@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ブルー・ストーリー』

2020-12-13 00:53:41 | 青春

ブルー・ストーリー
BLUE STORY(2019年イギリス)
 監督:ラップマン(アンドリュー・オンウボル)
 脚本:ラップマン(アンドリュー・オンウボル)
 出演:スティーヴン・オドゥボラ
    マイケル・ウォード
    カリ・ベスト

 ■ストーリー■ 
 ロンドンの南部、ペッカムの地区の高校に通うティミーはマルコと知り合い親友となる。ティミーはデトフォード地区から通っていたが、デトフォードのギャング”ゲットー”とペッカムのギャング”ペッカム”は抗争を繰り返していた。2人はギャングとは関係ない生活をおくっていたが、マルコの兄スィッチャーは”ペッカム”のリーダーだった。

 □■□ネタバレしてます□■□

 ■感想■
 2人の親友の若者がギャング同士の争いに巻き込まれて、敵味方になり最後は悲劇に見舞われる青春ギャング映画。

 イギリスのミュージシャン、ラップマンが監督&脚本しています。ラップマンは、名前の通りラッパーのようです、、音楽弱いので全然知りませんでした。

 今作が上映されたときイギリスのバーミンガムの映画館に大勢のギャングが集まり上映禁止になった作品です。ギャング映画上映したら、集まっちゃったんですね。

  こういう作品を観ると、自分たちのような若者が描かれているということで、映画館に大勢集まちゃったんでしょうか??映画的には普通の青春物です。珍しいのは、映画の舞台がアメリカでなくイギリスのロンドンだというところ。
 ロンドン、怖いですねー。ドルフ・ラングレンや、デイヴ・バウティスタやスティーヴ・オースティンとかでないとバスにも乗れないです、、、。
 
 自分は、こういう青春物って苦手なんですよね、、、。
 あまり好きなジャンルの作品でなかったですが、ランニングタイムが91分と短めなので、普通に観れました。
 苦手な自分が普通に観れたっていうことは、こういうジャンルの作品が好きな映画ファンにとっては、かなり面白いのかも??


 どこかで観たコトあるようなストーリーが展開していきますが、今作はあくまでも展開はリアル!
 どこかで観たって、アメリカ映画でって意味です。イギリス映画では観た記憶ないです。
 恋人が死んだり、主人公もあっさり死んだり、映画的にはどうなの??って思いますけど、、、エンターテイメント作品らしさはなく、あくまでも展開は普通、ごく日常(ギャングの若者たちにとって)が描かれていきます。
 ちょっとしたお互いの勘違いとギャング同士の抗争から、ティミーとマルコは仲違いして悲劇に突き進んでいきます。 
 

 舞台がアメリカでないので、拳銃があまりでてきません。
 これがアメリカだったら、すぐにギャング同士の銃撃戦になって、警察もすぐに出動ってところなんでしょうが、、。

 青春物が好きな映画ファンや、こういうギャングものを余り観たことない映画ファンは観てみても良いかもしれないです。

 青春度   ★★★★
 リアル度  ★★★★★ 
 エンタメ度 ★★
 

 今作はソフト化はされていないので配信で観るしかないようです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『わたしは生きていける』イギリスYA青春映画×戦争

2015-04-09 21:40:59 | 青春

わたしは生きていける
HOW I LIVE NOW(2013年イギリス)
 監督          ケヴィン・マクドナルド
 脚本          ジェレミー・ブロック
              ペネロピー・スキナー
              トニー・グリゾーニ
 原作           メグ・ローゾフ
 出演           シアーシャ・ローナン
               ジョージ・マッケイ
               トム・ホランド
               ハーリー・バード
               アンナ・チャンセラー

 ■ストーリー■
 アメリカに住む16歳の少女エリザベス”デイジー”は、伯母といとこたちと過ごすため、イギリスへとやって来る。伯母たちは、空港からかなり離れた田園地帯に住んでいた。デイジーの母親は彼女を生むときに死んでおり、どうやら父親ともうまくいってない様子。ある日、テロ対策の専門家の伯母は、ジュネーブで開かれる会議に出席するためスイスへと旅立つのだった。デイジーは、最初は、いとこたちともうまく溶け込めなかったが、徐々に心を開いていくのだった。そんなとき、いとこや隣家の少年と川に遊びに行くのだったが、爆風が轟き、何か異変がが起きたことを知り、急いで家に戻るのだが…。

 ■感想■
 メグ・ローゾフが書いたイギリスのYA小説「わたしは生きていける」(理論社)の映画化作品。
 原作は、イギリスの児童文学賞「ガーディアン賞」、アメリカのYA小説に与えられる「プリンツ賞」を受賞した話題作で、出版されたころは、大きめの本屋では、けっこう扱っていました。読もうかどうしようか迷いつつ、「う~ん、青春ものかぁ」と思い、買わなかった記憶があります。

 監督は、『運命を分けたザイル』(2003年)『消されたヘッドライン』(2009年)『第九軍団のワシ』(2010年)のケヴィン・マクドナルド。

 しっかりとした原作と監督&脚本で、とても面白い映画になっています!!

 原作は未読なので、良く分からないですが、とにかくストーリーが容赦ない展開で進んでいきます。
 「吸血鬼」が出てきて人間の少女と恋に落ちたりするような作品とはレベルが違いすぎです。
 とにかく、死ぬ!
 メインと思っていた登場人物でも、年齢のいっていない少年でも、あっさりとあっけなく普通に死んでいきます。ハッキリ言って死ぬシーンさえ描かれていない…。

 戦争なのか内線なのかテロなのかはっきりしませんが、とにかく戦争状態なので、人が死んで当たり前なんですが、とにかく死ぬコトが普通に描かれていきます。

 途中、ゲリラか暴漢に襲われる女性も見捨てる現実的描写も出てきます。

 観終わったあと、なんかさわやかな気持ちになれるものの、良く考えると、残酷な描写がてんこ盛り!!

 これがイギリス流のYA小説なの??
 ちなみに著者のメグ・ローゾフは、アメリカで生まれて、イギリス在住のようです。

 16歳のヒロインが主人公で青春ものだから、YA小説なんだろうけど、別に普通の小説にジャンル分けされても全然OKな内容です。

 ところで、林の中で木の実を食べるシーンや、チョコレートを拾うシーンは、あるものの、洗浄錠なしで飲み水が確保できていない状態で、あの距離は歩けないでしょう!!小さないとこも連れてるし…。

 今作はSF&ファンタジー&ホラー映画に与えられる【サターン賞】の最優秀インターナショナル作品賞、ヤングパフォーマンス賞2部門にノミネートされました。(ちなみに受賞作はインターナショナル作品賞は”BIG BAD WOLVES”、ヤングパフォーマンス賞は『キャリー』のクロエ・グレース・モレッツ)

 スリラー映画ファンは1度は観てみても良いかも?? 60点

わたしは生きていける [DVD]
シアーシャ・ローナン,ジョージ・マッケイ,トム・ホランド
ポニーキャニオン

原作本

わたしは生きていける
Meg Rosoff,小原 亜美
理論社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする