『キリング・タイム』
POUSSIERE D'ANGE(1987年フランス)
監督:エドゥワール・ニエルマン
脚本:ジャック・オーディアール
アラン・ル・アンリ
エドゥワール・ニエルマン
ディディエ・ホウデパン
脚本(ダイアログ):アラン・ル・アンリ
ジャック・オーディアール
出演:ベルナール・ジロドー
ファニー・バスティアン
ファニー・コタンソン
■ストーリー■
刑事シモンは妻のマルティーヌに愛人がいることを知り自暴自棄に。
そんなシモンは、ある日、スーパーマーケットで18歳の少女ヴィオレッタと出会う。
シモンは妻の浮気現場の情報を得て、現場のホテルへ向かい、愛人の死体を発見する。事件の容疑者ガブリエルはヴィオレッタとともに復讐から関係者を連続殺人を行っていたのだった。
■感想■
今回も未DVD化、未Blu‐Ray化、古い作品シリーズの記事に!
今作は、今や超ビッグな監督ジャック・オーディアールが脚本で関わった刑事物『キリング・タイム』
本作は劇場公開もされている作品で、VHS化されたときには、けっこうレンタル店に品揃えしてありました。
観たのがずいぶん前なので、ストーリーもかなり端折って紹介しています。
とにかく良く覚えていない…。観たという記憶しかない、、、。
とにかく、フランス映画好き!好き!大好き!
という映画ファンのためのような作品です。
『ラ・バランス 愛しきは女』(1982年)とか『フレンチ・ポリス 殺しのムーブメント』(1984年)のようなフレンチノワール映画ファンや、アクション映画ファンだったら大喜びしちゃうような作品ではありません。
自分はフランス映画にはけっこう甘いので『パリ警視J』(1984年)みたいな作品でもジャン=ポール・ベルモンドが出演しているっていうだけでプラス20点で、高評価で、全然好きなんですけど、今作は、あんまり好きになれませんでした。
主人公が悪い意味でフランス映画っぽく、ウダウダ、イジイジ。
事件が起きても、あんまり説明がなく、主人公の生活がメインで描かれる感じ。
VHSのパッケージや、映画のチラシではいかにもノワール度が高そうな雰囲気ですけど、ノワールというよりもミステリー系かも??
ノワール度 ★★
犯罪度 ★★
スリラー度 ★
ミステリー度 ★★★
フランス映画度 ★★★★★
って感じの作品だった気がします。
アクションシーンもほとんどありません。
まぁ、最初からミステリーとして観れば、そんなにガッカリしなかったんでしょうけど。