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『鮮血!悪夢の卒業式』80年代ホラーDVD化

2009-03-29 11:46:04 | ホラー
鮮血!悪夢の卒業式
GRADUATION DAY(1981年アメリカ)
 監督 ハーブ・ブリード
 脚本 ハーブ・ブリード、アン・マリッセ
 原案 デビッド・ボーン
 出演 クリストファー・ジョージ、パッチ・マッケンジー、E・J・ピーカー、マイケル・パタキ

 ■ストーリー■
 高校の陸上部の試合でランニング中、女子学生ローラが死亡してしまうのだった。2ヵ月後、卒業式のため、海軍にいたローラの姉アンがやってくるのだった。アンが帰ってきた日、ローラと同じ陸上部のメンバーでクロスカントリーの選手ポーラがジョギング中に殺されてしまうのだった。その日から次々と陸上部のメンバーが殺されていくのだった。
 
 ■感想■
 『13日の金曜日』(80年)の大ヒットによって1大ブームの起きた1980年代のスラッシャームービーの1本。
 13日の金曜日、卒業式、エイプリルフール、誕生日etcと、1980年代は、記念日という記念日は殺人鬼が暴れまわってました!!
 今回、今作は“DARK RABBIT”のブランドからセル&レンタルで発売になりました。実は、今作はビデオテープでソフト化されたときも、あまり店頭で見たことがなかったので、ず~っと、ず~っと見逃していた作品だったので、今回のソフト化はすごくウレシイです!!
 同じように、1982年のスラッシャームービー『スプラッター・ナイト血塗られた女子寮』も、未見なんでどこかDVD化してくれないでしょうか??リメイクも作られたようだし、『スプラッター・ナイト血塗られた女子寮』はそれなりに(←本当に「それなり」ですけど)話題になると思うんですけどね。

 低予算の自主映画チックなスラッシャームービーですけど、出演者が豪華です。TVシリーズ「ラットパトロール」「不死身の男」、『大列車強盗』(72年)、『グリズリー』(76年)、『アニマル大戦争』(77年)、『地獄の門』(80年)と、1970年代にアクション映画系の作品でヒーローを演じたクリストファー・ジョージと、『ドラキュラ・ゾルタン』(76年)、『スパイダーマン』(77年)、『ゾンゲリア』(81年)のマイケル・パタキが出演してます!!この2人の出演者がポスターやビデオのパッケージにあるだけで、作品の価値が違っちゃいますからね。


 ヒロインのアンが帰ってきた日から殺人事件が起きるので、犯人はヒロイン??それともコーチ役のクリストファー・ジョージ??って一応、ミステリー調な要素もあるんですけど、そこはやっぱり低予算のスラッシャームービーなんで、犯人は予想通りというか、余りにもストレートな感じすぎて誰にも分かるはずのない犯人という展開に!!ある意味、この犯人でビックリ!!マイケル・パタキが犯人だったら、もっとビックリだったのに!!
 犯人を当てられないっていう意味では、ほとんど反則技の『誕生日はもう来ない』(81年)というミステリー調のゴアシーン満載のスラッシャームービーがありましたけど、観た当時は「何だ!これは!」って思いましたけど、今作に比べるとしっかりと作られていて、超大作に思えてきちゃいます。

 『誕生日はもう来ない』も日本語吹き替えつきで発売されていたら、買っちゃうのに!!字幕のみなんですよね。
 発売して欲しいといえば、最近リメイクされたジョージ・ミハルカ監督の炭鉱町ホラー『血のバレンタイン』(81年)もゴアシーンカットなしのバージョンを日本語吹き替えつきで発売して欲しいですね!!『血のバレンタイン』は、ミステリー的には突っ込みどころ満載の犯人ですけど、けっこうファンが多いのでDVD化されたら、それなりに売れると思うんですけどね!!

 今、観ると低予算!低予算!って感じですけど、1980年代当時は、喜んで観ていたんでしょうね。確かに当時は、もうスラッシャームービーが劇場公開されるだけで喜んで観に行ってましたもんね!!観終わったあと、入場料と映画の内容を考えて、多少、後悔しながら帰ることが少なくなかったですけどね!!

 あと、今作は古い作品っていうこともあって、発売元が超メジャーでないので画像がかなり荒いのですからね!! 40点
鮮血!悪夢の卒業式

DARK RABBIT

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監督J・リー・トンプソン、出演メリッサ・スー・アンダーソン、グレン・フォードのカナダ製スプラッタームービー
誕生日はもう来ない

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『血のエイプリルフール』リメイク4月バカ

2009-03-29 11:30:38 | ホラー
血のエイプリルフール
APRIL FOOL’S DAY(2008年アメリカ)
 監督 ザ・ブッチャー・ブラザース
 脚本 マイケル・ワイガート
 原案 ダニロ・バック
 原作脚本 ダニロ・バック、ザ・ブッチャー・ブラザース
 出演 テイラー・コール、ジョッシュ・ヘンダーソン、スカウト・テイラー=コンプトン、ジョー・エッゲンダー、ジェニファー・シベール

 ■ストーリー■
 2007年4月1日、カロライナのケネディ家と言われるカルティエ家主催でトーランス・コールドウェルの社交界デヴューのパーティが開かれていた。カルティエ家のデジレは、同じく社交界のミラン・ヘイスティングスに嫉妬していたため、弟のブレインを使って、ブレインとミランのHシーンをビデオに撮りネットで流す計画を立てていた。しかし、ビデオ撮影中、デートレープドラッグを飲まされたミランは薬物への拒否反応が起き2階から誤って転落して死んでしまうのだった。事件を起こしたブレインは財産の権利権を失ってしまうのだった。
 ときが過ぎ、2008年3月31日、あのパーティの事件に関わった者に死んだはずのミランの事故についての証拠があるので4月1日にミランの墓に来いという招待状が届くのだった。そしてミランの墓に行ったメンバーのもとに小包と手紙が届くのだった。手紙には、1年前の事件の罪を認めなければ、1人づつ死んでいくという予告が書かれていた。そして、小包にはゴシップ記事を書くチャールズが死ぬシーンが入ったビデオが入っていたのだ。

 ■感想■
 1980年代のスラッシャームービー『エイプリル・フール鮮血の記念日』(86年)のリメイク作品。
 オリジナルの『エイプリル・フール鮮血の記念日』はフレッド・ウォルトン監督のスラッシャームービーの佳作でしたけどリメイクの今作はどうでしょう??
 
 冒頭のパーティの事件の顛末を描くのに、22分!!ランニングタイム91分の作品で、今作のメインにストーリーに入るまでに22分!!22分なんて長すぎ!!長すぎ!!長すぎ!!
 どうせタイトルも“エイプリルフール”だし、オリジナル版と同じようなネタなんだろうなぁ。って軽い気持ちで観てるのに、ダラダラ、ダラダラ22分も使って!!

 フレッド・ウォルトン監督の傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』(79年)も、最近『ストレンジャー・コール』(06年)としてリメイクされましたけど、本当にリメイクに恵まれていないです。
 というより、もっとフレッド・ウォルトン監督って評価されても良いと思うんですけどね!!『』もなんでリメイクしたのか意味不明なリメイク作品でしたけど、今作もかなりヒドイ作品になっちゃってます!!
 
 観てる観客にはネタバレなのに、映画の中の登場人物だけ、怖がっちゃって、観てるこっちがシラケちゃいます!!今作もリメイクとしてでなく、オリジナルな作品で作ってくれれば、もう少し評価できますけど、リメイクとしては、やっぱり全然ダメな感じな作品になっちゃってます。
 オリジナルでは、孤島という限られた空間に集められたティーンたちが殺されていく展開のスラッシャームービーが、最後のドンデン返しで驚かされる記念日ホラー作品になってましたけど、今作は、スラッシャームービー風にもなってません!スラッシャームービーどころか、日本の90年代の2時間サスペンスなみの展開です!!

 本当に、こんなリメイク作るのやめて欲しい!!
 オリジナルの『エイプリル・フール鮮血の記念日』がスラッシャームービーだったのに、リメイクは、日本の2時間サスペンスに!!
 スラッシャームービー → 日本のつまらない2時間サスペンスってどういうこと??

 まぁ、今作は劇場作品でなくて、本国アメリカでもオリジナルビデオとして製作された作品みたいなんで、あんまり作品の質を求めちゃいけないんでしょうけどね!!未公開のスラッシャームービー、サスペンスは絶対に観るって映画ファン向きですよね。 30点


 
血のエイプリルフール

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『エスケイプ・フロム・リビングデッド』UK発ゾンビの日記

2009-03-28 07:05:25 | ホラー

エスケイプ・フロム・リビングデッド
THE ZOMBIE DIARIES(2006年イギリス)
 監督          ケヴィン・ゲイツ
              マイケル・バーレット
 脚本          ケヴィン・ゲイツ
              マイケル・バーレット
 出演          ラッセル・ジョーンズ
              クレイグ・ストーヴィン

 ■ストーリー■
 アジアで謎の伝染病が流行する。その伝染病とは、風邪の症状しかないが、いずれは死に至る謎の病気だった。
 当初、アメリカ、ヨーロッパでは発症例が無かったため、イギリスでは、伝染病への対応が遅れていた。しかし、その病気がルーマニアで発症したのをキッカケに、アメリカ、ヨーロッパでも、パニックに陥ろうとしていた。
 イギリス、ロンドンの報道関係に勤めるマット、アンディ、ヴァネッサたちクルーは、取材のため、伝染病で家畜が処分された田舎のマイノー農場へと向かうのだが、その農場には誰もいなかった。彼らは、地元の村に向かうが、その村には誰も人がいないのだった。車が故障し、立ち往生した彼らは農場に戻ることにするのだったが。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 イギリス製のゾンビ映画。
 ジョージ・A・ロメロ監督のPOVゾンビ映画『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007年)に影響を受けたゾンビ映画だと、てっきり思って観たんですけど、全然違う印象の作品でした!
 というより、製作年度は今作の方が古いので、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』の話題を聞きつけたスタッフが、「POV映画でゾンビ映画作っちゃおう」って感じで作っちゃったんでしょうかね??

 とにかく、自主映画なみの作品でした!
 まぁ、ゾンビ映画の60%(調査:@KOBAリサーチ←ウソです)は、こういう自主映画みたいな作品なんで、今作みたいな自主映画みたいな作品でもあんまり驚かないですけど、とにかくストーリーが…。
 
 
 時間軸が行ったり、来たりするのも、凝ったつもりなんでしょうけど、これだけ何でもないストーリーの作品だと、かえって邪魔な感じになっちゃいます。
 文句言うほどには、そんなには時間軸が行ったり来たりもしてないんですけど・・・。とにかく分かりづらい!!ストーリーも、演出が分かりずらいので、たとえ数箇所でも、そう感じちゃいます!!

 映画を観ていたら、てっきり、伝染病を取材に行ったTV局のクルーが、ゾンビたちに襲われえる映画かと思ったんですけど、そのエピソードは途中でブチッって切れて、違う登場人物たちが出てきて、まるでオムニバス映画風になっていきます。
 有名な俳優を使っているならまだしも、誰がTV局のクルーなのか覚える間もなく、まるっきり違う登場人物たちが出てくるんで、混乱しちゃいます。
 混乱!
 混乱!

 色んな登場人物が出てきて、最後にその登場人物たちの数々のエピソードが集約されていくような作品にしたかったんでしょうけど、ハッキリ行って実力不足!!
 演出も脚本、ストーリー、すべてがアイデアに追いついて無いです!!演出も、脚本も自己満足プラスαって感じ!!
 こういう監督には、ゾンビ映画じゃなくて、もっとエンタメと関係ない作品でも作って欲しいですよね!!
 

 でも、そんな今作でも、良いところも!!
 ゾンビ映画っていうと、ゾンビ対人間がメインになる作品が多いですけど、今作は、そこがメインでなく、人間対人間の恐怖の方がメインになってます!!
 ゾンビが暴れるような世界でも、サイコキラーはいるはずですからね!!ゾンビがいるからって、人間の性格が変わるワケじゃないですもんね。ゾンビから逃げる中で、登場人物たちが、いがみ合う作品は珍しく無いですけど、今作の登場人物は明らかに異質!!こういうアプローチだけは、今作の魅力かも??

 「ゾンビ映画だったら、どんな作品でも観るぞ!」っていうゾンビ映画ファン向きの作品です!! 20点


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『ザ・トーチャー拷問人』帰ってきたランベルト・バーヴァ

2009-03-20 09:31:05 | イタリア映画/ミステリー・スリラー

ザ・トーチャー拷問人
THE TORTURER(2005年イタリア)
 監督:ランベルト・バーヴァ
 脚本:ランベルト・バーヴァ
    ディエゴ・セスティーノ
    アンドレア・ヴァレンテーニ 
 原案:ルチアーノ・マルティーノ
    ダルダノ・サケッティ
    ミケーレ・マッシモ・タランテイーニ
 出演:エミリオ・デ・マルキ
    カルラ・カッソーラ
    シモーネ・コレンテ

 ■ストーリー■
 
 劇団員のジネット・カゾーニは、演出家アレックス・シェルバのオーディションに参加する。
 ジネットとアレックスはお互いに惹かれ合い関係を持つのだった。。ジネットは、アレックスの家でピアスを見つけるのだった。そのピアスは、数日前からオーディションに行ったまま行方不明になっている友人マーシャの物だった。

 
 ■感想■ 
 
 ランベルト・バーヴァ監督のホラー映画。
 
 原案はルチアーノ・マルティーノ、ダルダノ・サケッティ、ミケーレ・マッシモ・タランティーニ!!
 すごいメンバーが原案の作品です!!この原案のメンバーをオープニングのクレジットで観ただけで超うれしくなっちゃいました!!
 
 とにかく、イタリア映画ファンだったらニンマリする3人!!
 
 ルチアーノ・マルティーノは、多くの作品で製作しているので有名な映画人です!
 主な有名な作品は『パニック・アリゲーター悪魔の棲む沼』(1978年)、『ドクター・モリスの島フィッシュマン』(1979年)、『コンコルド』(1980年)を製作してます。

 ダルダノ・サケッティは、イタリア映画ファンもお馴染みの脚本家!!
 主だった作品をいくつかあげるだけでも、『デモンズ』(1985年)、『サバイバル・ショット 恐怖からの脱出』(1985年)、『キャロルは真夜中に殺される』(1986年)、『ベレッタの女 最後の誘惑』(1987年)、『アフガン・フォース戦場の黙示録』(1989年)、『地獄の女スナイパー』(1992年)等々、名作がいくつも!!
 
 ミケーレ・マッシモ・タランティーニは『ソルジャー・ハンティング』(1988年)の監督です!!

 ところで、1992年の『ボディ・パズル』以降、ホラー映画(正確にはミステリー映画です)の監督から遠ざかっていたランベルト・バーヴァですが、今作でホラー映画の世界に戻ってきてくれました。
 
 映画界から離れてTV界で活躍していたみたいです。
 
 「ホラー映画はあんまり好きでない」と言っていたなんてウワサを聞いたことがありますけど実際どうなんでしょう??
 とにかく、しっかりホラー映画の世界に帰ってきてくれました。
 
 帰ってきたのはウレシイですけど、でも、でも、相変わらずの作品でした!
 この特長のないあんまり盛り上がらない演出が、ランベルト・バーヴァ監督の魅力といえば魅力ですからね。

 演出力より何より、ランベルト・バーヴァ監督には、とにかくホラー映画をバンバン、数で勝負して欲しいです!
 
 
 今作は、ジャッロ風の殺人劇になってますけど、登場人物が少なすぎでしょう!!
 主なキャラクターが、ヒロイン、行方不明の友人、監督役のアレックス、アレックスの母親、アレックスの作品の製作者しかいないんですもんね。
 この展開でアレックスが犯人のわけ無いですし、すぐに犯人が分かっちゃいます!!

 ランニングタイム95分の今作ですけど、あと10分くらい短い方が良かったかも??
 途中、あんまり盛り上がらない拷問シーンが延々と挿入されるので、そこを何とかカットして、もっと刈り込んで欲しかったです。
 ランベルト・バーヴァ監督は今作の翌年の2006年にホラー映画“GHOST SON”も監督しているようなので、公開期待してます。 

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『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』POVゾンビ

2009-03-17 00:10:39 | ホラー
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
DIARY OF THE DEAD(2008年アメリカ)
 監督 ジョージ・A・ロメロ
 脚本 ジョージ・A・ロメロ
 出演 ジョッシュ・クローズ、ミッシェル・モーガン、ショーン・ロバーツ、スコット・ウェントワース

 ■ストーリー■
ジェイソン・クリードを始めとする映画学科の学生たちは、ペンシルバニアの山奥で卒業制作のため、ホラー映画を製作していた。しかし、そんなときラジオから死体が起き上がって生きている人間たちを襲っているというニュースが流れてくるのだった。ニュースを聞いたジェイソンたちは山を下りるのだった。ジェイソンは恋人のデブラに会うために学生寮に向かうが、すでにそこは学生たちが逃げ出したあとだった。まだ逃げていなかったデブラと合流したジェイソンたちは、今現実に起きている異常な事態をカメラで撮影して記録に残そうとするのだった。

 ■感想■
 ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画。
 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68年)、『ゾンビ』(78年)、『死霊のえじき』(85年)、『ランド・オブ・ザ・デッド』(05年)と、リビングデッドシリーズを撮りつづけているロメロ監督の最新作。
 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から『死霊のえじき』までで一応の3部作として完結したかに見えたシリーズが、2005年に『ランド・オブ・ザ・デッド』として新作が作られたときは、喜びのあまり狂喜しましたけど、まさか、またまた新作が見れるなんて!!

 前作『ランド・オブ・ザ・デッド』がメジャースタジオの作品の大作だったことへの反動からか、今作は1968年の元祖“リビングデッド物”『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のようなマイナーな感じの雰囲気の作品になってます!!
 今作が、また、新たなリビングデッドサーガの始まりになるんでしょうか??そうだとウレシイんですけどね!!

 『』と同じく低予算な雰囲気の作品ですけど、ビデオカメラで撮っているという設定の最近流行のPOV(主観映像)映画ということもあり、低予算な部分をドキュメンタリー的な雰囲気の部分でカバーしてます!!まぁ、低予算と言っても『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は本当に、本当に自主映画っぽい低予算作品でしたけど、今作は雰囲気だけ低予算なだけで、それなりに制作費がかかっていますもんね。
 やっぱり、ジョージ・A・ロメロ監督の作るゾンビ映画、最高です!!95分というランニングタイムの短さもあるんでしょうけど、POV映画ということが全然気にならないです!!

 今回、ジョージ・A・ロメロ監督は、ゾンビが警官を襲うニュースの映像でマスコミが映像を編集してしまうことを皮肉りながら、インターネットが時代を映すものになっていることを表現しています。
 でも、でも、でも、なんでTV局が番組を放映していないのに、インターネットやケータイ電話が使えるの??TV局の人間は逃げ出しちゃったのに、プロバイダーや電話会社は頑張って仕事をしてるんですね!!

 オカシイ!映画とはいえ、そこはやっぱりオカシイかも??やっぱりインターネットやケータイが使える状態だったらTV番組も何か放映していないと!!

 あと今回、ロメロ監督のゾンビ映画として珍しく主人公たちは、他の生き残った人間たちのグループと争わないです。今まで、生き残ったメンバーの中や、他のグループと人間同士で争ってきたのに、今作では、略奪者の軍人に出会うくらいですもんね。どういう心境の変化なんでしょう??ゾンビよりも、人間たちの方が争ってばかりいるというテーマが今までは流れていたのにね。人間たちは、今や争うほどの余裕も無いんでしょうね!!

 あと、ラストのあと、生き残ったメンバーはどうするんでしょうね??食料品も無さそうですしね。まぁ、トイレとかはパニックルームについているんでしょうね、多分。けっこうそういうところ、気になっちゃいます!! 85点


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『パラサイトX』デンマーク製ジュヴナイルSF

2009-03-16 22:24:32 | SF
パラサイトX
VIKAREN(2007年デンマーク)
 監督 オーレ・ボールデナル
 脚本 オーレ・ボールデナル、エンリク・プリップ
 出演 パブリカ・スティーン、ウルリク・トムセン

 ■ストーリー■
 戦うだけで愛し合うことをしらない生命体がいた。彼らがどうしても欲しいものがあった。「愛」だった。ある晩、農家に宇宙から謎の物体が飛来し、農家の奥さんの口から体の中へ入り込むのだった。
 ところ変わり、母親を交通事故で亡くしたカールは、クラスに馴染めないでいた。カールのクラスに転校生リッケがやってくるのだった。また、担任の教師がサルモネラ菌に感染して休むことになり代わりの教師ウーラがやってくるのだった。ウーラの授業がおかしいと感じた生徒たちは、親たちにこのことを話すが、ウーラは謎の球体から文部大臣を作りだして、親たちを丸め込んでしまうのだった。

 ■感想■
 デンマーク製のSF映画。
 監督は『モルグ』(94年)、ハリウッド版のリメイク『ナイトウォッチ』(97年)のオーレ・ボールデナルです!
 「こんな『パラサイトX』なんてB級作品みたいなタイトルをつけて誰が気づくんだ!!」って思っちゃいます!!」

 さすがオーレ・ボールデナル監督です!
 面白い!面白い!面白すぎ!
 こういう作品に出会えるから未公開作品をついつい観ちゃうんですよね!どうしようもないC級作品の中にうずもれた傑作を見つけたときの喜び!!
 まぁ、今作は監督がオーレ・ボールデナルだから、ある程度は面白いって思って観れたんですけどね。
 ジュブナイル映画っぽい趣きもある今作ですけど、このジャンルだとこれくらい面白くても未公開になっちゃうのは少し寂しい感じもしちゃいますね!すごく話題性がないと未公開になっちゃうんでしょうね!!それに今作はデンマーク映画ですしね。ハリウッドのメジャー作品では無いですからね。
 ハリウッドのメジャー作品でないと劇場公開も厳しいんでしょうね!!まぁ、ハリウッドの作品でも、全米で大ヒットしてもコメディ作品は、ほとんどがDVDスルーですもんね。クソみたいな邦画ばかり観ていないで、もっと面白い作品を観る人が増えるとウレシイんですけどね。


 ところで、主人公カールの父親イェスパーも、なぜリッケの母親でなく、ウーラを食事に誘っちゃうの??
 「う~、趣味が悪い!!」
 まぁ、それは主人公の少年カールも思っているんで、お約束のギャグの1つってことなんでしょうね。
 あと、カールたちの学校でのシーンにかなりのボリュームをさいています。今作って、SFじゃなくて学園物??って思っちゃうほどノホホンとしています。とにかく全編、ノンビリとノホホンと進んでいきます。
 緊張感もジュヴナイル級な感じで、家族全員で楽しめる作品になってます。こういう作品をSF映画として作れるデンマーク映画、あなどれません!!
 TVドラマの映画化や、アイドル映画ばっかりの国より、よっぽど上ですよね。

 それにしてもDVDのパッケージの趣味が悪すぎです!このパッケージで観るのを躊躇している映画ファンには、是非観て欲しい作品です。逆にこのパッケージで作品を想像して観た人にも逆効果な良質な作品です!!
 だって、このパッケージって絶対Z級なホラー系SF映画を想像させちゃいますもんね。

 とにかく親子そろって鑑賞して欲しい作品です。東欧の少年少女が主人公のジュヴナイル映画が好きな人には必見な1本です!! 70点
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『ハロウィン』トリック・オワ・リメイク

2009-03-15 23:58:25 | ホラー
ハロウィン
HALLOWEEN(2007年アメリカ)
 監督 ロブ・ゾンビ
 脚本 ロブ・ゾンビ
 出演 マルカム・マクダウェル、スカウト・テイラー=コンプトン、タイラー・メイン、ダニー・トレホ、ウィリアム・フォーサイス、ビル・モーズリィー、ケン・フォーリー

 ■ストーリー■
 イリノイ州の田舎町ハドンフィールドで、ハロウィンの夜、幼い少年マイケルは自分を小バカにしていた姉、そして姉のボーイフレンド、母親の恋人を惨殺するのだった。事件を起こしたマイケルは精神病院に収容されるのだった。病院でマイケルは、ルーミス医師の診療を受けるが治療の効果は現れなかった。
 17年後、別の場所へ移送されることになったマイケルは、周りの人間を皆殺しにして病院を脱走するのだった。マイケル脱走の連絡を受けたルーミス医師は、マイケルが行くであろうハドンフィールドへと向かうのだった。

 □■□ネタばれあり!!□■□
 ■感想■
 ジョン・カーペンター監督の1978年の傑作同名スラッシャームービーのリメイク作品。
 監督、脚本は『マーダー・ライド・ショー』(03年)、『デビルズ・リジェクト』(05年)とホラー映画ファンを唸らせた作品2作を撮ったロブ・ゾンビ。

 どんなリメイクになるだろうと思って期待して観たんですけど、はっきり言って
 「な、なんでリメイクしたの??」
 って感じの作品でした。
 
 前作との大きな違いは、主人公がマイケル・マイヤースとルーミス医師になったっていうことですかね??
 その分、襲われる側のヒロインの印象がすごく、すごく薄くなってます。ヒロインのローリーでさえ印象が薄いので、ヒロインの友人たちの印象もすごくすごく薄くなってます!!
 オリジナル版では、主演のジェミー・リー・カーティス以外にも、P・J・ソウルズ、ナンシー・ルーミスとかなりヒロイン以外の女優も目立ってましたけど、今作は、ハッキリ言って、マイケルと、マルカム・マクダウェルの2人以外印象が無いです!!
 ヒロインたちよりも、前半で殺されてしまうビル・モーズリーや、トイレでマイケルと格闘したケン・フォーリーの方がよっぽど印象的です!


 オリジナル版のランニングタイムが90分の作品なのに、リメイクの今作では、前半、30分近いランニングタイムを使ってマイケル・マイヤースの少年時代から精神病院でのエピソードが描かれています。オリジナル版では、ほとんど描かれていなかったシーンに30分!!
 まぁ、今作自体、ランニングタイムが109分と、オリジナル版より20分近く長くなってるんで、多少の時間的な余裕はあるんでしょうけど、いくらなんでもこの少年時代のエピソードは長すぎでしょう!!でもアンレイテッド版はあと12分も長いんですよね!!長い!長い!長い!でも、どう違うのか、アンレイテッド版も観てみたいですけどね。
 低予算だったオリジナル版は、見せ方と殺人鬼の正体が“ブギーマン”だったっていうオチで、ホラー映画ファンの度肝を抜くような素晴らしい作品でしたけど、リメイク版の今作は、オリジナル版のストーリーとシーンをなぞっているだけという印象が自分的には、ぬぐえませんね。
 殺人鬼の少年時代のエピソードをじっくり描きたいんなら、『ハロウィン』のリメイクとしてでなく、オリジナルなホラー作品でスラッシャームービーを撮って欲しかったです!!
 
 今作を観るホラー映画ファンは、当然オリジナル版を知っている人も多いんだから、同じような展開のリメイクは避けて欲しかったです!!マイケルが不死身な怪物っていうネタもオリジナル版通りだから、全然驚けないですよね。
 マイケルが、357マグナムの弾丸を3発も食らっても生きていても、観客はマイケルの正体が“ブギーマン”って知っているんであんまり衝撃を受けないですよね!!

 どちらかといえば、中肉中背だったオリジナル版のマイケル・マイヤースが、リメイク版の今作では、大男になっています。確かに大男のマイケル・マイヤースってかなり恐いですよね!(大男でないオリジナル版の方が神秘的ですけどね)どちらが良いかは、好みの問題でしょうけど。
 今作では病院を脱走するときに、病院の人間を大勢殺してますけど、警察の対応が悪すぎ!!あれだけの殺人を行った犯人が逃亡しているのに、捜査しているのはルーミス医師だけって印象を受けちゃいました。子どものころにあれだけの人数の人間を殺しているマイケルが、またまた、病院で大勢の人間を殺して逃亡しているんだから、マスコミも警察も大騒ぎするはずでしょう!!オリジナル版のように病院を脱走したのなら分かりますけど、リメイクの今作のように殺したら、こんなに簡単にハドンフィールドにたどり着けないはず!!

 あと、今作、ローリーとマイケルが戦うクライマックスのシーン、画面が暗すぎて全然、何が起きているのか分からないです。DVDなんだから、そこは、少し画像の明るさを調整して発売して欲しかったです!!この暗いシーンっていうだけでマイナス10点です!!
 全米でヒットした今作は、当然のように続編が製作されているみたいですけど、どういう展開になるんでしょうね?? 65点

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『イースタン・プロミス』マジメドラマbyクローネンバーグ

2009-03-09 00:55:55 | 犯罪/ノワール
イースタン・プロミス
EASTERN PROMISES(2007年カナダ、イギリス、アメリカ)
 監督 デビッド・クローネンバーグ
 脚本 スティーヴン・ナイト
 出演 ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スティール、シニード・キューザック

 ■ストーリー■
 ロンドン、助産師アンナの元に少女の妊婦が運び込まれるのだった。少女は手遅れで、女の子を産んで死んでしまうのだった。アンナは、少女が持っていた荷物の中にあった日記から少女の身寄りを探そうとするのだった。日記はロシア語で書かれていて内容は分からなかった。アンナは、日記の中にはさんであったカードからロシア料理店を訪ねるのだが。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 デビッド・クローネンバーグ監督の描くクライムドラマ。
 脚本は『堕天使のパスポート』(02年)のスティーヴン・ナイト。
 デビッド・クローネンバーグの前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05年)の主演のヴィゴ・モーテンを迎えてのイギリスのロシアンマフィアを描く作品だっていうから、てっきりアクション系の作品かと思いきや、なんと、普通のドラマでした。
 いかれた役を演じることの多いヴァンサン・カッセルも、今回はおかしさ度も低めだし、ストーリーもおとなしいし、本当に普通のドラマでした。
 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』がグラフィックノベルを原作にした活劇風の作品だったので、期待しすぎちゃいました。

 でも、脚本が『堕天使のパスポート』のスティーヴン・ナイトですから、マジメな作品だって気づかないといけなかったんですよね。
 デビッド・クローネンバーグ監督も、けっこうマジメな作品を撮るから、観る前に気づくべきでした。
 ちゃんとしたアクションシーンもサウナシーンでの格闘シーンの1箇所くらい。もっともっとハデな作品だと思ってました。自分的にはドラマ的な作風な作品よりも、アクション活劇風な作品を観たかったです!!

 それにしても、主人公ヴィゴ・モーテンセンの役柄の設定が、いかにもB級アクション映画風の設定でちょっとおかしかったです。(“ちょっと”どころか“かなり”ですけど)
 この設定って「日活アクションなのーっ??」って思わず突っ込んじゃいました!!
 映画を観ていると、それなりの感じにはなっていくんですけど、まさか、本当に主人公の設定が、こうだったなんて!!いまどき、こういう設定だと逆に新鮮に感じちゃいます。
 こんな主人公の設定で今作を他の映画監督が作ったら、絶対にC級アクション映画になってしまうであろう設定も、重厚な演出で、しっかりしたA級作品に見せてしまうデビッド・クローネンバーグ監督はさすがです!!
 だって、この設定で今どき、C級アクション映画以外でマジメに犯罪映画を作るなんて、香港のノワール映画くらいでしょ!!これはすごいホメ言葉ですからね!!

 ちなみに今作は2007年、アメリカ、イギリス、フランスで映画賞でノミネートされました。
 アカデミー賞(主演男優賞)、ゴールデングローブ賞(作品賞、男優賞、音楽賞)、イギリスアカデミー賞(主演男優賞、英国作品賞)、セザール賞(外国映画賞)です。
 こんないかにもB級アクション映画風な主人公の設定の作品が、こんなにたくさんの賞にノミネートされるなんて!!
 みんな「香港アクション映画や日活アクション映画を観ていないの??」
 まぁ、観ていないんでしょうけど・・・。
 アクション映画ファンが観たら、ごく普通の設定でも、こういうジャンルの作品をあまり観ない人にとっては、面白いのかな?「う~ん、良くわからないです」

 ところで、組織のボスの側近(実質、ボスなのかな??)になってしまったヴィゴ・モーテンセンは今後どうなるんでしょうね??色々と想像しちゃいます!!
 生きている世界の違うナオミ・ワッツと会うことはもう無いんでしょうけどね。
 映画を観終わったあと、色々と映画について話したがるフランスなんかでは、こういうラストへの展開って受けるんでしょうね!!
 
 デビッド・クローネンバーグ監督の次回作にも期待しちゃいます。 70点

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デビッド・クローネンバーグ監督、ヴィゴ・モーテンセン主演の作品といえば
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潜入物の日活アクションといえば、赤木圭一郎の『紅の拳銃
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2008年度ベスト10

2009-03-08 16:22:08 | 年度ベスト10
 毎年、恒例の観た映画ベスト10の記事です。更新の数を見ていただいても分かるように、2008年はあんまり映画を観てません!!
 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン』はすでに観ているんですけど、まだ感想を記事にしてないんですよね!!
 で、早速、ベスト10の作品をあげると。

■第1位『ダイアリー・オブ・ザ・デッド

 ジョージ・A・ロメロ監督の主観映像のゾンビ映画。
 ロメロ監督は、早くも次のゾンビ映画の製作に着手しているみたいですが、今作が新たなリビングデッドシリーズの始まりになるんでしょうか??
 ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画って言うだけで、1位です!  
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■第2位『ザ・ヒットマン

 オランダ、ベルギーのアクション映画。
 警察物の面白さと、殺し屋を主人公にしたアクション映画の魅力を持つ傑作。
 日本でのバージョンは123分版ですけど、ベルギーで公開されたディレクターズカット版の135分版が観たい!!

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■第3位『ダークナイト

 前作『バットマンビギンズ』も傑作でしたけど、続編の今作も傑作。
 こういうダークな感じでの映画化は大賛成!!今作がアメリカンコミックの映画化の見本になって欲しいです。
 原作と、映画版は違う作品だということを、認識せざるおえない面白さ。 

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■第4位『ミスト

 スティーヴン・キング原作のホラー。
 原作の魅力もあるので4位にしちゃいました。原作のラストも好きです。

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■第5位『ヴィクティム

 レオン・カーフェイ、ラウ・チンワン主演の香港映画。
 監督はリンゴ・ラム。
 オカルト映画と思わせておいて、中盤からは・・・。
 この混沌とした展開は1970年代の日本の刑事物のドラマみたいです。

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■第6位『傷だらけの男たち

 アンドリュウ・ラウ監督の描くサスペンス映画。
 何回も観直したくなる面白さ!日本映画も、TVの映画化やアイドル系の作品ばかりでなく、こういうサスペンス映画の製作にチャレンジして欲しいです。

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■第7位『NEXTネクスト

 ニコラス・ケイジ主演のSF映画。フィリップ・K・ディックの原作からは設定の一部を使い映画化。
 この、中盤からクライマックスにかけての展開は、オーソン・ウェルズ監督の『オーソン・ウェルズのフェイク』(75年)なみの展開!!
オーソン・ウェルズのフェイク』が好きな映画ファンは、必見!(かも)

■第8位『ランボー最後の戦場

 シルヴェスター・スタローンの代表的なシリーズ「ランボー」シリーズの第4作目。いくら何でも、実質80分の本編は短すぎ!!もう少し長くして欲しかった!!

■第9位『ボビーZ

 ドン・ウィンズロウ「ボビーZの気怠く優雅な人生」の映画化作品。
 ハリウッドもリメイクばかりでなく、今作のように原作のある作品を映画化すれば良いのに!!

■第10位『エシュロン 対NSA網浸入作戦

 昨年、観た未公開の作品の中での、拾い物!マジメなイタリア映画です!!
 これだから未公開映画を観るのはやめられません!!

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その他の作品で気になる作品をいくつかあげると

■『RECレック
  
 スペイン製のPOV(主観映像)映画。ランニングタイムの短さもあって、かなり面白く観れました。スペイン映画のホラーなので、ラストは当然ああなっちゃいますね。

■『ホットファズ俺たちスーパーポリスメン

 昨年、話題になったイギリス製のコメディ。でも警官物が好きなアクション映画ファン以外が観ても十分、手に汗握る作品に!


 と、まぁベスト10プラス2本ですけど、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』、『ホットファズ俺たちスーパーポリスメン』以外にも『レック』、『ダークナイト』も記事にしていない作品をベストにあげてしまいました。(すいません)

 □□□   □□□   □□□  □□□   □□□

 一方、ダメな作品@KOBAのラズベリー賞は

【ワースト作品賞】

■『クローバーフィールドHAKAISHA

 話題になったPOV映画ですけど、ただ目が疲れただけでした。怪獣映画としても、かなり物足りなかったです。怪獣映画ファンよりも、普通の映画ファン向けって感じです。

【ワーストリメイク賞】

■『地球が静止する日

 キアヌ・リーブス主演のSF映画のクラシックのリメイク。最新のVFXを使って画面自体は、面白く映像化していますけど、ストーリーがオリジナル版に遠く及ばない!

■『柳生一族の陰謀
 
 深作欣二監督、野上龍雄、松田寛夫、深作欣二脚本の1978年の名作をTV朝日でTVムービーとしてリメイク。2008年9月18日に日曜洋画劇場の枠で放映されました。オリジナルが130分の作品なのに、リメイクはCMを入れて134分枠という内容の薄さ!ランニングタイムも短ければ、内容も薄くて、もちろん出演者もTVムービーなみ。なんでリメイクしたのか全然理解出来ないです。
 数少ないTVの「洋画劇場」の枠を使って、意味の無いリメイクを放映するのはやめて欲しい!!

 ワースト作品はもっともっとありますけど、観る前からつまらないと確実に分かっているような作品は「@KOBAのラズベリー賞」からは排除しています。
 今年の目標は更新をもう少しがんばります!!(もう3月ですけど・・・)
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「木曜洋画劇場」が曜日移動!

2009-03-05 23:13:08 | 映画、DVDに関する雑記
 本日、TV東京の「木曜洋画劇場」で、ミラ・ジョヴォヴィッチの『』を観ていたんですけど、最後に、重大なお知らせのテロップが!

 「えーっ、何??何??」

 と思っていると、何と4月8日から曜日が変更になって「水曜シアター9」になるそうです!

 「えーっ、何で??何で??」

 大体、「水曜シアター9」って名前は何??「洋画」って字が入っていないのが、かなり不安なんですけど・・・。

 クソみたいな日本映画は放映して欲しくないですからね。日本映画を放映するなら、未DVD化の『影狩り吠えろ大砲』(72年)とかなら、まだ良いですけどDVD化されているような作品や、TVドラマの劇場版のような作品は放映しないで欲しいですよね。
 もうこうなったら、曜日移動とかじゃなくて、水曜日は「水曜シアター9」、木曜日は「木曜洋画劇場」で週2回、ゴールデンタイムに日本語吹替えの洋画の映画枠を作って欲しいです!!

 木曜は2時間枠と言わずに、2時間30分枠の洋画枠にしてくれれば良いのに!!最近の映画は長い作品が多いんですから、2時間30分枠の映画枠があっても良いのに!!
 それに2時間30分枠だったら、115分くらいの作品だったら、ノーカットで日本語吹替えで観れるのに!もう毎週エアチェックです!!

 とにかく、水曜日になっても、今まで通りのラインナップでお願いします!!

 今日は『バイオハザード』でした!
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