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『フェーズ7 超厳戒感染レベル』感染レベル28日後...

2009-11-29 17:04:40 | ホラー

フェーズ7超厳戒感染レベル
(フランス映画祭2009題:『ミュータント』)
MUTANT(2009年フランス)
 監督          ダヴィッド・モルレ
 脚本          ダヴィッド・モルレ
             ジョアン・ベルナール
             ルイ=ポール・ドゥサンテ
 出演          エレーヌ・ドゥ・フジュローレ
             フランシス・ルノー
             マリー=ソーナ・コンデ

 ■ストーリー■
 夏過ぎに大流行したウィルスにより人々が大勢が死んだ。ウィルスに感染した人間は凶暴化し人喰いと化し人々を襲い始まるのだった。ノア基地だけが人々の希望となっていた。救急医のソニア・デュプレは恋人のマルコと軍人と救急車で感染エリアからの脱出を図ろうとしていた。しかし、途中立ち寄った建物の中で感染者にみえる患者を発見したことから3人で争いが起きてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!未見の人は鑑賞後に!!□■□
 
 ■感想■
 フランス製の“ウィルス”系のホラー映画。
 正確には“ウィルス”系というより『28日後...』(2002年)以降流行の走る“ゾンビ”系のホラーです!
 ヨーロッパフィルムフェスティバルでの上映時間は95分だったらしいんですけど、日本版は85分です!
 なぜ??
 なぜ、カット版なんでしょうか??

 日本版の85分版でも十分面白いですけど、ちょっと気になっちゃいます!!
 
 「すごく面白いです!」
 未公開(正確には「フランス映画祭2009」で『ミュータント』のタイトルで上映されていますけど)の作品で、これくらい面白い作品に出会えると、ウレシクなっちゃいます!!

 低予算の作品なんで、登場人物が少なく、舞台が限られた空間で描かれるので、被害の出ている町の状況が良く分からなかったりします。
 まぁ、「被害状況は他のゾンビ映画を観て想像して!!」ってコトなんでしょうけど、そこ以外は良く出来てました!!
 それにしても低予算です!
 低予算と言っても、救急車1台に、ヘリコプター1台、銃が多数、大きな屋敷でロケとそれなりに制作費はかかってますけどね。
 山奥の屋敷にウィルス患者が大量に走って襲ってくるシーンには思わずウキウキしちゃいました!!
 
 「うわ~!ここから面白くなりそう!!」
 
 でも今作のウィルス患者って、ゾンビじゃないから、銃で撃ったら死んじゃうんですよね!でも走ってくるから、かなり怖いです!!
 
 生存者がいるのか、いないのか不明のまま終わる作品の多いこういう系統のホラー映画は多いですけど、今作の場合はちゃんとヘリコプターで軍人が助けにやってきます!!
 途中でヒロインのソニアがウィルスに感染したマルコを倉庫みたいなところに閉じ込めるシーンがあるんで、最後の方でマルコが暴れだすんだろうなぁって思っていたら、本当にそうなっちゃいました。
 
 ラストの方でヒロインのソニアがマルコに噛まれるシーンがあるんで、てっきりソニアも病気になっって、ノア基地でソニアが発病して暴れだして基地中、大パニックで終わるのかと思っちゃいました!!
 病気には免疫を持っていても、マルコはソニアの血を輸血してるんで、てっきり違う生命体になっちゃって病気も変種したってことになるのかな??って勝手に思い込んじゃいました。
 
 そうでなかったら、ソニアが感染してると思い込んだ軍人に撃たれて殺されちゃうラストなのかな??とも想像しちゃいました。
 ライフルで撃った軍人に、そばにいた仲間が「グッドショット!!」って言うのかと…。

 ゾンビ映画の多くがそうであるように、今作も悲劇的の終わるのかと思いきや、このラストにはちょっとビックリ!!
 この展開は、まさに監督、脚本のダヴィッド・モルレに「想像したラストと違うんで驚いただろう??」って言われているみたいで気持ち良い終わり方です!!
 こういう形で想像を裏切られるのは気分が良いです!!

 ところで、冒頭、救急車でヒロインのソニア、マルコ、女性の軍人、ウィルス患者が乗っているシーンで始まりますけど、あれはどういうシチュエーションで軍人は乗り合わせたんでしょうね??映画が終わったあと、その作品について語り合うのが好きなフランス人が作った作品だから、そんなコト気になるなら、みんなで話し合ってね。ってことなんでしょうけど、ちょっと気になっちゃいました。

 あと疑問点としては、ヒロインとマルコが女性の軍人と争うシーンがありますけど、あの争う原因が分からないです!もう病気のことは広く知れ渡っているんだから、あの軍人の行動は正しいって分かっているハズ!!
 あの病気の男性はウィルスに感染していそうでしたもんね。まぁ、あそこで男性を殺して、誰も感染しないで3人で山奥の屋敷に行ったら、全然違う作品になっちゃいますけどね。 80点

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『ナイトウルフ武装襲撃』狼の夜DVDジャック

2009-11-28 18:40:02 | アクション
ナイトウルフ武装襲撃
ULVENATTEN(2008年ノルウェー)
 監督    シェル・スンズヴァル
 脚本    トム・エーゲラン
 原作    トム・エーゲラン
 出演    アニーク・フォン・ダー・リッペ、デヤン・クキック
        ラース・アレン=ハンセン

 ■ストーリー■
 ノルウェーのTV局で女性司会者クリスティンの番組でチェチェン共和国の特集番組が放送されようとしていた。番組には外相をはじめチェチェン人のグループが参加することになっていた。しかし、番組が始まるやいなや、番組に出演していたチェチェン人のグループがテロリストの正体を現し人質を取りテレビ局を占拠してしまうのだった。6人のテロリスト集団のボス、ラムザンはTV放映を利用してロシア政府に投獄された同士の解放と高額な金銭を要求してくるのだった。
 
 ■感想■
 トム・エーゲランの「狼の夜 TV局ハイジャック」の映画化作品。
 原作者自ら脚本を書いています。
 監督は『暗殺の瞬間』(98年)のシェル・スンズヴァル。
 原作の小説は未読なんですけど、上下2巻の長編小説を80分の映画にしちゃいました。ランニングタイム80分なんで本編は実質70分強ってどういうコト??
 まぁ、もともと小説と映画は違いますけどね??今作のオリジナルのランニングタイムは90分なんですけど、日本版の80分っていうのはカット版なんでしょうか??どうせなら、あと10分くらいなら長くても良かったのに…。

 それにしても短い!短い!短すぎ!!
 あまりにもテンポが良すぎて、ハリウッドのB級アクション映画を観てるのかと勘違いしちゃいます!!でも、でも、ストーリーはさすがに原作があり作品です!!
 いつものヨーロッパ映画風のテロリストの正体は、ホンのちょっとだけドンデン返し系の作品になってます。
 イギリス映画のスパイ映画、エスピオナージ系の映画のように、悪いのは身内!!とまではいかないですけど、ハリウッド系の作品よりは複雑に・・・。
 でも大したコト無いので、そのあたりはあんまり期待しない方が良いです!!

 北欧系のエンターテイメント作品が好きな映画ファンには、とりあえず必見の1本ですけど、可もなく不可もなくって感じです!!テロリストのボスのラムザンのキャラクターも普通!ストーリー展開も普通!ヒロインのキャラクターにも特徴無し!
 どこをとってもまさに普通のデキのテロムービーって感じです。
 
 オスロといえば1974年のイギリス映画『オスロ国際空港ダブルハイジャック』ぐらい、ヒネッたドンデン返しくらい用意してくれていたら大満足だったのにッ!!
 まぁ、ヒネッたオチといっても、“いつものイギリス映画”的なオチなんですけど。今作もTV東京の「午後のロードショー」でもけっこう前に放映されていたからTVの吹替え音源が残っているはず!!TVの吹替え音源つきでDVD化して欲しいですね!!どこかのメーカーさん、お願いします!!でもDVD化するときは89分版でなく、イギリス版の97分版でソフト化して欲しいですね!!

 話題を『ナイトウルフ武装襲撃』に戻すと、そういえば、今作のヒロインって、事件に巻き込まれたまま何の活躍もしないんですよね。オスロ警察の交渉人トーマスも全然活躍しないし、ただ、事件が淡々と進んでいくのが描かれていくだけなんですよね。オスロ警察も全然役に立たないし!!

 「えーっ、誰も活躍しないの!!」

 あえていえば、チェチェン人のテロリスト“ウルフ”が活躍するのとラムザンが暴れているだけのストーリー展開!!小説版が映画版の今作と同じ展開だとしたら、小説向きの題材だったってことでしょうね。映画的にはちょっと物足りない感じが!! 60点

 <吹替えキャスト>
 クリスティン 小松 茜 
 ラムザン   野村 達也
 ウルフ    かとうかおる
 トーマス   阿部晋一
 ベルテル   斎藤亮太 
ナイト・ウルフ 武装襲撃 [DVD]
ラース・ハンセン,デヤン・クキック,ジャーデン・ラングへリー,クリスチャン・スコルメン,インジャー・ヘルジ・ギムレ
角川エンタテインメント



原作は扶桑社ミステリー「狼の夜 TV局ハイジャック」
狼の夜〈上〉―TV局ハイジャック (扶桑社ミステリー)
トム エーゲラン
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『プロテージ偽りの絆』真っ暗ドラッグノワール

2009-11-17 00:03:11 | 香港映画
プロテージ偽りの絆
門徒 PROTEGE(2007年香港)
 監督 イー・トンシン
 脚本 イー・トンシン
 出演 ダニエル・ウー、アンディ・ラウ、アニタ・ユン、ルイス・クー、チャン・チンチュー

 ■ストーリー■
 麻薬組織のボス、クァンは身体を患い腹心の部下ニックに跡をゆずろうとしていた。しかし、ニックはクァンの組織に潜入した捜査官だった。そんなある日、ニックは向かいの部屋に住む母子と知り合うが、母親のフェンは麻薬中毒者だった。フェンは同じく麻薬中毒の夫の影響で麻薬を始めたと説明し、フェンにに同情したニックは2人の面倒を見始めるのだった。

 ■感想■
 香港映画お得意の潜入捜査官物の犯罪物。
 出演はダニエル・ウー、アンディ・ラウ、ルイス・クーと香港映画を代表する俳優たち。アニタ・ユンも組織のボス役のアンディ・ラウの妻の役で競演しています。
 
 香港映画お得意の潜入捜査官物のエンターテイメント作品の装いをほどこしながら、イー・トンシン監督の作品らしく何の救いも無いストーリーが展開していきます。
 潜入捜査官のダニエル・ウー。
 組織のボス、アンディ・ラウ。
 麻薬中毒の母親チャン・チンチュー。
 同じく麻薬中毒のルイス・クー。
 
 ダニエル・ウー以外はみんなそれなりの結末に!!ダニエル・ウーにしても潜入は続けるみたいだし、隣人の娘の面倒もみていくことになりそうだし。
 麻薬に関わる人間には破滅しかない!みたいな展開ですもんね!

 最近、リリースされる数の少なくなった香港映画のノワール物ですけど、こういうしっかりした作品を見せられると、「さすが香港映画!!」って思わずにはいられないです!!
 メインの登場人物以外にも、自分の管轄の仕事しか考えていない刑事や、三角地帯で麻薬を作る麻薬王とか魅力的な人物が配され、ストーリーに厚みを持たせてあります。
 その上、警察にガサ入れにあって、逃げ出そうとしてビルから落ちる組織の麻薬工場の人間の描写や、ナタで腕が切られる刑事の描写も容赦なく描かれていて迫力を出しています!!ごくごく普通にそういうシーンが描かれているところもすごいです!さすが香港映画!!
 
 それにしてもアンディ・ラウも貫禄たっぷりに組織のボスを演じるようになっちゃいましたね。2004年の『ベルベット・レイン』でも組織のボス役を演じていたし、実際、1961年生まれですから製作年度の2007年ではもう46歳なんで年齢的にはボス役でも当然の年齢なんですけどね。

 イー・トンシン監督の作品だと、『忘れえぬ想い』(03年)とかコメディタッチの『ぼくの最後の恋人』(05年)とかの方が好きなんですよね。恋愛映画だと爽やかな作品を撮るのに、それがノワール調の作品になると、今作をはじめ『ワンナイトインモンコック』(04年)、『新宿インシデント』(09年)と突然、救いの無い作品に!!
 
 こんな犯罪物を堂々と作れる香港映画、素晴らしすぎ!日本映画もアイドル映画や難病物みたいな恋愛映画ばっかり作ってないで、アクション系の作品とかを作って欲しいですね。55点

プロテージ 偽りの絆 [DVD]

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『幸福』クレアは死んでいる映画化

2009-11-15 22:02:01 | 日本映画
幸福
(1981年日本)
 監督 市川 崑
 脚本 日高 真也
     大藪 郁子
     市川 崑
 原作 エド・マクベイン
 出演 水谷 豊、永島 敏行、谷 啓、中原 理恵、加藤 武

 ■ストーリー■
 古本屋で銃の乱射事件が起き3人が射殺される事件が起きる。村上、野呂、北、3人の刑事は現場に向かうが、3人の被害者の中に北刑事の恋人、中川庭子がいた。被害者の残りの2人は大学教授とサラリーマンだった。犯人の目的が3人のうちの誰かなのか、通り魔的な事件なのか分からない中、犯人の目的が庭子の可能性もあり警察は捜査を進めていくのだった。

 ■感想■
 エド・マクベイン原作の警察小説“87分署”シリーズの「クレアが死んでいる」の映画化作品。
 監督は市川崑。
 妻に家を出て行かれ、2人の幼い子どもを育てる刑事と、事件で恋人を殺され事件解決に執念を燃やす刑事2人の活躍と生活を描いています。
 1981年製作の作品ですけど、主人公水谷豊が生活している部屋とか、市原悦子が住んでいる部屋って汚くて、あまりにも貧乏くさくありません??いくらなんでもオーバーすぎかも??

 市原悦子の家はストーリー上、必要な貧乏さかもしれませんけど、いくらなんでも水谷豊の部屋は酷すぎ!!一応結婚して子供のいる刑事の部屋なんだから、もっともっと良いところに住んでいるでしょう??

 今作は、フジTVの映画劇場で放映されたあと、ソフト化もされず長い間、観るのが厳しい作品になってましたけど、今般、初のソフト化!!フジTVでの放映で観ていなかったので、初鑑賞になりました。
 エド・マクベイン原作の「87分署」シリーズの作品ってことを知ってから、ずっとずっと観たいと思っていたので期待しちゃいましたけど、ごくごく普通の日本映画の地味な刑事物でした。
 ランニングタイム106分ですけど、少し長いかも??あと10分くらい短くても良かったかも!!

 今作が1981年の作品ですけど、エド・マクベインの「87分署」シリーズといえば、1980年代初頭に、確か古谷一行、田中邦衛、岡本冨士太が主人公達を演じたTVシリーズがありましたよね??坂口良子も出演していましたよね。「裸の町」だったか「87分署 裸の町」だったかタイトル忘れちゃいましたけど…。あんまり再放送もされていないみたいですけど、こうやって存在だけは少しは覚えているんだから、それなりにしっかり出来ているドラマだったような気が。
 当時は、エド・マクベイン原作の映画やTVシリーズが作られていたんですよね!!良い時代でした。デキはどうにせよ、作ろうする意欲とか企画が通ったことが素晴らしいです!!今のTVじゃ考えられないですね・・・。
 
 それにしても、今作『幸福』は地味な作品になっちゃいました!日本映画特有な感じな人情映画みたいな警察物に!!TVシリーズ「Gメン75」の方が面白いかも??1980年代は日本の2時間サスペンスも、それなりに面白い作品が多かったですから、これが劇場作品としてみるとどうしても評価が悪くなっちゃいます。

 エド・マクベイン原作の映画化といえばジャン=ルイ・トランティニアンがキャレラ刑事を演じた『刑事キャレラ10+1の追撃』(72年)がありましたけど、この作品も未DVD化作品ですよね。
 TBSの「月曜ロードショー」で放映した吹替え音源つきでDVD化してくれませんかね??こういう1970年代のヨーロッパ映画のエンターテイメント作品ってあんまりソフト化されないですよね。
 バート・レイノルズ主演の『複数犯罪』(72年)と合わせて同時リリースとかして欲しいですね。『複数犯罪』も日本語吹替えつきでお願いします!!50点

初回限定 特別版 市川崑監督 水谷豊主演「幸福」【ハイブリッド版Blu-ray】

ポニーキャニオン

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『インストーラー』ユーロ未来警察

2009-11-14 07:33:47 | SF

インストーラー
CHRYSALIS(2007年フランス)
 監督          ジュリアン・ルクレルク
 脚本          ジュリアン・ルクレルク
             フランク・フィリッポン
 脚本協力        ニコラス・プーフェリ
             オード・パイ 
 出演          アルベール・デュポンテル
             マリー・ギラール
             マルト・ケラー
             メラニー・ティエリー
             エステル・ルフェビュール

 ■ストーリー■
 ユーロポールの刑事のダヴィッド・オフマンはパートナーのサラと犯罪者ニコロフを追い詰めるが反撃に遭いサラは殺され、ニコロフは逃亡してしまうのだった。ニコロフが殺したと思われる女性の死体が新たに発見され、ダヴィッドは新しいパートナー、マリー・ベッケル刑事と組んで捜査にあたることになるのだった。殺された女性はタチアナという名の女性で妹のエレーナとともに行方不明になっていることが判明するのだった。
 
 □■□ネタバレあり!!□■□
 
 ■感想■
 フランス製のノワール調のSF映画。
 監督は本作が長編デビュー作となるジュリアン・ルクレール。今作の前には2004年に“TRANSIT”という短編ホラーを撮っているようです。
 
 フランス映画って、大きく分けると、自己満足的な監督の1人よがり的な作品と、超エンターテイメントの作品に分かれますけど、今作は後者の方です!!
 フランス映画って、サスペンスやスリラーのジャンルの作品でも、ワケの分からない意味不明な“芸術映画”みたいな作品や、大したストーリーでもないのにダラダラしてる作品がけっこうあるから心配してたんですけど、今作は映画が始まるやいなや、ドンドン画面に引き込まれていくので、心配は杞憂になりました!!

 すごく面白いです!!


 映画の冒頭、母親と娘の親子が交通事故に遭うシーンが出てきますけど、この母娘のシーン、説明しすぎかも??こういう映画をたくさん観てる人には、ピーンときちゃいます!!
 犯罪者ニコロフが盗んだ機械“クリサリス”が記憶をデジタル化して記憶を書きかえたり出来る装置だっていうことが説明された時点でネタが割れちゃいます!!
 この母親と娘の病院でのシーンがちょくちょく出てきますけど、ネタが大したことないだけに
 説明しすぎ!!このシーン要らない!!
 って思っちゃいます!!
 
 今作のランニングタイム90分ですけど、惜しいです!!
 あと5分くらい短かかったら、もっとテンポが良くなってすごくすごく面白くなったのにっ!!
 「惜しいッ!!」
 
 公私に渡るパートナーを犯罪者に殺された刑事が犯人を追い詰めるストーリーとか、暗めで統一された画面の作品の雰囲気とか、いかにもフランス製のノワール調で好感が持てます!!
 犯罪物とSFの要素がうまく噛み合って、魅力ある作品に仕上がってます。

 フランス人はマーシャルアーツが好きなのか、主人公の刑事と犯人が殴りあう格闘シーンが2回用意されてますけど、こういうシーンもアクション映画ファンに目配せしているようで、ニタニタしちゃいます!
 でも、いくら強い刑事とはいえ、元ブルガリア情報部の犯罪者に最後勝っちゃうのは、やっぱり映画だから??
 普通だったら刑事とこの犯人の対決をクライマックスに持っていきそうなのに、後半、早々と2人の対決に決着をつけて、もう1人、関係者を皆殺しにしようとするヤツが出てくるのは、さすがひねりが効いてて良かったです!

 犯罪者よりも悪いヤツが出てきて、関係者や秘密を知っている人間をバンバン殺していくのはやっぱり怖すぎ!!
 ハリウッドのエンターテイメント映画だったらこんな展開にせず、単純に主人公の刑事ダヴィッドvsニコロフをクライマックスに持ってきて終わりにしてハッピーエンディングにしちゃうんでしょうね!!
 観たあとの感想は絶対にハリウッド映画の方が後味が良いんでしょうけど、こういう違いがハリウッド映画よりもヨーロッパのエンターテイメント映画の方が好きな要素なんですよね!!

 
 「結局悪いヤツは、身内か!!
 って感じで、いつものヨーロッパ映画的ノリですけど、こういうところも気にいっちゃいました。
 
 イギリス映画のスパイ映画を例をあげるまでもなく、フランス映画も組織や体制側に否定的なエンターテイメント作品って多いですからね!!
 ミュウ=ミュウ主演の『ミュウ・ミュウの女刑事』(1980年)を観たときには、ラストに向けての展開には思わずビックリして呆然としちゃいました!!
 「これがフランス映画のエンターテイメント作品なのね・・・」
 って!! 女刑事が主人公の犯罪物なのに、全ての期待を裏切る展開!!
 救いのないラストを含めて、フランス映画のエンターテイメント作品の実力を思い知らされました。監督はイヴ・ボワッセ、脚本はイヴ・ボワッセにクロード・ヴェイヨ。監督&脚本は、イギリスの小説家ジョージ・マークスタイン原作のスパイ物『殺しの季節』(ビデオ題:『遅れてきた死神』)(1981年)と同じコンビです。『殺しの季節』も日曜洋画劇場で放映されたTV吹替え音源つきでDVD化されないですかね??どこかのメーカーさん、お願いします。あと『ミュウ・ミュウの女刑事』もDVD化されないですかね??


 今作『インストーラー』の話題を戻すと、ヨーロッパのエンターテイメント作品としては珍しいくらいに最後も爽やかに終わって後味が良いですしね!!まるでハリウッドの作品みたいな爽やかさ!!
 監督のジュリアン・ルクレルクは、今後の作品も要チェックですね!!こういうエンターテイメント作品を作り続けて欲しいです!  80点

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『捜査線上の女』ジョアンナの微笑

2009-11-13 00:20:34 | ミステリー

捜査線上の女
UNDER INVSTIGATION(1993年アメリカ)
 監督          ケビン・メイヤー
 脚本          ケビン・メイヤー
 出演          ハリー・ハムリン
             ジョアンナ・パクラ
             エド・ローター
             ジョン・メセ
             リチャード・ベイマー

 ■ストーリー■
 身体中をペイントされ女性が殺される事件が発生する。刑事キートンとチャニングのコンビは捜査を進めると、殺害現場の家の持ち主で画家ストロングは行方不明となっていた。
 被害者はストロングの教え子で、ストロングのことが前から好きで、検査の結果、妊娠していることが判明するのだった。水族館で働くストロングの妻アビー・ジェーンに聞き込みに行ったキートンは彼女の魅力の虜になってしまうのだった。

 ■感想■
 ジョアンナ・パクラ主演のサスペンス映画。
 主人公の刑事が容疑者の女性と恋愛(&セックス)絡みで深みにハマッっていくっていうストーリーから、今作は、シャロン・ストーン&マイケル・ダグラスの『氷の微笑』(1992年)の影響で作られた作品ってコトですよね。
 ある作品がヒットすると、似たような作品が作られるのが映画業界のルールですもんね。
 『ダーティハリー』(1971年)がヒットすればダーティな刑事が主人公のポリスアクションが作られ、『ゴッドファーザー』(1972年)がヒットすれば似たようなマフィア物が作られ、『エクソシスト』(1973年)がヒットすればオカルト映画が作られ、『JAWSジョーズ』(1975年)がヒットすれば動物パニック映画が作られる・・・って感じですからね!!
 同じような作品がいくつも作られて1つのジャンルになっちゃうくらいなこともしばしば!
 
 1980年代初頭には、『コナン・ザ・グレート』(1982年)や『ニューヨーク1997』(1981年)や『マッドマックス2』(1981年)がイタリア映画を中心に似たようなエピゴーネンを大量に生み出しましたもんね。
 でも、自分的には、そういう作品もかなり好きだったりして! 
 特に『マッドマックス2』系の作品は大好きなんですよね!!
 『ニューヨーク2019』(1984年)
 『カー・バイオレンス』(1983年)
 『ブロンクス・ウォーリアーズ』(1982年)
 とか大好きなんですよね!!
 
 オリジナルさのかけらも感じさせない、どこかで観たことあるようなシーンの寄せ集めなのに、1本の作品としてオリジナルの作品に迫る面白い作品に仕上げちゃってるんですから!!
 イタリア映画大好き!!

 話題を『捜査線上の女』に戻すと、『氷の微笑』以前にも、アル・パチーノ、エレン・バーキン出演の『シー・オブ・ラブ』(1989年)っていうちょっとだけエロチック系ミステリーサスペンスがありました!!
 主人公が容疑者の女性に翻弄されるミステリーなんて、ある意味、定番中の定番の展開の作品ですけど、今作はまさに“氷の微笑”チックな平凡な作品になっちゃってます。

 ビデオのパッケージを良く見たら
 “シャロンよりも危険な女、ジョアンナがすべてを見せるノンストップ・セクシャル・サスペンス
 って書いてありました!!もう宣伝するときから、そういうのが謳い文句だったんですね!!

 まぁ、それでも完全にパクリって言われるのを避けるためか、主人公がオープンカーに乗っていたり、ジーンズにジャンパーだったりして主人公のキャラクターに特長を出そうとしています。
 ていねいに主人公のハリー・ハムリンが朝ごはんをキッチンで作るシーンまで描かれてますからね!その他にも飼っているペットは大型のヘビだったりして、まさにハードボイルドの探偵小説の主人公っぽい設定を出そうとしています!!

 ランニングタイムが100分とエンターテイメント作品としては、ちょうど良い長さの作品なんでそれなりに楽しく観れちゃいます!!
 TV東京の「午後のロードショー」とか「水曜シアター9」で放映されたら十分楽しく観れちゃうくらいには面白いです!!

 でも「午後のロードショー」でも放映して欲しい作品が山ほどあるんで、こういう作品は放映しないで良いですからね。

 ジャンルは違いますけど、上記の『ニューヨーク2019』『カー・バイオレンス』『ブロンクスウォーリアーズ』や、『ナポリ犯罪ルート』(1976年)『空飛ぶ十字剣』(1977年)とか放映してくれないですかねぇ~!!
 どこかのメーカーさんが“日本語吹替えつきでDVD化”してくれたら、1番ウレシイですけどね!! 50点 

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『ファントム』ディーン・クーンツ映画化

2009-11-12 00:30:20 | SF

ファントム
PHANTOMS(2001年アメリカ)
 監督          ジョー・チャペル
 脚本          ディーン・R・クーンツ
 原作          ディーン・R・クーンツ
 出演          ベン・アフレック
             ピーター・オトゥール
             リーヴ・シュレイバー
             ローズ・マッゴーワン

 ■ストーリー■
 コロラド州の田舎町スノーフィールドである日、住民が行方不明になる事件が起きる。妹を連れ町に帰って来た女医のジェニーは原因を探ろうとするのだった。しかし、原因は一向にわからないままだった。ジェニーと妹のリサは町の外に連絡を取って救出を待とうとするのだが…。

 ■感想■
 ディーン・R・クーンツ原作のホラー小説の映画化作品。
 ディーン・R・クーンツ原作ということで、今作が劇場公開されたときは結構話題になったんですけど、劇場公開、DVD化されたあとはあまり話題にならなかった気が!
 
 今作は、上下巻2冊の小説を原作にしているのに、なんとランニングタイム95分の長さになってます!!
 出だしから中盤の原因不明のホラー映画的展開をもっと引っ張って欲しかった気が!!
 
 「これからどうなるの??」
 
 って思って観ていると、途中から突然、ピーター・オトゥール演じる科学者が登場してきてSF映画に!!
 
 とにかく、短いランニングタイムが功を奏して、テンポ良くドンドン画面に引きこまれていきます!
 でも、主人公の姉妹や保安官等々、せっかくのキャラクターが薄っぺらな感じが!!
 96分ですからしょうがないっていえば、しょうがないんですけどね。あと10~15分くらい長くても良かったのに!!その時間をキャラクターの紹介のシーンとかに使って欲しかったような気がしてならないです!!

 ディーン・R・クーンツもスティーブン・キング同様映画化作品に恵まれないっていう評価ですけど、自分的には、今作はけっこう好きな作品です!!原作を未読なので、分からないですが、原作ファンからしたら、映画化失敗作なんでしょうか??
 
 ディーン・R・クーンツ原作といえば『デモン・シード』(1977年)もけっこう好きな作品なんですけどね!!でもDVDは、やはり日本語吹替えが付いていないんですよね!!
 TV朝日の「日曜洋画劇場」(←記憶違いかも)で放映した吹替え音源つきでDVD再発して欲しいです!!

 ディーン・R・クーンツは映画化作品に恵まれないどころか、観ようにもDVD化されている作品自体少ないですからね!!
 これじゃ、リアルタイムで劇場で観た映画ファンや、VHSをレンタルした人しか観れないですからね!!

 スティーヴン・キング原作の映像化作品は、どんな作品でもDVD化されちゃうのに、なぜなんでしょう??
 日本語吹替えつきで、ディーン・R・クーンツの映像化作品もドンドンDVD化して欲しいです!! 

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ベン・アフレック,ローズ・マッゴーワン,ジョアン・ゴーイング,リーブ・シュライバー,ピーター・オトゥール
エスピーオー

ディーン・R・クーンツ原作の映画では『オッド・トーマス死神と奇妙な救世主』がオススメ!!

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 [DVD]
アントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、ウィレム・デフォー、ググ・バサ=ロー
東宝
生存者 [DVD]
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森繁久彌さん追悼ドラマ放映

2009-11-11 23:29:32 | ホントの日記

 森繁久彌さんがお亡くなりになり、TV東京で追悼番組としてドラマ「おじいさんの台所」が2009年11月11日21:00~から放映されました。

 追悼番組としてドラマが放映されるなんてすごいですね!
 お亡くなりになって追悼番組としてドラマや映画が放映されるなんて最近はあんまり無かったですからね!

 アルフレッド・ヒッチコック監督が死んだときは、時代もあったんでしょうけど、各局とも追悼番組!追悼番組!追悼番組!って感じでしたけどね。1980年代初頭っていうこともあって各局ともゴールデンタイムに“映画枠”がありましたから融通もきいたんでしょうけどね~。
 でも、アルグレッド・ヒッチコック監督の死後、数週間後、ジョージ・パル監督が死んだときは追悼番組が無かったような気が…
 
 ヒッチコック監督の影響を受けていないサスペンス映画なんてないくらい影響力の強い作品を撮ってるからしょうがないでしょうけど、この差は何??って子供心に思ったもんでした。

 それにしても最近は、若い俳優のヒース・レジャーやパトリック・スウェイジが死んでも追悼企画として映画が放映されないのが寂しい限りです。森繁久彌さんが亡くなって追悼番組としてドラマを放映できるなら、海外の俳優さんが亡くなったときにも追悼番組として代表作を放映して欲しいです。

 まぁ、アクション映画の大スター、チャールズ・ブロンソンが亡くなったときも追悼番組は無かったくらいだから厳しいんでしょうけどね!!
 チャールズ・ブロンソンの代表作『シンジケート』(1973年)を放映して欲しかったですね!
 ラストの展開が追悼企画にならないかもしれないですけど、ジャン=マイケル・ヴィンセントと競演した『メカニック』(1972年)とかも放映して欲しかったです!!

 とにかく、最近は誰が死んでも主演作や監督作とかが追悼番組として放映されなくなりました!!その中での放映だったんで記事にしちゃいました。


 『メカニック』は、2012年6月6日に日本語吹替音声無しで20世紀フォックス・ホーム・エンタテイメント・ジャパンさんからDVDが発売されました!TBS「月曜ロードショー」で放送されたときの吹替音声つきでDVD化して欲しかったです。

メカニック [DVD]
チャールズ・ブロンソン,ジャン=マイケル・ヴィンセント,キーナン・ウィン,ジル・アイアランド,リンダ・リッジウェイ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

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『新宿インシデント』ジャッキーイン新宿

2009-11-01 17:22:15 | 香港映画

新宿インシデント
新宿事件 THE SHINJUKU INCIDENT(2009年香港)
 監督          デレク・イー(イー・トンシン)
 脚本          デレク・イー(イー・トンシン)
             チュン・ティンナム
 出演          ジャッキー・チェン
             竹中 直人
             ダニエル・ウー
             ラム・シュー
             ファン・ビンビン
             シュー・ジンレイ
             加藤 雅也
             倉田 保昭
             チン・ガーロウ

 ■ストーリー■
 中国で生まれた鉄頭は、幼馴染で恋人のシュシュが日本にいるおばを頼って日本に出稼ぎに行ってから音信不通になったため、シュシュのコトが心配になり後を追い日本へ密入国する。
 鉄頭は、仲間たちと新宿の歌舞伎町で出会い働き始める。そんなとき、鉄頭は黒社会の副会長、江口の妻となっていたシュシュを見かけるのだった。それをきっかけに鉄頭は、まっとうな仕事をやめ、金儲けのために裏の仕事に手を染めていくのだった。

 ■感想■
 ジャッキー・チェン主演のシリアスなドラマ。
 シリアスといっても、舞台は新宿、出てくるのは黒社会の人間や売人たちのドラマです!!
 でも、いつものジャッキーを期待すると、ちょっと驚きかも??

 今作で、ジャッキー・チェンのキャスティングはちょっとオカシイかも??
 ジャッキーにしてみれば演技派としての新境地を開きたかったんでしょうけど、いくらなんでも年齢的に合わないでしょう!!
 ジャッキー・チェンも2009年には55歳ですからね。今作のストーリー的な主人公の年齢を考えるとあと20歳くらい若い俳優を使った方が良かったかも!!弟分のダニエル・ウーの年齢が35歳くらいだから、今作では、やっぱりジャッキー・チェンは歳とり過ぎでしょ!!

 イー・トンシン監督の作品らしく暗くて救いのない展開でドンドン、ストーリーが展開していきます!!
 2人のヒロインのファン・ビンビン、シュー・ジンレイはなんのために出てきたのか分からない感じで、ストーリーに花を添える感じになっていないところも暗さを倍増させています!!
 
 最後も、あまりのあっけなさに驚きの展開!!
 ジャッキーの幼馴染のシュシュはどうなったの??
 放ったままのラストに唖然!!

 冒頭から60分くらいまでは、じっくりとストーリーが進んでいくのに、そこからはトントン拍子に進んでいって、倉田保昭はあっという間に映画から退場しちゃいます!!
 
 「えーっ、なんで??」
 
 倉田保昭はもっと重要なキャストだと思っていたので、そこにもビックリ!!
 倉田保昭以外にも、峰岸徹、長門裕之など、日本から俳優が出演しています。
 
 最後、下水に流されていくジャッキーのシーンで映画が終わりますけど、あそこでUSBメモリを渡されても水に濡れて使い物にならないでしょう!!あそこで下水道に逃げるジャッキーのシーンはあまり意味が無かったような気が…。
 下水道でジャッキーが流されていくシーンが撮りたかったんでしょうけどね。

 それにしても、ランニングタイム119分は長すぎでしょう!!あと20分くらい短くても良かったのにッ!!こんなマジメな内容で119分は長すぎ!!55点

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イー・トンシン監督といえば『ワンナイトインモンコック』『忘れえぬ想い

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