(T)RAUMSCHIFF SURPRISE PERIODE 1(2004年ドイツ)
監督 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
脚本 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ、アルフォンス・ビーダーマン、リック・カヴァニアン
出演 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ、リック・カヴァニアン、クリスチャン・トラミッツ
■ストーリー■
西暦2304年、地球は火星を植民地としていたが、火星の殖民が反乱軍を組織し攻撃をかけてきていた。地球滅亡の危機に元老院は、火星を植民地にした科学力の発端が2004年アメリカのネバダ州「エリア51」に不時着したUFOの分析した結果だとしてタイムマシンで歴史を変える計画を立てるのだった。300年前にタイムトラベルするために選ばれたのは宇宙船ドリームシップ号の艦長を始めとした3名だった。しかし、そこへ火星軍が襲撃、ドリームシップ号のコーク船長、副官でバルカン星人スパック、偶然居合わせたタクシーのドライバー、ロック、地球の女王メタファの4人は、タイムマシンで過去へと行くのだった。
■感想■
“「タイタニック」「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを抜きドイツ映画史上第1位(オープニング記録)”というドイツ製のSFコメディです。
いやぁ~、今作は、面白いです!面白いです!ホントに面白いですよ!TVシリーズ「宇宙大作戦」や「スター・ウォーズ」シリーズを観たことあれば、あまりのバカバカしさに笑えること必至です。
今作は、珍しいドイツ製のSF映画です。監督は『マニトの靴』(01年)のミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ。今作でも監督以外にも製作、脚本、出演と1人4役の活躍です。ドイツの映画ファンも、こういうバカバカしい映画が好きなんですね。
ところで、DVDの日本語の吹替え版ですけど、力が入ってます!DVDのパッケージにも吹替え版も面白いみたいな宣伝コピーが載ってます。
コーク船長に池田秀一、副官スパックに古谷徹、宇宙タクシーの運転手ロックに小山力也、女王メタファに高島雅羅、レギュレーター・ローグルに若本規夫、シュロッティ、ジェンズ・モール、プーレに飛田展男、最終王ウィリアム役、サンタマリア役に麦人。
やっぱり、日本語吹替え版は、こうでないと!!もうこの吹替えだけで満足ですよ!っていうより、DVDの日本語吹替え版のほとんどは素晴らしいと思うんですけど、マイナーな作品や、受け狙いのわけのわからないキャスティングする作品が少しあるんですよね!そういうことはしないでね!!!!!!!
『リーサル・ウェポン2炎の約束』(89年)の吹替え版とか作り直して!自分的にはダメでした。
『キャビン・フィーバー』(02年)のヒロインの声!余りの違和感に、ストーリー以上に衝撃的でした!
その他にもありますけど、もうタレントやアイドルが吹替えをやってるっていうだけで観るのを躊躇しちゃいます。
あとは、大した作品でもないのに(あ、自分的にはって意味です)、超豪華な吹替えのキャストの作品があったりして!
映画の吹替えも大切な映像文化ですからね。話のネタのためのつまらないキャスティングだけはやめて!たとえ恋愛映画でもしないでね!(@KOBAは恋愛映画を観ないですけど、やっぱりやめてね)
ところで、この大事な任務をドリームシップ号の3名に任せたの??不安でしょ!元老院でも問題になってましたけどね。宇宙タクシーのロックがいなかったら、無事に任務を遂行できなかったでしょ!まぁ、コメディだから良いですけど!
とにかく宇宙SFやタイムトラベル物が好きなSci-Fi映画ファンは必見です!
日本語吹替えにプラス5点で70点