GRADUATION DAY(1981年アメリカ)
監督 ハーブ・ブリード
脚本 ハーブ・ブリード、アン・マリッセ
原案 デビッド・ボーン
出演 クリストファー・ジョージ、パッチ・マッケンジー、E・J・ピーカー、マイケル・パタキ
■ストーリー■
高校の陸上部の試合でランニング中、女子学生ローラが死亡してしまうのだった。2ヵ月後、卒業式のため、海軍にいたローラの姉アンがやってくるのだった。アンが帰ってきた日、ローラと同じ陸上部のメンバーでクロスカントリーの選手ポーラがジョギング中に殺されてしまうのだった。その日から次々と陸上部のメンバーが殺されていくのだった。
■感想■
『13日の金曜日』(80年)の大ヒットによって1大ブームの起きた1980年代のスラッシャームービーの1本。
13日の金曜日、卒業式、エイプリルフール、誕生日etcと、1980年代は、記念日という記念日は殺人鬼が暴れまわってました!!
今回、今作は“DARK RABBIT”のブランドからセル&レンタルで発売になりました。実は、今作はビデオテープでソフト化されたときも、あまり店頭で見たことがなかったので、ず~っと、ず~っと見逃していた作品だったので、今回のソフト化はすごくウレシイです!!
同じように、1982年のスラッシャームービー『スプラッター・ナイト血塗られた女子寮』も、未見なんでどこかDVD化してくれないでしょうか??リメイクも作られたようだし、『スプラッター・ナイト血塗られた女子寮』はそれなりに(←本当に「それなり」ですけど)話題になると思うんですけどね。
低予算の自主映画チックなスラッシャームービーですけど、出演者が豪華です。TVシリーズ「ラットパトロール」「不死身の男」、『大列車強盗』(72年)、『グリズリー』(76年)、『アニマル大戦争』(77年)、『地獄の門』(80年)と、1970年代にアクション映画系の作品でヒーローを演じたクリストファー・ジョージと、『ドラキュラ・ゾルタン』(76年)、『スパイダーマン』(77年)、『ゾンゲリア』(81年)のマイケル・パタキが出演してます!!この2人の出演者がポスターやビデオのパッケージにあるだけで、作品の価値が違っちゃいますからね。
ヒロインのアンが帰ってきた日から殺人事件が起きるので、犯人はヒロイン??それともコーチ役のクリストファー・ジョージ??って一応、ミステリー調な要素もあるんですけど、そこはやっぱり低予算のスラッシャームービーなんで、犯人は予想通りというか、余りにもストレートな感じすぎて誰にも分かるはずのない犯人という展開に!!ある意味、この犯人でビックリ!!マイケル・パタキが犯人だったら、もっとビックリだったのに!!
犯人を当てられないっていう意味では、ほとんど反則技の『誕生日はもう来ない』(81年)というミステリー調のゴアシーン満載のスラッシャームービーがありましたけど、観た当時は「何だ!これは!」って思いましたけど、今作に比べるとしっかりと作られていて、超大作に思えてきちゃいます。
『誕生日はもう来ない』も日本語吹き替えつきで発売されていたら、買っちゃうのに!!字幕のみなんですよね。
発売して欲しいといえば、最近リメイクされたジョージ・ミハルカ監督の炭鉱町ホラー『血のバレンタイン』(81年)もゴアシーンカットなしのバージョンを日本語吹き替えつきで発売して欲しいですね!!『血のバレンタイン』は、ミステリー的には突っ込みどころ満載の犯人ですけど、けっこうファンが多いのでDVD化されたら、それなりに売れると思うんですけどね!!
今、観ると低予算!低予算!って感じですけど、1980年代当時は、喜んで観ていたんでしょうね。確かに当時は、もうスラッシャームービーが劇場公開されるだけで喜んで観に行ってましたもんね!!観終わったあと、入場料と映画の内容を考えて、多少、後悔しながら帰ることが少なくなかったですけどね!!
あと、今作は古い作品っていうこともあって、発売元が超メジャーでないので画像がかなり荒いのですからね!! 40点
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監督J・リー・トンプソン、出演メリッサ・スー・アンダーソン、グレン・フォードのカナダ製スプラッタームービー
誕生日はもう来ないソニー・ピクチャーズ エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |