『ルーム205』
205 ZIMMER DER ANGST(2011年ドイツ)
監督 ライナー・マツタニ
脚本 エクハルト・フォルマル
出演 ジェニファー・ウルリッヒ
アンドレ・ヘンニック
ユリア・ディーツェ
■ストーリー■
大学生になったカトリンは、1人暮らしを始めるため大学の寮に引っ越してくる。しかし、カトリンが住むことになった205号室は、前の住人のアニカが行方不明になっていたいわくつきの部屋だった。大学生活を始めたカトリンに、男子学生のクリスティアンが声をかけられ親密になっていくが、ある日、クリスティアンは謎の死を遂げるのだった。それ以降、クリスティアンの仲間の学生サンネ、ダークたちが次々と死んでいくのだった。カトリンは行方不明になったアニカが残したビデオからクリスティアンたちが彼女の失踪に関わっているのではないかと疑うのだが・・・。
□■□ネタバレあり□■□
■感想■
ドイツ製のホラー映画。
「サム・ライミ絶賛、ハリウッドリメイク決定! 究極の恐怖、日本上陸」
というのが謳い文句のホラー作品です!
ストーリーはミステリー要素も強く、「行方不明のアニカはなぜ失踪したのか??」という謎をヒロインと一緒に探っていくので、それなりにストーリーにひきこまれます!
「究極の恐怖」では無いですけど、ホラー映画的な要素より、ミステリーの要素が強いので面白く観るコトができました!
幽霊が恨みを持っているので、てっきり、犯人は○○と○○と、と思うのが普通なのに、幽霊が悪いみたいな展開、けっこう騙されちゃいました。
悪いのは“幽霊”みたいな・・・。
ラストの煙突のシーンとかって「Jホラーの『リング』とかに影響されたの??」って感じがしちゃいますけど、どうなんでしょうね。
『リング』も日本のオリジナル版を観ていなくても、ハリウッドでリメイクもされているから、ハリウッド版からインスパイアされたのかもしれないですけど。
そんなコト言い出したら、『13日の金曜日』以降のスラッシャー映画は、すべて『13日の金曜日』の影響を受けているってことになっちゃいますもんね。
まぁ、数多くの森の中を舞台にしたスラッシャー映画の場合は、『13日の金曜日』の影響というより、パクリという感じですけど・・・。
もともと今作は、デンマーク製のホラー映画“kollegiet”のリメイクだそうです。
もし、今作がハリウッドでリメイクされたら、デンマーク映画のリメイクのドイツ映画のリメイクっていうコトになりますね。わざわざリメイクしないで、アメリカ人が吹替えて公開すれば良いだけのような気がしちゃいますけどね。ハリウッドでリメイクしたら、また観なくちゃいけないので、リメイクして欲しくない気も・・・。
アメリカの映画ファンは、どこまで外国映画がキライなの??って思っちゃいます!
でも、データ上、最近は日本でも、劇場で洋画よりも邦画を見る人が増えているようですけど、それって本当なんですか??
そんなにみんな「海猿」や「踊る大捜査線」とか劇場に見に行っちゃうんですかね??自分だったら、拷問で観させられるんじゃなかったら、絶対に劇場で見たくないですけどねぇ~。
自分も劇場に行くコトが減ったのであまり言えないですけど、洋画ファンは映画館に行かないでDVDになってから家で観るってコトなんでしょうか?? 60点
ルーム 205 [DVD] | |
ジェニファー・ウルリッヒ,アンドレ・ヘンニック,ティノ・ミューズ,ユリア・ディーツェ,デニス・ガンゼル | |
アメイジングD.C. |