。その家は、当時、関係をもった美女が住んでいた家だった。

 ■感想■
 「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」って、マジメなドラマが多いのね。スリラー映画『テシス次に私が殺される』(96年)の脚本や、大掛かりなサスペンスを描いた『パズル』(99年)のマテオ・ヒル監督のホラー映画っていうことで期待しちゃったんですけど、はっきり言って期待負けしちゃいました。

 オーソドックスな中でも、特にオーソドックスな展開!ここまで、オーソドックスな作品だと「何なんだ!」って感じです。そのうえ、今作は「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」でも、かなり長めのランニングタイム81分です。今作の内容だと81分はどう考えても長すぎ!
 この内容だと、たとえ、45分でも長すぎですけどね。はっきり言ってホラー作品としても、インパクトが弱すぎかも。今どき、このストーリーの作品を見るとは思ってなかったです。

 マテオ・ヒル監督って、ホラー映画より、サスペンス映画の方が、合ってるのかも。『パズル』とかは、けっこう面白かったんですけどね。(普通の意味でね)

 今作の主人公のトマスって、どう考えても、死にたがってたみたいだから、こういう展開でも良いですけど、あんまり、面白くなかったです。でも、なんで、今頃、生まれ故郷に戻ってきたの??まぁ、戻ってこないと、ドラマにならないですけどね。81分もあるんだから、もっとキャラクターを描いても良かったかも。描いても、描かなくても、作品の評価が特に変るわけではないと思いますけど。

 「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」も、そんなにホラー、ホラーってホラーにこだわらなくて、普通の殺人物のスラッシャームービー系のスリラー作品とかを描いても良かったのかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』リアル・フレンド

2006-11-07 01:22:55 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTV向けホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の2番目に見たエピソードは『ナインスゲート』(99年)の脚本家エンリケ・ウルビスが監督した『リアル・フレンド』です。

リアル・フレンド
ADIVINA QUIEN SOY
 監督 エンリケ・ウルビス
 脚本 ホルヘ・アレニヤス
 出演  ゴヤ・トレド、ネレア・インチャウスティ、エドゥアルド・ファレロ、
ホセ・マリア・ポウ

 ■ストーリー■
 母親のアンヘラと2人暮らしの少女エストレイヤ。母が仕事で留守中、エストレイヤはホラー映画を見て過ごしていた。彼女の友達はチェーンソーを持ったレザーフェイスだった。ある日、彼女の前に、謎の男が現われる。エストレイヤはその男のことを吸血鬼だと思うのだった。

 ■感想■
 ホラー映画や、怪奇小説が好きな少女が、巻き込まれる事件を描くホラー映画です。最初の病院のような収容所のシーンが、何の意味があるのかな??とか思ってると、最後の方まで出てきません!(出てきても、アレですけど)
 「引っ張る」って意味では、冒頭の病院のシーンも意味ありますけど、こうなると、ほとんど反則技って感じです。
 
 まぁ、TVムービーだから、こんなデキでもしょうが無いですかね。デキというより、今作のオチって!このオチ、劇場作品だったら、マイナス50点ですけど、まぁ、TVムービーだから、許しましょう。自分が最も、嫌いなオチの1つです!(あれ、ばれちゃったかな?? 許して!)
 最初の方で、突然、チェーンソー持ったレザーフェイスが出てきたときは、期待できたんですけどねぇ。

 「ベビー・ルーム」を見たときは、もっと感想が思いついたんですけど、今作の場合、“オチですべてが、ぶち壊し”って感じです。
 スペインのTVムービーだと、これくらいの作品になってしまうんですかね。

 スペインなんだから、ポール・ナッチーに「狼男」モノでも撮って欲しかった気もするんですけどね。「狼男」物以外でも、ポール・ナッチーだったら、色々とオカルト映画から、正統派ホラー映画まで、すごい映画を作ってくれた気がするんですけどね。

 ポール・ナッチーの作品だったら、色んな物入れ過ぎて、すご過ぎるホラー映画『ザ・ゾンビ黒騎士のえじき』(73年)みたいな作品を見たかったです。(実際は、『ザ・ゾンビ黒騎士のえじき』は、すご過ぎて、まとまりが無いという話も。)

 スペイン映画って、けっこう見ちゃうんですよね。あ、エンターテイメント系のサスペンス、ホラーのジャンルだけですけど。とにかく、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」残り4作品に期待してますからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』ベビー・ルーム

2006-11-06 00:25:08 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTV局のために、作られたホラーアンソロジーシリーズが「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」。アメリカのTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」は13本のエピソードでしたけど、こちらは、そのおよそ半分の6本のエピソードを、スペインを代表する(??)監督6人が作りました!
 
 その6人の監督による6個のエピソードとは、
 
 『ハイル・ミュタンテ!電撃XX作戦』(93年)、『ビースト獣の日』(95年)、『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』(02年) のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「ベビー・ルーム」
 
 『ナインスゲート』(99年)の脚本のエンリケ・ウルビスが監督した「リアル・フレンド」
 
 『ネイムレス無名恐怖』(99年)、『ダークネス』(02年)、『機械じかけの小児病棟』(05年)のジャウマ・バラゲロ監督の「悪魔の管理人」

 『テシス次に私が殺される』(96年)(脚本)、『オープン・ユア・アイズ』(97年)(脚本)、『パズル』(99年)のマテオ・ヒル監督の「エル・タロット」
 
 『ダーク・チャイルド血塗られた系譜』(02年)、『ガリシアの獣』(04年)のフランシスコ・プラザ監督の「クリスマス・テイル」
 
 『象牙色のアイドル』(70年)、『ザ・チャイルド』(76年)のナルシソ・イバニエス・セラドール監督の「産婦人科」。ちなみに、今シリーズ「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の監修もナルシソ・イバニエス・セラドールです。

 期待度的には、ナルシソ・イバニエス・セラドール監督の作品がすごく楽しみなんですけどね。

□□□    □□□    □□□    □□□    □□□


 で、今日は1番目のエピソードは、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「ベビー・ルーム」です。

ベビー・ルーム
LA HABITACION DEL NINO
 監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
 脚本 ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
 出演 ハビエル・グティエレス、レオノール・ワトリング、サンチョ・グラシア

 ■ストーリー■
 ファンとソニアの夫婦は、赤ん坊を連れ古い家に引っ越してきた。夫婦は、寝室から赤ん坊の様子が分かるように音声のモニターを取り付けるが、音声モニターから赤ん坊の声以外に、男の声が聞こえて来た。ファンは、子供部屋に行くが、男は消えていた。ファンは、ビデオカメラのモニターをベビー・ルームに置くのだが。
 
 ■感想■
 恐怖の館に引っ越してきた若夫婦を襲うB級系ホラー作品。いかにも70年代ホラー映画のようなデキの作品です。ホラー映画好きな映画ファンは、すぐに思うでしょ!自分だったら思いますよ!

 「すぐに引っ越せ!」って!

 主人公の役ところが、記者なんで、真実を知りたいという探究心が燃えちゃったんでしょうけど、ダメ!ダメ!絶対にダメ!相手は人間じゃないんだから!あの主人公がホラー映画のファンだったら、霊媒師とか霊能力者を呼んで来るんでしょうけどね。霊媒師の99%はニセモノでしょうけど。(参考:『チェンジリング』(79年)のバリー・モース)
 主人公のファンって、忙しくて、映画とか見てないのね。リチャード・マシスンの『ヘルハウス』(73年)とかトビー・フーパー監督の『ポルターガイスト』(82年)とかピーター・メダック監督の『チェンジリング』(79年)とか見てないのね、多分!

 『ヘルハウス』じゃないですけど、オカルト現象は、専門家に任せろ!って感じです!『チェンジリング』みたいに怖くない幽霊なら良いですけどね!相手がジョージ・C・スコットだからっていう気もしますけど。『』も日本語吹替え付きでDVD発売して下さい!TV東京の木曜洋画劇場で延長枠でノーカットに近い放送をしたはずなんで、TV音源が残っていれば、それを使えばOKのはず!

 こんな家に引っ越したら、すぐに引っ越すでしょ。3年間で5回も持ち主が変ってるんだし!事件が降りかかってくるまで、けっこう時間があったしね~!十分逃げれたでしょ。
 冷たいかもしれないですけど、何があっても、自業自得って感じですね。今どき、これくらい無用心なホラー映画の登場人物も珍しいです!まぁ、TVムービーだし、オーソドックスな展開の作品でもしょうがないですかね。
 でも、上記の作品群以外でも“幽霊屋敷モノ”も傑作ぞろいなので、よほど工夫しないと、面白くないから、題材的に厳しいかも。ちょっと思いつくだけでも、ロバート・ワイズ監督の『たたり』(63年)やダン・カーティス監督、脚本、製作の『』(76年)、“家ホラー”じゃないですけど、“家”といか部屋がけっこう重要なテーマになってる『センチネル』(77年)もありました。『センチネル』は、超豪華なキャストの傑作オカルト映画!日本版DVDを発売して!(TV音源は90分枠のしか無いはずだから、日本語吹き替え新録でつけて!)


 今作「ベビー・ルーム」も出だしの5分くらいは面白かったのにね。残念!でも、スペイン映画(TVムービーですけど)のホラー映画の実力を垣間見るのには、ちょっと良い企画ですね。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デイ・オブ・ザ・トリフィド』人類SOS時代

2006-03-11 01:38:59 | 外国テレビシリーズ
デイ・オブ・ザ・トリフィド』DAY OF THE TRIFFIDS(81年イギリス)
 監督 ケン・ハンナン
 出演 ジョン・ダッティン、エマ・レルフィ、モーリス・コルボーネ

 ■ストーリー■
 流星雨が降った翌日、強い光のため、流星雨を見た人間たちは目が不自由になっていた。一方、ロシアでエネルギー資源のために作られた歩く肉食植物トリフィドが溢れ出し、街はパニックになっていた。トリフィドの研究をして、トリフィドの毒で目をやられ包帯をしていたたため流星雨を見なかったビルは街へ出て行くのだが、そこはパニックに陥った人々と食肉植物トリフィドが歩き回る世界だった。
 
 ■感想■ 
 イギリスBBC放送が81年に放送したミニシリーズがこのたび初DVD化されました。初公開ですネ!ホントはNHKがこういう作品を日本語吹替えで放映してくれると良いんですけどネ。高い受信料払ってるんだから!!
 イギリスにしろ、アメリカにしろ、こういうSci-Fi系やらホラー系のエンターテイメント作品をミニシリーズでTVで放映するんだから良いですよネ

 原作はジョン・ウィンダムの古典SF「トリフィド時代」(東京創元社)です。62年に『人類SOS』として1度映画化されてます!
 『人類SOS』も60年代前半の作品としては終末SF映画の傑作ですけど、最後が「あれ??トリフィドって、そんな簡単に退治されちゃうの??」って思いましたけど、あのラストはどうやら世間受けを狙っての“撮り直し”だったらしいですネ。
 当時はわからないですけど、30年以上経ってから考えると、あの“ラスト”は、いただけないですネ!

 リメイクの今作は、自由に動き回る食肉植物トリフィドが襲ってくるのを、目の不自由な人々と目が見える人々がどうサバイバルしていくのかがメインテーマではなくて、目が不自由になってパニックに陥った人々から、トリフィドをかわしながら、逃げ回る方が大変です!

 トリフィドも、見た感じでは、そんなにたくさんはいませんしネ!動きもそんなに早くないですし、毒をもった触手さえ気をつければ大丈夫そうだし。
 トリフィドより、野犬とかの方が怖そうですけど、野犬なんかはトリフィドに殺されちゃったんでしょうネ、出て来ないから。と思って見てたら、犬や猫は襲わないみたいです。

 ところで流星雨って地球の反対側でも見えたんですか??自分は文系なんで星のコトとか良くわからないですけど。
 あと、時差とか考えても、真夜中で国民のほとんどが流星雨を見てない国とかありそうですけど。違ってたらスイマセン

 25分のエピソードが6話ということで本作は157分と決して短いわけではないですけど、退屈はしません。
 最初の1話から4話くらいまでは、けっこう丁寧にストーリーが進んで行きますけど、第5話、第6話あたりでは、「オイオイ!展開早すぎ!」って突っ込みたくなるくらいストーリーが早く進んで行きます!
 でも、157分を再編集して120分くらいには出来なかったんですかネ??海外輸出用にネ。なんか50分×3話みたいな感じで輸出した国もあるみたいですけどネ。
 でも、丁寧な最初の方は良いんですけど、第5話、第6話とかは展開が早すぎるんで、ちょっと編集はムリなのかな??

 なんでも、かんでもリメイクするハリウッドですけど、「トリフィド時代」こそ映画化して欲しいですyo!
 スピルバーグも『宇宙戦争』(05年)を映画化しないで、『人類SOS』をリメイクすれば良かったのに!!

 ところで、今作では、TVのミニシリーズの宿命か、途中で出てこなくなるキャラクターがいると次では死んでたりしますからネ。トリフィド以外でも、謎の疫病まで流行ってきちゃって、目の不自由な人は結局死ぬ運命なのか!って感じです。
 イギリスのBBC制作のTVのミニシリーズなんで、ゴアシーンとか、欲望むきだしシーンとかが無いですけど、けっこう終末感のイメージは出てると思いますヨ!

 生き残った人々が種の保存のため、1夫多妻制とかスグ認めちゃうんですね~。なんか自分とかだったら生き残れなさそうだなぁ
 とにかく、Sci-Fi映画ファンは必見です。55点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『特捜班CI★5』あぶく銭は身につかないものなんだ!

2005-11-27 17:12:18 | 外国テレビシリーズ
 11月30日まで、あと3日です。
『特捜班CI★5』のDVD-BOXの販売数は「特捜班CI★5DVD専用オフィシャルサイト 」見たら11月25日現在データ610個のままです。
1000個まで、あと390個です

 今日も、「特捜班CI★5」の面白エピソード紹介します。
『あぶく銭は身に付かないものなんだ!』
KICKBACK
 監督 イアン・シャープ 
 脚本 スティーブン・リスター

 ■ストーリー■
 ボーディとドイルは、爆弾事件に関わるであろうテロリストのヨットを急襲、テロリストのカール・スペルマンをはじめ2人を捕らえるが、3人目の男は逃してしまう。その3人目の男とは、SAS時代、ボーディの仲間だったジミー・ケラーだった。ケラーはSASの任務でイタリアのPLAに潜入していたのだった。

 ■感想■
 と、ここまでがオープニング前とその少しあとまでのストーリーです。犯罪者のアジトを急襲したら、なんと自国の他の組織の潜入捜査官が潜入してました!っていうのにまず度肝を抜かれます!さすがイギリスのアクションです!!まぁ、捜査する方も色んな組織があるんだから組織同士、横に連絡取り合ってるわけじゃないもんネ。それにしてもなんていうイヤらしいリアリズム。諜報大国イギリスだけあって妙にリアルです。
 
 最初のヨットを襲う場面で、SAS時代のボーディとケラーが農場を偵察する回送シーンが白黒で挿入されます。ケラーはボーディを助けて撃たれたっていう設定です。情報量多すぎ!!これがオープニング前+アルファで紹介されちゃうんだから。ランニングタイム長すぎの最近のハリウッドメジャーも見習って欲しいです。その後もテロリストの要人暗殺計画を暴いたり、ボーディも潜入したりと飽きさせないストーリーが展開します。
 「なんでこんなに面白いんだ!!」って感じです。
 まぁ、大体、どのエピソードも劇場用映画くらい面白いんで、別にビックリしないんですけど…。
 
 このあと、SASのケラーの行動がストーリーの展開に大きく関わってきます。
 イギリス製なんで、このひねくれた展開も普通の展開なんですけど…。
 映画『ワイルド・スピード』がTV朝日の「日曜洋画劇場」で放映されるとき、紹介コーナーで「2転3転の展開」って紹介されてましたけど、『ワイルド・スピード』が2転3転のストーリーだったら、「特捜班CI★5」のこのエピソードはさしずめ100転101転のストーリーです。

 このエピソードも狙撃シーンがあったり、ヘリと車のカーチェイスがあったり、格闘シーンがあったりとアクション色の強いエピソードですけどキャラクターのエピソード(ゲストのケラーを含めて)がしっかり描かれてるんで、すべてのアクションシーンが活きてます!!
 ハリウッドのアクション映画もこれくらいしっかりキャラクターを描いたり、ストーリー練ってくれれば良いのにね~。あんなに高い制作費かけるんなら。

 まぁ、アメリカでも昔から制作費のかけられないTVムービーの方がアイデアで勝負みたいなところがありましたけど、最近はTVシリーズもスゴクお金がかかってるし、TVスターも異様に高いギャラもらってますもんね。お金を使う前に頭を使って欲しいです。「特捜班CI★5」ほめる記事書いていたら、アメリカのTVや全然関係ない映画をけなす記事に…。(ごめんなさい…
 アメリカのTVシリーズだって好きですよ。でも、それは又別の機会に!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなたの好きな外国TVシリーズは…。

2005-11-26 23:54:17 | 外国テレビシリーズ
 映画雑誌「CUT」(ロッキングオン社)でも外国TVシリーズの特集組んでました。表紙は「24」のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)です。

 もしかしたら、『特捜班CI☆5』の記事でもあるかな??なんて少しは期待したんですけど…、やはりなかったみたいです。最近のアメリカのTVシリーズが多かったみたいです(って立ち読み。いや、立ち見しました。本屋さん、ゴメンなさい!)「CI☆5」の特集でもあったら買うつもりだったんで、許して下さい

 前にも記事にしましたけど自分の好きな(本当に好きな)外国TVシリーズといえばイギリスの超超超超超ハードアクションTVシリーズ『特捜班CI★5』なんですが、みなさんは何ですか??

 『特捜班CI★5』以外で自分が好きなTVシリーズといえば、

 イギリスのスパイ物『電撃スパイ作戦』THE CHMPIONS(68年)です。
  チベットの山奥で遭難し、謎の僧から超能力を与えられた国際的諜報組織ネメシスの3人(男2、女1)のエージェントが、世界平和のために活躍するシリーズです。このシリーズの面白いところは、与えられた超能力が地味!っていうところです。3人同士のちょっとしたテレパシーはいいとして、少し早く走れる、少し強い、少し計算が早い、この少しっていうのがポイントです。(まぁ、一般人からしたら“かなり”ですけど)それも常にあるんじゃなくてピンチやイザという時に使えるだけです。それも超能力シーンに特撮シーンなんかありません。違う音楽が流れるくらい(←だからこそ、今見ても面白い!)戦う相手も特殊な薬物で肉体的に主人公たちを超えるスーパーヒューマンやら、狂信的なグループやら毎回ヤバイやつらです。
 で、この「電撃スパイ作戦」で好きなエピソードといえば
 『疑われた超能力
 いつもいつも常人の理解を超えて事件を解決する3人組ですが(超能力のことは組織は知りません)、主人公の1人クレイグが香港での仕事のあと、謎の組織につかまり、ある部屋で起きたクレイグが尋問を受けるというストーリーなんですが…。
 「う~、後味が悪い!」(もう最高です!!!
 イギリス製のドラマなんで、こんなエピソードもアリ!ですけど、単純アメリカンな方が見たら怒るでしょ、多分。(←アメリカンな方をバカにしてるわけではありませんよ)60年代後半でTVシリーズでこんなストーリーを放映するなんてさすがイギリス人て感じです。
 大体、イギリスのスパイ小説読んでも、悪いのは敵国じゃなくて、自国の組織なんてのが多いですもんね。

 今回、『特捜班CI★5』の特選DVD-BOXでDVD化された12話には入ってませんけど、前にも記事にしましたけど『恋に落ちた女優のもうひとつの顔』(日本地上波第12話)も後味の悪さではベストです!アメリカのTVシリーズはおろか、ハリウッドの映画でも持ってこないようなストーリーです。最初から最後まで大緊張感のあるストーリーで、「CI★5」のmyベスト・オブ・ベストエピソードです。
 ボーディが昔の恋人と再会して(人妻です)、昔デートしたホテルで待ち合わせするんですが、大陰謀に巻き込まれるっていうストーリーです。いわゆるボーディ編ですけど、コーレイ部長とドイルのフォローも超カッコイイです。証拠品の扱いとか!!ハリウッドだったらこの証拠品の扱いだけで20分くらいかかりますもんね。「特捜班CI★5」だったら、たった1言ですからね~。どういう1言かは見て下さい。(って、このエピソード、今回DVD化されてなかった)

 こんなすばらしいエピソードもDVDで見たいです。11月30日までに販売数1000になると全話DVDなんですけど。「特捜班CI★5DVD専用オフィシャルサイト」によると11月25日現在610個。1000個まで、あと390個です。あ~、1000個になって欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『特捜班CI★5』恐怖の殺人幻覚剤ADX

2005-11-23 12:09:42 | 外国テレビシリーズ
 少し、しつこいですが『特捜班CI★5』の記事です!
 11月末まであと7日間しかないです。
 今日現在、DVD-BOXの販売数は「特捜班CI★5DVD専用オフィシャルサイト」によると587セットです。1000セットまであと413セットです。
 今回、57話中12話がDVD化されましたけど11月末までに1000セット販売できたら全話DVD化なんですって。

 少しでも『特捜班CI★5』の面白さが伝わればと、今回もエピソード紹介します。
 『恐怖の殺人幻覚剤ADX
PRIVATE MADNESS PUBLIC DANGER
 監督 ダグラス・カムフィールド 
 脚本 アンソニー・リード

 ■ストーリー■
 政府の最高機密に関わるワールドケミカルプロダクツで生物部門の部長テッド・ミラーが7Fから飛び降りて自殺した。また、18歳の若い女性も死亡した。テッド・ミラーに麻薬が混入された様子があることと政府の機密に関わることでCI5の出動になった。テッドが朝1番にコーヒーを飲むことからコーヒーメーカーを調べたところコーヒーメーカーからLSDの10倍強力なADXが検出されるのだった。その後、犯人から生物兵器の開発の中止と兵器の在庫の破棄を要求してくるのだった…。

 今回、日本では地上波39話とやはりかなり後半のエピソードですけど、これが本国イギリスでは第1話です。
 第1話というとパイロット版っていうイメージがありますけど、いつものエピソードです。
 DVD-BOXについていたブックレット読んだら「特捜班CI★5」のプロデューサー、ブライアン・クレメンスが最初に書き上げた脚本は「騙すのはキツネとタヌキとどっちが上だ」(日本地上波第41話)らしいです。
 今作、第1話ということもありTVシリーズ「特捜班CI★5」らしさというより、劇場映画のアクション映画風の雰囲気が強いです。
 ボーディ、ドイルのコンビよりコーレイ部長の迫力の方がイメージ強いです。地雷のエピソードとか迫力あります~!
 シリーズを観てる人間からしたら普通の感じですけど、あのコーレイ部長の尋問の仕方って第1話に持ってくるには刺激ありすぎ!あんたら全員ハリー・キャラハンか!って感じです。ダーティハリーもサンフランシスコ市警じゃなくて、CI5で働けば良かったのに…。って、でもハリーって命令無視しそうだもんね~。
 
 このエピソードも、アメリカのTVシリーズだったら、ちょっと厳しいかな?って感じです。
 最初の事件のあと、犯人は脅迫のため第2の事件を起こしちゃいます。ここでも被害者でます!
 被害者出まくり!
 ハデな銃撃戦!
 最後の最後まで緊張感のあるストーリー!
 やっぱり面白い!
 でもこのエピソードで1番の見どころは、コーレイ部長が、やさしく尋問するところですね。尋問シーンの写真貼りつけようかなぁって思ったんですけど、ネタバレになっちゃうんで貼り付けません。興味持ったら、専用サイトに行ってみて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『特捜班CI★5』目撃者俺たちは見たくて見たんじゃない!

2005-11-20 00:21:07 | 外国テレビシリーズ
“allcinemaSELECTION”さんサイトを見たら『特捜班CI★5』のDVD-BOXの予約目標1000まで、まだまだ遠いみたいです。
 2005年11月19日現在564個!!!
 11月30日現在で1000セット売れたら全話DVD-BOX化なんですって…。

 「う、う、う~ん、1人でも多くの方に買って欲しいです」

で、今回も『特捜班CI★5』の面白エピソード紹介します!

目撃者俺たちは見たくて見たんじゃない!
 HEROS
 監督 ウィリアム・ブレイン 
 脚本 ジェームス・マカティア


 ■ストーリー■
 カジノをやっているラティマーの店に1人の男がやってくる。裏の仕事の依頼だ。おしのびでイギリスにやってきているアメリカの大物政治家ジョン・G・パターソンの殺害の依頼だ。CI5のコーレイ部長はアメリカに返そうとするのだが…。

■□■エピソードのネタバレあり!■□■

 地上波での日本放映第1話『影武者の影武者じゃ本物は誰だ!』みたいな護送物かな??と思わせつつ、物語は始まります!もう、オープニングの前なのにジョン・G・パターソンが狙撃されるシーンまで用意されてます(狙撃は失敗しますけど)。これからのの展開が予想されます。な~んて言って物語は全然違う方向へ!視聴者の予想を裏切ってくれます。(もちろん、良い意味でネ)さすが、ヒネクレ者のイギリス人の考えるアクションムービーです(←あ、TVか!)ちなみにここでいうヒネクレ者とは当然ほめ言葉ですヨ~
 で、ストーリー紹介に戻すと、次の作戦はジョン・G・パターソンを現金輸送車のガードマンに変装させて空港まで送り届けようとするのですが!!!敵の方が1枚上手で現金輸送車強盗を装ったラティマーが雇った殺し屋たちが作戦成功させちゃいます!!!(エー、そんなッ!!)大体、ここまでが始まったばかりで、本筋のストーリーはここからなんだから!!でも、あとは見てのお楽しみです!
 と、言いつつ、少しだけ続きを。アメリカのTVシリーズの「刑事ドラマ」とかでは考えられない展開が待ってます!!事件を目撃した一般市民が協力して強盗を追い払ったっていうことになってるので、つい新聞が目撃者の名前を公表しちゃうんです。(重要人物暗殺事件のことはマスコミにも公表されてないので)犯人の1人が顔を見られてるので、殺し屋たちが目撃者たちを殺そうとするのがこの話のメインなのでした!
 で、事件に巻き込まれたとき、アメリカのTVシリーズだったらヒーロー登場で間に合った!!とかなるんですけど…。(あとは本編見てください)

 今回は傭兵あがりで特殊部隊にいたボーディをして“殺し屋”と言わしめるCI5部員トミーが登場します。でも「殺し屋」って発言したボーディは相棒のドイルに「お前もな」ってすかさず突っ込まれてます(笑)
 もう、この回を見たことがある人は、「あ~、あのエピソード」ってわかるほど、トミーが印象的です。トミーは以前、家族をテロリストに殺されて、テロリスト見たら皆殺しにしちゃうっていう設定です!!!。トミーが使う武器もショットガンをメインに超カッコ良いです。バンバン撃ちまくりです!『特捜班★CI5』の場合、ホントに銃撃シーンが迫力あるんで、こういう設定も生きてきます。トミーの声を演じるのは安原義人さんです。メル・ギブソンの吹替えとかけっこう演じられてます。(『リーサル・ウェポン』シリーズとか『バード・オン・ワイヤー』とか。TVの映画劇場で放映する時はチェックしてみて下さい)
 
 かつて75~76年にアメリカのTVシリーズで暴力的ということで終了した「特別狙撃隊SWAT」っていうシリーズがありましたけど、「特捜班CI★5」の前だと全然普通のドラマに見えちゃいます。(←別に「特別狙撃隊SWAT」が迫力が無いわけではないです。十分迫力ありありです。それにも増して「CI★5」が迫力あるっていう意味です。)銃撃シーンに至るまでのストーリーがしっかりしてるんで、それも見てる人をいい意味で裏切るストーリー展開も魅力的です!!

 このエピソード、日本では43話というかなり後半に放映されたんですが本国では第5話だったんですね(そんなこともDVD-BOX買うとブックレット見ればすぐわかります)
 ところで、以前の記事でも書きましたけど、『特捜班CI★5』見てからアクション映画の見方が変わったって2度も書いちゃいましたけど、どう変わったかっていうと、それは
「特捜班CI★5」くらい面白いか、それ未満かっていう基準で見るようになっちゃったんですよね。だから、一時はどんなアクション映画見ても迫力ないなぁって感じになっちゃいました。アクション映画は何を見ても、CI5の方が面白いよ!ってね。でも、それも「CI5」の番組が終了してから、その他のTVシリーズ見て、『特捜班CI★5』が特別だったんだ!って分かりましたけど。

 あれ、『目撃者俺たちは見たくて見たんじゃない!』のエピソード全然紹介してないです。まぁ、ランニングタイム50分なんであんまり紹介するとネタバレになっちゃうので、あんまり紹介できないですが、とにかくアクション映画ファン必見のシリーズです!70年代後半から80年代前半のシリーズですけど古臭さは一切ありません!というより今のアクション映画と比べても100倍くらい勝ってます!本国イギリスでもTVコードで再放送できないらしいですから(笑)
 みなさん興味あったら 「特捜班CI★5のDVD専用オフィシャルサイト」に行ってみて下さい。
「アップル・シード」、「攻殻機動隊」の士郎正宗さんからの応援コメントも来てます!
「目撃者俺たちは見たくて見たんじゃない!」は映画じゃないんで点数つけませんが、もしつけるなら、もちろん200点です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『特捜班CI★5』DVD!

2005-11-11 00:42:42 | 外国テレビシリーズ
 本日、届きました!
 待ちに待ったDVD-BOXが!!!

 ㈱スティングレイさんから、11月11日発売の『特捜班CI★5』DVD-BOXと『ファイナル・オプション』のDVDが本日、届きました!!

とにかくこの「特捜班CI★5」面白いったら、ありゃしないんだから!

 犯罪情報部CI5(クリミナル・インテリジェンス)のボーディ、ドイルのコンビが毎回、毎回、テロやスパイと戦うというイギリス製ハードアクションです。
 ハッキリ言ってこのTVシリーズを観てから、アクション映画の見方が変わりました!
 スパイ小説の本場のイギリス製だけあって、毎回、毎回、毎回、緻密なストーリーが展開されます。
 クライマックスのアクションシーンまでのドラマがしっかりしてるんで、アクションシーンが、ただドンパチしてるだけのアホタリ映画の100倍手に汗握るデキです。もう本日から1話ずつ観ていきます!!!!
 ホントに、1話1話が、最近のアクション映画2~3本分のヴォリュームです!

 で、今日は第1話の紹介です!

 『影武者の影武者じゃ本物は誰だ!』
 BLIND RUN
 地上波での第1話です。
 当時、映画雑誌「ロードショー」や「スクリーン」で外国TVシリーズのチェックをしていたんですけど、なぜか関東では放送されていなかったんですよね。
 そんなある日、関東の日本テレビで火曜深夜に「特捜班CI☆5」が放送されると知り、眠い目をこすりながら観たこのエピソードで、まさに度肝をぬかれました!
 もうこのエピソードを第1話にもってきたのが良くわかります。
 
 あまりのハードさに、1970年代のイタリアのアクション映画を観てるのかと思っちゃいました。
 ストーリーはごくごく単純、主人公たち2人+運転手の特捜班のメンバーが、外国からの要人を迫り来る敵から護衛しながら、ある場所まで送り届けるっていうストーリーです。
 もう、始まってすぐに、殺し屋たちが追ってきて、撃ち合いになります。
 もう、「エーッ、TVコードはッ??」
 ってな感じです。
 
 最初から、最後まで緊張感持続の超ハード編です。
 DVDを観て面白さを確認して下さい。
 
 今回のDVD-BOXは全57話中12話がDVD化されましたが、実は11月末までに今回の『特捜班CI★5』DVD-BOXの予約が1000になったら全話DVD化されるそうです!

 みなさんアクション映画ファン!アクションTVシリーズファン!の方は必見のTVシリーズです。興味のある方は「特捜班CI★5のdvd専用オフィシャルサイト」http://www.allcinema.net/dvd/ci5/index.htmlです。
 もし良かったら見てみてください。

 
 数ヶ月前に「キネマ旬報」で外国テレビシリーズの特集記事がありました。
 確か、劇場映画『奥様は魔女』の関連特集だったかも??
 うろ覚えです…。すいません。
 
 その記事の中で
 「あなたが1番好きなTVシリーズは何ですか??」みたいな質問があって、映画評論家の方やライターの方が色々と答えてました。
 TVシリーズでなく、劇場映画で、1番好きな作品は??んばんていう質問をされると答えに困っちゃいますけど、TVシリーズだったら答えは決まっています!
 「1番好きな外国TVシリーズは??」という質問にだけは自信を持って答えれます。
 それが「特捜班CI★5」です!

 あと、世間では「究極~」とか「スペシャル・コレクターズ~」とかいうDVDがありますけど、この『特捜班CI★5』のDVD-BOXはスゴイです。
 これこそ究極的です!
 もう宝物です!
 なんて言ったって外国TVシリーズが日本で放映される場合、放送時間の関係で5分弱くらいカットされるのが普通ですけど、今作『特捜班CI★5』もTV放映されたときカットされました。
 それをなんと今回、カットされたシーンを復元して、なおかつその復元シーンにまでオリジナルキャストを中心に新録で日本語吹替え付けちゃったんだから!!!
 その上、なんと地上波未放映の(スカパー、ミステリchで放映)字幕のみエピソードまでオリジナルキャストで日本語吹替え付けちゃったんだから!すごすぎ!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする