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『フィースト』ホラー映画ファン必見

2008-11-30 08:52:39 | ホラー

フィースト
FEAST(2006年アメリカ)
 監督          ジョン・ギャラガー
 脚本          パトリック・メルトン
              マーカス・ダンストン
 出演          バルサザール・ゲティ
              ヘンリー・ロリンズ
              ナヴィ・ラワット
              エリック・デーン
              クリスタ・アレン

 ■ストーリー■
 数人の客で賑わうテキサスの荒野のド真ん中のバーに、全身が血まみれの男が銃を片手にやってくる。「すぐにここに怪物がやって来るから戸締りをして応援を呼べ」とバーにいた客たちに命令するのだった。強盗と勘違いされたその男のもう1つの片手には、男が言っていた怪物の首が握られていたのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□ 
 
 ■感想■
 低予算のモンスター映画を観なれている映画ファンほど、楽しめる田舎のバーを舞台にしたモンスター映画。
 
 製作総指揮は、ベン・アフレック、マット・デイモン、クリス・ムーア、ウェス・クレーヴン。
 
 荒野の1軒、ポツンとあるバーを舞台に、そこに閉じ込められた状態になる登場人物たちが、次々とモンスターに襲われるだけのストーリーです。
 低予算のホラー映画としては定番のストーリーですが、モンスターにやられて死ぬのが予想外のキャラクターなので、観ている間、ニタニタ、クスクス出来ること必至です。
 
 舞台設定を早くしたかったのか、あっという間に、板と釘でバーを簡単に要塞化しちゃいます。
 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀』(1990年)の登場人物たちも見習って欲しいくらいの手際の良さです!!
 
 レニー・ハーリン監督の動物パニック映画『ディープ・ブルー』(1999年)も動物パニック映画を観慣れている人が観れば予想外の展開になって、ハラハラドキドキ、そしてクスクス出来るような作品でした。
 今作『フィースト』は、『ディープ・ブルー』以上に、予想外の展開が“てんこ盛り”の展開です!!
 
 また、登場人物たちを紹介するために出る「プロフィール」のテロップも笑わせてくれます。
 たった今、“ヒーロー”って紹介された人間が、次のシーンでは殺されていなくなっちゃう展開には、思わず吹き出しちゃいました!!
 「多分、死なないだろうな」と思っているキャラクターたちが次から次へと死んでいきます!!
 「子どもは大丈夫!」とか「若い女性は大丈夫」とか言ってられないです。  

 
 ところで、今作のオリジナル版はランニングタイムは95分らしいですが、日本で発売された「アンレイテッド・バージョン」は、86分しか無いんですけど、10分カットしてるんでしょうか??「アンレイテッド・バージョン」の方が短いんですかね??

 「う~ん、なんで??」
 
 今作のヒットを受けて、続編、続々編の製作が始まりました。今から第2作、第3作も楽しみです。  65点
  
 

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レニー・ハーリン監督のサメ映画。

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『国際諜報局』音源募集中(11月24日まで)

2008-11-24 23:59:28 | 映画、DVDに関する雑記

 11月24日まで冒頭の記事にします。

 マイケル・ケイン主演のスパイ物『国際諜報局』の吹替え音源をDVD収録のために株式会社フィールドワークスさんが求めています。けっこう前から株式会社フィールドワークスさんのサイトで募集してたんですけど、まだ募集しているんで厳しい状況みたいですね。
 詳しくはhttp://www.fieldworks.ne.jp/results4.html

 自分が持っていたらすぐに提供するんですけど、残念ながら持っていないのでどうしようも無いです。大阪方面では1980年代後半まで放映されていたみたいなんで、持っている方で、DVDの音源提供してもいいと考えている方はサイトに行ってみて下さい。

コメント (2)
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『ミスト』スティーヴン・キング原作傑作ホラー

2008-11-20 00:47:47 | ホラー

ミスト
THE MIST(2007年アメリカ)
 監督          フランク・ダラボン
 脚本          フランク・ダラボン
 原作          スティーヴン・キング
 出演          トーマス・ジェーン
              マーシャ・ゲイ・ハーデン
              ローリー・ホールデン

 ■ストーリー■
 嵐の翌日、湖畔に住むデビッドは息子のビリーと隣人の弁護士ノートンと町のスーパーマーケットへ買出しに出かけるのだった。出かける前に湖の先に見えた不気味な「霧」が町に発生してきた。と、そこへ「霧」から逃げるようにしてスーパーマーケットに助けを求める中年の客がやってくるのだった。

 ■感想■
 スティーヴン・キング原作の中篇小説「霧」をフランク・ダラボン監督が映画化したホラー映画。
 
 『グリーンマイル』(1999年)、『ショーシャンクの空に』(1994年)とスティーヴン・キング原作の作品を映画化してきたフランク・ダラボン監督ですけど、今までのスティーヴン・キングの映画化作品の中で最高の1本です!!

 今作の最大の話題は、原作と違うラスト15分の展開ですけど、原作ファンも映画で今作を初めて知る人も必見の展開になっています。
 映画的には面白い展開ですけど、果たして原作と、皆さんどっちのラストが好きな展開でしょう??
 好みの別れるところですね!
 自分的には映画版より、どちらかと言えば小説版の方が好きな気が。でも映画版のラストも捨てがたいです!!
 
 原作者のスティーヴン・キングの許可をもらって、ラストを変えたそうですけど、本当に原作と比べても遜色無いくらいの展開です。
 う~ん、どちらもすばらしいラストです!!

 数多くの作品が映画化されているスティーヴン・キングですが、映画化作品はけっこう失敗作が多いと言われていますけど、今作は傑作の方ですね!
 その他にも、映画化作品として自分が好きな作品をあげると
 ブライアン・デ・パルマ監督の『キャリー』(1976年)
 トビー・フーパー監督のTVムービー『死霊伝説』(1979年)
 デヴィッド・クローネンバーグ監督の『デッドゾーン』(1983年)
 その他、『マングラー』(1995年)、『ナイトフライヤー』(1997年)、『トラックス』(1998年)、『ドリームキャッチャー』(2003年)といった作品は自分的には、かなり好きな作品です!

 フランク・ダラボン監督も変に感動的風な作品を撮らないでこういうモンスター映画やホラー映画ばかり監督して欲しいですね!!
 今や、感動的な映画の監督のイメージがありますけど、フランク・ダラボンは『ブロブ 宇宙からの不明物体』(1988年)や『ザ・フライ2 二世誕生』(1988年)の脚本家ですからネ!!
 今作を観て面白いと思った方は、原作を読んでも良いかもしれないですね!!順番としては、今作を観てから原作を読むより、原作を読んでから今作を観た方が面白く感じれるとは思います・・・。

 今のところ、今年のベストです!!ホラー映画ファン必見!!  90点

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『スカイ・オブ・ラブ』皆既月食の彼方へ

2008-11-19 23:59:55 | 香港映画

スカイ・オブ・ラブ
愛、断了線 SKY OF LOVE(2003年香港)
 監督          タン・ファータオ
 脚本          ミン・ユエ
 出演          ジジ・リョン
              ケン・チュウ
              トン・ダーウェイ

 ■ストーリー■
 1981年春、先輩のウェンにあこがれるシャオジャーは、成り行きで壊れたアマチュア無線機を持ち帰ることに。皆既月食の日に、偶然無線機からジャーフェイという若者の声を拾うのだった。それ以降、ジャーフェイと交信するシャオジャーは、彼が同じ大学に通っていることを知るのだった。意気投合した2人は会う約束をし、2人はお互いに待ち合わせ場所に行くもののなぜか会えなかった。そして、あるとき、ジャーフェイが2002年の人間だと知るのだった。
 
 ■感想■
 F4のケン・チュウと『ターンレフトターンライト』(2002年)のジジ・リョン主演の恋愛映画。
 
 未来の人間と無線を通じて会話をすることが出来るようになった女子大生の恋愛を描いています!!
 
 って、今作は韓国映画『リメンバー・ミー』(2000年)のリメイクです!!
 日本でも吹石一恵主演で『時の香り リメンバー・ミー』(2001年)としてリメイクされています!!
 自分はオリジナル版もリメイク版も観ていないので、今作で初めて、このストーリーを観るので、けっこう楽しめました。
 今作がリメイクとは知らなかったので、てっきりジム・カヴィーゼル、デニス・クェイド主演の2000年のSF映画『オーロラの彼方へ』が元ネタになっていると思って観ていました。
 その後、記事にするので調べたら、今作が韓国映画のリメイクと知ってビックリしちゃいました!!
 
 今作は『オーロラの彼方へ』が元ネタじゃないんで、連続殺人鬼も出てこないし、歴史が変わることも無いです!!

 1981年と2002年の世界をちゃんと変えて撮っているんですよね!2002年は画面が明るく、1981年はいかにも20年前に見えるように!!
 オリジナル版もそうだったら何とも言えないですけど、こういう細かいところも好きです!香港映画。
 
 恋愛映画は、香港映画以外ではほとんど観ないですけど、やっぱり香港映画は良いですね!恋愛映画に興味無い人間が観ても、ちゃんと楽しんで観れるように映画を作ってくれますから!
 それに今作はランニングタイムが90分と、ちゃんとエンターテイメント作品にぴったりの時間に収めています!!意味も無く長くダラダラした作品は観てるのが大変ですからね!!

 香港映画好きな映画ファンにはモチロン、普通の恋愛映画ファンが観ても十分楽しめるはず!!変な風にグチャグチャしないところも観てて好感が持てます!!1981年と2002年と21年の時間差があるんで、あんまりグチャグチャになりそうも無いですけどね!!
 でも21歳くらい年齢の差があるカップルって、実際にはけっこういたりしますもんね。年齢差のある恋愛映画といえば、マーク・バーンズ、リン・フレデリック出演のスペインのSF映画『熱愛』っていう作品もありましたね。

 今作をハリウッドでリメイクを作ったら、せいぜい時間差が5年くらいの差で、完全な恋愛映画にしちゃうんでしょうね!!
 香港映画ファンで見逃している映画ファンには必見の1本です。  50点 

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『蛇男』テッド・ルイス原作スリラー

2008-11-18 01:23:28 | サスペンス

蛇男
LE SERPENT(2006年フランス)
 監督           エリック・バルビエ
 脚本           トラン=ミン・ナム
               エリック・バルビエ
 原作           テッド・ルイス
 出演           イヴァン・アタル
               クロヴィス・コルニアック
               オルガ・キュリレンコ

 ■ストーリー■
 プレンデール探偵社のプレンデールはカモになりそうな金持ちに目をつけ、相手に美女のソフィアを近づけ、弱みにつけ込み脅迫をしてユスリをしていた。そして、大富豪の娘である妻のエレーヌと離婚調停中のファッションフォトグラファー、ヴァンサン・マンデルが、プレンデールに目をつけられるのだった。ヴァンサンに、一味の女ソフィアが近づいてくるのだった。

 ■感想■
 マイケル・ケイン主演の犯罪アクションの『狙撃者』(1971年)の原作者テッド・ルイスのスリラー小説の映画化作品。

 『狙撃者』は2001年に、シルヴェスター・スタローン主演『追撃者』としてリメイクされてますけど、オリジナル版の『狙撃者』は未だソフト化されていません!!
 『狙撃者』は、関東地区では、かなりかなり長い間、地上波のTVの映画劇場でも放映されていないですし、ビデオにもDVDにもなっていないですし、このまま観れないんでしょうかね?
 世界的にも評判の高い作品なんでソフト化して欲しいですよね!!
 
 「う~、観たい!観たい!」
 
 
 
 ところで、テッド・ルイス原作の今作ですが、ごく普通のデキの作品でした。
 劇場未公開のDVDスルーだったら、もう少し評価も高いかもしれないですけど、劇場公開された作品と思うと、自然に点数も厳しくなっちゃいます。
 今作の主人公のヴァンサンが、あんまり感情移入しやすいキャラクターでもないですし、巻き込まれ型スリラーとして、このキャラクター設定はマイナス要素でしょう!!
 

 巻き込まれ(正確には「巻き込まれ」じゃないんですけど)型スリラーとしては、日本劇場未公開のDVDスルーのスリラー映画『すべてはその朝始まった』(2005年)の方が断然面白いです!!
 
 『すべてはその朝始まった』も原作があるんで、今作との違いは原作の面白さの違いかもしれないですけどね。原作はジェイムズ・シーゲルの「唇が嘘を重ねる」です。

 今作『蛇男』ですが、ランニングタイムが121分とかなり長めです!
 こんな普通のストーリーで121分は長すぎ!!
 せいぜい100分程度にまとまるストーリーでしょう!!あと20~30分くらいカットして!!この長さだけでもマイナス10点て感じです!!まぁ、何の期待もせずに観るには十分な作品なんでしょうけどね!!   50点

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マイケル・ケイン主演のアクション映画『狙撃者』の原作。

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巻き込まれ型サスペンスといえば

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「あずみ」第1部完!

2008-11-17 01:56:59 | 映画以外の日記
 2003年に北村龍平監督で映画化されて、その続編が2004年に金子修介監督で映画化されたビッグコミックスペリオール連載していた小山ゆう原作の人気時代劇コミック「あずみ」が今週号で一応の終了を迎えました!!
 
 次から次へと強敵(そうな)連中が現れては、討ち破ってきたあずみですけど、まさか、こんな急な展開で最終話を迎えるなんて思ってもみませんでした!!
 歴史的なことや時代なんかどうでも良いんで、柳生但馬守宗矩でも柳生十兵衛でも柳生左門とでも斬りあって欲しかったですね。
 それにしても人気があるコミックがこんな形で終わるなんてちょっとビックリです!!ちょっとどころかかなりビックリです。ストーリー的に、いかにも「続く」みたいな感じなのに、第1部終了ですからね!!連載している雑誌の都合や、人気が無いからって理由でもないのにこんな終わり方なんてどうしてなんでしょう??

 12月に発売のスペリオールで、また第2部スタートらしいですけど、時代は幕末を舞台にしているみたいなんで、まさに今連載中の「あずみ」はこの号で終りなんですよね。打ち切りのコミックならまだしも延々と続いて、第2部もスタートするようなコミックがこんな形で終わるなんて!!

 氷づけになったあずみが幕末に蘇るとかいうストーリーでも無さそうだし、それじゃSFになっちゃうんで、そういう展開だったら、それはそれで「引いちゃい」ますけどね!!
 ところで、映画版の『あずみ』は3作目は無いんでしょうかね??クライヴ・バーカー原作の“ミッドナイト・ミートトレイン”も完成したことだし『あずみ』の3作目でも監督して欲しいですね。

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『裏切りの闇で眠れ』107分の闇で眠れ

2008-11-16 20:33:02 | 犯罪/アクション

裏切りの闇で眠れ
TRUANDS(2006年フランス)
 監督          フレデリック・シェンデルフェール
 脚本          フレデリック・シェンデルフェール
              ヤン・ブリオン
 出演          ブノワ・マジメル
              フィリップ・コーベール
              ベアトリス・ダル
              オリヴィエ・マルシャル

 ■ストーリー■
 組織に属さないフリーのフランクとその相棒のジャン=ギィは、組織のボス、クロードから依頼された危険な仕事を行っていた。確実に仕事をこなすフランクは、クロードからも組織に入るようにすすめられるほどだった。1匹狼が好きなフランクは組織に入ることを拒否していた。
 しかし、ある日、印刷局の男が警察に捕まったことからクロードが警察に逮捕されてしまうのだった。クロードは3年の実刑判決になるのだった。ボスのいなくなったクロードの組織は、少しづつほころび始めていくのだった。

 ■感想■
 ブノワ・マジメル主演のフランス製の犯罪モノ。
 ブノワ・マジメルの相棒役で、映画監督、俳優のオリヴィエ・マルシャルが競演してます。
 
 フランス映画お得意の「ノワール物」なんですが、デキはごくごく普通の犯罪物でした。
 どちらかと言えば、ハリウッドの作品でも良さそうな単純な作品でした。
 でも、フランス映画らしく、すごくハードな銃撃戦や殺しのシーンもいくつかは用意されているんですけど、その他のドラマ部分が弱すぎるんで、銃撃戦だけ浮いちゃってる印象を受けちゃいます。
 いくら銃撃戦がハデでも、ストーリーがこれじゃ、まるでハリウッドの作品みたいです!!
 
 それにランニングタイム107分も長すぎ!!
 長すぎ!!
 長すぎ!!
 
 この内容ならあと17分くらい短くても良かったのに!!いや、あと25分くらい短くても良かったのに!!

 まず、主人公のブノワ・マジメルの印象が弱すぎ!!
 ストーリー的にも、組織のボスのクロードの方がメインな印象です!!
 それに、主人公のフランクをはじめ、感情移入出来るキャラクターが1人もいないのも今作に面白さを感じない原因にもなってます・・・。
 
 また、これと言った特長のない普通のストーリー!
 感情移入できないキャラクター!!
 なのに、ハデな銃撃戦!!

 まるでハリウッドのギャング物って感じです。いや、ハリウッドのギャング物だったら、感情移入できる主人公が登場しますね!
 

 ところで今作は「R-18」なんですけど、暴力描写のせいなんでしょうか??
 最近は厳しいんですね!!
 まぁ、これくらいのデキのアクション映画を、映画好きになるかもしれない小さな子どもに見せて、エンターテイメント映画がキライになっちゃっても困るんで「R-18」でOKなんですけどね。
 
 今作に出演しているオリヴィエ・マルシャル監督の傑作ノワール『あるいは裏切りという名の犬』(2004年)は、年齢制限が無いんで、若い映画ファンはそちらを鑑賞しましょう!!

 フランス映画だったら、1983年のノワール物+刑事アクションの『ラ・バランス愛しきは女』とか、ジャン=ポール・ベルモンド主演のアクション『プロフェッショナル』(1981年)とかをDVD化してくれないですかね??  30点

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『スピーシーズNEO』「アンドロメダのA」映画化

2008-11-13 00:21:58 | SF

スピーシーズNEO
A FOR ANDROMEDA(2006年イギリス)
 監督          ジョン・ストリックランド
 原案          ジョン・エリオット
              フレッド・ホイル(オリジナルTVシリーズより)
 脚色          リチャード・フェル
 出演          ケリー・ライリー
              トム・ハーディ
              デビッド・ヘイグ
              チャーリー・コックス
              ジェーン・エッシャー

 ■ストーリー■
 電話やメールを傍受するためのイギリスのボールダーショー・フェル軍事基地で、M31(アンドロメダ)からの信号を受信するのだった。このシステムを開発した科学ジョン・フレミングは信号を解読し始めるのだった。
 その信号は、コンピュータを作るための設計図であることが分かるのだった。そのコンピュータを作りあげたあと、DNAを作るための設計図も送られてくるのだった。その信号に従い、化学者たちのグループは、人間の女性そっくりの「アンドロメダ」を作り上げるのだった。フレミングは、「アンドロメダ」の存在にエイリアンからの罠ではないか??と危険を感じ、その危険性を訴えるが軍部は「アンドロメダ」を使って生物兵器を作り上げようとしていたのだった。

 ■感想■
 フレッド・ホイルの「アンドロメダのA」(ハヤカワ書房)の映像化したイギリス製のTVムービー。もともと原作の小説自体が、1961年のイギリスで映像化されたTVシリーズ“A FOR ANDROMEDA”を小説化した作品です。
 今作は1961年のTVシリーズのリメイクっていうことになりますね。
 ちなみに1972年にはイタリアでもTVシリーズとして映像化されてるようです。

 宇宙から来た信号をもとに女性を作り上げるってコトで日本版タイトルの「スピーシーズNEO」ってウマいネーミングですね!!
 もうこのタイトルつけただけで「プラス10点」って感じです。どっちがオリジナルのアイデアかも分からなくなるようなタイトルですけどね!!
 でも今作を観て、SF小説ファンが増えたら良いですよね!!

 でも、何も知らずに今作を観たらちょっとガッカリかも!!「『スピーシーズ』系のエログロ系のSF??」とか思って観たら、そういうシーンは一切無いですからね。
 「スピーシーズ」シリーズのファンとは明らかに違うターゲットのための作品です!
 
 今作はイギリスはBBC製作の良心的なSF映画ですからね。

 でも、1970年代だったらNHKでも放送したかもしれないような地味なSF映画のタイトルに「スピーシーズ」のタイトルをつけるのはどうなんでしょうね??

 2、3年前の最新作の、こういう良質なTVムービーとかがDVDスルーでも発売されるとウレシクなっちゃいます。イギリスのTVムービーなんでまさに地味地味な作品ですけど、観れただけで大満足です!!韓国の作品ばかりでなく、こういうイギリス映画やフランス映画やイタリア映画のエンターテイメント作品をドンドンDVDで発売して下さい!!

 でも、タイトルだけ見てたら、絶対に見逃しそうな作品ですけど、SF映画ファンだったら、レンタルビデオショップで見かけたら、見てみて下さい!!かなり満足できるはず!! 60点

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『クローバーフィールドHAKAISHA』謎の怪獣現る

2008-11-11 23:51:55 | SF

クローバーフィールドHAKAISHA
CLOVERFIELD(2008年アメリカ)
 監督          マット・リーヴス
 脚本          ドリュー・ゴダート
 出演          マイケル・スタール=デビッド
              マイク・ヴォーゲル
              オデット・ユーストマン

 ■ストーリー■
 ニューヨークのマンハッタン、ロブは勤務先の辞令で日本への栄転が決まり、送別のためのパーティーが行われていた。すると突然、謎の爆発が起こり、自由の女神が破壊されてしまうのだった。この爆発の原因は、謎の巨大な生物がニューヨークの街を破壊しているために起きているためだったのだ。

 ■感想■
 アメリカの人気TVドラマ「LOST」の製作総指揮のJ・J・エイブラムス製作した怪獣映画。
 なんでも今作のアイデアは、エイブラムスが、日本に来日したときに原宿のトイショップで「ゴジラ」の人形を自分の息子がうれしそうに触っているのを見て思いついたというのが発端だそうです。

 今作の最大の特徴は、「被害に遭った若者が撮ったホームビデオの映像」という設定です!手ブレあり状態で、カメラを持った人間の主観映像が延々と最初から最後まで続いちゃいます。
 賛否両論あるんでしょうけど、自分はこの「主観的な映像」いわゆるPOV映画ってあんまり好きじゃなんですよね!!
 
 ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007年)や、ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラザ監督のスペインのホラー映画『RECレック』(2007年)もPOV映画なんですよね!!
 しばらくは、こういうPOV映画が流行しそうですけど、自分的には、このPOV映画のブームは、あんまり長続きして欲しくはないんですけどね。
 見にくいんですよね!目が疲れちゃって!!疲れちゃって!!
 
 はっきり言って、目が疲れちゃう今作にとって最大の魅力は、ランニングタイム85分という90分を切る短さが最大の魅力!!
 でも、こんな中途半端なストーリーならもう少し短くても良かったかも??
 今作のラストの展開なんて、すごく中途半端!!
 今作を映画だと思わないで、テーマパークの85分のアトラクションだと思えばそれなりに楽しめるんでしょうけどね!!
 話題性と言い、自由の女神が壊れるインパクトがある予告編と言い、まさに映画的というよりアトラクションに参加したような印象を受けちゃいます!!

 でも、時間がある程度経って後から、何回も観直そうとは思えない印象の作品です。

 映画として面白ければ、主観映像でもラストの展開が中途半端でも、予告の方がはるかにインパクトがあっても、何でも良いですけど、それが普通の映画と比べて主観映像な分だけ少し変わってるだけで、ストーリーもごくごく普通で新鮮味も無いです。
 ハッキリ言って怪獣映画としては、どちらかというと面白い方の作品っじゃないです!!
 
 怪獣映画だったら、クラシックな作品ですけど『放射能X』(1954年)や『原子怪獣現る』(1953年)を観た方が満足度が100倍くらい高いです!!  20点

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