SURROGATES(2009年アメリカ)
監督 ジョナサン・モストウ
脚本 マイケル・フェリス
ジョン・D・ブランカトー
原作 ロバート・ヴェンディティー
ブレット・ウェルデル
出演 ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク
ヴィング・レイムス、ジェームズ・クロムウェル、ボリス・コジョー
■ストーリー■
身代わりロボット“サロゲート”に娯楽を含めた社会生活のすべてを任せるようになった未来、ある日、サロゲートが破壊される事件が起きる。しかし、サロゲートが破壊されても、サロゲートをあやつるオペレーターは安全が確保されているシステムだったが、オペレーターまでが死んでしまうという事件だった。FBI捜査官トム・グリアーとジェニファー・ピータースは、捜査をはじめ、被害者の1人が“サロゲート”を開発したキャンター博士の息子であったことが判明するのだった。
■感想■
ブルース・ウィリス主演のSF映画。
監督は『ブレーキ・ダウン』(1997年)、『ターミネーター3』(2003年)のジョナサン・モストウ。
原作はロバート・ヴェンディティ、ブレット・ウェルデルのグラフィックノベル。
原作があるから、しょうがないですけど、人間の代理をするロボット“サロゲート”が仕事や他のプライベートの外出等すべてをやってくれる未来社会なんて、あんまりリアルじゃないですよね!
身体の自由が利かない人や危険な仕事をこなすために“サロゲート”があるなら、まだしも、すべてを代理ロボット“サロゲート”がやるなんて、ありえないでしょ!!
絶対に、ありえない!!”
仕事だけなら、まだしも、「遊び」も「飲み」も「パーティ」も、すべて“サロゲート”まかせって、ありえない!!
遊びたくて、飲みたくて、パーティで楽しく過ごすのに“サロゲート”任せてどういうこと??
もう、この設定だけで、「ウソだぁ~」って思って、映画全体を醒めた目で観ちゃいます!危険な仕事や戦争などを代理ロボットにやらせるっていうのは理解できるんですけど、生活すべてを代理ロボットに代わってもらうなんて、あり得ない!!絶対にありえない!!
それに、その他の外出もすべて、サロゲートに任せたら、人間たちは、筋肉がおとろえて、歩くこともできなくなっちゃいますよね!!
最後、街に人々が出てくるシーンがありますけど、絶対に元気に歩けないはず!
いくらSF映画でも、こういうところはリアルじゃないと、映画全体が軽いB級、C級映画の印象になっちゃいますよね。
サロゲートを破壊しようとする黒幕の正体なんて、突っ込みどころ100点!って感じ。
テロリストに、あんな銃を渡さなくても、もっと良い方法があったでしょう!
ジョナサン・モストウ監督は、今作や『ターミネーター3』を観る限り、SF映画より、普通のサスペンス映画の方が合っているのかも??
監督の演出力というより、脚本の問題なんですけどね。
でもまぁ、監督も、こんな脚本で、監督引き受けたんだから、多少なりとも責任はありますよね。
予告では、超ハードな未来世界を描くスリラーだと思ったのに、内容は1950年代のSF映画ファンが考えたような内容の作品でした。50点
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